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2004年12月12日

クリックすれば54セント,検索すれば9セント,Googleの懐に?

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Majestic on GOOG: Brother, Can You Share a Dime?(John Battelle's Searchblog)

Report: Google Gets 54 Cents a Click

 ニューヨークの金融調査会社 Majesticによると,米Googleはクリック当たり(paid listingのCPC)が54セント,検索問い合わせ毎に9セント,稼いでいるという。つまり,検索時に現れる広告をクリックすれば54セント,検索するだけでも9セント,チャリンチャリンとGoogleの懐に入るということだ。 Googleのユニークユーザーは確か,6000万人以上いるから・・・。みんな,せっせとサーチしたりクリックすれば,Googleは潤うことになるわけだ。

 Googleの第3四半期の1株あたりの利益が,公表前にアナリスト達は54セントと,偶然にも先のCPCと同じ額を予想していた。実際は予想を上回る70セントとなった。

 このように順風満帆のGoogle。でも世の中,そう甘くはない。大きな危機が忍び寄っている。例のクリック詐欺だ。AdwordsやAdSenseの広告では,クリックされる毎に広告主は対価を支払うことになっている。クリック詐欺とは,例えば広告主の競合会社が組織的にテキスト広告のクリックを多発することで,ライバルの広告主に無駄な広告費を浪費させる行為だ。Googleの売り上げの98%がAdwordsやAdSenseのpaid searchが占めるとも言われているだけに,同社は危機感を募らせている。

 対策としてGoogleは,クリック詐欺を起こした企業を提訴し始めた。また,クリック詐欺に対して広告主に払い戻しも始めているようだ。これは何もGoogleの問題ではない。今や,検索連動型広告はインターネット広告の牽引役を果たしているだけに,技術的な対応策なども早急に打つ必要がある。ところで日本国内はどうなっているのだろうか。



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posted by 田中善一郎 at 10:09 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング 広告
2004年12月08日

急成長のブログ,ビジネスが視野に入った

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米ビジネスウィーク誌の記事よると,ブログがビジネスとして立ち上がり始めたようだ。
The Business Of Blogging(BusinessWeek online)

 ブログはこの1年で,社会的にもかなり認知されてきた。最近では,米大統領選に関するニュースで,メインストリームのメディアを凌ぐ勢いを見せつけた。instapundit.com やAndrew Sullivan's Daily Dishのような著名な政治ブログが多くあり,数百万人がアクセスしている。

 Technoratiによると,ブログ数は480万にも膨れあがった。2年前には,わずか10万しかなかったのだから爆発的な伸びといえる。こうしたブログのビジネスとしては,やはり広告メディアとして期待したい。ブログ広告を扱うBlogAdsは,半年前には10社からの広告を20ブログに配給していたが,最近では20社の広告を50〜100ブログに配給しているという。広告主として,シャープやディズニーなどの大企業も飛びついてきている。

 GoogleのAdSenseでは,個人のブロガーが同社と契約すれば,ブログの内容にマッチした広告を配信してもらい,広告のクリックに応じた配当をブロガーがもらえる。さらにもっと組織的にやって,ブロガーは広告にタッチしなくても広告料が稼げる仕組みを作ろうとする動きも出てきた。まとめ役の人(会社の場合もある)が専門性の高いニッチなブログをかき集め,得られた広告料は貢献度に応じて各ブロガーに分配するやりかただ。

  American Lawyer Media (ALM) の Law.com は,法律の専門分野をカバーしている独立した8つのサイトとリンクしている。ブロガーは自分のブログへの広告掲載を認める代償として,広告売り上げをALMとシェアする。専門性の高いブログを集約することにより,各ブログへの集客も広告も増やそうとするのが狙いである。

 ただ,ブログの広告で大きな課題が横たわる。ブログの魅力の一つは,個人の意見を重んじることにあるが,それが広告主の趣旨に合わないときだ。たとえば自動車ブログのjalopnik.comは,Audiの単独スポンサーであった。Audiのマーケッティング・マネージャは,そのブログで素晴らしい購買者にリーチできたと喜んでいるが,もしブロガーがAudiの悪口を吐いたら,どうなるのやら。

 
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posted by 田中善一郎 at 08:31 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング 広告
2004年12月05日

Forbes.com,記事からのpaid listings広告を中止

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Forbes.com Removes Paid Links From News Stories(DM News)
 Forbes.com はニュース記事から広告へのリンクを密かに止めていた。編集スタッフから強く反対されたからだ。

 編集コンテンツからのpaid listingsサービスを提供するVibrant Mediaの IntelliTxt system は,インターネット広告の新星として期待されている。そのIntelliTxt system の最初のメジャーユーザーが Forbes.comで,動向が注目されていた。だが, 編集コンテンツ内に広告リンクを取り込めば,編集内容が広告の影響を受けてしまうと,Forbes.com 編集部が嫌がったのである。

「我が社は編集主導の会社であるから」と,Forbes.comのCEOは語る.IntelliTxt system によるpaid listingsの実験を4ヶ月行った後の結論である。


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posted by 田中善一郎 at 07:45 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング 広告
2004年11月17日

行動履歴技術活用のpaid listing広告,Tacodaが本番に向けて準備着々

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Tacoda Set to Launch Behavioral Ad Network(ClickZ,November 15, 2004)
http://www.clickz.com/news/article.php/3435741

Tacoda SystemsはAudienceMatch Network (AMN)と称するユーザー行動履歴技術を用いたコンテンツ連動型広告の準備を進めている。立ち上げ期間(launch phase)2ヶ月が過ぎた現在,約50サイトと広告主50〜100社が参加している。この立ち上げ期間中に,1000サイト,1000広告主まで拡張していく。GoogleやOvertureが先行しているコンテンツ連動型広告市場の牙城を,どこまで崩していけるかどうか。



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posted by 田中善一郎 at 08:21 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング 広告
2004年11月16日

米ネット広告,V字回復し2004年は1兆円規模に

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 2004年の米オンライン広告費は前年比28.8%増の94億ドルになり,来年以降も成長カーブを描き2008年には現在の倍近い17.5億ドルにも跳ね上がる。eMarketerはRamsey Reportで威勢の良い予測を発表した。米インターネット広告市場のV字回復は間違いないようだ。同レポート"State of The Online Advertising Industry"はhttp://www.emarketer.com/Report.aspx?ramsey_white_nov04)から無料でダウンロードできる。

 多くの調査機関から出ているインターネット広告市場予測を眺めると,2004年ネット広告費の伸び率は前年比+14.6%(PricewaterhouseCoopers)から+35.0% (American Technology Research)と幅があるものの,いずれにしろ今年の急成長は確信している。2000年のネットバブル期を凌ぐのも確実だ。日本の2004年ネット広告費が1600億円 としても,米国の広告市場は日本の約6倍の規模である。

 急成長するネット広告をかさ上げし,最も勢いがあるのが,やはり検索連動型のpaid Search Adである。2004年は前年比55%増の39.3億ドルとなり,ネット広告全体の42%も占める。
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posted by 田中善一郎 at 18:35 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング 広告
2004年11月10日

ブログへのリスティング広告でKanoodleとSix Apartが提携

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ブログへのリスティング広告で,KanoodleとSix Apartが提携した。

Kanoodle and Six Apart to Offer First Integrated Weblog Publishing and Monetization Service(Press Release)

ブログへのコンテンツ連動型広告では,グーグルのAdsenseが先行しているが,その市場の一角への食い込みを狙う。Kanoodleはサーチエンジンとリスティン広告で急成長している会社だが, Movable TypeとTypePadのブログ・ソフト会社で有名なSixApart と手を組み,ブログ広告市場に本格参入する。Kanoodle のBrightAdsサービスを SixApartのブログに適用する。サービスは2005年の第一四半期からの予定。


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posted by 田中善一郎 at 19:03 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング 広告
2004年11月05日

ネット広告の新しい効果測定,クライアントへの電話回数で評価

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Pay-per-Call Evaluated as Next Big Thing(VOX NEWS,4 Nov 2004 )

Analysis: After pay-per-click comes pay-per call

検索連動型広告は通常,pay-per-click でクリック数に応じて広告料金を設定する。そのpay-per-click に代わるpay-per-callが新たに誕生した。電話回数に応じて,支払う広告料金が決まる。検索結果に連動した広告枠に,クライアントへの無料電話番号が掲載さる。そこに電話をかければ実際の人と話が通じるのである。

これは今までインターネット広告に無縁であったクライアントを取り込むのに,大きな武器になりそうだ。米国の例で見れば,1400万以上のsmall business(中小企業)が存在するが,そのうち商談できるWebサイトを持つ会社は50万社以下である。Webサイトを有しない会社は,検索連動型広告を出稿できなかったのである(飛ぶリンク先がないため)。でも,pay-per-callならWebを持たない企業も検索連動型広告に参加できるのだ。

米国では,FindWhat社(日本市場には,三井物産と提携して昨年9月に進出)が pay-per-callサービスを立ち上げた。他社も追随するのは明らかで,インターネット広告市場のすそ野が更に広がろう。






Analysis: After pay-per-click comes pay-per call
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posted by 田中善一郎 at 18:47 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング 広告
2004年11月04日

Quigoのコンテンツ連動型広告サービス,順調なスタート

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検索会社のQuigo Technologies が始めたコンテンツ連動型広告配信サービス「AdSonar Exchange」は,順調に滑り出したようだ。

Quigo Grows Ad Network(ClicZ)

健康,リクレーション,スポーツなどのバーチカル分野に絞ったリスティング広告を展開している。例えば,USA Today's sports sectionの各ページのテール部分には,そのページのコンテンツに連動した広告が,Quigoから配信され掲載されている。バーチカルに絞ったターゲット広告のため,cost per clickは0.5〜0.75ドルと高めに設定している。


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posted by 田中善一郎 at 20:19 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング 広告

Kannodleがpaid listing広告市場で台風の目に

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検索連動型やコンテンツ連動型のpaid listing広告市場は,大半がGoogleとOvertureの2社に占められている.だが,米国では続々とターゲットを絞った戦略で市場の一角に食い込むベンチャーがのし上がっている。その中で,Kanoodleの急成長が目を見張る。 
'Kanoodling' gaining favor among companies(Business First,November 1, 2004 )

パートナーとしてUSA Today, AutoByTel.com, MSNBC.com, CBS MarketWatchなどの優良サイトと提携しており,2004年の売上は3000万ドルに達する見込み。

あるフォーラムではGoogleのAdsenseの対抗馬としてKanoodleを持ち上げ,両者の善し悪しを議論していた。
Adsense Vs. Kanoodle BrightAds

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posted by 田中善一郎 at 19:15 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング 広告
2004年10月10日

クロスメディア,TV+インターネット+雑誌が効果的

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Where to Spend the Budget

メディアレップはクロスメディアのニーズに対し,提案力不足が目立つ。米ダイナミックロジックは10月4日にクロスメディアフォーラムを開催した。

まず,各メディア(broadcast television, cable, direct marketing, the Internet, magazines, newspapers, outdoor and radio)の代表が,自分のメディアの優位性を主張。
・Broadcast delivers the best ratings, and delivers them faster than all other media.
・Cable TV ratings are growing and that audiences are growing exponentially thanks to other media, especially the Internet
・Online publisher:consumers’ cross media consumption is increasing thanks to broadband -- consumers choose their media based on ease of use.
・Magazine:there is no other medium consumers trust more than magazines.
・Newspaper:newspapers offer advertisers a unique connection with users and suggested that advertisers need to look across media for optimum value.
・Outdoor:“targeted medium with mass appeal.” Outdoors is where people are when they’re out of their homes and the amount of time they spend out of home is growing.
・Radio:consumers have more media options .

各メディアは今後も自分たち地位を確保していくと信じているが,この会議の出席者はどう見ているのか。苦戦を強いられるメディアはどれかとの問いに,67%の人がケーブルTV,57%が新聞と答えた。もっとも有望なメディアはインターネットとの声が多かった。

その後の議論で,クロスメディアの重要性が説かれたが,多くの良き事例を積み上げていく必要がある。

ダイナミックロジック社によるクロスメディアの調査は,Comparing TV, Magazine and Internet Advertising Shows Incremental Impact and Specific Strengthsで述べられている。
TVとインターネットの組み合わせがもてはやされているが,それに雑誌を組み合わせたメディアミックスの優位性を,実例を挙げて解説している。雑誌社にとって,うれしい調査結果である。

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posted by 田中善一郎 at 19:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング 広告
2004年10月09日

米英インターネット広告,2005年も急成長

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Online ad sales expected to keep growing in '05

IAB(Interactive Advertising Bureau )は,"Internet ad revenue reached $4.6 billion in the first half of 2004, up 39.7% over the first half of 2003."と発表。90年代後半のインターネット広告ブームを超える勢いと,IABのCEOは主張。広告のカテゴリー別の傾向も明確になっており,トップのコンシューマ製品が35%から49%と急増しているのに対し,二番手のコンピュータ製品は20%から18%と下降線を辿っている。金融サービス広告も17%と元気が良い。

この勢いは2005年も続くのか。見方が調査会社によって大きくぶれるが,2桁成長は確実なようだ。2005年の成長率を,Deutsche Bank Securitiesは33% , eMarketer's は23%, Merrill Lynchは10%と予測している。

英国のインターネット広告市場も,2005も引き続き急成長が続きそうだ。
Internet ads to soar by 30% in 2005
英 the Advertising Associationによると,2005年のインターネット広告は前年比30%もアップすると強気な予測。英国のトータルの広告市場は4.4%の成長を見込んでいる。逆に,TVとB2B雑誌はあまり伸びが期待できないと言う。


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posted by 田中善一郎 at 10:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング 広告
2004年09月21日

ContentWebもcontextual adに参入

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ContextWeb Steps Into the Contextual Advertising Ring
(ClickZ)
ほぼリアルタイムで広告掲載ページのコンテンツを調べ,内容に相応しいadを配信する。
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posted by 田中善一郎 at 17:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング 広告

2004年上期の米インターネット広告,前年比40アップ

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米インターネット広告が絶好調,
2004年上期売上が46億ドル,前年比40%のアップ
(BtoBOnline)

Pricewaterhouse Coopers for the Interactive Advertising Bureauの調査結果より。牽引したのが検索関連で,全広告売上の40%を占める。

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posted by 田中善一郎 at 13:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング 広告
2004年09月20日

IndustryBrains,B2BのContextual Listings市場で急伸

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IndustryBrains

2002年2月に設立した若い会社だが,Contextual Listings市場で急成長している。検索連動の場合平均ppc(pay per click)が40〜50セントであるのが,サイト限定(contextual site-specific advertising)にすることによりIT系Web出版で6〜8ドル,政府系Web出版では12ドル近くにも高くできる。
リスティング広告の配信先では:
BusinessWeek, IDG's Infoworld, Computerworld and Macworld, Ziff Davis Media's PCMag.com and eWeek, CMP Media's Commweb, TechWeb Network, Dr. Dobbs Journal and many others.
最近では,PCMag.comやInfoworldそれにTomsNetworkingのwhitepaperにも採用された。

このほどUSATodayもtravel advertizerのリスティングにIndustryBrainsと契約した。
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posted by 田中善一郎 at 20:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング 広告
2004年09月17日

Contextual Listings市場,Google対抗が台頭

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Content Listings Loom Larger for Google

この2〜3年,検索連動広告インターネット広告に旋風を吹き込んだのが検索連動広告。Paid Search市場は,Jupiter Resarchのよると,2004年の26億ドルから2009年の55億ドルの達すると予測しているが,これまでの急成長にややブレーキが
かかり,今後5年間は年率15%の伸びに落ち着くと見ている。

さらに,インターネット広告で,search marketingを脅かす新風としてcontextual advertisingが台頭。U.S. Bancorp Piper Jaffrayによると,contextual listing marketは,2004年の3億ドルから2008年の14億ドルに急成長するという。

GoogleのAdSenseが独走していたが,Overtureもcontent listingを始め,YahooやMSN,ESPN.comに提供。新顔のlisting広告配信会社も出現。Kanoodleがその一つで,MSNBCとCBS MarekrtWatchの大手Webサイトと契約した。IndustryBrainsはビジネス系やIT系のWeb出版サイトなど主にB2Bサイトに売り込んでおり契約会社が目白押しである。
GoogleはGmailへのcontent listingやimage adの配信などで,adsenseの強化に躍起だ。

配信を受ける企業も,USAToday.comのように,Google一本槍から,KanoodleやIndstryBrainsなどの配信Adも加えた,組み合わせで進むところも出てきた。




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posted by 田中善一郎 at 16:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング 広告
2004年08月19日

米雑誌市場,広告売上はアップするが部数はダウン

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Mixed outlook for US magazines(FIPP:MagazineWorld)
Advertising increases but circulations will fall

Veronis Suhler Stevenson‘s 2004 Communications Industry Forecast & Reportが,米雑誌市場を展望している。
それによると,コンシューマ誌の2004年売上は,2.5%アップの217億ドルの見込み。広告は4.3%アップの117億ドル。2003年から2008年間,広告売上は年平均6.2%の伸びで,2008年に151億ドルに。また,収益性を高めるために,レートベースをカットする傾向に。

b2b雑誌の2004年予測は,1.3%アップの111億ドルに。広告は1.8%アップの92億ドル。販売は1.2%ダウンの20億ドルに。2003年〜2008年間の総売上は年平均3.8%の伸びで,2008年に133億ドルに。

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2004年07月15日

米広告市場が9.3%アップの1403億ドルと,TNSが予測

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TNS Media Intelligence/CMR Forecasts 9.3 Percent Increase in U.S. Advertising Spending for 2004

TNS Media Intelligence/CMR は,2004年の米国広告市場は前年比9.3%アップの1403億ドルに達すると,強気な予測を発表。2004年の第一四半期で前年比9.3%アップの315億ドルの売上を示し,今後,アテネオリンピックや大統領選といったイベントが追い風となり,今年度の広告市場は好調に推移するとしている。
メディア別に見ると,インターネット広告の15.5%を筆頭に,10%前後の伸び率を示している中で,B2B雑誌のみがマイナス成長に留まっているのが気になるところ。


GROWTH ESTIMATES FOR 2004 BY INDIVIDUAL MEDIA1

Media Percent Estimate
INTERNET   15.8 %
SPOT TV    14.3 %
RADIO (Network, Spot, Local) 11.5 %
CABLE NETWORK TV 9.9 %
NETWORK TV 9.8 %
SYNDICATION 9.8 %
OUTDOOR 8.4 %
SPANISH LANGUAGE TV 7.0%
MAGAZINES (Consumer and Sunday) 6.4 %
NEWSPAPERS (National and Local) 6.4 %
MAGAZINES (Business-to-Business) -.1 %


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2004年07月03日

米インターネット広告市場予測,2008年に114億ドルに

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Online Advertising Poised For Double-Digit Growth Over Next Five Years

PricewaterhouseCoopers LLPは,米インターネット広告売上が2008年に114億ドルに達すると,強気の予測を発表した。これは,毎年平均16.8%の高度成長率となる。ネットバブル崩壊で2001年と2002年にネット広告に急ブレーキがかかったが,2002年の60億ドルから2003年に7.2億ドル,2004年に8.3億ドル(予測)と再び上昇軌道に乗ってきた。特に,勢いつけている背景に検索連動広告の台頭があり2003年に21億ドルの規模に成長した。
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2004年05月18日

インターネット広告の新しい波

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米国のインターネット広告のトレンドを、Mediapostから紹介する。

 バナー広告はもう古い。メール広告もピークを終えた。今、旬なのはサーチエンジン・マーケッティングである。四つの大きな波が押し寄せてきている。それらは、ソーシャルネットワーキング,ローカル・サーチ・マーケッティング、ブログ、それにブロードバンド・ビデオである。

 ソーシャル・ネットワークは若者を中心に爆発的に伸びている。会員間の口コミが特徴。Friendsterは一年間で18〜35歳を中心とした625万人の会員を集め、会員の写真、趣味などの個人情報が集積している。既に、Volvo、Toyota、Verizonが広告を出稿している。

 Google's Search by Location やOverture's local searchなどのローカル検索において、連動広告に大きなニーズがある。例えば、ネットで特定の地域のピザ屋や歯科医を探す場合を考えれば明らかだ。

 Blogも新しい広告スペースとして台頭してきた。米国では既に、大人のインターネットユーザーの約10%がBlogで情報発信している。Blogの広告としてはGoogle's AdWordsが日本でも立ち上がっているが、広告を掲載するBlogを指定できるBlogadsの方が効果的という声もある。

 若者のTV離れが進むなか、Lexus, BMW, Coca-Cola, McDonald's, Pepsi, Coors, Sony, Warner Bros., and Procter & Gambleなどの大手広告主が、ブロードバンドを使ってTVコマーシャルを流し、TVでリーチしなかった人に視聴させている。

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posted by 田中善一郎 at 17:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング 広告
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