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2009年09月25日

体を張って作ったバイラルビデオ

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 今日は気楽なバイラルビデオを。

 GoViralが8月のトップ10を発表していたので,その中の4作品を下に貼っておく。GoViralだから,欧州系のバイラルビデオが中心のはず。いずれの作品も,出演者が体を張って参加しており,中には命がけのものも。5位のMicrosoftの作品は,この映像が本物か偽物かで物議を醸しているのだが,未だに結論が出ていないことになっているとか。バイラルビデオらしい。


1位: BENSONS FOR BEDS - MATTRESS DOMINOES




3位: SONY - TWILIGHT FOOTBALL




4位: INSPIRED BICYCLES - DANNY MACASKILL



5位: MICROSOFT - GIANT WATERSLIDE



◇参考
・TOP 10 VIRALS(GoViral)

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posted by 田中善一郎 at 00:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング 広告
2009年09月09日

メディアの興亡,ネットが浮上し新聞が沈む

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 インターネットが浮上し新聞が沈む。

 MediaDailyNewsがまとめたグラフを見ていると改めて,新聞が最もインターネット台頭の影響を受けていることを確認する。以下の3点のグラフは,各メディア業界の協会(一部は調査会社)のデータをベースに,2006年から2009年第2四半期までの各メディア費の推移を示している(米国市場)。データのソースは,次の通り。

・NAA(Newspaper Association of America)
・TVB(the Television Bureau of Advertising)
・PIB(the Publishers Information Bureau)
・RAB(Radio Advertising Bureau)
・OAAA(Outdoor Advertising Association of America)
・IAB(the Interactive Advertising Bureau)
・Nielsen

*
MediaSpending20062009.jpg

 2006年第2四半期の総メディア広告売上(新聞+放送TV+雑誌+ラジオ+屋外+インターネット)は415億ドルであったのが,2009年第2四半期には323億ドルと,この3年間で22%も減っている。メディア受難の時代であった。インターネットを除いた伝統メディアの広告費はこの3年間でマイナス30%も減ったが,逆にインターネット広告は37.%増となっている。


*
MediaSpendingShare.jpg

 シェア争いでも,インターネット広告の躍進が目立つ。2006年第2四半期には9.6%であったのが,2006年第2四半期には19.2%にも拡大している。同じ期間で,新聞は29.9%から21%に,放送TVは28.7%から29.7%に,雑誌は13%と同じに,ラジオは13.7%から13%に,屋外は4.8%から4%に,シェアが変わった。大雑把に言えば,インターネットが急拡大し,新聞が急縮小し,その他の伝統メディアは大きな変動がなかった。要するに,インターネットの台頭で最も打撃を被ったメディアが新聞ということだ。


*
MediaSpendingChange.jpg


 四半期単位の年間成長率からも,メディア間の明暗がくっきりと出ている。GDPの底打ちに合わせて,インターネット広告が回復の兆しを見せ始めているのに,新聞や雑誌の紙メディアが09年第2四半期においてもまだ底を打っていないのが気がかりだ。


◇参考
・Internet Grows 37.5%, Traditional Media Declines 30%, 2006-2009(MediaDailyNews)
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posted by 田中善一郎 at 10:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング 広告
2009年08月28日

米新聞社を経営破綻に追い込む元凶, タダのコンテンツに加えてタダの広告も

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 米国の新聞関係者は苛立っている。我々が崖っぷちに立たされているのは,タダのオンラインコンテンツに加えてタダのオンライン広告のせいだと。その非難の象徴的な矛先として,タダでコンテンツを流用しているGoogleと共に,タダで広告を流しているCraigslistにも向けられているのである。

 タダのコンテンツの撃破には,メディア界のドンことマードックが旗振り役を演じている。他の有力新聞社にも働きかけて,新聞社サイトの有料化を推し進めている。でも有料化で成功しそうな新聞社サイトはごく一部で,ほとんどのニュースコンテンツはこれからもタダのままではなかろうか。

 もう一つのタダの広告とは,Craigslistが提供しているクラシファイド広告サービスである。求人求職,不動産,チケット,物の売買,サービスなどの案内広告だが,その広告をタダで掲載できるのが特徴。これまで米新聞社の大きな収入源であったクラシファイド広告売上が,タダの広告サービスにすごい勢いで侵食されているのだ。

 その米新聞社のクラシファイド広告売上が四半期ごとにどれくらい激減しているかを示したのが,次のグラフである。


●米新聞社サイトのクラシファイド広告売上(四半期単位)と前年同期比の推移(データは米新聞協会より)

ClassifiedAdUSNewspaper.jpg

 06年半ばに前年同期比でマイナス成長に転じてからは,まっ逆さに落っこちている。そのマイナス幅が拡大する一方で,09年第一四半期にはマイナス40%を割ってしまっている。

 ちょっと前まで米新聞社において,クラシファイド広告売上は全広告売上の約4割を占めていた。2000年には,全広告売上の487億ドルに対して,クラシファイド広告売上は196億ドルもあった。それが昨年(08年)は,全広告売上の347億ドルに対して,クラシファイド広告売上は99.8億ドルに激減。今年はさらにクラシファイド広告売上は昨年の半減近くになりそうである。

 これまで新聞社にとってクラシファイド広告は,小枠広告が集まったロングテール的な広告で,安定した巨大な収入源であった。でも前からわかっていたことだが,クラシファイド広告はオンラインに向いている。プリントからオンラインへの雪崩現象が起きるのは覚悟していたはずだが・・・。前の記事「不況でも,急成長しているWebサイトとは」でも示したように,Craigslistサイトの月間ユニークビジター数が4680万人と,1年前の3416万人から急増している。クラシファイド広告の急激なオンラインシフトは避けられない。

 新聞紙のクラシファイド広告売上の激減が避けられないとなると,オンライン(新聞社サイト)でのクラシファイド広告に力を入れたい。でも,その新聞社のオンライン広告にも,Craigslistが立ち塞がっている。

 全米3位の大手新聞社McClatchyを例に,クラシファイド広告売上の動向を眺めてみる。以下は,09年第2四半期の広告売上を示している。全広告(新聞紙広告+オンライン広告)に加えて,新聞紙広告とオンライン広告も個別に公表されている。


McClatchy09Q2a.jpg
(ソース:McClatchyの四半期決算より)

 広告売上で最も打撃を被っているのが,クラシファイド広告分野である。中でも悲惨なのは,新聞紙のクラシファイド広告である。前年同期比45.4%減と,ほぼ半減している。さらにそれ以上に落胆させられたのが,新聞紙サイト(オンライン)のクラシファイド広告である。急成長を期待していたのに,同25.7%減と大きくマイナスに振れてしまったのだ。事実上無料でクラシファイド広告を提供するCraigslistが陣取っている限り,新聞社サイトのクラシファイド広告の苦戦は免れない。

 そこで次の記事では,Craigslistについて。


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posted by 田中善一郎 at 09:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング 広告
2009年08月24日

垂直型アドネットの広告料金,上昇に転じる分野も

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 特定分野に絞った垂直型アドネットワーク(vertical ad networks)の広告単価が上向き始めている。

 comScoreの調査によると,米国ではこの1年,垂直型アドネットワークが急拡大している(こちらで紹介)。その垂直型アドネットワークのCPM((掲載1000回あたりの料金)が底打ちし,分野によっては上昇し始めているとのことだ。これは,垂直型アドネットワークのプラットフォームサービスを提供している米Adifyの調査結果による。

 Adifyは200を超える垂直型アドネットワークにプラットフォームを提供している(アドネットーク一覧はこちら)。それらの垂直型アドネットワークに加入している1万2000サイトへの掲載広告について,CPMのトレンドを追跡し分析している。

 次のグラフは,垂直型アドネットワークを13分野に分けて,それぞれのCPMの推移を示している。当然,分野によってCPMはかなり異なる。2009年第2四半期のCMPは,3.63ドルから19.89ドルまでとバラつき,中央値は7.71ドルであった。

*垂直型アドネットワークの分野別CPM(単位:ドル);クリックで拡大表示可能
AdifyVerticalAdNetCPM09Q2.jpg
(ソース:Adify)

 ディスプレー広告単価は下降傾向が続いていたが,垂直型アドネットワークによる広告については下げ止まってきており,分野によっては上向き始めている。特に回復が目覚ましいのはReal Estate(不動産)広告で,CPMが6.49ドルと2008年第4四半期からほぼ倍増している。その他では,スポーツ分野広告のCPMが18%増の7.09ドルに,エンターテインメント分野も19%増と,季節要因が押し上げたかもしれないが,上昇し始めている。

 CPMが高いtechnology(16.01ドル), automotive(15.33ドル),travel(19.89ドル)はも回復の兆しが見られ,相変わらず上位をキープしている。



◇参考
・Adify Vertical Gauge Q2 2009: Key Vertical CPMs Trending up Over Nine Month Trend (Adify)

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posted by 田中善一郎 at 07:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング 広告
2009年08月03日

オンライン広告のメガトレンド,カナダ市場に見る

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  前の記事で取り上げた,カナダのインターラクティブ広告協会(IAB Canada:Interactive Advertising Bureau of Canada) のレポートから,インターネット広告のトレンドを探ってみた。カナダ市場特有のトレンドも見かけるが,多くは先進国共通のメガトレンドと言えそうだ。

 最初の二つの折れ線グラフは,カテゴリー別のオンライン広告費の推移である。はっきりしているのは,検索広告費が急成長している一方で,ディスプレー広告の伸びが鈍化していることだ。特に今回の不況で,ディスプレー広告単価の落下が目立っており,このあたりは先進国共通のトレンドと言えそう。だが,クラシファイド広告費が爆発的に増え,ディスプレー広告費を抜いたようだが,これはカナダ市場特有の動きではなかろうか。


*カナダのカテゴリー別オンラインク広告費
CanadaOnlineAdGrowthByVehicle.jpg

*カナダのカテゴリー別オンラインク広告費のシェア
CanadaOnlineAdByVehicle.jpg


 カナダのインターネット広告費は,2006年まで年率50%以上の高成長を続け,その後07年に38%,不況に突入した08年でも29%とやや鈍化したものの勢いが止まっていない。ただし09年の今年は9.2%増と10%を切る予測が出ている。だが,10年以降はバンクーバー冬季オリンピックが起爆剤となり,快進撃を再開しV字回復しそう。

*2008年のカテゴリー別オンライン広告費(前年比)
CanadaOnlineRevenueGrowth.jpg



 次は,メディア別の広告費の推移である。インターネット広告がダントツの成長率を誇っている。対照的に,新聞や雑誌のプリントメディアの広告費だけが,カナダでも2008年にマイナス成長となっている。先進国共通の悩みである。カナダのインターネット広告費はラジオ広告費を抜き,2年後にも新聞広告費に追いつくことになろう。

*主要メディア別の広告費の推移
CanadaNetAdTVNewspaperRadio.jpg


*2008年のメディア別広告費(前年比) 
CanadaMediaAd2008.jpg


参考までに,日本のメディア別広告費(2008年)を掲げておく。

*2008年の日本のメディア別広告費
JapanAdByVehicle2008.jpg
*その他の項は,「交通広告」や「DM」などのプロモーションメディア広告費
(ソース:電通)




◇参考
・2008 Canadian Online Advertising Revenue Grows To $1.6 Billion And Surpasses Radio(IAB Canada)
・2008 Actual + 2009 Estimated Canadian Online Advertising Revenue Survey (Interactive Advertising Bureau of Canada)
・2008年日本の広告費(電通)
・インターネット広告費の比率,日本は欧米より低い(メディア・パブ)
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posted by 田中善一郎 at 07:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング 広告
2009年08月02日

インターネット広告費の比率,日本は欧米より低い

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 世界同時不況の影響により,ほとんどの国で広告市場がシュリンクしている。一方で高度成長を続けていたインターネット(オンライン)広告は伸び悩んでいるが,2008年もプラス成長を継続させたようだ。

 その結果として,総広告費に対するインターネット広告費の割合が大幅にアップしてきた。インターネット広告が,これからの広告市場のけん引役を演ずることになるのだろう。

 ちょうどカナダのインターラクティブ広告協会Interactive Advertising Bureau of Canada が,欧米各国におけるインターネット広告費が総広告費のどれくらいの割合を示したかを,グラフで示してくれていた。それに電通が発表した日本のデータを加えたのが,以下のグラフである。


*総広告費に占めるインターネット広告費の割合
InternetAdAllMedia.jpg

 日本の2008年のインターネット広告費は6983億円で,総広告費6兆6926億円に対する比率は10.4%となる。ブロードバンドや3Gケータイなどのネットインフラは,欧米各国に比べ圧倒的に普及しているのに,インターネット広告費の割合が低い。調査の方法の違いがあるかもしれないが。やはり,マーケッティングの舞台となると,日本では伝統的なオフラインメディアがまだまだ強いということか。

 だが,北欧や英仏独の各国では,インターネット広告が主役の座についていると見た方がよさそうだ。1年ほど前に,「オンライン広告がTV広告を追い抜く日,英国では来年にも」との見出しの記事を書いた。ひょとしたら,今年にも英国では,インターネット広告費がテレビ広告費を追い抜くかもしれないのである。


◇参考
・2008 Canadian Online Advertising Revenue Grows To $1.6 Billion And Surpasses Radio(IAB Canada)
・2008 Actual + 2009 Estimated Canadian Online Advertising Revenue Survey (Interactive Advertising Bureau of Canada)
・2008年日本の広告費(電通)
・オンライン広告がTV広告を追い抜く日,英国では来年にも(メディア・パブ)
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posted by 田中善一郎 at 18:30 | Comment(1) | TrackBack(0) | マーケティング 広告
2009年07月31日

女性向けサイトのネットワークGlam,「ツイッター・アドネットワーク」を仕掛けるのか

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 女性向けサイトのネットワークであるGlamが,Twitterベースのアドネットワークを試そうとしている。

 Glamはトップページに最近,tinkerのロゴが付いたウィジェットを貼り付けている。以下のスクリーンショットの右下(赤線で囲んだ部分)に置かれているのが,そのウィジェット(一部)である。


GlamTinker.jpg


 このウィジェットが,ツイッター・アドネットワーク(Twitter Ad Network)に発展するかもしれないのである。ここで注目したいのが,このウィジェットがGlam Mediaが今春からベータ版サービスを始めた“Tinker”によって生成されていることだ。


 TinkerはGlam Media Labが開発しているマイクロブログサービスである。特定のイベントやブレーキングニュースに関するリアルタイムのやり取りを,見つけたたりフィルタリングしたり,またやり取りに参加したり共有できるようにもなる。あるトピックス/イベントに関するTwitterやFacebook,FriendFeed,YouTubeからのフィードを閲覧できるのだろう。Tinkerをほとんど使っていないこともあるが個人的な力不足もあって,フィルタリンなどがどの程度できるのかをまだ理解できていない・・。


TinkerTopixs.jpg

 Tinkerのホープページには,現在ネット上でつぶやかれている旬のイベント/トピックスが数多く載っている。自分でイベントを起こすこともできる。これらのイベント/トピックスはそれぞれウィジェット化でき,ネット口コミで広まるようにしている。Glamのトップページに掲載されていたウィジェットは,“Spring Fashion Trends”をトピックスとしたマイクロブログのタイムラインである。そのウィジェットを以下に貼り付けておく。




 Glamは,セグメント化したカテゴリー別に垂直型のコンテンツ/アドネットワークを構成している。そのカテゴリーで話題になっているトピックスをTinkerで立ち上げれば,垂直型のコンテンツ/アドネットワークを強化できるのでは。パートナーサイトや広告クライアントにTinkerを利用させることも考えられる。Tinkerのトップページには,すでにFoxやMSNBCなどと連携して企画したトピックスが掲載されている。視聴者がTwitterなどで特定番組に参加できるようにしているようだ。オバマ大統領が医療保険改革についてテレビを介して国民と対話するのに,Tinkerを利用している。

 つぶやきが換金化できるのかもしれない。


追記
操作ミスで“Spring Fashion Trends”のタイムラインにMediaPubが表示されてしまった。このTinkerのトピックスに参加するには,Tinkerに登録しなければならない。そこでTinkleに登録し,ウィジェット内でTinker NameとPasswordを入力したのだが,そこで操作ミスを起こしてしまった。



◇参考

・Tinker.com and Msnbc.com Team Up to Provide Real-Time Twitter Integration for the Senate Confirmation Hearing of Supreme Court Nominee Judge Sonia Sotomayor(プレスリリース:PR Newswire)
・Glam Media Wants A Twitter Ad Network(adotas)
・Tinker Looks To Attract Super-Bloggers & Mega-Advertisers
・Tinker:Twitter上の最強トレンド検索エンジンがさらに便利になった(TechCrunch Japan)

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posted by 田中善一郎 at 07:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング 広告
2009年07月25日

オンライン広告価格がリバウンドか,回復の期待膨らむ

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 ネット業界にも明るい兆しが見え始めている。

 オンライン広告価格を調査しているいるPubMaticが,朗報を発表したのだ。以下のグラフのように,オンライン広告価格が今年1月を底にしてリバウンドしていると見ているのである。広告価格が年初の底値から毎月ジワジワと上昇し,6月までにプラス35%アップと急回復してきたというのだ。

PubMaticUpAdPrice0907.JPG

 今年1月前後には,ディスプレー広告の平均価格がそれまでの1年間で半値近くに急降下していた。それから反転して,その後の半年近くで35%も上昇したとは,なかなか信じられないのだが・・・。PubMaticの説明によると,アドネットワークやアドエクスチェンジ(アドマーケットプレイス)などの2ndチャンネルによる広告が,広告料金を押し上げたという。2ndチャンネルによるオンライン広告価格は,1月から6月の間に47%も跳ね上がっている。 

 米国の大手パブリシャーは広告営業チャンネルとして,営業スタッフによる1stチャンネル(Direct Sales)とアドネットワークなどの2ndチャンネルを使っているが,2ndチャンネルの依存が高まっている。ThinkEqutyの調査では,2ndチャンネルによる広告売上が2013年には150億ドルに達すると予測している。総ディスプレイ広告売上の約3分の1を占める。


PubMatic2NdChannel.JPG

 2ndチャンネルによるオンライン広告が飛躍するとあって,アドネットワークの拡充や新設が盛んになっている。以下は,comScoreによる2009年6月の広告関連サイトのユニークビジター数ランキングである。**が記されているサイトがアドネットワークである。
 
*広告関連サイトのユニークビジター数ランキング(2009年6月)。米国ユーザーが対象。
comScoreAdNetRanking0906.jpg





◇参考
・Are The Worst Days For Online Ad Pricing Behind Us?(PubMatic Blog)
・2009 Is Up! Special Ad Pricing News Brief(PubMatic)
・Web Ad Pricing Rebounds(Contentinople)
・Are Ad Prices Up or Down? Turns Out It's Complicated(ClickZ)
・A Sign of Hope for Online Ad Prices(BusinessWeek.com)
・comScore Media Metrix Ranks Top 50 U.S. Web Properties for June 2009(プレスリリース)
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posted by 田中善一郎 at 15:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング 広告
2009年07月24日

プレスリリースもTwitter風に1行の短文で

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 プレスリリースもTwitter風に「つぶやく」ことができるようだ。

 一つ前の記事で紹介したMuck Rackでは,1行プレスリリース・サービス(One Line Press Release Service)を提供している。プレスリリースの投稿は,PRESS RELEASESページの入力枠に130文字以下のプレスリリース文を書き込めばよい。

MuckRackPressReleaseSubmit.jpg

 このプレスリリースの配信は有料で,最小50ドルからとなっている。1行プレスしリースは,RSSフィードやTwitter(@muckrack)でも配信される。


◇参考
・Are Media and PR Pros Ready to Embrace the Twitter-Sized Press Release?(Mashable)
・ジャーナリストのTwitterアグリゲーター“Muck Rack”が急拡大(メディア・パブ)
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posted by 田中善一郎 at 07:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング 広告
2009年07月22日

3億人リーチのアドネットワーク「AdChina」,資金調達完了し本格攻勢へ

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 リーチが世界最大のオンライン・アドネットワークはどこか? 正解は,上海をベースにしたAdChinaである。

 AdChinaは,中国のインターネット人口の85%に相当する3億人にリーチする巨大アドネットワーク。米国最大のアドネットワークが1億7689万人にリーチするPlatform-Aであるので,AdChinaは世界で最もリーチ規模の大きいアドネットワークとなる。

 そのAdChinaがこのほどシリーズBの資金調達を完了し,それを元手に2009年から2010年にかけて,新しい技術を開発したりスタッフを充実させていくとのことだ。中国のディスプレイ広告は年率30%以上の高度成長が期待されている。昨年の北京オリンピックをきっかけに,中国のインターネット広告が大飛躍してきたのに合わせて,本格的な資金調達に動いていたのだ。投資は海外からが中心である。その中で興味深い話が,メディア王マードック氏の夫人(中国系)の指示によりNews Corpの出資が実現したということである。余談だが,彼女はForbes誌が選んだ世界富豪夫人の1位となっている。

 ともかく,AdChinaが中国のインターネット広告市場のけん引役を果たすことになるのだろう。すでに,中国の代表的なポータル,専門サイト,SNSなどを含む,300を超えるパブリシャーを取り込んでおり,3億人へのリーチを達成しているのである。

*広告メディア(パブリシャー)例
AdChina2.jpg

 また広告主には,Unilever, L'Oreal Group, Diageo, HP, Nike, China Telecomなど,欧米ブランドを中心に有力企業がズラリと並んでいる。

*広告主例
AdChina1.jpg


◇参考
・Leading Chinese Online Advertising Company AdChina Completes Series B Financing(プレスリリース)
・Chinese Online Ad Network AdChina Closes Second Round (Digital Media Wire)
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2009年07月18日

オバマ大統領のニュースカンファレンス,最初にTwitterで案内

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 オバマ大統領のニュースカンファレンスが,まずTwitterで案内された。米ホワイトハウスが公式Twitterアカウントで,次のような案内を発信した。

TwitterWhitehouse.jpg

 重要な大統領のニュースカンファレンスの告知を,まず最初にTwitterで出すとは驚きだ。オバマ政権の動きをいち早く把握しておくには,TwitterやFacebookをいつもチェックしておかなければならないのか。 



◇参考
・Obama Announces News Conference on Twitter(VOA News.com)
・White House Announces Obama News Conference On Twitter(CBS News)
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posted by 田中善一郎 at 09:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング 広告
2009年06月26日

世界広告市場の底打ちはまだ先,今年の広告費は前年比5.5%減と下方修正

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 今年の世界の広告費は,前年よりも5.5%減の4179億ドルに落ち込む。これはWPPの予測だが,3月に発表した4.4%減を早くも下方修正することになった。

 同社は2010年の広告費が前年比1.4%減の4110億ドルと予測し,2010年にようやく底打ちし,ゆるやかに回復に向かうと見ているのだ。これは70か国を対象に調査した結果である。

 世界の広告市場の回復をリードするのは,Brazil, Russia, India and China のいわゆるBRICである。中国は景気刺激策が功を奏して順調に回復しており,ロシアも原油価格が70ドルに留まれば一気に回復するという。インドネシアも急速に回復する。

 一方,米,英,カナダ,フランス,ドイツ,イタリア,日本のG7国の回復は遅れると予測されている。米国は今年だけではなくて来年もさらに落ち込むと見られており,底打ちは2011年以降に先送りされる。広告市場は実態経済よりも遅れて回復するので,先進国の実態経済がまだまだ厳しい段階では,仕方がないのかも。

◇参考
・Global ad spend revised down again: WPP study(Reuters)

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2009年06月23日

Twitterの成功事例(その2),ワイン売上が大幅アップ

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 Twitter(ツイッター)成功事例の第二弾は,ワイン販売が大繁盛しているという話。

 米SpringfieldでWine Libraryを運営しているGary Vaynerchuk氏(33歳)は,Twitterを駆使してワインの売上を急激に伸ばしている。ロシア移民の父から譲り受けたワインショップを,オンライン販売に切り替えていたのだが,Twitterが登場した2007年にすぐに飛びつき,ワイン販売に大きな弾みをつけたのだ。以下は,彼のTwitterアカウント(@gareveeの画面である。

twitterWine0906.jpg



 Gary Vaynerchuk氏のTwitterへの入れ込みようは生半可じゃない。彼がTwitterに初めて接した時すぐに,Twitterがすごいマーケティング破壊力を備えていることを直感したという。それ以降.Twitterを中核にしたオンライン販促に励む。毎日,多くの時間をTwitterのために費やする。

 彼のファンともいえるTwitterのフォロワー数が,今では何と55万人以上にも。投稿数も5800件を超えるすごさだ。彼のTwitterとペアになるwine library tvの動画も素晴らしい。人気ビデオブログとして有名になっている。Vaynerchuk氏自身が登場する動画であるが,これまで692本も撮ってきた。

 Twitterの販促破壊力ははっきりと結果に現れているという。新規顧客の獲得コストが,以前のDMや屋外看板に比べ圧倒的に安くついているようだ。今や彼はTwitterのお陰で,米国一の独立系ワイン営業マンにのし上がったとNew Jersey Business Newsは伝えている。

 そのNew Jersey Business Newsが紹介しているビデオを以下に貼っておく。彼のソーシャルメディア活用のマーケティングの凄さを納得できるだろう。 

Gary Vaynerchuk uses social media to help grow his business



 ここで,彼のTwitterとビデオブログの最新事例を紹介する。父の日に合わせて,スペシャルビデオが投稿されたことをTwitterで以下のように伝えた。

TwitterWineDad.jpg

 知らせを受けた多くのファンは,その動画にアクセスすることになる。実際の動画は,こちら(A Fathers Day Wine Tasting – Episode #692)でどうぞ。彼の父が特別出演しているビデオだが,親子のやり取りが実に楽しげである。うまそうなチーズとパンに加えて,お薦めのワインが面白く紹介される。こういうビデオを見せられると,おもわずオンライン購入したくなる。動画の上に置かれたTwitterボタンやFacebookボタンを押せば,そのビデオをネタにワイン談義を咲かせることもできるのだろう。


WineLibraryTv.jpg

 また好奇心旺盛な彼は,日本酒についてのビデオもアップしている。そのビデオは,こちら(Sake Tasting on Wine Library TV – Episode #355)で。

 この成功事例は確かにすごい。でも彼のような芸達者でないとできない芸当かも・・・。



◇参考
・Companies take time to Twitter(New Jersey Business News)
・Twitterの成功事例,デルがTwitterを使って300万ドル売り上げる(メディア・パブ)

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posted by 田中善一郎 at 09:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング 広告
2009年05月26日

リーチ拡大が進むアドネットワーク,景気回復後の急伸狙う

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 オンライン広告も,景気減速の影響で急ブレーキがかかっている。オンライン広告市場は,一昨年までの20%〜30%前後の高成長から一転,昨年半ばあたりから10%前後に低落し,さらに多くのメディア系サイトに至ってはマイナス成長に陥っている。

 でも,大幅に落ち込んでいる新聞,雑誌,そしてTVのような伝統的なメディア広告に比べれば,オンライン広告はまだマシである。またこの不況で停滞している間に,費用対効果が高いオンライン広告に軸足を移そうとする広告クライアントも増えている。

 来年にも景気が回復に向かえば,オンライン広告は20%近い高度成長に復帰するのではとの期待も大きい(たとえば,Forrester Researchの予測)。その備えもあって,アドネットワークの整備が着々と進んでいる。

 comScoreが発表した4月の米アドネットワークのトップ25を以下に掲げる。今年4月と昨年4月のユニークユーザー数と,1年間の増減率を示している。
 
AdNetwork200904comScore.jpg

 トップは AOLの Platform-Aである。1億7646万人のユニークユーザーにリーチし,これは米国のインターネットユーザーの91%もカバーすることになる。リーチ力の尺度だけで比べれば,YahooやGoogleのアドネットワークを凌いでいる。

 今回のランキングで注目すべきは,AOLやYahoo,Googleのポータル系常連に加えて,上位に新顔が躍進してきたことだ。FOX Audience Networkは約1億5000万人にリーチでき,突然7位に浮上してきた。この1年間でリーチを2桁台の伸びで急拡大させたアドネットワークも目白押しである。たとえば,24/7 Real Mediaは前年同月比で48%増,またTurn, Incは同121%増,CPX Interactiveは同88%増とリーチを一気に広げ,上位に登場してきた。

 このほか大物のFacebookも新たに, Facebook Platform と Facebook Connectをベースにした強力なアドネットワークを開発するのではとの噂も出ている。

 また,こうした巨大化するアドネットワークとは別に,特定の分野に絞った,いわゆる垂直型アドネットワークの台頭も見逃せない。上の表では,24位のAdifyは180種の垂直型アドネットワークを抱えている。また女性ユーザーをターゲットにしたGlam Mediaも垂直型アドネットワークを擁し,米国のユーザーだけで5500万にリーチしている。GlamやIDG TECHNETWORKのような垂直型アドネットワークは海外への拡大にも力を入れ始めた。

 このような垂直型と分類されるアドネットワークの伸びが,急成長しているアドネットワークの中でも,特に際立っているのだ。以下は同じcomScoreの調査で,今年3月と昨年3月における米国の垂直型アドネットワーク全体のユニークユーザー数を示している。2009年3月のユニークユーザー数は1億人を超え,前年同月比で172%も増えているのだ。リーチ率も57.1%と,1年前の21.5%から急伸している。

VerticlAdNet0903a.jpg

 次は,Gaming,Entertainment,Community,News/Information,Healthの5分野について,垂直型アドネットワーク経由で訪れた人の月間滞留時間と一般に訪れた人の月間滞留時間を比較している。垂直型アドネットワーク経由で訪れた人の方が滞留時間が123%も長いということなのである。それだけより深く興味を持った人を誘導するのだから,垂直型アドネットワークに掲載する広告料金を高くできるということか。

VerticlAdNet0903b.jpg



◇参考
・comScore Study Highlights Rapid Emergence of Vertical Ad Networks for Reaching Engaged, Targeted Audiences(comScore)

・April's Top 50 Websites: SocNets, Swine Flu Top-of-Mind(Marketing Charts)
・comScore Releases April 2009 U.S. Ranking of Top 25 Ad Networks(comScore)
・Zuckerberg mum on funding, ad network rumors(Cnet News)
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posted by 田中善一郎 at 14:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング 広告
2009年05月11日

景気回復後,ネット広告は再び急成長に

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  米国のネット広告費は,このところ踊り場に入り伸びが鈍化しているが,来年以降の景気回復後には再び勢いよく上昇する。

 Forrester Researchの予測によると,米国のネットマーケティング費(interactive marketing spend)が,2008年の231億ドルから2014年には550億ドルに達する。6年間に渡っての年平均成長率が17%の上昇カーブを描くことになるという。

ForresterAdForecast.jpg

 ネットマーケティング費の内訳を見ると,相変わらず検索マーケティング費が圧倒的に大きい。2014年でもネットマーケティング費の57%を検索マーケティング費が占めるということか。検索マーケティング費の年平均成長率は15%と,今後とも高成長を見込めるとしている。

 高い年平均成長率を示す広告カテゴリーは,トップが34%のソーシャルメディアで,そのあとが27%のモバイルとなっている。米国ではモバイル市場の立ち上がりが遅れているのに,成長率が平均27%程度とは弱気ではないか。この成長率だと,2014年になってもモバイルマーケティング費は13億ドル弱にしか達せず、ネットマーケティング費の内のわずか2.3%を占めるに過ぎないことになる。一方でeMarketerの予測では,2012年のモバイル広告費が65億ドルとなっている。リーマンショック前の予測値ではあるが,あまりにも差があり過ぎるのだが・・。

 またForresterの調査では,2009年のネットマーケティングの傾向ととして,企業のマーケターが伝統的なマーケティング費を大きく減らして,少しでもネットマーケティング費にシフトさせたいようだと報告している。ネットマーケティング費を増やすために,どのカテゴリーの伝統的なマーケティング費を減らすつもりなのか。そのアンケート結果は次の通り。

DM:40%
新聞:35%
雑誌:28%
TV:12%
イエローページ:11%
屋外:9%
ラジオ:8%

 やはり,新聞や雑誌の紙媒体が犠牲になるようだ。


◇参考
・Interactive Budgets Are Growing At The Expense Of Offline(Forrester)
・Spending expected to pass $6.5 billion in 2012(eMarketer)
・Forrester: Interactive Marketing To Grow 11% To $25.6 Billion in 2009(MediaPostNews)
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posted by 田中善一郎 at 07:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング 広告
2009年04月24日

不正クリック率の世界地図が登場、詐欺の多い国はどこか

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 GoogleのAdWordsに代表される検索連動広告では、PPC(pay per click)をベースにしているため、不正クリックは大問題である。だが、クリック詐欺はなくならないようだ。

 Click Forensicsが作成した、不正クリック率をマッピングした世界地図(Click Fraud Index)を見ると、世界中でクリック詐欺が蔓延していることがわかる。同社は、検索エンジン会社とは独立に、不正クリック率データを世界中から収集している。

ClickFradIndex.jpg

 ロシア、中国、メキシコ、ブラジルあたりが不正クリック率が高いのか。イギリスやフランスも赤くなっている。米国や日本は不正クリック率が低いということか。でも不正クリックは越境するので、どう解釈すればいいのかな。直近だと、不正クリックは、カナダ、イギリス、ドイツからが多いという。

 最近の四半期別に調べた全体の不正クリック率は、次のようになっている。2009年の第一四半期は13.8%に減っている。

2008Q1:16.3%
2008Q2:16.2%
2008Q3:16.0%
2008Q4:17.1%
2009Q1:13.8%


◇参考
・Industry Click Fraud Rate Declines to 13.8% in Q1 2009(プレスリリース)
タグ:広告

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posted by 田中善一郎 at 08:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング 広告

最近はやっているバイラルビデオ

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 近頃人気のバイラルビデオ3本を選んでみた。


 最初はケータイのT-Mobile。Liverpool Street Stationでみんな一緒にダンシング。キャッチコピーは“ Life's for sharing”。




 次は、サムソンのLED。LEDを付けた羊の大群が繰り広げる、驚くべきディスプレーショー。先月中旬ころから評判になっているバイラルビデオ。ともかく凄い。




 最後は、お菓子メーカーCadbury。二人の子供の眉毛ダンス。眉毛とお菓子、どういう関係があるのかな?


タグ:ビデオ 広告

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posted by 田中善一郎 at 07:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング 広告
2009年03月17日

マーケター必見、ペプシコのTwitter利用キャンペーン

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PepsiCoTwitter.jpg

 ペプシコ(PepsiCo)がSXSW2009(South by Southwest 2009)のスポンサーとなり、Twitterを利用したキャンペーンを展開中である。ソーシャルメディアによるキャンペーンに関心のあるマーケターは見ておくべきであろう。

 開催中の22日までなら専用サイト(http://pepsico.com/sxsw)で、そのリアルタイムキャンペーンを見ることができる。同社はペプシーコーラーで有名な世界第2位の食料・飲料メーカーなので、ドリンク、食事、パーティーなどのテーマーを掲げて、参加を呼び掛けている。SXSWの参加者でないと意味がないが。

 また、ペプシコは最近、Webラジオ BlogTalkRadioのスポンサーにもなっており、会場でのライブインタビューも実施している。

 キャンペーンもリアルタイム展開へ・・・。数年後には「かつて、ブログなどを利用したのんびりとした口コミキャンペーンがあったものだ」ということになるのだろうか。


◇参考
・Why Is Pepsi Paying for Web Radio, Twitter and Facebook?(All Things Digital)
・Mashable Monday at SXSW: Mashable Party and Social Media Smackdown(Mashable)

タグ:twitter

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posted by 田中善一郎 at 09:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング 広告
2009年03月13日

広告市場のピークは2007年、08年から10年まではマイナス成長に

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 市場予測の下方修正は当たり前になってきた。

 広告売上は2008年に続いて2009年もマイナス成長を覚悟していたが、2010年のマイナス成長も避けられないとの声が出始めている。

 Jack Myers Media Business Reportのよると、米メディア企業の広告売上は、08年は前年比4.2%減であったが、09年(今年)は同12%減、10年は同7%減と予測している。この予測は、最新のデータ(08年第4四半期と09年第1四半期)と、Goldman Sachsによるトップ100社の広告主への聞き取り調査をベースに、行われた。

 米メディア企業の広告収入は、2007年が前年比3.6%増の2347億ドルでピークであった。その後マイナス成長が続き、2010年には1887億ドルに落ち込む。07年のピーク値に戻るのは、いつになることやら。

 カテゴリー別には、やはり新聞広告が最も大きく落ち込み、ローカルのケーブルTVや地上ラジオも厳しい。

 だが、こんな時代にも成長が見込める分野がある。ビデオゲーム、映画、衛星ラジオ、それに多くのオンライン広告に期待がかかる。特にビデオとソーシャルネットワークに望みを託したい。


◇参考
・Report predicts three down years for ad biz(THR.com)
タグ:広告

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posted by 田中善一郎 at 00:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング 広告
2009年02月17日

ブログの口コミを誘発する紙媒体広告

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BogworthyOscarMayer.jpg
The Copywriter Underground

 これは、Newsweek誌に載った1ページ広告である。広告主は米食品(ハム・ソーセージ)メーカーのOscar Mayer。サンドイッチの広告であるが、キャッチコピーが“Blogworthy”となっている。広告の商品はブログ記事にする価値があるよ,と呼びかけているのか。つまり、紙媒体広告で、ブログの口コミを誘発させたいようだが・・・。

 でも、この広告を見てブログに書きたくなるのだろうか。もっと不思議なのは、なぜNewsweek誌なのか。Newsweek誌の読者がこの広告を見てブログを書くなんて、ほとんどありえないと思うのだが。的外れの広告なんでは。ただし、そうとは言い切れないのかもしれない。文章を読むと、ボリュームたっぷりのサンドウィッチなのにカロリーが350以下となっている。Newsweek誌の読者にはメタボ対策に熱心な中高年層が多そうなので、訴求力のある広告かも。

 どうしてどうしてOscar Mayerの狙いが当たったのか、この広告が多くのブログで取り上げられているではないか。こちらのブログや、あちらのブログや、かなたのブログや、写真投稿のフリッカーなど、少なくともマーケター向けのブログでは話題になり,この広告の存在がマーケターの間では知れ渡ったのでは。コンシューマー向けには、以下のHotdogger Blogなど、オンラインで売り込めばいいのかも

HotdoggerBlog.jpg 


◇参考
・Oscar Meyer Says Product is Blogworthy(Bloggers Blog)
・OSCAR MAYER AD SAYS IT’S “BLOGWORTHY” - SO WHY NOT SEND US TO THEIR BLOG?(Copywriter Underground)


タグ:ブログ

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posted by 田中善一郎 at 22:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング 広告
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