米国のTechTarget, Bitpipe , Sam Whitmoreは共同で,2005年のITマーケッティングのトレンドを調査し,その結果を“2005_IT_Marketing_Trends_Study”として公表した。
ソース:2005_IT_Marketing_Trends_Study Results
http://www.bitpipe.com/Bitpipe_2005_IT_Mktg_Trends_Study_BPep1.pdf 報告書によると,ITベンダーの2005年マーケッティング予算の内訳は,
・Print advertisingが16%(前年は18%),
・Online advertising(Online sales lead generationを含む)が50%(前年は46%),
・その他(DMやTelemarketingなど)が35%(前年が37%),
と,オンライン媒体への傾斜を一層強めていきそうだ。
一方, sales leadsのために採る具体的な手法はどうか。アンケート結果(複数回答)では,次のようになった。
・E-mail Promotion(89%)
・White Papers(86%)
・Webcasts (74%)
・Search engine optimization:SEO(70%)
・Online newsletter advertising(68%)
・Direct mail(68%)
・Search keywords purchase(67%)
・Telemarketing(65%)
・Print advertising(59%)
その他の,手法としては,17%の会社がBlogを使いたいとしているのが注目される。
2004年に比べ割合が急増しているのは,Webcasts,SEO,Online newsletter advertisingである。
回答会社は従業員1000人以上の会社が25%であるように,社数としては中小企業やベンチャー企業が多い。また,調査手法もインターネットを用いている。さらに,TechTarget, Bitpipe( TechTargetに買収された会社)がIT系オンライン出版社であることを考えれば,ややネット寄りにバイアスがかかった報告と見るべきだろう。でも,絶対値はともかくにして,相対的なトレンドははぼこの方向に進んでいるだろう。
posted by 田中善一郎 at 08:19
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