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2004年12月07日

ネットメディアから紙メディアへの逆流

　ネット出版からプリント（紙）出版への逆流現象が米国で起こっている。ネット化の流れに乗って，多くの出版社が紙の雑誌からオンライン出版（webzine）へ徐々に軸足を移そうとしているこの時期に，なぜ逆流が？

High-Tech Publisher Tries 'Blogozine (ABC News,Dec 3, 2004 )

　逆流の典型例がお馴染みのAlwaysOn。AlwaysOnは，ハイテク雑誌のパイオニアとして名高いTony Perkinsが立ち上げたブログベースのwebzineである。彼はニューエコノミー誌の旗頭であったRed　Herring（紙媒体）を1993年に創刊し，90年代半ばからのネットベンチャーを盛り上げた。ところがネットバブルの崩壊により，2003年3月に休刊。紙から撤退し，代わってネット出版のAlwaysOnを創刊，ブログを目玉にした先端的な編集内容でハイテク業界のマネージャなどに大いに受け入れられた。
　
ところが，再び紙の世界に舞い戻ることになった。来年（2005年）の早い時期に紙のAlwaysOnを創刊する。紙版AlwaysOnは，ネット版のAlwaysOnから選りすぐったコンテンツを核にした編集内容になるという。かつてのRed　Herring（絶頂期には号当たり600頁超の広告，年間広告売上8700万ドル）の復活を夢見ているわけでない，。季刊誌だし，1号当たりの総頁が54頁で，その半分が広告。見込み読者数は10万人と控えめ。スタッフも最小限に留め，本社も持たず，バーチャル・オペレーションで運用する。

　こうした，ネットから紙の流れは，TechTargetのSTORAGE誌（ネット版）のように幾つか現れているが，この流れが本流になることはないだろう。だが，以前からよく言われてきたように，紙雑誌を創刊する前に，マーケッティングを兼ねてWebサイトを立ち上げ，潜在読者とのコミュニティを作っていくことは，常套手段となろう。

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posted by 田中善一郎 at 09:52 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | 出版　雑誌

2004年12月04日

Playboyが事業拡大，モバイルから上海クラブまで

Playboy Announces Deal to Distribute Wireless Entertainment Within North America
Playboy Enterprises, Inc.は，米国でのワイヤレスによるコンテンツ配信サービスを近く始める。これまでのセクシーなコンテンツからPlayboyをテーマにしたゲーム，イメージ，ビデオクリップ，音声クリップまでをケータイ・ユーザーに向けて配信する。サービスは2005年の早い時期から。

Playboy to open club in Shanghai （Startribune.com,December 3, 2004 )
またPlayboyは上海にクラブをオープンする予定だ。社会主義国で最初のPlayboy　clubの誕生となる。

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posted by 田中善一郎 at 17:18 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 出版　雑誌

BusinessWeekの20年連投編集長，ついに降板へ

BusinessWeek誌の編集長Stephen B. Shepardは,20年間の長期に渡る編集長職の座を，来春に降りることになった。
BusinessWeek Editor Will Retire Next Year

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posted by 田中善一郎 at 16:56 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 出版　雑誌

2004年12月02日

VogueのWebサイト，ブランド指向で成功

Putting the gloss online （dotjournalism）

Vogue.com の編集者の Abigail Chisman はthe British Society of Magazine Editorsの best web magazine editor賞に輝いた。Vogueが1996年にWebサイトを立ち上げた当時から同氏はサイト編集に携わり，ブランド重視を徹底させた。無料サイトで広告モデルで運用。今年10月のある週に600万インプレッションの過去最高のアクセスを得た。同氏は「インターネットはマニアックな人たちだけのものではない。一般のコンシューマにも受け入れられている」と言う。

日本からhttp://www.vogue.comにアクセスすると，日本のVogueサイトに飛ぶ。米国のVogueサイトはhttp://www.style.com/vogue/へ。

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posted by 田中善一郎 at 21:00 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 出版　雑誌

2004年12月01日

雑誌のデジタル版ランキング，技術誌が上位

BPA Releases Digital-Only Rankings

　BPA　Worldwideは，雑誌デジタル版の上位25誌を発表した。紙雑誌のコンテンツをデジタル化し，それをネットで配信するサービスが，米国ではかなり普及してきた。デジタル版リーダーとしてはZinioなどが存在する。

　読者数上位は，ほとんどがB2B技術誌が占めた。トップはZiff　Davis　MediaのeWeekで，デジタル版のみの読者数は6万5000人で，総読者数の16.2％になる。トップ10を以下に示す。11位以下で著名な雑誌では，EDNが111,596（6,423/0），EE　Timesが150,000（5,000/0)である。

　デジタル版は造本費や郵送費を節約できるため出版者側にとって魅力だ。米国の読者数考査ではデジタル版も加算できようになってきたのも大きい。特に，米国内では無代誌が多いし，なおさらだ。また海外読者にとって郵送遅延のないデジタル版は有り難い。

雑誌名　　　　　　　　総読者数(デジタル版読者/紙とデジタル版の併読者）　
eWeek　　　　　　　　　　400,100(65,000/0)
Computer Weekly　　　 117,958(40,199/11,290)
Java Developer's　　　 145,088(52,482/77,525)
Journal
MS Certified Prof　　　116,778(36,778/236)
NASA Tech Briefs　　　195,876(25,999/183)
Design News　　　　　　 170,463(16,874/0)
Electronincs Weekly　　　32,955(14,268/3,838)
SD Times 　　　　　　　　 52,070(14,540/1,928)
Foreign Policy　　　　　 101,203(13,866/0)
EDN　　　　　　　　　　　　 134,035(9,625/0)
(2004年年6月30日のデータに基づく）

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posted by 田中善一郎 at 18:30 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 出版　雑誌

2004年11月25日

米ＣＮＥＴ，記事への読者Trackbackで，参加型を推進

CNET News.comは，読者が自分のブログからNews.comの各記事へ，TrackbackやPingbackを打つことを，サポートし始めた。読者参加型メディアへの新たな一歩である。リスクもあるが，大きな挑戦でもある。

Trackback and Pingback for Story
http://tb.news.com/tb.cgi?__mode=list&tb_id=2100-1032-5368454

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posted by 田中善一郎 at 08:10 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 出版　雑誌

2004年11月22日

スパムは２年以内に消滅，とビル・ゲーツが宣言

Gates Believes Spam Will Be Eliminated Within Two Years（WebProNews）

新しい技術で２年以内にSPAMを消滅させる，とビル・ゲーツがマドリードの会合で喋った。個人で，世界一多くのＳＰＡＭを受けているビル・ゲーツが言っているのだから，信用して良いのかな？

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posted by 田中善一郎 at 16:12 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 出版　雑誌

2004年11月19日

Googleが論文検索のベーター版をオープン

米グーグルは，学術論文を対象にした検索サービス"Google Scholar”β版を始めた。これは，正式なプレスリリースでの発表ではなくて，同社公認のブログであるGoogleBlogの中で，Anurag Acharya 氏が11月18日に明らかにしたもの。NY　Timesをはじめとするオンラインニュースで伝えられると共に，ブログでも
話題になり，またまたブログの伝搬力の速さを実感した。

　この手のサービスの評価をすぐに下すのは，新聞や雑誌などの旧来メディアでは難しい。しかし現在は，１日も立たないうちにいろんな視点からの評価が知れ渡る。世界中の研究者や技術者が色々な立場でGoogle Scholarを使い，競ってfirst　impressionをブログで語り，議論するからだ。
　例えば，フォーラム形式のブログで有名なslashdotでも，ワンサと投稿されていた。
・英語版
Google Keyhole, Google Scholar （slashdot）
http://slashdot.org/articles/04/11/18/1317241.shtml?tid=217&tid=188
・日本語版
Google に論文検索機能が追加（スラッシュドット）
http://slashdot.jp/articles/04/11/18/1119237.shtml?topic=112

日本語のスラッシュドットでも，いろんな分野の人が，自分の分野での試し感想を述べている。同時に今まで使っていた既存の検索エンジンと比べたりしており，とても参考になる。

来週，たまたま研究者の友人と会うので，彼の名前で検索すると50本近く海外で発表した論文が検索された。多くの論文は，ＰＤＦなどのファイルで，無料でダウンロードできた。

このようなターゲットを絞った，いわゆるバーチカル・サーチエンジンが米国では目白押しである。ターゲットを細かくセグメントした，専門性の高いB2Bオンライン出版では，
ターゲットメディア＋バーチカル・サーチエンジン＋バーチカル・ペイドリスティング
の組み合わせが，一つのビジネスモデルとして確立されつつある。
バーチカル・サーチエンジン関連ニュースのメモは，別のブログ「検索パブ」で。

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posted by 田中善一郎 at 19:59 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | 出版　雑誌

2004年11月15日

InternetWorld，ブログ・ベースで再創刊

Penton relaunches InternetWorld.com（BtoBonline.com）

Penton Media Relaunches InternetWorld.com
as Interactive Community for e-Commerce Professionals（プレスリリース）

PentonはInternetWorldを再創刊した。2001年1月から2003年4月まで月刊紙を発行していたが，今度はネット媒体（InternetWorld.com：http://www.internetworld.com/）で舞い戻ってきた。ＥＣのプロ向けのサイトで，ブログによるコミュニティが特徴。読者も参加し双方向で議論するのだが，チラッと見たところでは，一人の編集者のブログだけが目につき，読者からの反応は今一つ。まだ，始まったばかりだから，しかたないかも。

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posted by 田中善一郎 at 18:22 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | 出版　雑誌

2004年11月13日

惹きつけるホワイトペーパーを作るには

欧米企業に習って，日本の企業もホワイトペーパーを提供し始めている。ホワイトペーパーは，企業の製品やサービスに関する紹介，解説，調査などの資料を，PDFなどのファイルの形で，ユーザーに提供するもの。通常，ネットからダウンロードしてユーザーに渡るが，その時，個人情報が得られるようにしている。欧米では，各社のホワイトペーパー収集しカテゴリー分けする専門企業が存在する。技術系のB2Bオンライン出版サイトでは，ホワイトペーパは必須のメニューになっている。

ユーザー企業が製品購入する過程でいかにホワイトペーパの影響を受けるか，そして魅力あるホワイトペーパーを作るのはどうすればよいか，を説いたのが以下のペーパーである。

How to Invent & Promote White Papers that Fortune 500 Prospects Find Irresistible(MarketingSherpa,11/11/2004)

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posted by 田中善一郎 at 11:27 | 東京 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 出版　雑誌

2004年11月12日

ブログ出版のCoranteが CNETと提携

"Corante partners with CNET"、
http://www.corante.com/corante/archives/corante_partners_with_cnet.php

ブログベースのオンライン出版社のCoranteが，大手オンライン出版のCNETと提携した。Coranteが作る特定テーマのブログを，ZDNetのブログページなどに掲載していく。

米国ではブログ出版社が数多く生まれているが，収益モデルを確立できないでいる。ブログ・サイトだけで浮上するのは厳しいのが現状だ。一方，既存のオンライン出版社はサービスメニューにブログを加えていきたい。こうした組み合わせは増えていきそうだ。Coranteは今回の提携を皮切りに，今後とも既存出版社と数多く組んでいきたいと言う。

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posted by 田中善一郎 at 11:49 | 東京 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 出版　雑誌

2004年11月11日

TechTarget，ＣＩＯ向けの月刊誌，2005年5月に創刊

TechTarget to Launch“CIO Decisions” Magazine(プレスリリース）

コントロール・サーキュレーションで，６万人のCIOs and senior IT executives に配布する。

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posted by 田中善一郎 at 08:06 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | 出版　雑誌

2004年11月09日

CNETサイト，急ピッチで進むターゲットのセグメント化

ハイテクのB2BからゲームのB2CまでをWebを中心に情報提供するCNETは，ターゲットをより細かくセグメントしたサービスを仕掛けている。"Technology.Updates.com"と"News around the Web "の二つのサービスで，いずれもβ版で提供中。なかなか魅力的なサービスだ。CNETの狙いは，急成長している検索(コンテンツ）連動型広告の取り込みである。

B2Bサイトはどこも，ターゲットのセグメント化（nanoーpublishing）とコミュニティ化に力を入れている。共にネットならではのサービスである。読者及び広告主のニーズにも応えている。
CNETのコミュニティサイトとしては，以前から始めている"TechPepublic”がよく知られている。

Technology.Updates.com（http://technology.updates.com/）
79トピック，39社（2004年11月10日当時のβ版）
リストは下に。

News around the Web [Beta] （http://news.com.com/2049-12_3-0.html）
20トピックス，97社（2004年11月10日当時のβ版）
リストは下に。

TechPepublic（http://techrepublic.com.com/）
コミュニティ重視，TechTarget対抗

・続きを読む

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posted by 田中善一郎 at 22:00 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | 出版　雑誌

2004年11月03日

BusinessWeek Onlineのハイテク製品購入ガイド

TECH BUYING GUIDE

Cnetと連携。

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posted by 田中善一郎 at 11:07 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 出版　雑誌

2004年11月02日

O'Reilly Media の新サービス，カスタム教材本

Very interesting approach from O'Reilly Media

最新の動きをラーニングに反映させるには，インターネット上などのホットなコンテンツを教材に使いたい。以下に同社の新サービスが紹介されている。
A truly new way to create, customize, publish, and share course materials.

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posted by 田中善一郎 at 19:30 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 出版　雑誌

シルベスタ・スターロンがフィットネス雑誌を創刊

Sylvester Stallone to Launch Fitness Magazine

"ロッキー"で馴染みの俳優シルベスタ・スターロンがフィットネス雑誌の創刊に関わることになった。"Sly"と称する月刊誌（紙媒体）で，来年1月に創刊する。読者対象は35～54歳の男性。

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posted by 田中善一郎 at 19:16 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 出版　雑誌

マニア向けの手作りガジェット雑誌，オライリーが創刊へ

Magazine Makes Gadget-Making Fun

ビデオレコーダーを自作したり，iPodに機能を付け加えたりするマニア向けに，手作りジェットに絞った新雑誌(紙媒体）がO'Reillyから2005年早々にも創刊される。ガジェットを改造したり巧みに操る方法を満載した雑誌が誕生する。

米国のデジタル・ビデオ・レコーダー（DVR）"TiVo"はCPUにPowerPC，OSにlinuxを採用したオープンな設計となっているため，ユーザーが競って改造や機能拡張をしていると，聞いたことがある。

また，最近話題の，podcasting＋iPodも格好のネタになりそう。

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posted by 田中善一郎 at 18:53 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 出版　雑誌

2004年11月01日

IDCのTechWeb，読者が選ぶベスト技術ブログ賞を

First Annual TechWeb Network Best Independent Tech Blog Readers Choice Awards

TechWebがTech　Blog賞を設けた。読者推薦によるＩＴ系ブログから10のブログを選び，その中から読者投票で賞を決める。ノミネートされたブログは次の通り。

Alice and Bill.com (www.aliceandbill.com)
CrackTalk (cracktalk.blogspot.com)
Daily Dose of Excel (www.dicks-blog.com)
Groklaw (www.Groklaw.net)
jk On The Run (www.jkontherun.com)
Longhorn Blogs (www.longhornblogs.com)
Slashdot (www.slashdot.org)
SmallBizTechnology.com (www.smallbiztechnology.com)
The Enterprise System Specatator (fscavo.blogspot.com)
VARLinux (www.varlinux.org)

今日（11月1日）から読者投票が始まり，2週間後の15日に賞が決定する。受賞者には，
豪華な？スターバックスのコーヒー券500＄が授与されるとのことだ。

Slashdot以外は馴染みがなかったが，さすがに素晴らしいブログがノミネートされている。

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posted by 田中善一郎 at 19:00 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 出版　雑誌

2004年10月29日

Dow　Jonesのアジア経済週刊誌，月刊誌に縮小

Leading Asia magazine downsizes(BBC　News，28 October, 2004）

Dow　Jonesが発行しているアジア経済の週刊誌"Far Eastern Economic Review "は，速報性の点で競争力を失ったとして，年末から月刊誌に縮小する。同誌は1946年に創刊した歴史ある媒体だが，インターネットなどの大波の前に，縮小はやむを得ないのかも。

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posted by 田中善一郎 at 19:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 出版　雑誌

オンライン出版社，グーグルに噛みつく

Online publishers rail against Google （dotJornalism、27 October 2004 )

　Googleのようなサーチエンジン会社はオンライン出版産業の発展を阻止する厄介者だ，とAssociated New Media のディレクタは激しくののしる。
　彼が問題視しているのは，Googleの検索結果，つまり記事のページランクがその記事の評価に結びつくからである。Googleがブランド力を高めているだけに，ますますその傾向が強まる。インターネットが革新的なのは一つに，中小の企業や組織でも今までにない事業機会をもたらすらすことにある。ところが，ページランクをアップさせるには，専門会社にSEO対策を依頼する場合が多く，中小企業にとってはかなりの負担となる。ＳＥＯ対策費用をまかなえない中小出版社は，彼らの記事が評価されないままに終わるかもしれないのだ。
　以前，PointeronlineでVin　Crosbieが，7000のソースからニュースを収集しているGoogle　Newsにおいて，そのトップニュースの記事の48%は5ソースからの記事であり，ランク付けに偏りがある，と指摘していた。
　あまりにもGoogleの影響力が大きくなり過ぎたため，反発は今後とも続きそうだ。

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posted by 田中善一郎 at 19:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 出版　雑誌

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