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2007年12月20日

2007年創刊の米雑誌,注目誌をリストアップ

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  今年,米国で創刊された雑誌はこれまで647誌で,1992年以来最低となる見込みである(minがまとめたレビューより)。昨年は約900誌が創刊されていたので大幅に減っており,雑誌業界も元気がない。

以下に,今年創刊された注目雑誌の一覧である。

Magazine2007a.JPG
Magazine2007b.JPG

 ビジネス分野で最も話題になった創刊誌が,Condé Nastの経済誌 Portfolio 。迎え撃つBusinessWeek,Forbes, Fortuneのライバル誌ががこぞって誌面を刷新し,また女性読者の取り込みに力を入れるPortfolio に対し ForbesはForbes Life Executive Womenを創刊した。

◇参考
・min's Exclusive Review of 2007 Magazine Launches: A ("Highlights") "High Five" To "CN Portfolio"/"Outside's Go"/"Sci. Illus."(minonline)・・・パーマリンクではない


タグ:雑誌

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posted by 田中善一郎 at 07:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | 出版 雑誌
2007年12月10日

CNET,パブリシャー向けにウィジェット形式のコンテンツ配信サービスを開始

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  米CNET Networks が,オンラインパブリシャー向けに“Open Content Platform”サービスを始めた。

  商用の企業サイトやメディアサイトでも,CNETのコンテンツを手軽に利用できるサービスである。その中で注目したいのが,Brand Widgetsである。

  現在,次の5種類のブランドサイトのコンテンツを,ウィジェット(Widget)の形で利用できる。 

・CNET.com:Tech and electronics news, reviews and downloads
・GameSpot:Video game reviews, news, and previews
・TV.com:Video game reviews, news, and previews
・BNET :Expert management tools and advice
・Chow:Recipes, cooking tips and entertainment ideas

 パブリシャー側は,CNETと特別な契約を結ばなくてもよい。ホームページ上で簡単に登録を行えば,各ブランドサイトが用意するウィジェットをパブリシャーサイトに置くことができる。ウィジェットには動画が含まれる場合もある。パブリシャーは原則として掲載料を払う必要はない。ただしウィジェットには,CNETが用意する広告が含まれる。一部のパブリシャーとは,その広告売上をCNETとシェアすることもある。

 有力な転職サイトMonster.comは,ビジネス系サイトBNETのウィジェットを利用することになっている。 また独立系の商用ブログCup Cake Blogは既に,以下のようにクッキング系サイトChowのウィジェットを右サイドに配している。

cupcake.JPG

 Chowのウィジェットは,ここから選ぶことができる。



◇参考
・strategic partnerships(CNET Networks)
・CNET Launches Publisher-Friendly Platform (MEDIAWEEK)
タグ:Widget

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posted by 田中善一郎 at 08:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | 出版 雑誌
2007年12月01日

「ミシュラン」が「ザガット」に完敗する都市とは

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ZagatMichelinTokyo.JPG
「ザガットサーベイ東京のレストラン 2008」(¥1,680)と「MICHELIN GUIDE東京 2008」(¥2,310)

 ミシュラン狂騒も少しは落ち着いてきたようだが,日本人のブランドや権威に相変わらず弱いところを露呈したようだ。東京版で三つ星レストランを8店も献上し,日本人のブランド信仰につけ込むビジネスはさすがである。

 「MICHELIN GUIDE東京 2008」は六本木の書店でもすぐに完売。店頭には1ヶ月前に出た2008年版「ザガットサーベイ東京のレストラン」が寂しく山積みされていたのが印象的だった。世界の大都市のレストランガイド本では,ZAGATはMICHELINの対抗馬とされているが,ブランド力では相手にならないのかも。

 Googleによる検索件数では,日本語サイトも英語サイトも,以下のようにミシュラン(Michelin)がザガット(ZAGAT)に圧勝していた。

*Google(日本語)
ミシュラン:2,400,000件(ザガットの16.4倍)
ザガット:146,000件

*Google(英語)
Michelin:26,800,000件(Zagatの11.2倍)
Zagat:2,390,000件

 ところで,ミシュランはプロの調査員だけで審査しているのに対し,ザガットは食通の一般消費者の投票をベースに審査している。ミシュランが権威あるマスメディアとすれば,ザガットはユーザー作成コンテンツのソーシャルメディアなのかも。ザガットは世界中に30万人の一般調査員を抱えているという。となれば,権威のミシュランよりもユーザー参加型のザガットを応援したくなるのだが・・・。

 そこで,ブログの世界ではミシュラン一辺倒になっていないのではと期待し,ブログ検索エンジンのTechnoratiで調べてみた。同じように,ミシュラン(Michelin)とザガット(ZAGAT)を検索してみた。検索件数は次のようになった。

*Technorati(日本語)any authority
ミシュラン:31,230件(ザガットの38倍)
ザガット:822件

*Technorati(全言語)any authority
Michelin:33,420件(Zagatの6.6倍)
Zagat:5,083件

*Technorati(英語)any authority
Michelin:12,598件(Zagatの3.6倍)
Zagat:3,470件

 日本では,ミシュラン狂騒の真っ直中の時期だし,ブランド好きの若者が多いだけに,ミシュランを取り上げるブログが多いのも仕方がない。だが,外国語ブログでは,MichelinとZAGATの検索件数差が意外と大きくない。英語ブログでは,かなり接近している。

 さらに,Google Trendで調べてみた。Google検索エンジンでのクエリのトレンドをグラフ表示してくれるサービスである。米国ユーザーによるMichelinとZAGATのクエリ回数の推移は,次のようになった。

GTrendZagatMichelin.JPG

 クエリの回数比では,ZAGATはMichelinの約半分と健闘している。次に都市別でチェックしてみた。何と,ニューヨークではZAGATはMichelinよりも2倍以上検索されていたのだ。

GTrendZagatMichelinUS.JPG

 Michelinがニューヨークに上陸した(NY版Michelinを発行した)時に,ZAGATで高ランキングのレストランをことごとくNY版Michelinが星なしに評価し,ニューヨークっ子を怒らしたことがあった。もともと,ZAGATはニューヨーク生まれだけに,ZAGATの人気は高い。NY版Michelin(2007年版)の販売部数が15万部と予想されているのに対し,NY版ZAGAT(2007年版)は65万部の販売が見込まれている。ニューヨークではZAGATの圧勝である。
 
ZAGATMichelin.JPG
“Zagat 2008 New York City Restaurants (Zagatsurvey: New York City Restaurants) ”($15.95)と“Michelin Red Guide 2007 New York City: Restaurants & Hotels”($16.95)


◇参考
・How Do You Dine? User-Generated (Zagat) vs. Expert-Driven (Michelin)(Buzz Canuck)
・Michelin, Zagat in dining guide duel (AP)
・「ミシュランガイド」と「ザガットサーベイ」(nikkei BPnet)

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posted by 田中善一郎 at 16:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | 出版 雑誌
2007年09月28日

最新の米ネット事情を俯瞰できるBusinessWeek特集

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BWSpecialReport.JPG

 米BusinessWeek.comのTechncal Special Report:Best of the Webは,米国のインターネットトレンドを俯瞰するのに格好の特集である。一般のビジネスパーソンにとっても,ネット産業の全体操を把握するのに役に立ちそう。昨年に続いての特集となっている。

 レポートの見出しは次の通り。
・Best of the Web
・Scaling the Social Web
・Slide Show: The 25 Most Influential People on the Web
・Slide Show: Readers Make Their Votes Count
・Internet Pioneers' Next Frontier
・Q&A: Internet Pioneer Looks Spaceward
・To Catch a Virtual World Thief

 いずれのレポートも,最近のBusinessWeek.comのネット関連記事を数多く引用しており,役に立つ。事典的な資料としても使えそう。


 The 25 Most Influential People on the Webでは,年配のRupert Murdoch(newscorp.com)から若手のMark Zuckerberg(facebook.com)まで,ネット業界で影響力のある25人を選んでいる。目新しい人物としては,WidgetメーカーのMax Levchin(slide.com)が選出されていた。

 24分野のWebサイトも“Readers Make Their Votes Count”で選び抜いていた。いずれも手堅い定番サイトである。個人的に関心のある分野を,メモとしてピックアップしておく。

Blogs分野
Tech Crunch
Gothamist
Seth's Blog
Scobleizer
Paul Kedrosky's Infectious Greed
PaidContent

Business News分野
WSJ
Yahoo! Finance
Bloomberg
MarketWatch
Footnoted
CNN
Financial Times

Finance分野
Google Finance
Investopedia
MSN Money
Prosper
Yahoo! Finance
Financial Times
Morningstar

Health’s New Twist分野
SparkPeople*
Everyday Health
WebMD
MSN Health & Fitness
Yahoo! Health
NIH.gov
dadamo.com*

Mashups分野
Flash Earth
Goocam
Doggdot
Weather Bonk
FindNearby

News分野
CNN.com
NYTimes.com
BBC.com
Yahoo! News
Google News
FoxNews.com
drudgereport.com
msn.com
msnbc.com

Social Networking Tools分野
Ning
CollectiveX
GoingOn
KickApps
CrowdVine
Orkut

Tech News分野
CNET News.com
Digg
Slashdot
GigaOM
Techmeme
engadget

Virtual Worlds分野
Second Life
World of Warcraft
Gaia Online
Habbo Hotel
There

Widgets分野
RockYou
iLike
Photobucket
Slide
Flixster



◇参考
・Techncal Special Report:Best of the Web(BusinessWeek.com)





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posted by 田中善一郎 at 10:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 出版 雑誌
2007年09月22日

英エコノミスト誌,発行前の雑誌コンテンツをブロガーに提供

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EconomistUS.JPG

 英Economistが,発行前の雑誌記事を一部ブロガーに提供することになった。ブロガーの口コミによる,同誌サイトへの集客効果を狙う。

 Journalism.co.ukによると,Economist誌が同誌の政治記事を,影響力のある米国の政治ブロガーに提供するという。重要なのは,発行前の雑誌コンテンツであることだ。100人ほどの政治ブロガーに事前配信するようだ。狙いは,同誌サイトのページビューアップである。

 ブロガーを利用したバズ(口コミ)マーケティングとして,特定ブロガーに発売前の新製品を試供したり,発行前の書籍を献本したり,またブロガーを映画の試写会に招待することは,今や常套手段になりつつある。


◇参考
・Economist 'builds buzz' by tipping off bloggers about unpublished content(Journalism.co.uk)
タグ:雑誌

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posted by 田中善一郎 at 08:51 | Comment(0) | TrackBack(1) | 出版 雑誌
2007年09月03日

欧米のビジネス誌,カバーストーリーで「Googleなんか恐くない」と

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*Economist誌2007年9月1日号
EconomistGoogles.bmp

*BusinessWeek誌2007年4月9日号
BusinessweekGoogleJ.JPG


 英Economist誌の最新号( 2007年9月1日号)の表紙と,米BusinessWeekの2007年4月9日号の表紙である。

 ともにカバーストーリーの見出しが,“Who's afraid of Google?”。裏返せば,やっぱりGoogleは恐い存在であると言うことか。

 英Economist誌の記事は,おそらく日本語版エコノミスト誌で紹介されるだろうから,触りの部分を。

 伝統的な企業にとって,Googleは嫌な存在である。
Television networks, book publishers and newspaper owners feel that Google has grown by using their content without paying for it. Telecoms firms such as America's AT&T and Verizon are miffed that Google prospers, in their eyes, by free-riding on the bandwidth that they provide


 皆にとって恐いのは,自分の個人情報を広範に集められて無制限に利用されるかもしれないことである。
Google is often compared to Microsoft (another enemy, incidentally); but its evolution is actually closer to that of the banking industry. Just as financial institutions grew to become repositories of people's money, and thus guardians of private information about their finances, Google is now turning into a custodian of a far wider and more intimate range of information about individuals. Yes, this applies also to rivals such as Yahoo! and Microsoft. But Google, through the sheer speed with which it accumulates the treasure of information, will be the one to test the limits of what society can tolerate
.


◇参考
・Who's afraid of Google?(Economist.com)
・Is Google Too Powerful? (BusinessWeek.com)
・Who's Afraid of Google? Everyone(WIRED)
タグ:google

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posted by 田中善一郎 at 01:05 | Comment(0) | TrackBack(1) | 出版 雑誌
2007年08月23日

Vogueのファッション特集号,Web連携で727ページの広告を獲得

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SHOPVOGUETV.JPG

 新聞や雑誌の紙媒体では,暗い話ばかりが続く時勢。そうしたなかで,うって変わって,すごく威勢の良い話を。727ページという記録破りの広告ページの雑誌が現れた。

 NYTimes.comの記事によると,the Condé Nast Publicationsが発行している女性誌Vogueが,9月号で727ページの広告ページを獲得したという。

 女性ファッション誌Vogueの3月号と9月号は,春と秋のファッション特集号で人気が高い。最近では,特集号広告主に出店機会を与えるオンラインショップを開設することもあって,同号への広告出稿量が増えている。

 特に,9月号の広告は注目の的だ。スーパーボウルの高額TV広告にたとえて,ファッション業界のスーパーボウルと言われるぐらいである。今年の9月号は,連携するオンラインショップを大幅に改造し,ビデオ機能を取り込んだ“ファッションエンターテインメント”サイトに変身させた。サイト名はShopVogue.TVである。

 そして,727ページもの広告ページで溢れる号になった。これでは2kgくらいの重さになり,気軽に雑誌を持ち運べないくらい。嬉しい悲鳴である。さらに雑誌広告とオンラインショップ出店のセット料金は,かなりの高額であるそうな。Vogueはこの号だけで,無茶苦茶,儲けるのだろう。

 ShopVogue.TVについては,実際にアクセスすれば,さすがにVogueと感じ取れるはず。Shop,Watch,Shareの3コーナーから成る。

 Shopには,雑誌広告主の製品が並んでいる。brand別,trend別,department別,あるいはprice別に,製品を調べることができる。実際の製品購入は,対応する広告主サイトに飛んで行う。

 Watchは,Vogueオリジナルのビデオコンテンツのコーナーである。総計240分長のビデオは,“ファッションエンターテインメント”と言うだけあって,なかなかの出来映えである。ビデオの内容は,モデルの撮影風景や,60秒化粧,トレンドウオッチ,ファッションショーなどである。

voguevideo.JPG

 Shareは,ユーザーお気に入りのファッション,美容,エンターテインメントの写真を投稿し,意見交換する場である。


◇参考
・The Web Way to Magazine Ad Sales(NYTimes.com)
・米VOGUEが過去最大の広告ページ,ネットショップの効果か?(メディア・パブ)

タグ:広告 雑誌

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posted by 田中善一郎 at 11:12 | Comment(0) | TrackBack(7) | 出版 雑誌
2007年07月19日

経済誌ForbesサイトのWidgets採用,バイラルマーケティングに注目

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 米メディア系サイトもWidget採用に動き始めている。その中で,米経済誌ForbesのWidgetsマーケッティング手法は参考になる。

 Forbesサイトのトップページ(ホームページ)に飛ぶと,上段に並ぶタブに,このほどWidgetsが新たに加わった。VideoやBlog,Wiki(Org Chart Wiki)などと並んで,掲示されている。

ForbesTop0707.JPG
(クリックで拡大表示)

 そこからタブ(Widgets)をクリックすると,Forbes.com Widgetsに辿り着く。そこには,8種類のWidgetが紹介されている。具体的には,Latest Video,Stock to Watch, Top Lists,Breaking News, Lifestyle, Technology, Business, Entrepreneurs である。

 実際に,“Business”Widgetをこのメディア・パブのエントリーに貼り付けてみた。まず,Get Widgetをクリックすると,以下のガイドがポップアップされる。

Widgetboxtop.JPG

WidgetboxOption.JPG


 米国の代表的なブログ,SNS,パーソナライズドページ,個人ホームページなどのサービスを利用しておれば,該当サービスをクリックすると,簡単に自分のページにWidgetを貼り付けることができる。メディア・パブは日本のブログサービスを利用しているので,“Get Widget Code”を指示して,カット&ペーストで貼り付けた。その結果が,以下の通り。Forbesサイトにおけるビジネス分野の最新記事やビデオの見出しが,いつもチェックできるわけだ。下のWidgetで読みたい記事やビデオがあれば,クリックするとForbesサイトで該当コンテンツを閲覧/視聴できる。Widget内で完結させていない点は,伝統的なメディアらしい手堅いやり方である。



 
バイラルWidgetに注目したい

 Forbesの狙いは明らかである。Widgetのバイラル性に着目し,集客効果を狙っている。そのために,Widgetの専用サービス会社Widgetboxと手を組んだ。Widgetの制作から流通まで,専門業者に任せている。

 Widgetboxが制作したWidgetは,上のポップアップ画面からも明らかなように,代表的なブログ,SNS,パーソナライズドページ,個人ホームページのサービスに対応している。いずれもバイラル性の高い個人ページである。

 さらに,各Widgetそのもにバイラル機能を持たせている。次々と他の個人ページに貼り付けられていく仕組みである。このエントリーに貼り付けたWidgetを見ると,その下部にも“Get Widget”が置かれている。そこを実際にクリックしてもらいたい。すると,先に紹介されたポップ画面が出てくる。つまり,ブログなどでForbesのWidgetを閲覧したユーザーが,Forbesのサイトに飛ばなくて,自分のページにもそのWidgetを貼り付けることができるわけだ。

 さらに,Widgetboxは人気の高いWidgetディレクトリーサイトを運用している。当然,その中で,以下のようにForbesのWidget(Forbes.com Widgets)を掲載している。

WidgetboxForbes.JPG

 またForbesのWidgetサービスには,Visaがスポンサーとなっているる。広告料もちゃっかりと稼いでいる。

タグ:Widget

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posted by 田中善一郎 at 10:33 | Comment(0) | TrackBack(1) | 出版 雑誌
2007年06月25日

奇跡の女性サイト“Glam”,なぜ人気爆発したのか

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 女性サイトGlamの急伸ぶりは驚くばかりだ。月間ユニークビジター数(米国内)が1700万人と,この1年間で37倍も急増した。5月には,とうとう老舗のiVillageを抜き去ってしまった。

 いったい,何をしでかしたのだろうか。残念ながら,一昨日初めてGlamのコンテンツを閲覧したので,この1年間にどのように変容してきたのかが詳しく分からない。でも,現在のサイトをザッと見ただけだが,勢いを十分に感じ取れる。

 Glam.comは,ファッション,美容,ショッピング,ライフスタイル,セレブなどをカバーした,コミュニティー重視の女性向けサイトである。主に18歳から49歳の大人の女性をターゲットにしている。各ページの上段のタブメニューから分かるように,次の8種のチャンネルから成り立っている。

・Celebrities
・Quizzes
・Fashion
・Beauty
・Lifestyle
・Shopping
・Glam Network
・GlamSpace

 全体の第一印象は,デザインが洗練されおり,編集がこなれており,それにコミュニティー機能がしっかり備わっていることであった。例えば,Quizzesのページを覗いてみよう(クリックで拡大表示)。ユーザーを参加させるタイプのコンテンツが目立ち,読ませる工夫が込められている。

Qizzes.JPG

 Glam.comのメニューの中で特に注目したいのは,Glam NetworkとGlamSpaceである。Glam Networkはパートナーとなる女性向けコンテンツサイトを束ねたメディアネットワークである。もう一つはGlamSpaceはSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)である。



続きを読む
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posted by 田中善一郎 at 12:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | 出版 雑誌
2007年06月20日

IT専門家向けのSNS“IT Link”,Ziff Davis Mediaが立ち上げ

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 IT分野の専門家向けに特化したSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を,米Ziff Davis Mediaが立ち上げた。サイト名は “IT Link”。

IT Link.JPG


 IT専門家達の仕事のためのSNSである。アイデアや情報の交換/共有の場に,また人脈作りの場にしていく。スタートして2週間経つが,現在,2200人が参加しているという。

 登録の時に選択するInterested Topics (*REQUIRED)としては,次のような項目が挙げられていた。

Storage, CRM ,
Channel, Database ,
CIO ,Enterprise Apps ,
Security ,ERP
Infrastructure ,IT Management,
Mobile and Wireless ,Linux and Open Source ,
Desktop and Notebook ,Messaging & Collaboration ,
Application Development ,VOIP,
Business Intelligence ,Web Services/SOA ,
Compliance ,



◇参考
・Ziff Davis Media Launches IT Link for Professionals(Mashable)
タグ:SNS

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posted by 田中善一郎 at 09:27 | Comment(1) | TrackBack(0) | 出版 雑誌
2007年06月19日

米ランダムハウスの書籍販促Widgetが面白い

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 米国の有力出版社Random Houseが,出来映えの良いWidgetを公開していたので,紹介しておく。

 Insight Widgetには,幾つかのサンプルが出ていた。その中から,説明のために“Henry's Bad Day”のWidgetのスナップショット を以下に示す。Widgetを通して,サンプルページを読めたり,キーワードが出てくる文を読むことができる。Widgetがスモールサイズ(195×335ピクセル)の場合は,中央をクリックしてフルサイズ(600×700ピクセル)にして閲読すればよい。またテキストだけではなくて,音声対応のWidgetも出ているという。

 購入ボタンをクリックすれば,Random Houseサイトの購入ページにアクセスできる。左下の+ボタンをクリックすれば,このWidgetのエンベッド用コードが現れる。他の人がまたこのWidgetをブログやSNSに貼り付けてくれ,消費者が販促を手伝ってくれるかもしれない。

randomhouse.JPG

 実際のWidgetを以下に貼り付けてみた。書籍“Dalai Lama”用のWidgetである。実際にクリックして試してみては。この例では,24ページのサンプルページを閲覧できる。キーワード検索で,indiaとchinaを入力してみた。indiaでは17件,chinaでは4件が検索され,そのキーワードを含む文章が閲覧できる。

  
タグ:Widget

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posted by 田中善一郎 at 10:40 | Comment(0) | TrackBack(1) | 出版 雑誌
2007年05月28日

Forbesなどの米雑誌サイト,wiki利用の読者参加型サービスに挑戦

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 米国の雑誌社サイトが,wiki利用の読者参加型サービスを始めている(MediaPost Publicationsより)。

wiki forbes.JPG

 経済誌Forbesのサイトは,Corporate Org Chart Wikiコーナーを設け,読者が企業の組織図を編集できるサービスを試みている。wikiで編集する。読者の知識を寄せ集めて,各企業の階層的な組織図を作り上げていく。このページの右端のDEMOボタンをクリックすると,編集プロセスのデモを見ることができる。

*デモ画面の一部(クリックで拡大表示)
wiki demo forbes.JPG 

 Forbes.comは,読者の編集をコントロールできない。このため,編集内容が保証できないとの由を,次のように明記している。
Forbes.com does not control the content posted by users of the Forbes.com Corporate Org Chart Wiki, and due to the ability of users to change wiki org charts, Forbes.com cannot guarantee the accuracy, quality, or validity of the information found on the Forbes.com Corporate Org Chart Wiki pages. Use of the Forbes.com Corporate Org Chart Wiki is subject to the Forbes.com.

FOOD WINE a.JPG

 American Express Publishingが発行しているグルメ誌Food & Wineのサイトでも,wikiによるレストランガイドを始める。


◇参考
・Extend Reader Reach: Magazine Sites Go Wiki(MediaPost Publications)
タグ:雑誌

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posted by 田中善一郎 at 07:34 | Comment(0) | TrackBack(1) | 出版 雑誌
2007年05月17日

男性誌Maximも販促にSecond Lifeを活用

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Maxim.JPG

 男性誌Maximと言えば、美女のグラビアが売り物の一つ。同誌のサイトにこのほど,特設コーナー“2007年版HOT 100”が置かれている。選りすぐりの美女100人の写真を掲載している。

 その中の1人に,セカンドライフ(Second Life)の住人を選び,話題性を高めた。冒頭のCGがその人。こうしたプロモーションは増えそう。

 で,残り99人のリアル世界の美女に関心のある方は,こちらのスライドショーへ。
タグ:雑誌

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posted by 田中善一郎 at 11:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | 出版 雑誌
2007年05月14日

米大手出版社のCondé Nastに関連して,気になる2人にエールを

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 今日は久しぶりに,米出版社Condé Nast(コンデナスト)に絡む話を。

 Condé Nastは,the Time Inc.(division of Time Warner)に次ぐ米第2位の出版社。Vogue,GQ ,Vanity Fair ,The New Yorker ,Condé Nast Traveler ,Wired など,特徴ある活きのいい雑誌を数多く発行している。

 オンライン事業でも面白い展開をしているので,このブログでも同社の動きを何度か取り上げてきた。だが近頃はサボっていたので,ちょっと気にはしていた。特に,鳴り物入りで4月に創刊したビジネス誌“Portfolio”の動向についてである。それに,昨年獲得したオンラインメディアの“Wired News”や“reddit”がどうなっているかも気掛かりである。それにからんで,たまたま,先週,ちょっとした動きが続いた。

Portfolioはエレガントなビジネス誌
PORTFOLIO.JPG
 
 3日前に,知り合いの茂木崇さんからトラックバックが入った。そこで彼のブログ“ I Love Times Square”に飛んだ。4月創刊のPortfolio誌を入手し,その第一印象を次のように述べている。
この雑誌は、経済を文化的な活動としてエレガントな散文で描こうとしている。従来のビジネス雑誌にあったおやじくささと油ぎとぎとな感触は払拭されている。儲けのネタを探すためよりも、ビジネスの世界をより深い視点から愉しむための雑誌といえる。
 編集長のJoanne Lipman氏が女性でもあり,意識して女性読者の取り込みも狙っているようである。創刊号の発行部数は公表されていない。Gawkerによると,ニューススタンドでの販売部数が想定のレートベースよりも少ないようで,売れ行きが今一つという。だが,真の本番は月刊化する9月号からであろう。Webサイト(Portfolio.com)との連携を軸に,勝負していくのはこれからかもしれない。期待しておこう。

あのWIREDが「ワイアードビジョン (Wired Vision)」として復活

  Condé Nastは,CondéNetの旗頭の下に,オンライン事業にも意欲的に取り込んでいる。特に,次のサイトには,力を入れているようだ。この中で特に注目していたのがWired Digitalである。
Condenet.JPG

 紙媒体のWIRED誌とオンラインのWIRED NEWSについては,90年代後半ごろから最新のインターネット技術や文化を発信する貴重な媒体としての印象が残っている。ギークな先進ユーザーを中心に根強い人気を誇っていた。だがWIRED誌だけがCondéに買収されたことにより,雑誌とオンライン媒体が別会社で運用され,かつての影響力を失せていった気がしていた。日本語版サイトのHotwired Japanも更新を停止したことも重なって,もうWIREDが忘れられた存在になりつつあった。

 ところが,Condé NastがWIRED NEWSも昨年夏に獲得し,再び同じ屋根の下でWIRED NEWSとWIRED誌が運用されることになった。気のせいか,WIRED NEWSも活気が戻ってきたのではなかろうか。実際,米国のソーシャルニュースサイトでWIRED NEWSの記事を目にする機会が増えてきている。

 そのWIRED NEWSに関する発表が先週末に国内で行われた。Wired Digital(WIRED NEWS)と翻訳権提携し,Hotwired Japanを継承するWebマガジンがWIRED VISIONという名で復活することになったのだ。正式スタートは5月24日から。
wired.JPG

 このニュースも,サイトの運営会社ワイアードビジョンの社長が,かつての仕事仲間であった竹田茂さんだったので,大きく目に留まった。
「すべての人々が"アカルイ未来"を構築するためのビジョンや思考法を提供するウェブマガジンです」
と,彼らしく高尚なビジョンを掲げている。ともかく,先進的なニュースやコラムが日本語で読めるのはありがたい。


NYのエンタやメディアに詳しい専門家がブロガーに
I Love Time Square.JPG

 いい機会なので,先のPortfolio誌をブログで紹介してくれていた茂木さんについて。彼は,特にニューヨークを中心としたエンタテイメント事情やメディア/広告事情について,非常に詳しい専門家である。経歴はこちらで。いつも年に2回,年末と夏に、それぞれ1ヶ月間近くNYを取材旅行しホットな情報を収集しておられる。彼からは生のNY情報を通して,刺激を頂いている。

 こうした行動派の専門家がブログで情報発信してくれればと,前々から願っていた。ようやく2ヶ月ほど前にブロガー宣言の連絡をもらった。そして始まったブログのタイトルが,ずばり“I Love Times Square”である。


◇参考
・The Premier Issue Of Conde Nast Portfolio(I Love Times Square)
・By The Numbers: Is 'Portfolio' Selling Like Its Hype?(Gawker)
・ワイアードビジョン、「Hotwired」の後継Webマガジンを創刊
〜米国wired digitalと翻訳権提携、最前線の知見を提供〜
(プレスリリース)
・米国のビジネス誌,女性向けで活路を見いだせるか(メディア・パブ)
・米大手出版社Condé Nast,雑誌ブランドに頼らないネット戦略を(メディア・パブ)
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posted by 田中善一郎 at 16:33 | Comment(1) | TrackBack(0) | 出版 雑誌
2007年04月27日

ネットベンチャー起業家たちが語る「本音の履歴書」

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  最近の若者には夢がない。と,よく言われる若者像を示すレポート『高校生の意欲に関する調査』が,日本青少年研究所から出た。日本,米国,中国,韓国の高校生を対象にした調査である。その中から,「生活意識」と「偉くなること」に関する結果を以下に示す。

*生活意識
日本:「暮らしていける収入があればのんびりと暮らしていきたい」
米国:「一生に何回かはデカイことに挑戦してみたい」
中国:「やりたいことにいくら困難があっても挑戦してみたい」
韓国:「大きい組織の中で自分の力を発揮したい」

* 偉くなることについて
日本:「責任が重くなる」「自分の時間がなくなる」
米国:「自分の能力をより発揮できる」「周りに尊敬される」
中国:「自分の能力をより発揮できる」「責任が重くなる」
韓国:「周りに尊敬される」「自分の能力をより発揮できる」

 これは,高校生に限らず,若者一般の傾向であろう。面白味のない人生だと思ってしまうのだが・・・。

 でも,当然だが,皆が皆のんびりとした人生を望んでいるわけではない。たまたま昨年の夏から,ネットベンチャーのグリーで若者達の生態を観察する機会を得ているが,職場の風景は冷めたのんびりムードとはかけ離れている。若者達が「自分の能力をより発揮できる」と信じる職場で,「デカイことに挑戦しており」,また「いくら困難があってもやり遂げようとしている」。グリーだけではない。他のネット系ベンチャー企業を見ていても同じようだ。夢に向かって挑戦できているせいか,窮地に追いつめられることも多いはずなのに,彼らはイキイキと仕事を楽しんでいる。

 実は,キャリア情報提供サイト「GREEキャリア」で,グリーの田中良和社長が企業リーダーと対談しており,それをまとめた書籍「本音の履歴書」がこのほど発行された。対談相手にはネット系ベンチャーの起業家も多く登場している。グリーの田中社長は先日30歳を迎えたばかりだが,対談相手のネット起業家も主に20代後半から30代の若者である。同じような夢を抱いて挑戦する仲間意識のせいだろうか,本音の対談となっている。個人的には,ネットベンチャー起業家の人間像を探ることができた。

 でもこの書は,私のような者が対象読者でない。学生とか若い社会人に読んでもらいたい書籍である。特に,どのような仕事に賭けようかと模索している人や,ネットベンチャー企業に飛び込みたいと考えている人,そして起業を目指している人たちに薦めたい。参考になるヒントが散りばめられている対談集である。

 この書を読んでからの本音。この書に出てくる人は,若いのに,自己分析ができて,仕事に対し真面目で,生き方がカッコいい。自分の若いときに比べ雲泥の差だ。

◆「本音の履歴書」
Gree Book.JPG

・著者:GREEキャリア編集部編
・発行所:アメーバブックス
・発売:幻冬舎
・定価:1,365円(税込み)
・購入:アマゾン
・登場対談相手
ドリコム社長,内藤裕紀氏
トレンダ−ズ社長, 経沢香保子氏
はてな社長, 近藤淳也氏
エスグラントコーポレーション社長, 杉本宏之氏
ディー・エヌ・エー社長, 南場智子氏
Zeel社長, 尾関茂雄氏
東京プラス社長, 西村博之氏
テイクアンドギヴ・ニーズ社長, 野尻佳孝氏
元・楽天副社長, 本城慎之介氏
paperboy&co. 社長, 家入一真氏
サイバーエージェント社長, 藤田 晋氏
ホリプロ 社長, 堀義貴氏
アイスタイル社長, 吉松徹郎氏
フォートラベル社長, 津田全泰氏
GDH社長, 石川 真一郎氏
KDDI執行役員, 高橋誠氏



●お詫び
 昨日,作成中のブログエントリーが間違って投稿され,失礼しました。ブログエントリーを書いている途中に急用が入り,そのまま保存ボタンをクリックしてしまったからです。SeeSaaの場合投稿ボタンがなくて,そのまま(非公開を指示しないで)保存ボタンをクリックすると投稿されるようになっています。よくやるミスで,失礼しました。

 
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posted by 田中善一郎 at 07:42 | Comment(1) | TrackBack(3) | 出版 雑誌
2007年04月23日

Second Lifeの長者番付が明らかに,コンサルタント/不動産/デザイナーが商売に

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 3次元仮想社会のSecond Lifeにも,金持ちが現れ始めているようだ。そうそう,昨年秋,中国生まれの教師が不動産で100万ドルを稼いだ話で盛り上がっていた。でも本気で信じてなかったのだが・・・。

 米BusinessWeek Onlineの特集“Virtual Life”の中で,Second Lifeの長者リストが掲載されていたので,その概要だけをザッと紹介する。そのリストには10人の金持ちが掲載されている。トップ3人は次の3人。

Second Life rich.JPG

・Ailin Graef(左端のアバタ)
Virtual name: Anshe Chung,
Virtual business: Anshe Chung Studios, real estate development

・Philip Rosedale(中央のアバタ)
Virtual name: Philip Linden
Virtual business: Linden Lab, creator of Second Life and manager of land sales

・Reuben Steiger(右端のアバタ)
Virtual name: Reuben Millionsofus
Virtual business: MillionsOfUs, marketing consultant

 最初のAilin Graef氏が中国生まれの教師で,Second Lifeで不動産業を営んでいる。3番目ののReuben Steiger氏(MillionsOfUs社)は,Microsoft, General Motors, Toyota, Sun, Intel, Microsoft, Coca-Cola, Warner Brosの優良顧客を抱えたマーケティングコンサルタントで,2007年には600万ドルの売上高を見込んでいるという。

 トップ10長者のSecond Lifeでの職業を見ると,マーケティングコンサルタント,不動産屋,ファッションデザイナーが多い。中には怪しげなアダルトエンターテイメント業者も活躍している。

 Second Lifeの公表データによると,Positive Monthly Linden Dollar Flow (PMLF)が月5,000ドル以上の人は,2007年2月に116人,2007年3月に152人である。つまり,月5,000ドル以上の収入を得ている人が,増え続けているのだ。


 ちなみに,2007年4月21日現在の,Second Lifeの人口は次の通り。

人口(ユニークなアバタ数)
過去7日間にログインした住民: 476,491
過去14日間にログインした住民: 679,933
過去30日間にログインした住民: 1,022,177
過去60日間にログインした住民: 1,769,831
総住民数 : 5,775,385

 600万人近く登録しているが,週に少なくとも1回,Second Lifeに顔を出した人(アバタ)は,ほぼ50万人である。


◇参考
・Tech Special Report:Virtual Life(BusinessWeek online) 
・Virtual World Rich List(BusinessWeek online)
・Second Life | Economic Statistics(Second Life)
・Second Lifeの国勢調査,Linden Labが公開(メディア・パブ)
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posted by 田中善一郎 at 01:28 | Comment(0) | TrackBack(5) | 出版 雑誌
2007年04月19日

Wikia,新たに“Open Source Magazine”4種を立ち上げ

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  Wikia(Wikipedia 創立者の商用wiki)が,4種の“Open Source Magazine”を新たに立ち上げた。これで, Entertainment, Gaming, Sports, Politicsなどの既設Magazineに加えて総計12種となる。

  Wikipedia と同じく,ユーザーが投稿したり改編しながら作り上げていく。今回,新らに加わるOpen Source Magazineは次の4種。
 
・restaurants.wikia.com,
New York City, Los Angeles, San Francisco, Philadelphia, Washington D.C., Chicago ,Bostonなどの大都市のレストランガイド。ユーザーがレビューやレーティングを投稿。
・foodie.wikia.com,
Recipes, cookbooks, food encyclopediasなど。
・fitness.wikia.com,
fitness, dieting, exercising, nutrition, weight trainingなどのコミュニティーサイト。
・mortgages.wikia.com
mortgages

wikia magazine.JPG

 これらの分野の情報提供サイトは既に多く存在し,ユーザー投稿を売り物にする充実したサイトも少なくない。さて,wikiベースのOpen Source Magazineがどのように育っていくのか・・・。


◇参考
・Wikia Adds Four More Open Source Magazines(nathanr|ca)
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posted by 田中善一郎 at 08:52 | Comment(0) | TrackBack(2) | 出版 雑誌
2007年03月29日

廃刊LIFE誌の膨大な写真,ネット上で無料開放に

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Life.JPG

 新聞でも報道されていたように,お馴染みの写真誌LIFEが廃刊になる。一度,休刊してから復刊したが,今度は完全なジ・エンドである。1936年に創刊だから,70年の歴史に終止符を打つ。子供の頃の米国雑誌と言えば,「リーダーズダイジェスト」と「ライフ」しか思い出せないのだが・・・。

 悲しいニュースだったが,ブロガーにとって素晴らしい朗報を,Reutersが次のように伝えてくれている。
Time will make Life's collection of 10 million images available online, with "the most important collection of imagery covering the events and people of the 20th century" available for free for personal use, it said.

The public has never seen more than 97 percent of the collection, which includes pictures by Alfred Eisenstaedt, Margaret Bourke-White and Gordon Parks, Time said.
 20世紀の大イベントや有名人の写真などがを自由にネット上で利用できるというのだ。それも,1000万点のコレクションである! これが本当なら凄いことだ。Time社に感謝である。世界中のブログの質が向上するに違いない。Wikipediaでの写真掲載は個人利用として認められるのかな? 商業百科事典ではないのだが。

◇参考
Time Inc. to end Life magazine but keep it online(Reuters)
タグ:雑誌

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posted by 田中善一郎 at 08:16 | Comment(1) | TrackBack(19) | 出版 雑誌
2007年03月25日

米国のビジネス誌,女性向けで活路を見いだせるか

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 元気な女性をターゲットにすれば,ビジネス(経済)誌も元気が出るのだろうか。

 Condé Nast の経済誌 'Portfolio' が,予定通り4月24日(5月号)に創刊される。BusinessWeek, Fortune ,Forbesの3大誌で固められている米経済誌市場に,どこまで食い込めるかどうか。創刊号のレートベースは30万部。月刊化は9月号から。創刊号は計300ページで,その半分が広告ページで埋まるという。広告主数は95社で,最大の広告はトヨタLexasの10ページ。ここで注目されるのが,読者の女性比率を40%と見込んでいること。Webサイトにも力を入れるようで,ブログなど紙媒体にないオリジナルコンテンツが中心となるという。

 これに対抗するかのように,Forbes Life Executive Womenと称する女性向けビジネス誌をForbesが開発中とか。 同社の読者リストから12万5000人の女性経営者を抜き出し,彼女たちに同誌を送る。
 

◇参考
・Condé Nast Fills Out its 'Portfolio' (MEDIAWEEK)
・GIVE WOMEN THE BIZーFORBES TO LAUNCH TITLE TO CHALLENGE PORTFOLIO(New York Post Online Edition)
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posted by 田中善一郎 at 07:51 | Comment(0) | TrackBack(1) | 出版 雑誌
2007年02月13日

Wikipediaは大丈夫!3ヵ月分のキャッシュがある

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 前のエントリー「Wikipediaが資金不足で3〜4ヶ月以内に閉鎖かも?」は,思わぬWikipedia騒動を引き起こしたようだ。この騒ぎの震源地となったブログも後日談を伝えていたので,その動きを紹介しておく。

 いくつかの関係者のブログを見ていると,the Wikimedia FoundationのFlorence Devouard会長は,Wikipediaの開発を進めていくにはもっと多くの資金の必要性を訴えたが,近いうちにWikipediaが閉鎖するとは一言も述べていなかったという。Wikipediaを3ヶ月間運用するだけのキャッシュがあると語ったのを拡大解釈して,3〜4ヶ月以内に閉鎖の危機と騒ぎ立てたようだ。

 では,これからもWikipediaを運営していくには,どれくらいのコストがかかるのか。それについては,GIGAZINEがまとめてくれている。ただ,「皆さん,もっと寄付をして下さい」とのDevouard会長の要求に,皆さんが応えていかないと運営が厳しくなるのも確かだ。

  ところで,寄付の状況はどうなっているのだろうか。最近はかなり増えてきており,一週間当たり3万〜4万ドル近く集まるという。寄付額の上位6通貨は次の通り

*通貨別寄付額
USD:1,318,912.45
EUR:246,908.57
GBP:94,154.02
CAD:39,118.05
JPY:30,960.32
AUD:24,020.28
(単位:米ドル換算)

また寄付の状況 を見てみると,10日頃まで日本からの寄付がほとんどなかったのに,11日と12日は日本の寄付がかなりあった。


◇参考
・Is Wikipedia really in danger?( mathewingram.com)
・The Wikimedia cash crunch story: what Devouard really said(Lunch over IP)
・Wikipedia won't "shut within 3-4 months" (ballpark.ch)
・Wikipediaを閉鎖させないために必要な金額はいくらなのか?(GIGAZINE)
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posted by 田中善一郎 at 12:30 | Comment(0) | TrackBack(2) | 出版 雑誌
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