スマートフォン専用ページを表示

メディア・パブ

オンラインメディアをウオッチ
TOP / 新聞 ニュース
<< 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  31  32 33  34  35  36 >>
2005年05月20日

サンノゼマーキュリー紙も発行部数が大幅減,前年比7.1%減に

Tweet このエントリーをはてなブックマークに追加
 サンノゼマーキュリー紙(The San Jose Mercury News )は,2005年3月の発行部数が前年比7.1減の25万9649部に落ち込んだことを明らかにした。2週間ほど前に,米新聞協会(Newspaper Association of America:NAA)は,各新聞社から報告を受けた平均発行部数を発表し,全体で日刊紙が1.9%減ったことを公表していた。

 Los Angeles Timesが6.5%減, San Francisco Chronicleが6.1%減と,西海岸の有力新聞が軒並み,大幅に部数を減らしたことになる。

◇参考
・Two Weeks Late, 'San Jose Mercury News' Shows Huge Circ Declines
http://www.editorandpublisher.com/eandp/news/article_display.jsp?vnu_content_id=1000921891

・新聞が危ない!,米国の新聞発行部数が1.9%減の急落(訂正版)
http://zen.seesaa.net/article/3293327.html



この記事をブックマーク: このエントリーを含むはてなブックマーク この記事を検索: Google 検索
posted by 田中善一郎 at 08:30 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | 新聞 ニュース
2005年05月17日

NY Timesサイト,ついにコンテンツ有料化を9月に断行へ

Tweet このエントリーをはてなブックマークに追加
 NY Timesが有料化路線に突入することになった。同社のWebサイトNYTimes.comで,9月から新たに有料メニューサービス“TimesSelect”を立ち上げる。年間購読料は49.95ドルの予定。

 TimesSelectでは次のようなコンテンツやサービスを提供する。

・Special Voices:影響力・洞察力のある著名人のコラム。
・TimesPast :同社の巨大なアーカイブ内のコンテンツ
・Exclusive Multi-Media:オーディオ,写真エッセイ,ビデオ,ポッドキャストなどを含むユニークなコンテンツ
・TimesFile :記事のタッギングや整理を支援するツール
・Ahead of The Times:Real Estate, The New York Times Magazine,Travel and Sunday Arts に掲載される予定記事の速報
・TimesNewstracker:特定ニュースを追跡できるe-mail アラート。

 ただし,今までのコンテンツの大半は,今後も無料で提供していくという。急成長が見込めるインターネット広告売上を,今後とも伸ばしていきたいからだ。

 
◇参考
・The New York Times Announces TimesSelect - New Online Offering to Launch in September (プレスリリース)
http://www.corporate-ir.net/ireye/ir_site.zhtml?ticker=NYT&script=411&layout=-6&item_id=710365
この記事をブックマーク: このエントリーを含むはてなブックマーク この記事を検索: Google 検索
posted by 田中善一郎 at 07:52 | 東京 ☀ | Comment(1) | TrackBack(2) | 新聞 ニュース
2005年05月16日

ネット上の有料コンテンツ,白旗あげて無料化へ

Tweet このエントリーをはてなブックマークに追加
 Webサイト上では,これまで何度となく有料サービスが実施されきたが,大半は涙を飲んでいる。

 最近では,Los Angeles Times(latimes.com)が人気メニューであるcalendarlive.comを,無料でアクセスできるようにした。サイト刷新の目玉としている。続いて,CNN(CNN.com)は,新しいビデオ・コンテンツ・サービスにおいて,これまで月額4.95ドルで提供していたスペシャルレポートなどを無料化する。

 有料サービスの成功事例として持ち上げられるDow JonesのWSJ.comでも,フリーサイトの拡大に力を入れており,有料コンテンツの中の一部記事も閲覧できるようにしている。さらに,Marketwatch.comの買収を1月に終了し,強力な無料コンテンツが加わった。

 このように有料化していたコンテンツを無料化に戻すのは,好調なインターネット広告に便乗したいためだ。販売売上が思うように伸びない背景もある。

 こうした流れに反して,NY Timesは,同社のWebサイト(NYTimes.com)の有料化を検討している。だが,なかなかGOサインを出せないでいる。メディア分野のブロガーとして影響力のあるSteve Yelvington 氏は,彼のブログの中で「Paid content is dead 」とコンテンツ有料化を手厳しく批判している。NY Timesの有料化プランがうまく実施できるかどうか,厳しそうだ。

◇参考
・Paid content is dead ... or is it?
http://www.yelvington.com/item.php?id=1061

・CNN.comが大攻勢,6月にvideocastingに着手へ
http://zen.seesaa.net/article/3634942.html

・CNN.com To Stop Charging For Online Video
http://publications.mediapost.com/index.cfm?fuseaction=Articles.showArticle&art_aid=30170

・LA Times がWebサイトを刷新,ネットで復活できるか
http://zen.seesaa.net/article/3581682.html

・NY Times,Webの有料サービスに足踏み
http://zen.seesaa.net/article/3502669.html
この記事をブックマーク: このエントリーを含むはてなブックマーク この記事を検索: Google 検索
posted by 田中善一郎 at 07:55 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(1) | 新聞 ニュース
2005年05月15日

ニュースリリース配信のPRNewswire,選別ブログのモニターサービスも

Tweet このエントリーをはてなブックマークに追加
 
 ニュースリリース配信会社のPRNewswireは,同社のサービス“eWatch”にブログコンテンツも加えることになった。

 PRNewswireはもともと,企業の新製品情報などのリリースをジャーナリストや投資家に提供するサービス会社である。最近は逆の企業向けサービスも提供している。たとえば企業のリリースを元にしたニュースがメディアサイトで掲載されているかをモニターするサービスのように,Webコンテンツをアグリゲートするサービスである。その種の一つがeWatchで,Web上での参考記事や評価記事,時には噂話までもモニターするサービスだ。

 そのeWatchでブログのモニターも加えることになった。影響力のあるブロガーやジャーナリストが発信しているブログを選別し,それらブログのコンテンツを絶えずモニターするわけだ。数百のブログを選りすぐるという。企業の広報・宣伝活動において,インフルエンサー的なブロガーの影響力は大きい。どのようなブログが選ばれるかが興味深い。

◇参考
・Leading Monitoring Service eWatch(TM) Announces the Inclusion of Blogs Within Its Web Pubs Service(May 11, 2005)
http://prnewswire.mediaroom.com/index.php?s=press_releases&item=155


・PR Newswire Announces the Inclusion of Blogs in its monitoring service
http://www.blogherald.com/2005/05/12/pr-newswire-announces-the-inclusion-of-blogs-in-its-monitoring-service/

この記事をブックマーク: このエントリーを含むはてなブックマーク この記事を検索: Google 検索
posted by 田中善一郎 at 10:33 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 新聞 ニュース
2005年05月14日

ポッドキャスティング,新聞・雑誌の再生に一役を

Tweet このエントリーをはてなブックマークに追加
 新聞社や雑誌社が,相次いでポッドキャスティング・サービスに乗り出している。

 プリントメディアを取り巻く環境が日増しに厳しくなり,各社ともオンラインメディアに賭けざる得ない状況に追いつめられている。その中で話題のポッドキャストに一斉に飛びつき始めたのだ。

 ポッドキャスティングが出始めて間もない昨年は,技術系雑誌社のWebサイトが挑戦する程度であった。今年に入って,特にこの1,2ヶ月の間に,一般の雑誌や新聞系のサイトも手がけてきている。Forbes,Newsweek, Businessweek(今月半ばから)といったメジャーな雑誌までも手を挙げた。新聞社のWebサイトも採用がブームになっている。以下は実施している新聞系サイトの一例。

・Columbus Dispatch : Commentary on videogames
・Denver Post : Highlights from the morning paper
・Philadelphia Daily News : Talk, interviews with journalists, music
・San Francisco Chronicle : Interviews with newsmakers
・Seattle Post-Intelligencer : Interviews with chefs, cookbook authors
・Ventura County (Calif.) Star : Interviews with reporters, local music

 だが,「ブームだから,とりあえずテスト的にやっておこう」というレベルのものが多い。内容は,その日のニュースのダイジェスト,インタビューなどのトークショー,ラジオ放送番組から拝借したクリップなど。500ドルそこそこの投資でも,なんとかポッドキャスティングを始められる。現段階では,ラジオ放送の経験がないプリントメディアのジャーナリスト(ラジオの素人)が手探りで試みているサービスが目立つ。そのため,聴取者も数百人程度と多くない。これからの段階だ。

 すでに,新聞社や雑誌社のWebサイトでは,ブロードバンド時代に伴って,音声レポートや映像レポートをストリームの形で提供している。なのに,なぜあえてポッドキャスティングなのか。縁の薄かった若年層にリーチするためである。そこで新聞や雑誌離れが進む若年層のメディア接触の動向をウォッチしておく必要がある。与えられる情報を受け取るのではなくて,欲しい情報だけを取り入れたい。特に若者を中心に,この方向に流れているのは確かだ。ポッドキャスティングのようにRSSフィードでの情報提供が注目されているのもそのためである。

 これから若年層は,ますますケータイ,iPod,PSPなどのポータブルプレーヤーで好みの情報に接することになろう。これまで新聞,雑誌,ラジオ,テレビが提供していた情報も,ポータブルプレーヤーを介して読んだり,聴いたり,見たりする時間が増えるはずだ。大きく変わろうとしているユーザーのメディア接触に合わせて,新聞社や雑誌社がどのようにポッドキャスティングに取り組んでいくかを見ていきたい。 

◇参考
・Papers Turn to 'Podcasting' In Bid to Draw More Readers
http://online.wsj.com/public/article/0,,SB111582547907330498-BJz4wNLNc8pxJ1Pf4hjMKB7mVTk_20060513,00.html

・From Print to Pod: The Innovative Power of Small Ideas
http://www.timporter.com/firstdraft/archives/000447.html

・Papers that podcast
http://blog.seattlepi.nwsource.com/buzz/archives/004789.html
この記事をブックマーク: このエントリーを含むはてなブックマーク この記事を検索: Google 検索
posted by 田中善一郎 at 12:21 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(2) | 新聞 ニュース
2005年05月13日

米ニュースサイトのトップはMSNBC:Nielsen/NetRatings より

Tweet このエントリーをはてなブックマークに追加
 Nielsen/NetRatingsは,一般ニュースサイトのユニークユーザー数(4月データ)を発表した。トップ10は以下の通り。Google Newsは10位近くに迫っているが,今回もトップ10の仲間入りは果たせなかった。


4月のトップ10(単位:千)
1. MSNBC.com 23,598
2. Yahoo News 23,337
3. CNN.com 20,783
4. AOL News 17,282
5. Gannett 11,596
6. NYTimes.com 10,476
7. USAToday.com 9,982
8. IBS 9,544
9. Knight Ridder 9,477
10. Tribune 8,960

◇参考
MSNBC.com beats CNN.com two months running
http://www.lostremote.com/archives/004726.html

この記事をブックマーク: このエントリーを含むはてなブックマーク この記事を検索: Google 検索
posted by 田中善一郎 at 12:01 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 新聞 ニュース
2005年05月12日

LA Times がWebサイトを刷新,ネットで復活できるか

Tweet このエントリーをはてなブックマークに追加
 今月初めに米新聞協会(Newspaper Association of America:NAA)が発表した各新聞社の平均発行部数を見て衝撃的であったのが ,Los Angeles Times,が年間で 6.5% も部数を減らしたことだ。新聞社が生き残るにはインターネットに活路を見いだすべき,との見方が定着してきている。追いつめられたLA Timesがネット戦略でどうでるのか,注目されていた。

 動いた。昨日,同社のWebサイト“latimes.com” が刷新した。サイト上にもWebサイトの刷新と方針を載せている。

 注目すべきことが二つ。一つは目玉メニューであるcalendarlive.com(http://www.calendarlive.com/)が無料でアクセスできるようになったこと。数年前から有料メニューとなっていた。もちろん無料化への復帰にユーザーは歓迎しているが,有料化時に他サービスに切り替えたユーザーがはたして戻ってくれるかどうか。あるブロガーは「またcalendarlive.comを使ってみたい気はするが,他サービスに慣れてしまったので,元に戻るかわからない」との声も。

 もう一つは,今回の刷新時にもRSSフィードの提供を始めなかったこと。当然のように,多くのブロガーから不満のブーイングが。各種イベントを紹介するcalendarlive.comこそは,RSSフィードで集客力を高め,広告売上アップも期待できるように思えるのだが・・。一方で,同社は2月からテスト的にしろRSSリーダーを配布しており,RSSの取り組みに一貫性がない。

 今後,相次いで新しい手を打つと宣言しているので,これからの成り行きを期待しましょ。

◇参考
・L.A. Times Launches First Stage of Yearlong Web Redesign
http://www.latimes.com/la-redesign-message.blurb

・LA Times Website Redesigns, Still No RSS
http://www.adrants.com/2005/05/la-times-website-redesigns-still-no-rss.php

・新聞が危ない!,米国の新聞発行部数が1.9%減の急落(訂正版)
http://zen.seesaa.net/article/3293327.html
この記事をブックマーク: このエントリーを含むはてなブックマーク この記事を検索: Google 検索
posted by 田中善一郎 at 07:43 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 新聞 ニュース
2005年05月08日

NY Times,Webの有料サービスに足踏み

Tweet このエントリーをはてなブックマークに追加
 NY Timesは,同社のWebサイト(NYTimes.com)の有料化を検討しており,4月にもサイトを刷新して有料サービスを始める予定であった。だが足踏みしている。有料化は大きな危険も伴うだけに,かなり躊躇しているようだ。

 最近のWSJ Onlineの記事で,NYTimes.comの有料化プランが紹介されていた。それによると,NY Timesはどのような有料サービスを実施するかをまだ決めていないとのこと。ただ現在,二つの有料購読モデルが考えられており,読者アンケートでニーズを探っている段階である。

 1851年以降の記事アーカイブを対象にした有料サービスを考えている。 購読モデルとして2種類を想定。一つは,利用可能な記事は過去365日までに限定するが,使い放題のモデル。もう一つは,1851年以降の全ての記事を利用できるが,月間の利用件数を最大100本までに限定するモデル。どちらも,利用料金は年間50ドルとした場合,その料金で使ってみたいかどうかを,今,アンケートしているのである。

◇参考
NY Timesが4月にサイトを衣替え,新たな収益源を求めて

http://zen.seesaa.net/article/2245398.html


この記事をブックマーク: このエントリーを含むはてなブックマーク この記事を検索: Google 検索
posted by 田中善一郎 at 07:28 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 新聞 ニュース
2005年05月06日

BBC NEWS,年内にRSSフィード誘導トラフィックを10%に

Tweet このエントリーをはてなブックマークに追加
 BBC NEWSのPete Clifton・Webサイト編集長によると,RSSフィードで誘導されたトラフィックは3月に1650万クリックスルーに達したという。年内に,RSSフィード誘導のトラフィックを総トラフィックの10%に持っていくのが目標だ。そのため今月中に,RSSフィードのカテゴリーを増やすなど,RSSサービスを拡大する予定だ。

◇BBC NEWSのカテゴリー別RSSフォード一覧
News Front Page
World
UK
England
Northern Ireland
Scotland
Wales
Business
Politics
Health
Education
Science/Nature
Technology
Entertainment
Have Your Say
Magazine
Week At a Glance
Programmes

◇参考
・From the editor's desktop
http://news.bbc.co.uk/1/hi/magazine/4497239.stm

・NY Timesのサイト,RSSフィード関連トラフィックが前年比342%増に
http://zen.seesaa.net/article/3062391.html
この記事をブックマーク: このエントリーを含むはてなブックマーク この記事を検索: Google 検索
posted by 田中善一郎 at 07:23 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 新聞 ニュース
2005年05月04日

新聞が危ない!,米国の新聞発行部数が1.9%減の急落(訂正版)

Tweet このエントリーをはてなブックマークに追加
 このままでは,近い将来,新聞が消える日を迎えるかもしれない。この半年間(2004年10月〜2005年3月)の日刊新聞紙の平均発行部数が(1年前に比べ)1.9%も減ってしまったのだ。

 米新聞協会(Newspaper Association of America:NAA)は,各新聞社から報告を受けた平均発行部数を発表し,全体で日刊紙が1.9%減り,日曜版が2.5%も減ったことを明らかにした。前の半年間の部数でも,日刊紙が0.9%減,日曜版が1.5%減となっており,新聞発行部数の急降下に歯止めがかからない。最近,大手新聞社が購読部数を水増し発表して信用を失ってきており,今回は本当の部数を報告したために,このような無惨な結果になったという見方も一部にある。だが,もっと根深い構造的な問題を抱えているのは明らかだ。

 NAAによると,米国の新聞のピークは1984年で,2003年の日刊紙の発行部数はピーク時に比べ13%も減らしている。つまり20年間近く長期下落傾向にあり,さらに最近はインターネットの台頭により部数下落に加速がつき始めているのだ。経営的にも苦しくなっている。米国新聞売上高の7割強を占める広告売上は,1985年の430億ドルから2003年の449億ドルと18年間でわずか4.4%の伸びに留まっている。その間のGDPの大きな伸びを考えると,米国の新聞業界がいかに長期的に停滞していたかが読みとれる。

 若年層を中心に急速に進む新聞離れは深刻な問題だ。JupiterResearchの調査によると,国内・国際ニュースのソースとしては,2001年ではインターネットが19%で新聞が16%と,さほど違いがなかった。それが2004年になると,インターネットが26%で新聞が11%と変わり,完全にインターネットが中心になった。18〜24歳の若年層ではインターネット依存が33%に跳ね上がっている。

 このように追いつめられた状況下において,昨年から米国新聞社はインターネットシフトを急ピッチで進めているが,ネット事業が本格離陸するまで持ちこたえることができるかどうか。厳しくなってきた。ところで,ニッポンは?

◇トップ20紙の発行部数と年間増減率
1. USA Today, 2,281,831, up 0.05%
2. Wall Street Journal, 2,070,498, down 0.8%
3. New York Times, 1,136,433, up 0.2%
4. Los Angeles Times, 907,997, down 6.5% (a)
5. Washington Post, 751,871, down 2.7%
6. New York Daily News, 735,536, down 1.5%
7. New York Post, 678,086, up 0.01%
8. Chicago Tribune, 573,744, down 6.6%
9. Houston Chronicle, 527,744, down 3.9% (a)
10. San Francisco Chronicle, 468,739, down 6.1% (a)
11. Arizona Republic, 452,016, down 3.2% (a)
12. Boston Globe, 434,330, down 3.9%
13. Star-Ledger of Newark, N.J., 394,767, down 1.6%
14. Atlanta Journal-Constitution, 391,373, down 2.4%
15. Star Tribune of Minneapolis-St. Paul, 378,316, up 0.33% (a)
16. Philadelphia Inquirer, 364,974, down 3% (a)
17. Plain Dealer, Cleveland, 348,416, down 5.2% (a)
18. Detroit Free Press, 347,447, down 2.0%
19. St. Petersburg (Fla.) Times, 337,515, down 3.2% (a)
20. The Oregonian, Portland, 335,980, down 1.8%


◇参考
・Average circulation of top 20 newspapers
http://www.businessweek.com/ap/financialnews/D89RA39O0.htm?campaign_id=apn_home_down


・NAA: Circ For Overall Industry Shows Steep Drop
http://www.editorandpublisher.com/eandp/news/article_display.jsp?vnu_content_id=1000904039

・Newspaper Circulation Continues Decline, Forcing Tough Decisions
http://online.wsj.com/public/article/
0,,SB111499919608621875,00.html?mod=todays_free_feature


・Online is the Destination for Local News
http://www.clickz.com/stats/sectors/
demographics/article.php/3501106

この記事をブックマーク: このエントリーを含むはてなブックマーク この記事を検索: Google 検索
posted by 田中善一郎 at 01:31 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 新聞 ニュース
2005年04月27日

NY PostもWeb登録を

Tweet このエントリーをはてなブックマークに追加
 NY Postも5月3日からWeb登録を始める。他社と同様に無料である。記事を閲覧するには登録が必要である。今更という感じがしないではないが。

 The New York Times, Wall Street Journal , Los Angeles Timesなど,欧米の主要新聞社サイトではWeb登録が当たり前になっている。だが日本の新聞社サイトは,ほとんどがWeb登録を実施していない。
 
この記事をブックマーク: このエントリーを含むはてなブックマーク この記事を検索: Google 検索
posted by 田中善一郎 at 06:51 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 新聞 ニュース
2005年04月23日

CNN社長が語る,市民ジャーナリズムを否定しないと

Tweet このエントリーをはてなブックマークに追加
 「CNNは市民ジャーナリズムを決して否定したりしない」とCNNのJonathan Klein社長が答えた。先のNAB(National Association of Broadcasters )会議のキーノート・スピーチの後に,Lost Remoteの記者がKlein社長とインタビューしたときのコメントだ。

 ご存じのように,今年2月にブロガーなどの追求を受けてCNNテレビのニュース責任者が突然辞任した。イラクで取材しているジャーナリズムの何人かが米軍によって殺されたとも取れる発言について,ブログなどで糾弾された結果である。ただ何かブログの勝利と単純に喜べない点がいくつかあった。それについては,例えば中日新聞の記事「CNNに勝った?ブログ」が解説してくれている。

 話が変わるが,参考にしたLost Remoteの記事について。Klein社長と7分間のインタビュー記事でテキストは短いが,インタビューの録音ファイルが付いている。実は,米国のニュースサイトやブログでは,音声ファイル付きが急激に増えている。その方が,編集コストもかからないし(大半は生の録音だけ)速く伝えることができる。このスタイルが増えそうだ。

◇参考
・CNN's Klein: No stopping citizen journalism
http://www.lostremote.com/archives/004467.html
この記事をブックマーク: このエントリーを含むはてなブックマーク この記事を検索: Google 検索
posted by 田中善一郎 at 10:22 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 新聞 ニュース
2005年04月21日

NY Timesのサイト,RSSフィード関連トラフィックが前年比342%増に

Tweet このエントリーをはてなブックマークに追加
 NY Timesのプレスリリースによると,3月のNYTimes.comの総トラフィックは5億5500万ページビューで前年同月比17%増となった。月間ユニークユーザー数は1500万人で1年前に比べ10%アップしている。

 今回の発表で注目されるのは,RSSフィード配信が月間590万ページビューを呼び込んだことだ。1年前の3月に比べ342%も急増している。まだ総トラフィックの1%程度であるが,この1年間の急増ぶりが驚くばかりだ。今後,RSSフィード配信により,どこまで総トラフィックを底上げしていくかが注目される。

◇参考
・RSS becoming a key driver of traffic for NY Times - Feed-related traffic up more than 300%
http://www.siliconvalleywatcher.com/mt/archives/2005/04/ny_times_rss_fe.php

・NY Times: their RSS growth on the exponential
http://blogs.msdn.com/alexbarn/archive/2005/04/19/409841.aspx

・RSSフィード配信で月間590万ページビューを獲得
http://nikkeibp.weblogs.jp/mediawatch/2005/04/rss590_0103.html


この記事をブックマーク: このエントリーを含むはてなブックマーク この記事を検索: Google 検索
posted by 田中善一郎 at 07:03 | 東京 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 新聞 ニュース
2005年04月20日

市民ジャーナリズムのOhmyNews,今どうなっている?

Tweet このエントリーをはてなブックマークに追加
 韓国のOhmyNewsは市民参加型のインターネット新聞で,市民ジャーナリズムの成功事例とし高く評価されている。このほどeditorsweblog.orgが,OhmyNews InternationalのディレクターJean K. Min氏とのインタビューを行い,その内容が掲載されていたので,一部を紹介する。

OhmyNewsは,記事を投稿する市民レポーターを3万7000人も抱えており,毎日150〜200本の記事が寄せられる。実際に投稿している人数は5000人くらい。12人の専任コピーエディターが対応する。投稿数が増えているので,コピーエディターも増やしたい。最初のスクリーニングで投稿記事の30%を捨てる。残った70%の中から5〜10本の記事を選び,メインページの上部に掲載していく。たとえ編集方針に沿っていてもあるレベルの質に達していない記事は,はねつけるか書き直させる。

 伝統的なメディアと違って,特に締め切り時刻はない。毎日,読者や市民レポーターとコミュニケーションしている。エディターは読者のコメントをチェックしており,必要があれば手早く応対するようにしている。市民レポーターの記事だけを処理する専任のデスクチームを置いているのも特徴だ。

 英語版のOhmyNews Internationalは昨年から出している。韓国語版の成功を踏襲させたい。世界中に300人のグローバル市民レポーターがいるが,年内に1000人に増員していきたい。

 プリント版は2002年の早い時期に始め,有料読者に郵送している。だが街角ではフリーペーパーとして配布している。また主要地下鉄の駅では,誰もがピックアップできるようにしている。他に,次世代ケータイへのDMB(Direct Media Broadcasting)サービスにも注力している。

◇参考
・OhmyNews International : "We update 24/7."
http://www.editorsweblog.org/2005/04/emfont_colorff9.html#more
この記事をブックマーク: このエントリーを含むはてなブックマーク この記事を検索: Google 検索
posted by 田中善一郎 at 07:16 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(2) | 新聞 ニュース

AP通信社,オンラインでのコンテンツ転用を有料に

Tweet このエントリーをはてなブックマークに追加
 AP通信社のTom Curley 社長兼CEOは,オンラインでのコンテンツ転用に対し追徴していくと,年次総会で発表した。これまでは,新聞社や放送局がライセンス契約した上でAPのコンテンツを利用していれば,オンラインサイトでAPのコンテンツを再利用しても追加料金が課せられなかった。

 たとえば新聞社が,新聞紙上の記事をそのままオンラインで転用しても,それがAPのコンテンツであれば,APに対価を払わなければならないのだ。オンラインサイトの利用者が増え,広告メディアとしても一人前になってきたので,これからは無料転載は認めないとのことである。Yahoo, AOL, MSNなど約300の商用Webサイトは,既にAPコンテンツを購入して利用している。


・Curley: AP to Start Charging Online Licensing Fees
http://editorandpublisher.com/eandp/news/article_display.jsp?vnu_content_id=1000884800&imw=Y
この記事をブックマーク: このエントリーを含むはてなブックマーク この記事を検索: Google 検索
posted by 田中善一郎 at 07:13 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | 新聞 ニュース
2005年04月18日

Webを恐れるな! Webを無視するな!,マードックが新聞編集者に

Tweet このエントリーをはてなブックマークに追加
 メディア王のルパート・マードック氏は,新聞編集者に向かって「Webを恐れるな,Webを無視するな」と講演した。 インターネット時代に育った若者を惹きつけるサービスの必要性を強く説いた。先週,American Society of Newspaper Editorsの会合で,「デジタル時代の新聞の役割」を講演した時の話である。

 90年代後半のデジタルネット革命は,ジャーナリズムを改善させ読者のリーチを拡大させる絶好の機会だった。だが技術の進歩に乗り切れず,Webに十分に挑戦してこなかった。

 ここでマードックの例えがおもしろい。本人も含め来聴者の多くは,デジタル移民者(digital immigrant)であると。一方,自分の娘も含め若者達はデジタルネーティブ(digital native)である。デジタルネーティブは生まれた頃から,Webやコンピュータに囲まれた環境で育ってきている。ネーティブにとって,ユビキタスでブロードバンドのインターネットアクセスは当たり前なのだ。

 確かに,移民者がネーティブの望む情報サービスを提供するなんて,とうてい無理なのかなぁと・・・(筆者の実感)。

 ともかく,若者が飛びつく新聞に変身させないとダメである。そこで,若者のニュース消費習性がどう変わってきているかを,Carnegie Corporation の調査結果データをマードックは紹介した。18〜34歳の若者がアクセスするニュースメディアとしては,ローカルTVが今でもトップだが,インターネットの利用が急激に伸びている。44%が毎日一度はニュースサイトをアクセスしているが,新聞紙に目を通す人は19%しかいない。3年先となると,インターネットの依存は高まっても,新聞紙に期待する人はごくわずかになってしまう。毎朝届ける新聞を読むなんて,もうすぐあり得ない光景となる。彼らはオンデマンドでニュースを知りたがる。メディアにコントロールされるのではなくて,メディアをコントロールしたいのだ。

 我々は,コーヒーを飲みながら新聞を読んでから一日を始めていた。これからの人はコーヒーを飲みながらWebを見て一日を始める。そのためのWebを作らなければならない。だがニュースを送るのは朝だけではなくて絶えず更新しなければならない。朝にニュースをチェックするとは限らないからだ。ニュースをチェックする時間は1日中いつでもだ。詳しいローカルニュースも必要かも。自分の子供が午前中にリトルリーグの野球でプレーしていたら,午後にはWebでその結果を知りたいし,時にはビデオハイライトでも見たいものだ。

 デジタルネーティブは編集者に手紙を寄こしたりはしない。彼らはブログを立てている。我々がブロガーに対応していくことは当然だし,編集に彼らを参加させることも必要だ。日常ニュースのカバーをブロガーに手伝ってもらうことも検討すべきだ。

 さらにデジタルネーティブはテキストブログだけではなくて,音声ブログにも手を出してくる。ポッドキャスティングを使ってくるだろう。ブロードバンド時代だから,テキストにビデオクリップも付いてくる。ビデオプログラマーの役割が大きくなる。

 ビルゲーツは,3年以内にインターネット広告費が年間300億ドル(米国内では多すぎるのでは?)になると言っているように,オンラインに広告費がなだれ込むんでいく。紙メディアからオンラインメディアに広告費が移っていくのは間違いない。すでに,クラシファイド広告が,そのように移ってしまった。

 このような調子でオンラインビジネスに注力すべきと言いながらも,最後には紙媒体でも多くの成功を生み出せるとも。もっと合理化し先鋭化し,編集のやり方を変え,読者の声を聞いていけば,大丈夫だと。我々はデジタルネーティブに決してなれないけれど,彼らの文化や考え方を吸収していけば,うまくいくだろう・・・。

 ・プレスリリース
Speech by Rupert Murdoch to the American Society of Newspaper Editors

・参考
Murdoch: Newspapers Must Stop Fearing Web

この記事をブックマーク: このエントリーを含むはてなブックマーク この記事を検索: Google 検索
posted by 田中善一郎 at 07:58 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(1) | 新聞 ニュース
2005年04月14日

Google Newsの無断掲載,AFPに続いてAPからも“待った”が

Tweet このエントリーをはてなブックマークに追加
 Google Newsが,AFPに続いてAPからも,コンテンツの無断掲載で“待った”をかけられた。

 Googleは先月,フランスのAFP通信からGoogle NewsサイトがAFPのニュースコンテンツを無断で利用しているとして,提訴されていた。一応,Google NewsからAFPのニュースや写真を削除することになったのだが,その直後に,今度はAP通信社から噛みつかれたのだ。

 LA Timesの記事によると,APのコンテンツの利用について,APがGoogleなどのニュースアグリゲーターと交渉には入ったとのことだ。APは訴訟を起こしてはいない。Google NewsなどのニュースサイトからすぐにAPのコンテンツを取り下げろとも言っていない。代わりにGoogleに対し,ライセンス料の支払要求を突きつけているという。

◇参考
・Web Giants Go With Different Angles in Competition for News Audience
http://www.latimes.com/business/la-fi-news11apr11,0,6985808.story?coll=la-home-business

・GoogleNewsが苦境に,APからも無断掲載で横やりが
http://nikkeibp.weblogs.jp/mediawatch/



この記事をブックマーク: このエントリーを含むはてなブックマーク この記事を検索: Google 検索
posted by 田中善一郎 at 08:26 | 東京 ☔ | Comment(1) | TrackBack(0) | 新聞 ニュース
2005年04月02日

米新聞社サイト,今年も売上急増で15億ドル超えに

Tweet このエントリーをはてなブックマークに追加
 米新聞社のオンラインサイトは今年も順調に推移しそうだ。今年の売上規模は15億2000万ドルと,2004年の11億9000ドルに比べ約28%の伸び率を示す見込み。

 これは,Borrell Associatesが,今年の1月末から2月初めにかけて電話ならびに電子メールで行った調査報告である。調査対象としたのは,日刊紙(ウィークリー紙も含む)719メディア。2005年の成長を支えるのが広告で45%増の伸びを期待している。特に,ローカル広告主からの広告が増えそうだ。急成長を続け15億ドル台に乗せてきたのだが,新聞社全体の売上から見ればわずか3%程度。まだまだオンラインが救世主にはなりきれてないのが現状だ。


◇参考
・Report: Newspaper Sites Will Bring In $1.52B in 2005
http://editorandpublisher.com/eandp/news/article_display.jsp?vnu_content_id=1000863722&imw=Y



注:ローカルのオンライン広告市場は,2004年が27億ドル(前年比28%増)で,2005年が39億ドル(前年比46%増)と,Borrell Associatesがはじいている。この有望市場には,Googleなどのネット専門会社の他に,TV,ラジオ,新聞の旧来のローカルメディアのオンラインサイトも本格参入している。

・Borrell: Local Online Spending Soars 28 Pct
http://www.mediaweek.com/mw/news/recent_display.jsp?vnu_content_id=1000863190

この記事をブックマーク: このエントリーを含むはてなブックマーク この記事を検索: Google 検索
posted by 田中善一郎 at 12:36 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 新聞 ニュース
2005年03月28日

新聞紙よさらば,シリコンバレーの作家が新聞の死を予告

Tweet このエントリーをはてなブックマークに追加
 “Farewell to Newspapers”。ちょっと食傷気味だが,またこのような見出しのコラムが,ABC Newsサイトでも掲載されていた。寄稿者はシリコンバレーを拠点にした作家でありジャーナリストであるMichael S. Malone氏である。彼自身,San Jose Mercury Newsの元記者であったし,各新聞に多くのコラムを寄稿してきた。今回のコラムの内容を簡単に紹介する。

 以前は,仕事の都合上,毎朝,新聞を3紙かかさず読んでいたし,そのほかThe Wall Street JournalやThe New York Times(日曜版)にも目を通していた。新聞を教材に学校で授業をするほど,日常的に新聞とは切っても切れない生活を送っていた。

 ネットバブルの頃の夏休みに家族でアフリカ旅行に出かけた時に,旅行中に新聞購読を休んだ。旅から帰ってからも,新聞がなくても困らないことがはっきりした。オンライン版で十分である。20数年の間,新聞と密接に関わってきた人間なのに,今では新聞紙を読まなければならない理由が見つからないのだ。周りの友人にも聞いてみた。大半が新聞紙をめったに開かなくなったという。ピュリッツァー賞を2回も受賞した友人なんかは,新聞紙を読んでないと,おどおどしながら告白する始末。

 サーバースペース上には,ニュース,解説,コラム,ブログなど,欲しい私自身の新聞が存在するのだ。新聞の部数の減っていくのもやむを得ない。最近では,大手新聞社が購読部数を水増し発表して,信用を失ったりしている。今後10年間も同じペースで新聞部数が落ち込んでいき,大半が死滅する運命にある。

 多くの新聞社は相変わらず新聞紙にこだわっており,オンラインへの乗り換えが遅れている。新聞社サイトはスタティックすぎる。プリント版コンテンツのコピーをダウンロードするサービスなんかよりも,もっとWebでのプレゼンスを高めるコンテンツを発信すべきだ。

the Wall Street Journal, the New York Times, USA Today ,the San Jose Mercury Newsなど有力新聞社も,今では強力で活気のあるオンライン版の構築に必死だが・・・。これらの新聞社ははっきりとした戦略上の活路を見いだせるまで,相変わらずプリント版新聞を止めようとはしないようだ。新聞が残るとしても,全米でせいぜい10紙程度だろう。

以上がMalone氏のコラムの内容。米国における新聞紙を取り巻く環境は,日本に比べかなり厳しい。米国のニュースサイトやブログが質・量とも先を走っており,確かに新聞紙がなくても困らないだろう。


◇ソース
・Silicon Insider: Farewell to Newspapers
http://abcnews.go.com/Business/SiliconInsider/story?id=88655&page=1
この記事をブックマーク: このエントリーを含むはてなブックマーク この記事を検索: Google 検索
posted by 田中善一郎 at 07:22 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(1) | 新聞 ニュース
2005年03月24日

ニュースアグリゲーターのTopix,3新聞グループに買収される

Tweet このエントリーをはてなブックマークに追加
 Nick Wilson氏やAd Innvatorさんのブログで初めて知ったのだが,ニュースアグリゲーターのTopix.netの株75%が, Tribune Group , Gannett , Knight-Ridder の3大手新聞社グループに買収されることになったようだ。

 Topix.netはGoogle Newsのようなニュースアグリゲーターであるが,特徴はカテゴリー別のホットなニュ−スを提供していること。またカテゴリー別のニュースをRSSで配信してくれるので便利でもある。Topix.netについては,2月5日のエントリーでも紹介したように,新聞社から掲載料を取ってカテゴリー別ニュース欄の目立つ位置に,依頼新聞社の記事を掲載するビジネスを始めた矢先である。第一号の客がNYTimesであることで驚いたのだが,そのTopixを3大手新聞社グループが事実上買収することになったから,またビックリである。

 米国の新聞社は,コンテンツの拡充やリーチ拡大を目指して,ネット専門会社の買収合戦を演じており,今回の買収もその流れに乗ったものである。 Dow Jones & CompanyのMarketWatch 買収を始め,New York Timesの About.com, Washington Post のSlateと,かなり大きい買収が続いている。

  Topix.netのカテゴリー別ニュース欄は,新聞の得意としていたクラシファイド広告との親和性もありそうだし,Topixの持つコンテンツ流通ネットも3新聞グループにとって魅力である。

◇参考
・Newspapers Buy Topix.net
http://www.webpronews.com/insiderreports/
marketinginsider/wpn-50-20050323NewspapersBuyTopixnet.html


・新聞大手3社がTopix.netの75%を買収
http://adinnovator.typepad.com/
ad_innovator/2005/03/topixnet75.html


・NYTimes.comがニュース・アグリゲーターの特等席を購入
http://zen.seesaa.net/article/1824106.html

・Newspaper Giants Buy Web News Monitor
http://www.nytimes.com/2005/03/23/
business/media/23topics.html?


この記事をブックマーク: このエントリーを含むはてなブックマーク この記事を検索: Google 検索
posted by 田中善一郎 at 10:47 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | 新聞 ニュース
<< 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  31  32  33  34  35  36 >>
Powered by Seesaa
Seesaaブログ
新着記事
(10/17)激しく責め立てられる「…
(09/19)動画配信のソーシャル系…
(09/11)SNS上のニュースは不正…
(07/28)勢いが続く「LINE」「In…
(06/30)TVニュースだけではなく…
(06/15)ニュースユーザーのFB離…
(06/01)高年層のSNS利用が増え…
(05/21)金融新聞「FT」までがFB…
(05/06)米ニュースメディアが相…
(04/16)モバイル広告市場を牽引…
(04/10)FBのアルゴリズム変更後…
(03/14)紙の「雑誌ブランド」は…
(02/07)「メディア」も「プラッ…
(01/30)国民の信頼が最も低い米…
(01/21)メディアに好かれる「グ…
(12/21)若いミレニアル世代ほど…
(12/08)世界の全広告費の25%を…
(11/28)デジタル売上8億ドルの…
(09/28)「グーグル」と「FB」が…
(09/07)FBに頼る海外のニュース…
カテゴリ
RSS配信 ブログ(202)
マーケティング 広告(339)
新聞 ニュース(702)
出版 雑誌(319)
TV  ビデオ ラジオ(277)
ポータル サーチエンジン(179)
メディア(94)
ケータイ モバイル(115)
市場(144)
その他(47)
日記(1)
Web2.0 SNS CGM(312)
ネットワーク(30)
ビッグデータ AI(4)
過去ログ
記事検索
 
プロフィール
名前:田中善一郎
E-mail:ztanaka@excite.co.jp