Reuters Retreats Two Years on NewsML(Digital Deliverance,November 15, 2004 )
ロイターが音頭をとって進めていたNewsMLプロジェクトが大きく後退した。NewsMLは、XML(eXtensibleMarkupLanguage)をベースにしたニュース記事管理用フォーマットで,ネット時代のニュース流通を促進するものとして,主に,日本も含め新聞業界では前向きに取り組んできた。ここにきて,引っ張ってきたロイターがブレーキを踏んだのは,同社のリストラによりWebプロジェクトを遅らせることになったためだ。(Reuters cuts workforce and delays web project :The Guardian)
NewsMLが足踏みしている間に,同じXMLのサブセットとも言えるRSSが,ブログから始まり新聞社のニュースサイトまで草の根的に一気に普及したのは,興味深い。
2004年11月20日
2004年11月19日
WSJ online、映像発信へ
Wall Street Journal Online もニューサイト上にVideo Centerを設け,WALL STREET JOURNAL VIDEO (http://online.wsj.com/public/page/0,,8_0000,00.html)で
映像ニュースの発信を始めた。
Wall Street Journal Online adds 'Video Center'(BtoBonline.com,Nov 17, 2004)
新聞社のニュースサイトが,ブロードバンド時代を迎えて,TV(映像)化していることは,別のエントリー(
https://blog.seesaa.jp/pages/my/blog/article/edit/input?id=790639)で触れた。
WALL STREET JOURNAL VIDEO には,From The Journal NewsroomとInterviews and Breaking Newsとの二つのコーナーがある。最初のコーナーでは,WSJの記者やレポータがニュースにコメントしたり分析している。後のコーナでは,CNBCなどの提供するインターネット映像で,企業のトップや政治家などが登場している。
Interviews and Breaking News
映像ニュースの発信を始めた。
Wall Street Journal Online adds 'Video Center'(BtoBonline.com,Nov 17, 2004)
新聞社のニュースサイトが,ブロードバンド時代を迎えて,TV(映像)化していることは,別のエントリー(
https://blog.seesaa.jp/pages/my/blog/article/edit/input?id=790639)で触れた。
WALL STREET JOURNAL VIDEO には,From The Journal NewsroomとInterviews and Breaking Newsとの二つのコーナーがある。最初のコーナーでは,WSJの記者やレポータがニュースにコメントしたり分析している。後のコーナでは,CNBCなどの提供するインターネット映像で,企業のトップや政治家などが登場している。
Interviews and Breaking News
2004年11月09日
パーソナライズ・ニュース・アグリゲータが出現
先の「国際電子出版会議」で講演していた中で,知らなかった会社があったので,メモしておく。
その会社はGixo。世界中のニュースサイトを定期的に巡回し,カテゴリー分けするところまではGoogle Newsなどと変わらないが,ユーザーの閲覧履歴から,パーソナライズしたニュースサービスを提供する。本当に,an ultra-personalized news serviceなのか,現在使用中である・・。評価はその後で。
その会社はGixo。世界中のニュースサイトを定期的に巡回し,カテゴリー分けするところまではGoogle Newsなどと変わらないが,ユーザーの閲覧履歴から,パーソナライズしたニュースサービスを提供する。本当に,an ultra-personalized news serviceなのか,現在使用中である・・。評価はその後で。
2004年11月08日
新聞社も出版社もネットで活路を,国際電子出版会議より
The 2004 Ifra/WAN/FIPP World Electronic Publishing Conferenceが2004年11月3日〜4日にチェコのプラハで開かれた。テーマは『Beyond the Printed Word』。主催はthe newspaper technology association Ifra, the World Association of Newspapers(WAN), and the world magazine association FIPPの3団体。世界33カ国から約250人が参加,新聞業界からの参加者が多かった。
会議のダイジェストがWANのWebサイトで公開された。その中から興味深いものを拾う。
新聞社がネット媒体にどう取り組むべきか,の議論が目立った。それとモバイルへの対応も急がれている。
・Catherine Levene, Vice President, The New York Times Digital
The New York Times は世界最大の新聞社Webサイトを運用し,2004年9月のユニークユーザー数は1400万人。広告売上は伸びており,特に検索連動型が鍵になってきた。コンシューマが作るコンテンツは質・量ともアップしている。ネット上の情報流通,特にRSSフィードとアグリゲータの組み合わせは,脅威であると共に,新しい機会でもある。モバイルはユーザーにとって急速に欠かせないものになってきている。広告では,ブランド広告が上昇している。2005年は検索機能を高め,検索連動型広告の売上アップを目指す。
・Melinda Gipson, Director, Electronic Media, Newspaper Association of America
米国のトップ100の新聞社Webサイトにアクセスしている人は,毎月2900万人である。でも,サーチエンジン・サイトにアクセスする人数に比べれば少ない。Google Searchには同じ月に5740万人もが訪れた。サーチエンジン会社は,検索連動型で大もうけしている。ニュースサイトは,"creating contextual relevance for advertisers",つまり広告と連携したコンテンツも発信すべきである。
・Bill Murray, Managing Director, Haymarket Publishing Group, UK
欧米の新聞で目立つのは,小さな広告が大集合したclassified advertising。ある日のthe Sunday Times の例で見れば, 280 ページの4分の1が classified advertisementsで, 内訳は12 for recruitment, 20 for autos, 29 for property, eight for travelとなっている。しかし,読者のニーズはネットに移っており,新聞社にとっても検索連動型に力点を移すべきだ。
地方紙こそ,ローカルなclassified advertisementsをネットで対応すべきであろう。
その他,地方紙ならではのネット対応のあり方も提案されている。
・Steve Anderson Dixon, Northcliffe Newspapers Group, UK
地方紙は地元の広告主と新たな売上を生むサービスを協力して開発すべきだ。E-Bayは新聞のclassified advertisementsにとって嫌な存在だ。真っ向からでは相手にならない。そこで,地方紙が連携して新市場を開発した。カナダのCityXpressが約200社の新聞社と手を組み,短期間の"イベント”オークションを繰り広げた。このイベントでの広告売上は5000万ドルにも達した。このオークション・プロジェクトについてはレポートで詳細に述べられている。
・Mike Coleman, Digital Media, azcentral.com, USA
新聞サイトは夜の時間帯のアクセスが少ないのが悩みである。ビジネスの時間帯と,仕事が終わった時間帯では,コンテンツを変えるべきだ。昼間は硬いニュースや,交通・地図・カレンダーなどのユーティリティを目立つようにすれば良い。しかし夕方以降はブレーキング・ニュースは必要だが,型破りなニュースとかエンターテイメント,スポーツ,クラシファイド,ショッピング,写真,マルチメディアを中心にしたコンテンツに衣替えすべきである。
日本で夕刊が読まれなくなっているのは,コンテンツが朝刊のミニ版だからかも。確かにキオスクの夕刊タブロイド紙は朝刊とは違う。
モバイル系については,簡単に。
・Peter Kropsch, Austria Presse Agentur, Austria
欧州では,Mobile Newsstandを目指して,3Gケータイ向けのMIND(the Mobile Information & News Data Services)プロジェクトが,ECの支援を受けて,始まっている。
会議のダイジェストがWANのWebサイトで公開された。その中から興味深いものを拾う。
新聞社がネット媒体にどう取り組むべきか,の議論が目立った。それとモバイルへの対応も急がれている。
・Catherine Levene, Vice President, The New York Times Digital
The New York Times は世界最大の新聞社Webサイトを運用し,2004年9月のユニークユーザー数は1400万人。広告売上は伸びており,特に検索連動型が鍵になってきた。コンシューマが作るコンテンツは質・量ともアップしている。ネット上の情報流通,特にRSSフィードとアグリゲータの組み合わせは,脅威であると共に,新しい機会でもある。モバイルはユーザーにとって急速に欠かせないものになってきている。広告では,ブランド広告が上昇している。2005年は検索機能を高め,検索連動型広告の売上アップを目指す。
・Melinda Gipson, Director, Electronic Media, Newspaper Association of America
米国のトップ100の新聞社Webサイトにアクセスしている人は,毎月2900万人である。でも,サーチエンジン・サイトにアクセスする人数に比べれば少ない。Google Searchには同じ月に5740万人もが訪れた。サーチエンジン会社は,検索連動型で大もうけしている。ニュースサイトは,"creating contextual relevance for advertisers",つまり広告と連携したコンテンツも発信すべきである。
・Bill Murray, Managing Director, Haymarket Publishing Group, UK
欧米の新聞で目立つのは,小さな広告が大集合したclassified advertising。ある日のthe Sunday Times の例で見れば, 280 ページの4分の1が classified advertisementsで, 内訳は12 for recruitment, 20 for autos, 29 for property, eight for travelとなっている。しかし,読者のニーズはネットに移っており,新聞社にとっても検索連動型に力点を移すべきだ。
地方紙こそ,ローカルなclassified advertisementsをネットで対応すべきであろう。
その他,地方紙ならではのネット対応のあり方も提案されている。
・Steve Anderson Dixon, Northcliffe Newspapers Group, UK
地方紙は地元の広告主と新たな売上を生むサービスを協力して開発すべきだ。E-Bayは新聞のclassified advertisementsにとって嫌な存在だ。真っ向からでは相手にならない。そこで,地方紙が連携して新市場を開発した。カナダのCityXpressが約200社の新聞社と手を組み,短期間の"イベント”オークションを繰り広げた。このイベントでの広告売上は5000万ドルにも達した。このオークション・プロジェクトについてはレポートで詳細に述べられている。
・Mike Coleman, Digital Media, azcentral.com, USA
新聞サイトは夜の時間帯のアクセスが少ないのが悩みである。ビジネスの時間帯と,仕事が終わった時間帯では,コンテンツを変えるべきだ。昼間は硬いニュースや,交通・地図・カレンダーなどのユーティリティを目立つようにすれば良い。しかし夕方以降はブレーキング・ニュースは必要だが,型破りなニュースとかエンターテイメント,スポーツ,クラシファイド,ショッピング,写真,マルチメディアを中心にしたコンテンツに衣替えすべきである。
日本で夕刊が読まれなくなっているのは,コンテンツが朝刊のミニ版だからかも。確かにキオスクの夕刊タブロイド紙は朝刊とは違う。
モバイル系については,簡単に。
・Peter Kropsch, Austria Presse Agentur, Austria
欧州では,Mobile Newsstandを目指して,3Gケータイ向けのMIND(the Mobile Information & News Data Services)プロジェクトが,ECの支援を受けて,始まっている。
2004年10月30日
地球規模の参加型メディア"Wikinewsプロジェクト"
It's a wiki, wiki, wiki world(HypergeneMediaBlog、Oct. 29, 2004)
Wikiを利用した参加型ニュースメディアウィキニュース(Wikinews)プロジェクトが始まろうとしている。現在,多くの人の意見を聞きながらガイドラインを作成中である。
ウィキ(Wiki)とはブラウザからWebページを簡単に投稿・編集できるコンテンツ管理システムのこと。特に複数の人で協調して編集・運用するのに向いている。最近では企業内の情報共有や交換などに利用され始め一般にも関心を集めている(Championing a Wiki World(BusinessWeek online、OCTOBER 19, 2004))
このWikiを一躍有名にしたのが,地球規模のフリー百科事典"ウィキペディア (Wikipedia)"。今年も,インターネット分野で最も権威のあるWebby AwardsのCommunity部門で賞に輝いたように,高い評価を得ている。Wikipedia日本語版は既に8万本を超える記事が集まっている。
WikinewsはWikipediaに次ぐ地球規模の参加型メディア・プロジェクトで,どのように展開するか楽しみである。
Wikiを利用した参加型ニュースメディアウィキニュース(Wikinews)プロジェクトが始まろうとしている。現在,多くの人の意見を聞きながらガイドラインを作成中である。
ウィキ(Wiki)とはブラウザからWebページを簡単に投稿・編集できるコンテンツ管理システムのこと。特に複数の人で協調して編集・運用するのに向いている。最近では企業内の情報共有や交換などに利用され始め一般にも関心を集めている(Championing a Wiki World(BusinessWeek online、OCTOBER 19, 2004))
このWikiを一躍有名にしたのが,地球規模のフリー百科事典"ウィキペディア (Wikipedia)"。今年も,インターネット分野で最も権威のあるWebby AwardsのCommunity部門で賞に輝いたように,高い評価を得ている。Wikipedia日本語版は既に8万本を超える記事が集まっている。
WikinewsはWikipediaに次ぐ地球規模の参加型メディア・プロジェクトで,どのように展開するか楽しみである。
2004年10月27日
ネット新聞が紙新聞を追い抜く日
Norwegian News Site Outperforms Newspapers(Poynteronline,October 26, 2004)
世界で新聞を最も読んでいる国民はノルウェー人だそうな。そのノルウェーで最も読まれているネット新聞サイトであるVG.noには,一日平均71万7000人のユニークユーザーが読みに来ているという。ネット新聞が,ノルウェーの二大新聞(紙媒体)のDagbladet(購読者数78万9000人)とAftenposten(購読者数73万3000人)を追い抜く日が秒読みの段階に入ってきたのだ。
Journalisten.noの調査によると,若者(15-29歳)は既に紙からネットへシフトしている。若者で毎日のニュースをネットで読んでいる割合は53%に達しており,紙の新聞を読む47%を上回っている。
いずれ,他の先進国も同じ道を歩むのは避けがたい。
世界で新聞を最も読んでいる国民はノルウェー人だそうな。そのノルウェーで最も読まれているネット新聞サイトであるVG.noには,一日平均71万7000人のユニークユーザーが読みに来ているという。ネット新聞が,ノルウェーの二大新聞(紙媒体)のDagbladet(購読者数78万9000人)とAftenposten(購読者数73万3000人)を追い抜く日が秒読みの段階に入ってきたのだ。
Journalisten.noの調査によると,若者(15-29歳)は既に紙からネットへシフトしている。若者で毎日のニュースをネットで読んでいる割合は53%に達しており,紙の新聞を読む47%を上回っている。
いずれ,他の先進国も同じ道を歩むのは避けがたい。
2004年10月26日
Googleニュース日本版,1か月間で103万人が訪問
ネットレーティングは,Googleニュース日本版が9月1ヵ月間の利用状況をまとめた(発表資料)。103万人が訪問し,利用者の14%が日経新聞サイトに飛び,12.9%が朝日新聞サイトに飛んだ。この結果を見て,拒否していた他の全国紙が掲載を認めるかどうか注目される。もともと訪問者数がそれほど大きくない地方紙にとっては,訪問者数の底上げが期待されていたが,予想以上の結果が出たようだ。河北新報の場合,9月の全訪問者数22.4万人のうち21%がGoogleニュース日本版経由で訪れたとしている。
2004年10月21日
参加型ジャーナリズムの星OhmyNews,国際展開へ
OhmyNewsは参加型ジャーナリスト(participatory journalism) の形容詞的存在としてもてはやされることが多い。韓国版OhmyNewsは2000年2月に旗揚げし成功したが,さらに今年2月に英語版をスタートさせ,国際展開に乗り出している。
OhmyNews goes global
英語版OhmyNews(OhmyNews International)は,イラン,コロンビア,英国,日本,ドイツなど100人弱の海外市民レポータからの記事を受け取っているが,来年末までに海外通信員を1000人に増やしていきたいと言う。市民レポータにジャーアナリストの基礎を教育するためのセミナーも開始した。OMNI Holds First Citizen Reporter Seminar ,
OhMyNews International starts training citizen-reporters
Smart Mobs and the Power of the Mobile Many
Posted by Howard at 08:14 PM
韓国版OhMyNewsは現在,3万6000人のレポータが毎日平均200本の記事を投稿しており,デスクのフィルタリング作業を経て,掲載が決まる。トップセクションに掲載された記事を投稿したレポータの報酬は11ドル相当と,ごくわずか( Is This the Future of Journalism?(ET June 18, 2004)。毎日のユニークユーザー数は75万人に達するという。
昨年の秋から黒字化に転じた。特に広告が好調で今年は50%増を見込んでいる。クライアントは中小企業からサムソンまでと幅広い。週刊ダイジェスト紙も売り上げに貢献しているようだ。そのほか,カンファレンス,コンテンツライセンス,読者からの寄付も加わる。
当然のことだが,既存のメディアからの問題提起も少なくない。Korean Reporter Doesn't Respect OhMyNews
OhmyNews goes global
英語版OhmyNews(OhmyNews International)は,イラン,コロンビア,英国,日本,ドイツなど100人弱の海外市民レポータからの記事を受け取っているが,来年末までに海外通信員を1000人に増やしていきたいと言う。市民レポータにジャーアナリストの基礎を教育するためのセミナーも開始した。OMNI Holds First Citizen Reporter Seminar ,
OhMyNews International starts training citizen-reporters
Smart Mobs and the Power of the Mobile Many
Posted by Howard at 08:14 PM
韓国版OhMyNewsは現在,3万6000人のレポータが毎日平均200本の記事を投稿しており,デスクのフィルタリング作業を経て,掲載が決まる。トップセクションに掲載された記事を投稿したレポータの報酬は11ドル相当と,ごくわずか( Is This the Future of Journalism?(ET June 18, 2004)。毎日のユニークユーザー数は75万人に達するという。
昨年の秋から黒字化に転じた。特に広告が好調で今年は50%増を見込んでいる。クライアントは中小企業からサムソンまでと幅広い。週刊ダイジェスト紙も売り上げに貢献しているようだ。そのほか,カンファレンス,コンテンツライセンス,読者からの寄付も加わる。
当然のことだが,既存のメディアからの問題提起も少なくない。Korean Reporter Doesn't Respect OhMyNews
米国のジャーナリストがアテにしているメディアは?
Online news sites get more A grades than other media
米大統領選挙をカバーしているメディアで最も優れているのはどれか? 新聞やTV,雑誌ではなくてインターネットである---,と米国のジャナリスとは答えている。the Committee of Concerned Journalists が,米国で活動しているジャーナリスト2377人にアンケートした結果,A Gradeに投じた割合は,オンライン ニュ−スサイトが15%,雑誌が12%,新聞が8%,TVが3%であった。
米大統領選挙をカバーしているメディアで最も優れているのはどれか? 新聞やTV,雑誌ではなくてインターネットである---,と米国のジャナリスとは答えている。the Committee of Concerned Journalists が,米国で活動しているジャーナリスト2377人にアンケートした結果,A Gradeに投じた割合は,オンライン ニュ−スサイトが15%,雑誌が12%,新聞が8%,TVが3%であった。
2004年10月17日
The Times,海外からも無料でアクセス可能に
UK : The Times website opens access to overseas readers
The Timesのオンライン版Times Onlineの多くに,海外読者も無料でアクセスできるようになった。
The Timesのオンライン版Times Onlineの多くに,海外読者も無料でアクセスできるようになった。
2004年10月13日
ハリケーンのニュース,Bloggerでカバー
米フロリダのPensacola News JournalはブログシステムのBloggerを使って,集中するハリケーン関連の記事を効率よく投稿できるようにした。
Blogger helps newspaper cover storm(CyberJounalist.net)
Blogger helps newspaper cover storm(CyberJounalist.net)
2004年10月12日
新聞のTV化進む?
Newspapers Morphing Into TV Online
Newspapers morphing into TV online: just try it!
新聞社のニュースサイトと言えばテキストや写真が中心であったが,ブロードバンド時代を迎え,映像ニュースも提供する動きが出てきた。USA TodayのWebサイトはFeedRoomと提携し,8月15日からTVニュースを流し始めた。サービス開始時の最初の1週間で10万ストリームのダウンロードを獲得した。更に9月末にはダウンロード数は週間50万ストリームにも跳ね上がった。
The FeedRoomは,すでにYahoo!(Yahoo!News-Audio/Vidoe )にも提供しているが,Newsday, the Los Angeles Times, and the Chicago Tribuneとも契約した。
ビデオ広告の取り込みを期待しているのは明らか。
Newspapers morphing into TV online: just try it!
新聞社のニュースサイトと言えばテキストや写真が中心であったが,ブロードバンド時代を迎え,映像ニュースも提供する動きが出てきた。USA TodayのWebサイトはFeedRoomと提携し,8月15日からTVニュースを流し始めた。サービス開始時の最初の1週間で10万ストリームのダウンロードを獲得した。更に9月末にはダウンロード数は週間50万ストリームにも跳ね上がった。
The FeedRoomは,すでにYahoo!(Yahoo!News-Audio/Vidoe )にも提供しているが,Newsday, the Los Angeles Times, and the Chicago Tribuneとも契約した。
ビデオ広告の取り込みを期待しているのは明らか。
2004年10月08日
ロイター,従業員の10%をインドにアウトソーシング
Outsourcing: Reuters to shift 10 percent of workforce to India
ロイターは経費節減のために,インドへのアウトソーシングを進めている。バンガローのnew data management centre には2月に350人の従業員を抱えていたが,2005年までに600人に増員する。欧米に比べ,学卒インド人の給料が4分の一で済む。
ロイターは経費節減のために,インドへのアウトソーシングを進めている。バンガローのnew data management centre には2月に350人の従業員を抱えていたが,2005年までに600人に増員する。欧米に比べ,学卒インド人の給料が4分の一で済む。
2004年10月06日
2004年09月25日
米新聞社サイト,登録させる必要があるのか
Why online newspapers require registration(Topix.net)
登録制をとるとWebへの来訪者が減るのは明らかである。なのに,なぜ,米国の新聞社サイトの多くが読者に登録させるのか。マーケッティンのためか。メディア・キットに必要な読者属性などは,登録制にしなくても得られる。
どうも,新聞社はWebで本気でビジネスを仕掛けるつもりがないのでは。新聞の売り上げは,特に米国では日本以上に広告に依存している。今でも,新聞社は紙の新聞の広告に頼っている。実際には,紙の広告セールスで,オンライン広告を無料で,つまりおまけで提供することが多い。つまりオンライン広告の価値がゼロに等しいため,Webサイトへのトラフィックを増やすことは意味がないことになる。Web登録でトラフィックが減っても構わないのだ。トラフィックを増やすことがWebの売り上げ増に結びつかないだけではなくて,Webサイトの成功は紙媒体の衰退を引き起こしているのではと言う,声が相変わらず多い。英国のSun Onlineは,紙媒体を守るために大幅に縮小する。UK: editorial to be cut at Sun Online as readers disappear(editorsweblog)
登録制を採用するもう一つの狙いは,emailリストの収集である。外部にレンタルで使わせるビジネスである。
登録制をとるとWebへの来訪者が減るのは明らかである。なのに,なぜ,米国の新聞社サイトの多くが読者に登録させるのか。マーケッティンのためか。メディア・キットに必要な読者属性などは,登録制にしなくても得られる。
どうも,新聞社はWebで本気でビジネスを仕掛けるつもりがないのでは。新聞の売り上げは,特に米国では日本以上に広告に依存している。今でも,新聞社は紙の新聞の広告に頼っている。実際には,紙の広告セールスで,オンライン広告を無料で,つまりおまけで提供することが多い。つまりオンライン広告の価値がゼロに等しいため,Webサイトへのトラフィックを増やすことは意味がないことになる。Web登録でトラフィックが減っても構わないのだ。トラフィックを増やすことがWebの売り上げ増に結びつかないだけではなくて,Webサイトの成功は紙媒体の衰退を引き起こしているのではと言う,声が相変わらず多い。英国のSun Onlineは,紙媒体を守るために大幅に縮小する。UK: editorial to be cut at Sun Online as readers disappear(editorsweblog)
登録制を採用するもう一つの狙いは,emailリストの収集である。外部にレンタルで使わせるビジネスである。
Google News 対 Yahoo News
Balancing Act: How News Portals Serve Up Political Stories(Online Journalism Review)
Google Newsは機械的にコンピュータアルゴリズムで編集しているが,Yahoo Newsは人手で編集している。その違いは。Google Newsは保守的な傾向に。
Google Newsは機械的にコンピュータアルゴリズムで編集しているが,Yahoo Newsは人手で編集している。その違いは。Google Newsは保守的な傾向に。
2004年09月12日
洗練されたGurdianのブログ
Guardian Unlimeted
がーディアン紙は英国のリベラルな新聞として高く評価されている。オンライン版も意欲的で,以下のようなカテゴリーに分けて,情報を提供している。
Home Arts Books Business Education Film Football The Guide Media Money Life Jobs Online Observer Politics Society Sport Travel UK news World news US elections Newsblog Talk
読者との双方向チャンネルとして,同社は2001年からブログ発信を始めた。現在,4カテゴリーのブログを用意している。いずれも,選りすぐりの記者によるグループブログである。セグメントがきめ細かくされており,過去ブログもテーマ別に閲覧できる。
Newsblog
Gurdianの中核ブログ。ブロガーは世界に派遣したレポータを含めて8人の記者。同社のWeb上の記事だけではなくて,世界中の他紙サイトや個人ブログも取り上げている。
Guideblog
3人によるグループブログ。音楽,映画,TVなどのエンターテイメント分野をカバーしたブログ。
Onlineblog
3人のベテラン記者がブロガー。以下のセグメントされたブログエレメントを時系列で閲覧できる。
* Apple
* Business
* Digital music
* Education
* Enterprise computing
* Gadgets
* Gaming
* Google
* Hardware
* Housekeeping
* Internet
* Linux
* Lunatic Tendencies
* Malware
* Media
* Microsoft
* Mobile computing
* Mobile phones
* Out of this world
* PC
* Privacy
* Security
* Software
* Weblogging
* Windows
* Wireless
Gamesblog
ゲームに詳しいレポータ3人によるグループブログ。
以下のゲーム機別にセグメント化されている。
PC | PlayStation | Xbox | Gamecube | Handheld | Mobile
同社のサイト上でも,上の4種のブログについて紹介している。
Welcome to our weblog world
がーディアン紙は英国のリベラルな新聞として高く評価されている。オンライン版も意欲的で,以下のようなカテゴリーに分けて,情報を提供している。
Home Arts Books Business Education Film Football The Guide Media Money Life Jobs Online Observer Politics Society Sport Travel UK news World news US elections Newsblog Talk
読者との双方向チャンネルとして,同社は2001年からブログ発信を始めた。現在,4カテゴリーのブログを用意している。いずれも,選りすぐりの記者によるグループブログである。セグメントがきめ細かくされており,過去ブログもテーマ別に閲覧できる。
Newsblog
Gurdianの中核ブログ。ブロガーは世界に派遣したレポータを含めて8人の記者。同社のWeb上の記事だけではなくて,世界中の他紙サイトや個人ブログも取り上げている。
Guideblog
3人によるグループブログ。音楽,映画,TVなどのエンターテイメント分野をカバーしたブログ。
Onlineblog
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* Microsoft
* Mobile computing
* Mobile phones
* Out of this world
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* Weblogging
* Windows
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Gamesblog
ゲームに詳しいレポータ3人によるグループブログ。
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PC | PlayStation | Xbox | Gamecube | Handheld | Mobile
同社のサイト上でも,上の4種のブログについて紹介している。
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2004年09月01日
Googleニュースの日本語版,やっと開始
Googleニュースの日本語版がようやく始まった。現在はβ版とのことだが,ざっと見て,やはり魅力のあるニュースサイトになりそう。あれ!,やっぱし読売新聞の引用は避けているみたい。ニュース記事の見出し引用で,読売新聞は損害賠償訴訟中だし・・。
2004年07月25日
ネット事業10年目迎えた日本の新聞社サイト
日本の新聞社は,インターネット事業を始めて今年で10年目を迎えた。そこで,『新聞研究』2004年7月で,大手5社(朝日,毎日,読売,日経,産経)のインターネット事業担当者の座談会を掲載している。
各社とも,インターネット事業単体では,未だに赤字から抜け出せていない。それどころか,今後とも厳しい状況が続くのではという不安も,読みとれる。
これまで,システム開発・運用や人件費が嵩む一方で,社内的にもいつまでも赤字を出し続けるネット事業への視線は非常に厳しくなってきている。
大手5社にとって電子メディア事業に位置づけは,新聞(紙メディア)の補完であるということは,変わらない。
各社とも,インターネット事業単体では,未だに赤字から抜け出せていない。それどころか,今後とも厳しい状況が続くのではという不安も,読みとれる。
これまで,システム開発・運用や人件費が嵩む一方で,社内的にもいつまでも赤字を出し続けるネット事業への視線は非常に厳しくなってきている。
大手5社にとって電子メディア事業に位置づけは,新聞(紙メディア)の補完であるということは,変わらない。
2004年07月23日
夕刊フジがブログをオープン
夕刊フジが7月22日からブログをオープンした。
夕刊フジに掲載された記事やコラムを,毎日(日曜を除く)複数回に分けてネット上に無料配信する。インターネットの専門家でない記者でも,ブログなら簡単に記事を投稿できる。読者のブログからのトラックバックで,記事の感想や意見をくみ取りたいという。
さて,記事の内容だけのブログが魅力のあるブログコンテンツとして受けとめられるか,そしてこのブログが夕刊フジの売上増にどこまで貢献するのか,注目したい。
夕刊フジに掲載された記事やコラムを,毎日(日曜を除く)複数回に分けてネット上に無料配信する。インターネットの専門家でない記者でも,ブログなら簡単に記事を投稿できる。読者のブログからのトラックバックで,記事の感想や意見をくみ取りたいという。
さて,記事の内容だけのブログが魅力のあるブログコンテンツとして受けとめられるか,そしてこのブログが夕刊フジの売上増にどこまで貢献するのか,注目したい。


