年の瀬も迫ると,あちこちで各分野の賞の発表が相次ぐ。今年,大ブレークしたブログを対象にした賞も各国で生まれている。
ドイツのthe Detusche Welle’s 2004 International Weblog Awards は今年から始まった賞で,第1回ベストブログに中国のブログ"The Dog Newspaper”が選ばれ,話題をさらった。
Chinese Blog Wins “Best Weblog” Award
最も権威があるブログ賞は米国のWeblog Awardsであろう。
the 2004 Weblog Awards
分野別にノミネートされたブログの中から選ばれる。現在,投票中である。誰もが参加でき,投票の途中経過も見ることができる。
例えば,Best Tech Blog分野では,ガジェットをテーマにしたブログであるEngadget とGizmodoが激しく争っている。
Best Media/Journalist Blog分野では,WSJ.comのブログ Best of the Web (Opinion Journal) が独走している。
Best Online Community分野ではFark が,SlashdotやMetafilterといった 人気ブログに大差をつけてトップを快走中だ。
米国のブログは,分野が広範で,質的にも優れたものが多い。日本のブログで大半を占める私的日記はほとんどノミネートされていない。ノミネートされているブログを流し読みするだけでも,一つや二つ,掘り出しのブログが見つかるのでは。
続きを読む
2004年12月09日
2004年12月06日
RSSフィードによるアラート通知,eBayオークション向けに
RSSフィードでアラート通知をする。利用者が設定した条件をクリアした出来事が発生したときに,リアルタイムでRSSフィードで知らせるサービスが,増えそうだ。以下のサービスの例は,eBayオークションの入札条件に合致した出品が現れたときにRSSフィードで通知するサービスである。
http://www.freebiddingtools.com/
この応用は,企業サイトやWebzineなどで,流行りそうだ。
http://www.freebiddingtools.com/
この応用は,企業サイトやWebzineなどで,流行りそうだ。
2004年11月29日
情報整理ツールとしてブログを使いこなすには
アイデアプロセッサとしてブログを使う
昨日と一昨日,回線増強のためseesaaのブログサービスムが止まった。このブログを情報整理のために使っていたので,整理ノートを失った状況に陥り,ちょっと困った。
そこで今日は,情報整理ツールとしてのブログについて。
ブログが人気があるのは一つに,簡単にホームページが作れ,誰もが簡単に日記や主張などを発信できるからであろう。ちょっとした,"個人出版社"の気分も味わえる。コメントやトラックバック機能で他者とも気楽に繋がり,さらにコミュニティへ発展する楽しみもある。
でも,この私のブログは,ブログ本来の使い方をとっていない。あくまで,個人的な情報整理やアイデア発想の手助けのために始めた。
これまでも職業柄,効率の良い情報整理法を求め続けてきた。KJ法,ハイパーカード,野口の超整理法などなど・・・。だが,どれも2〜3カ月間と持たず,あえなく挫折していた。しかたなく,新聞の切り張りやデジタル情報のハードディスクへの貯め込みを続けていたが,収集にエネルギーを費やした割には,あとで実際に有効に活用することはほとんどない。
もう情報整理する年齢でもないので,と諦めていた頃にブログに出会った。ひょとしたら情報整理の救世主になるのではという期待を抱いて,この「メディア・パブ」を手がけた。結論から言えば,半年も継続しているのだから,まずまずの収穫があった。このブログでは,欧米のニュースを中心に役立ちそうなソースにリンクを張り,それに簡単なメモを加えたエントリーを,日常的に投稿していった。ランダムに貯めていったエントリー群でも,カテゴリ毎とか時系列に,整理された形で閲覧できる。頭を整理でき,アイデアが浮かんでくることもある。ソースコンテンツもリンクを張っておくと,ソースが手元にあることになり,後で深く調べるときに便利である。seesaaのブログでは,複数のカテゴリーのand検索でも閲覧できる。単なる備忘録ではなくて,アイデアプロセッサとして使えそうだ。
ただ,個人用の情報整理のための私用ブログなので,すべてのエントリーを公開していない。著作権侵害になるエントリーや仕事に直接関わるエントリーは,非公開にせざるをえない。ネット上のコンテンツはいつ消滅するかわからない。このため,重要なソースコンテンツは,リンク張りで済ませるのではなくて,カット& ペーストでコピーするため,公開できない。WSJOnlineの記事は年間有料購読者でも1ヶ月以前のアーカイブ記事を読むと追加課金されるし,NY Timesなども1週間以前の記事は有料になるので,これらのソース記事も必要に応じて,個人利用としてエントリー内にコピーしておく。
このため,実際には非公開エントリーの方が多くなっている。編集モードでないと閲覧できないので不便だが,仕方がない。ブログシステムは情報整理を目的に開発されているわけでもないので,アイデアプロセッサとして使うには不備が多いのも確かである。ともかく無料で使わせてもらっているのだから・・・。
ブログ伝搬の流れが確認できた
私用ブログとしてスタートしたので,他人に読んでもらうことを念頭に入れていなかった。エントリーは自分だけにわかるメモで良かった。コメントやトラックバックとも無縁だし,pingを打つこともなかった。テーマも一般的ではないし,ここまで何もしなければ,誰も見に来ないだろう。
ところが,このブログ開設して4カ月くらい経った頃に初めてアクセスログ(seesaaブログでは無料)を覗いてびっくりした。アクセスゼロと信じていたのに,毎日5〜10人前後の人がアクセスし,30〜50ページが閲覧されていた。今までのホームページならゼロで済んだのが,やはりブログは違う。伝搬力のすごさを思い知る。
そこで,このブログを踏み台に,前から確認したかったブログによる情報伝搬のフローを調べてみることにした。まず,エントリーの書き方を変えた。他人が読んでも理解できるコンテンツにした。それと,seesaaが薦めるpingサーバーの登録も行った。それだけで,半月余りで,ページビューが約3倍近くになった。検索エンジン経由でのアクセスが現れたのが効いた。
次にブログらしく,個人の考え方を盛り込んだエントリーを投稿してみる。そうすると,世の中は広いもので共鳴する人が現れ,その人のブログで紹介してくれる。その時は,当該エントリーのアクセス数は瞬間的に増える。また,一般受けするニューステーマのエントリーを,意識して投稿してみる。アグリゲータやリンク集などで拾ってくれて,これまた瞬間だがページビューがアップする。この結果さらに半月間で,平均ページビューが約2倍,上乗せすることになった。
よく言われていることが,おもしろいほどその通りになる。ブログらしいエントリーを発信していけば,検索エンジンや他のブログ,アグリゲータなどから特定エントリーに飛んでくる"一元客"が増える。多くの一元客は到来したときに初めてそのブログの存在を知り,気に入ればRSSリーダーやブックマークに登録してくれる。ブログの常連客となる可能性が高まる。日々のアクセスログを追っていると,明らかに一元客から常連客への鞍替えが読め,ページビューを底上げしているのがわかる。例えば,bloglineからもある時以来飛んできている。この結果,2カ月間弱で平均ページビューが10倍以上に膨れあがった。ともかくブログのすごいのは,エントリーという小さい単位で一元客を呼び込む仕掛けが,数多く備わっていることだ。
でも今回は,集客の常套手段である,トラックバックやコメントには手を付けていない。他のブログにトラックバックなどを発することは全くしていないし,逆に受け取っても何も応えていない。それどころか,ブログページにトラックバックやコメントの表示を外している。エントリーのカテゴリーも,利用者の立場で分けていない。pingサーバーなどのアグリゲータ関連サイトへの登録も徹底していない。こうした手段を講じたときの集客の変化も確かめても見たかったが,このブログの当初の目的であるアイデアプロセッサに戻れなくなるので,今回の試みはここで打ち切ることにした。
昨日と一昨日,回線増強のためseesaaのブログサービスムが止まった。このブログを情報整理のために使っていたので,整理ノートを失った状況に陥り,ちょっと困った。
そこで今日は,情報整理ツールとしてのブログについて。
ブログが人気があるのは一つに,簡単にホームページが作れ,誰もが簡単に日記や主張などを発信できるからであろう。ちょっとした,"個人出版社"の気分も味わえる。コメントやトラックバック機能で他者とも気楽に繋がり,さらにコミュニティへ発展する楽しみもある。
でも,この私のブログは,ブログ本来の使い方をとっていない。あくまで,個人的な情報整理やアイデア発想の手助けのために始めた。
これまでも職業柄,効率の良い情報整理法を求め続けてきた。KJ法,ハイパーカード,野口の超整理法などなど・・・。だが,どれも2〜3カ月間と持たず,あえなく挫折していた。しかたなく,新聞の切り張りやデジタル情報のハードディスクへの貯め込みを続けていたが,収集にエネルギーを費やした割には,あとで実際に有効に活用することはほとんどない。
もう情報整理する年齢でもないので,と諦めていた頃にブログに出会った。ひょとしたら情報整理の救世主になるのではという期待を抱いて,この「メディア・パブ」を手がけた。結論から言えば,半年も継続しているのだから,まずまずの収穫があった。このブログでは,欧米のニュースを中心に役立ちそうなソースにリンクを張り,それに簡単なメモを加えたエントリーを,日常的に投稿していった。ランダムに貯めていったエントリー群でも,カテゴリ毎とか時系列に,整理された形で閲覧できる。頭を整理でき,アイデアが浮かんでくることもある。ソースコンテンツもリンクを張っておくと,ソースが手元にあることになり,後で深く調べるときに便利である。seesaaのブログでは,複数のカテゴリーのand検索でも閲覧できる。単なる備忘録ではなくて,アイデアプロセッサとして使えそうだ。
ただ,個人用の情報整理のための私用ブログなので,すべてのエントリーを公開していない。著作権侵害になるエントリーや仕事に直接関わるエントリーは,非公開にせざるをえない。ネット上のコンテンツはいつ消滅するかわからない。このため,重要なソースコンテンツは,リンク張りで済ませるのではなくて,カット& ペーストでコピーするため,公開できない。WSJOnlineの記事は年間有料購読者でも1ヶ月以前のアーカイブ記事を読むと追加課金されるし,NY Timesなども1週間以前の記事は有料になるので,これらのソース記事も必要に応じて,個人利用としてエントリー内にコピーしておく。
このため,実際には非公開エントリーの方が多くなっている。編集モードでないと閲覧できないので不便だが,仕方がない。ブログシステムは情報整理を目的に開発されているわけでもないので,アイデアプロセッサとして使うには不備が多いのも確かである。ともかく無料で使わせてもらっているのだから・・・。
ブログ伝搬の流れが確認できた
私用ブログとしてスタートしたので,他人に読んでもらうことを念頭に入れていなかった。エントリーは自分だけにわかるメモで良かった。コメントやトラックバックとも無縁だし,pingを打つこともなかった。テーマも一般的ではないし,ここまで何もしなければ,誰も見に来ないだろう。
ところが,このブログ開設して4カ月くらい経った頃に初めてアクセスログ(seesaaブログでは無料)を覗いてびっくりした。アクセスゼロと信じていたのに,毎日5〜10人前後の人がアクセスし,30〜50ページが閲覧されていた。今までのホームページならゼロで済んだのが,やはりブログは違う。伝搬力のすごさを思い知る。
そこで,このブログを踏み台に,前から確認したかったブログによる情報伝搬のフローを調べてみることにした。まず,エントリーの書き方を変えた。他人が読んでも理解できるコンテンツにした。それと,seesaaが薦めるpingサーバーの登録も行った。それだけで,半月余りで,ページビューが約3倍近くになった。検索エンジン経由でのアクセスが現れたのが効いた。
次にブログらしく,個人の考え方を盛り込んだエントリーを投稿してみる。そうすると,世の中は広いもので共鳴する人が現れ,その人のブログで紹介してくれる。その時は,当該エントリーのアクセス数は瞬間的に増える。また,一般受けするニューステーマのエントリーを,意識して投稿してみる。アグリゲータやリンク集などで拾ってくれて,これまた瞬間だがページビューがアップする。この結果さらに半月間で,平均ページビューが約2倍,上乗せすることになった。
よく言われていることが,おもしろいほどその通りになる。ブログらしいエントリーを発信していけば,検索エンジンや他のブログ,アグリゲータなどから特定エントリーに飛んでくる"一元客"が増える。多くの一元客は到来したときに初めてそのブログの存在を知り,気に入ればRSSリーダーやブックマークに登録してくれる。ブログの常連客となる可能性が高まる。日々のアクセスログを追っていると,明らかに一元客から常連客への鞍替えが読め,ページビューを底上げしているのがわかる。例えば,bloglineからもある時以来飛んできている。この結果,2カ月間弱で平均ページビューが10倍以上に膨れあがった。ともかくブログのすごいのは,エントリーという小さい単位で一元客を呼び込む仕掛けが,数多く備わっていることだ。
でも今回は,集客の常套手段である,トラックバックやコメントには手を付けていない。他のブログにトラックバックなどを発することは全くしていないし,逆に受け取っても何も応えていない。それどころか,ブログページにトラックバックやコメントの表示を外している。エントリーのカテゴリーも,利用者の立場で分けていない。pingサーバーなどのアグリゲータ関連サイトへの登録も徹底していない。こうした手段を講じたときの集客の変化も確かめても見たかったが,このブログの当初の目的であるアイデアプロセッサに戻れなくなるので,今回の試みはここで打ち切ることにした。
2004年11月24日
米国の申請中特許情報,分野別にRSSフィード
米国の新着特許(申請中)が分野ごとに通知される RSS フィード ・サービスを, FreshPatents.com.(http://www.freshpatents.com/)が始めている。
USPTO(米特許商標庁)クラスに対応したカテゴリー分けで,個別にRSSフィード配信される。各特許のアブストラクトが得られる。企業の開発者や研究者は,自分の担当分野で,競合企業がどのような特許を申請しているかを,個人でチェックできる。
カテゴリは次の通り。
Computers: Graphics, I/O, Processors, Dyn. Storage, Static Storage, Printers
Software: Finance, AI, Databases, Development, Document, Navigation, Error
Telecom: Telecom, Communications, Coded, Radio, Antennas, Multiplex, Digital
Medical: Surgery, Surgery(2), Surgery(3), Drug, Drug(2), Prosthesis, Dentistry
Electronics: Solid-state, Generator, Measuring, Nonlinear, Systems/Devices,
Electronics: Semiconductor, Audio, Illumination, Connectors, Crypto,
Industrial: Refrigeration, Measure/Test, Support, Coating, Stock material, Pumps
Energy: Power plants, Radiant, Heat exchange, Fuel Cells, Electrical/Wave
Chemistry: Molecular Biology , Adhesive, Liquid Purification, Fluid diffusion
Engines: Combustion, Brakes, Clutch, Tires, Gas separation,
Imaging: Television, LCD, TV Signal, Interactive Video, Optical Systems
Consumer: Exercise, Games(1), Games(2), Food, Music, Apparel, Shoes,
米国に於いては,このようなB2B向けのRSSフィードは,他でも幾つか立ち上がってきた。インターネット上のB2C情報サービスは,日米間の時間差はかなり縮まってきているが,逆にB2B分野の情報サービスは格差が広がってきている。特に,仕事のために情報武装するためのサービス環境が,違いすぎる。
USPTO(米特許商標庁)クラスに対応したカテゴリー分けで,個別にRSSフィード配信される。各特許のアブストラクトが得られる。企業の開発者や研究者は,自分の担当分野で,競合企業がどのような特許を申請しているかを,個人でチェックできる。
カテゴリは次の通り。
Computers: Graphics, I/O, Processors, Dyn. Storage, Static Storage, Printers
Software: Finance, AI, Databases, Development, Document, Navigation, Error
Telecom: Telecom, Communications, Coded, Radio, Antennas, Multiplex, Digital
Medical: Surgery, Surgery(2), Surgery(3), Drug, Drug(2), Prosthesis, Dentistry
Electronics: Solid-state, Generator, Measuring, Nonlinear, Systems/Devices,
Electronics: Semiconductor, Audio, Illumination, Connectors, Crypto,
Industrial: Refrigeration, Measure/Test, Support, Coating, Stock material, Pumps
Energy: Power plants, Radiant, Heat exchange, Fuel Cells, Electrical/Wave
Chemistry: Molecular Biology , Adhesive, Liquid Purification, Fluid diffusion
Engines: Combustion, Brakes, Clutch, Tires, Gas separation,
Imaging: Television, LCD, TV Signal, Interactive Video, Optical Systems
Consumer: Exercise, Games(1), Games(2), Food, Music, Apparel, Shoes,
米国に於いては,このようなB2B向けのRSSフィードは,他でも幾つか立ち上がってきた。インターネット上のB2C情報サービスは,日米間の時間差はかなり縮まってきているが,逆にB2B分野の情報サービスは格差が広がってきている。特に,仕事のために情報武装するためのサービス環境が,違いすぎる。
2004年11月23日
米Yahoo,My Yahooの改訂版,今週末からサービス開始
Yahoo RSS Upgrade Goes Live(YAHOO! NEWS,Nov 22, 2004 )
米Yahooは,My Yahooの改訂版のサービスを今週金曜日から始める。新版のMy Yahooは,RSSフィード配信されているニュースの収集機能などを強化したもので,2カ月間のベータテストを経て,本番サービスに入る。この2カ月の間に,検索可能なRSSフィード数を約2倍の30万に増やした。それ以外のRSSフィードも,ユーザーがそのURLを指定すれば取り込める。現在,My Yahooの登録者数は約2000万人。また改訂版に合わせて, My Yahoo's Webを話題のブラウザ Firefox 1.0でも正しく動作するように,改良したという。
米Yahooは,My Yahooの改訂版のサービスを今週金曜日から始める。新版のMy Yahooは,RSSフィード配信されているニュースの収集機能などを強化したもので,2カ月間のベータテストを経て,本番サービスに入る。この2カ月の間に,検索可能なRSSフィード数を約2倍の30万に増やした。それ以外のRSSフィードも,ユーザーがそのURLを指定すれば取り込める。現在,My Yahooの登録者数は約2000万人。また改訂版に合わせて, My Yahoo's Webを話題のブラウザ Firefox 1.0でも正しく動作するように,改良したという。
2004年11月20日
ソフト開発者のブログを,HPも公式Webサイトに掲載
企業のホームページで,社員のブログを載せるのは,珍しくなくなってきた。HPもソフト開発者4人のブログを,同社の公式ホープページに掲載した。ブログの内容は,あくまで個人の意見であるという,以下の但し書きが付いている。
Opinions expressed here and in any corresponding comments are the personal opinions of the original authors, not of HP and may not have been reviewed in advance by HP.
Opinions expressed here and in any corresponding comments are the personal opinions of the original authors, not of HP and may not have been reviewed in advance by HP.
2004年11月18日
米ヤフー,RSSプロジェクトのために優秀なハーカーを募集中
Yahoo Has Big Plans For RSS Content Syndication(WebProWorld、2004-11-16 )
米ヤフーは,RSS Content Syndication の大プロジェクトを計画しており,そのための優秀なRSSハーカーを募っている。
米ヤフーは,RSS Content Syndication の大プロジェクトを計画しており,そのための優秀なRSSハーカーを募っている。
2004年11月17日
読者が選ぶ技術ブログ賞,コミュニティ性が優れたVarLinuxに決定
独立系の技術ブログでベストと思うサイトはどれか。CMPのTechWebが催したReaders Choice AwardーIndepndent Tech Blogで,読者投票の結果,VarLinux(http://www.varlinux.org/)というブログが選ばれた。民主的な運営がなされているコミュニティ・ブログとのこと。質の高い議論が交わされている。意見の対立も生じるが,大きく荒れることも無いという。不適切と思われる書き込みに対しては,管理者側に削除する権限を与えて,対処している。
これからのメディアの編集は,読者参加型のコミュニティ主導になっていこう。既存の新聞社や出版社が運用している米国のオンライン出版を眺めてみても,コミュニティへの取り組みを重視しており,このような新興のコミュニティ・ブログと提携する事例も増えてきた。
これからのメディアの編集は,読者参加型のコミュニティ主導になっていこう。既存の新聞社や出版社が運用している米国のオンライン出版を眺めてみても,コミュニティへの取り組みを重視しており,このような新興のコミュニティ・ブログと提携する事例も増えてきた。
2004年11月14日
驚異的な情報伝搬力のRSS,オーディオ流通にも革命が?
今,インターネット界隈のアーリーアドプターの間で最も話題になっているのが"podcasting"である。
2ヶ月前まで誰も口にしていなかった造語なのに,今日(2004年11月14日)Googleでpodcastingを検索すると,40万件以上ものWebページが結果として出てきた。 どうして,一気に蔓延したのだろうか。
背景として,ブログやニュースサイトなどで採用されているRSSの役割が見逃せない。RSSフィードしたブログやニュースなどはpingサーバーを経由して一気に世界中に伝搬する。Techonratiなどの検索エンジンでは,新しいコンテンツでも十数分程度以内にインデクス化され検索対象になる。お気に入りのブログなどの更新情報を,ほぼリアルタイムでユーザーが収集できる環境が整ってきたのだ。
podcastingという造語が生まれたのは2004年9月16日で,Dannie J. GregoireがYahoo! GROOP(http://groups.yahoo.com/group/ipodder-dev/message/41)でメッセージを出したときである。そのあと,元MTV VJ で Dutch weblogger であるAdam Curryたちが,この造語を広めていった(Wikipedia:http://en.wikipedia.org/wiki/Podcastingより)。2ヶ月も経たない内にブログなどで伝搬し,それを受けてpodcastingに関する情報が40万件以上も発信されているのだ。1週間前と比べて3倍も急増しているから驚きだ。
ブログで採用されたRSSの普及によりテキスト・コンテンツのネット流通に革新がもたらされたように,音声や音楽のオーディオ世界にも波及させようとするのがpodcastingである。podcastingでは,RSS2.0のenclosure機能を用いて音声情報をフィードさせ,RSSリーダーで登録した情報を取り込むことができる。iPodderと称するソフトを使えば,RSSリーダーから所望の音声情報を,iPodなどのMP3プレーヤーに自動的にダウンロードできるのだ。取り込んだ情報ごとに,プレイリストに組み込まれる。米国では,podcasting採用のネットラジオ局やホスティングサービス付きのポータルサイト(例えば,PodFly(The Podcasting Prtal))も相次いで生まれている。
ブログが個人運営出版者を多く生み出したように,podcastingによる個人ラジオ放送局もブームになるかもしれない。さらに,ブログが出版や企業サイトの情報発信のあり方を変えていこうとしているように,podcastingも音声(音楽)メディアの流通のあり方に一石を投じる可能性は高い。
某研究会で,メディア流通の新たな展開がどうなっていくかを,議論してきた。メディア・ソフトには,映画,テレビ,ゲームなどの映像系,音楽,ラジオなどの音楽系,新聞,出版などのテキスト系があるが,多くはパッケージでの販売が中心である。流通チャネルとして,映画館,販売(書店など),レンタル,放送などがあり,それに最近,インターネット(ケータイも)が加わった。
各ソフトは,最初に流す一次流通チャネルを想定しているが,他のチャネルでも流通させて,売り上げの最大化を目指す。映画ソフトの場合は,映画館上映,DVDなどのビデオ販売,有料放送,地上波放送と時間差を設けたマルチユース展開を図る。これまでのマルチユース展開にインターネット流通を加えることに関しては,違法コピーや面倒な著作権処理などもあって,映像系ソフトや音楽系ソフトの業界は極めて後ろ向きであった。一方,テキスト系の新聞社や雑誌社は,商用インターネットの初期段階から積極的にインターネット展開を繰り広げた。だが,コンテンツの無料化が当たり前になり,また速報性,マルチメディア性,双方向性,関連性など紙媒体を凌ぐ特性を生かして,紙からネットへのシフトを進めざるえない状況にある。RSSなどの浸透は,そのシフトを加速化させる。
テキスト系だけではなく,映像系も音楽系もパッケージ系からネット系への移行は避けられない。テキスト系のBlogに加えて,音楽系のpodcastingや映像系のVlogが広まれば,音楽や映像の世界でも,個人や中小企業も手軽に情報提供ができるようになる。ネットサービスは,供給者主導から消費者主導で繰り広げられることになろう。
2ヶ月前まで誰も口にしていなかった造語なのに,今日(2004年11月14日)Googleでpodcastingを検索すると,40万件以上ものWebページが結果として出てきた。 どうして,一気に蔓延したのだろうか。
背景として,ブログやニュースサイトなどで採用されているRSSの役割が見逃せない。RSSフィードしたブログやニュースなどはpingサーバーを経由して一気に世界中に伝搬する。Techonratiなどの検索エンジンでは,新しいコンテンツでも十数分程度以内にインデクス化され検索対象になる。お気に入りのブログなどの更新情報を,ほぼリアルタイムでユーザーが収集できる環境が整ってきたのだ。
podcastingという造語が生まれたのは2004年9月16日で,Dannie J. GregoireがYahoo! GROOP(http://groups.yahoo.com/group/ipodder-dev/message/41)でメッセージを出したときである。そのあと,元MTV VJ で Dutch weblogger であるAdam Curryたちが,この造語を広めていった(Wikipedia:http://en.wikipedia.org/wiki/Podcastingより)。2ヶ月も経たない内にブログなどで伝搬し,それを受けてpodcastingに関する情報が40万件以上も発信されているのだ。1週間前と比べて3倍も急増しているから驚きだ。
ブログで採用されたRSSの普及によりテキスト・コンテンツのネット流通に革新がもたらされたように,音声や音楽のオーディオ世界にも波及させようとするのがpodcastingである。podcastingでは,RSS2.0のenclosure機能を用いて音声情報をフィードさせ,RSSリーダーで登録した情報を取り込むことができる。iPodderと称するソフトを使えば,RSSリーダーから所望の音声情報を,iPodなどのMP3プレーヤーに自動的にダウンロードできるのだ。取り込んだ情報ごとに,プレイリストに組み込まれる。米国では,podcasting採用のネットラジオ局やホスティングサービス付きのポータルサイト(例えば,PodFly(The Podcasting Prtal))も相次いで生まれている。
ブログが個人運営出版者を多く生み出したように,podcastingによる個人ラジオ放送局もブームになるかもしれない。さらに,ブログが出版や企業サイトの情報発信のあり方を変えていこうとしているように,podcastingも音声(音楽)メディアの流通のあり方に一石を投じる可能性は高い。
某研究会で,メディア流通の新たな展開がどうなっていくかを,議論してきた。メディア・ソフトには,映画,テレビ,ゲームなどの映像系,音楽,ラジオなどの音楽系,新聞,出版などのテキスト系があるが,多くはパッケージでの販売が中心である。流通チャネルとして,映画館,販売(書店など),レンタル,放送などがあり,それに最近,インターネット(ケータイも)が加わった。
各ソフトは,最初に流す一次流通チャネルを想定しているが,他のチャネルでも流通させて,売り上げの最大化を目指す。映画ソフトの場合は,映画館上映,DVDなどのビデオ販売,有料放送,地上波放送と時間差を設けたマルチユース展開を図る。これまでのマルチユース展開にインターネット流通を加えることに関しては,違法コピーや面倒な著作権処理などもあって,映像系ソフトや音楽系ソフトの業界は極めて後ろ向きであった。一方,テキスト系の新聞社や雑誌社は,商用インターネットの初期段階から積極的にインターネット展開を繰り広げた。だが,コンテンツの無料化が当たり前になり,また速報性,マルチメディア性,双方向性,関連性など紙媒体を凌ぐ特性を生かして,紙からネットへのシフトを進めざるえない状況にある。RSSなどの浸透は,そのシフトを加速化させる。
テキスト系だけではなく,映像系も音楽系もパッケージ系からネット系への移行は避けられない。テキスト系のBlogに加えて,音楽系のpodcastingや映像系のVlogが広まれば,音楽や映像の世界でも,個人や中小企業も手軽に情報提供ができるようになる。ネットサービスは,供給者主導から消費者主導で繰り広げられることになろう。
2004年11月06日
MorganStanleyのレポート,RSSで情報流通が変わる
An Update from the Digital World — October 2004
Leading financial analysts' report on blogs and RSS a must read
MorganStanleyがまとめたインターネットの最新トレンド。わかりやすくまとめている。情報の流通や収集のあり方が激変していることを述べており,とくにRSSについて詳しく言及している。事例としてMy Yahoo!を取り上げている。Yahooが用意したメニューから選んでカスタマイズするだけではなくて,RSS配給している外部のblogなどのコンテンツも,My Yahoo!に取り込める。実際にMy Yahooを利用していない者にはどれほどすごいのかは実感できないが,確かに米国のblogを見ていると,Add to My Yahoo!のマークをそこら中で見かける。またYahoo! Searchにおいても,検索結果のWebサイトがRSS配信していれば,Add to My Yahoo!マークが付いいる。そこをクリックすれば,そのサイトの見出しなどが常時My Yahoo!でチェックできるわけだ。
RSSのようなWeb流通技術やMy Yahoo!のようなサービスが出現していることからも読みとれるのだが,今後コンテンツプロバイダは,ビジネスモデルや売り上げの流れを見直していく必要がありそうだ。
Leading financial analysts' report on blogs and RSS a must read
MorganStanleyがまとめたインターネットの最新トレンド。わかりやすくまとめている。情報の流通や収集のあり方が激変していることを述べており,とくにRSSについて詳しく言及している。事例としてMy Yahoo!を取り上げている。Yahooが用意したメニューから選んでカスタマイズするだけではなくて,RSS配給している外部のblogなどのコンテンツも,My Yahoo!に取り込める。実際にMy Yahooを利用していない者にはどれほどすごいのかは実感できないが,確かに米国のblogを見ていると,Add to My Yahoo!のマークをそこら中で見かける。またYahoo! Searchにおいても,検索結果のWebサイトがRSS配信していれば,Add to My Yahoo!マークが付いいる。そこをクリックすれば,そのサイトの見出しなどが常時My Yahoo!でチェックできるわけだ。
RSSのようなWeb流通技術やMy Yahoo!のようなサービスが出現していることからも読みとれるのだが,今後コンテンツプロバイダは,ビジネスモデルや売り上げの流れを見直していく必要がありそうだ。
2004年10月27日
ローカル・ブログの収集サイト
Local-blog aggregating(2004/10/26,rexblog.com)
Metrofeed.comがニューヨークやロンドンなどの大都市を対象に,各都市関連のブログのアグリゲート・サービスを始めた。
スタート時の都市は次の8都市。
Los Angeles
+ New York
+ San Francisco
+ Seattle
+ Chicago
+ San Diego
+ Washington, DC
+ Toronto
+ London
Metrofeed.comがニューヨークやロンドンなどの大都市を対象に,各都市関連のブログのアグリゲート・サービスを始めた。
スタート時の都市は次の8都市。
Los Angeles
+ New York
+ San Francisco
+ Seattle
+ Chicago
+ San Diego
+ Washington, DC
+ Toronto
+ London
2004年10月23日
企業のブログ・マーケッティング,本格化の兆し
Webサイト上でブログを用いてマーケッティング活動に乗り出す企業が増えている。日産のTIIDA BLOG
や味の素のマヤヤのお料理ABC 便利なお料理日記帳のように,瞬く間に企業サイトのキラーコンテンツにのし上がるブログも出てきた。
でも企業ブログはまだまだ試行錯誤の段階と言える。下手すれば,企業イメージを悪くしかねない。味の素のブログも,モデレータは架空の料理初心者で,生身の個人が自由に発言しているのではない。AJINOMOTO BLOG Cooking利用上の注意を設け,コメントやトラックバックによる万一の"荒らし"への対策を講じている。
米国ですら,企業ブログはハイテク関連など一部の企業が始めだした段階だ(
Oct 2004 State of the Blogosphere: Corporate Bloggers)
日本の企業ブログのディレクトリーサイト「ビジネスブログ」も10月に立ち上がった。
参考記事:
Webマーケティングの近未来 第8回〜欧米での企業ブログの現状 その1
Webマーケティングの近未来 第9回〜欧米での企業ブログの現状 その2
Webマーケティングの近未来 第10回〜欧米での企業ブログの現状 その3
や味の素のマヤヤのお料理ABC 便利なお料理日記帳のように,瞬く間に企業サイトのキラーコンテンツにのし上がるブログも出てきた。
でも企業ブログはまだまだ試行錯誤の段階と言える。下手すれば,企業イメージを悪くしかねない。味の素のブログも,モデレータは架空の料理初心者で,生身の個人が自由に発言しているのではない。AJINOMOTO BLOG Cooking利用上の注意を設け,コメントやトラックバックによる万一の"荒らし"への対策を講じている。
米国ですら,企業ブログはハイテク関連など一部の企業が始めだした段階だ(
Oct 2004 State of the Blogosphere: Corporate Bloggers)
日本の企業ブログのディレクトリーサイト「ビジネスブログ」も10月に立ち上がった。
参考記事:
Webマーケティングの近未来 第8回〜欧米での企業ブログの現状 その1
Webマーケティングの近未来 第9回〜欧米での企業ブログの現状 その2
Webマーケティングの近未来 第10回〜欧米での企業ブログの現状 その3
2004年10月19日
BBCの音声/映像ニュースをRSSフィード
Further improvements to my BBC News Audio Video RSS output
Ben Metcalfe氏個人が,BBCのビデオニュース(narrowband版)の見出しと要約をRSS配信。
Ben Metcalfe氏個人が,BBCのビデオニュース(narrowband版)の見出しと要約をRSS配信。
2004年10月06日
rss配信しているニュースサイト,米国でも少数派
RSS Penetration Among Online Publishers(October 02, 2004,Topix.net weblog)
Topix.netではWebサイトを巡回してニュースなどを収集しているが,情報ソースがXML Feedで得られる割合は7%である。トップ3000の新聞サイトも,RSS Feedで収集できるサイトは数百に過ぎない。
なるほどと納得する。個人でもRSSリーダーでニュースサイトの記事を読んでいるが,RSSリーダーで読めないサイトは非常に多い。特にターゲットを絞ったB2B系サイトは,RSS配信に踏み出していない。
Topix.netではWebサイトを巡回してニュースなどを収集しているが,情報ソースがXML Feedで得られる割合は7%である。トップ3000の新聞サイトも,RSS Feedで収集できるサイトは数百に過ぎない。
なるほどと納得する。個人でもRSSリーダーでニュースサイトの記事を読んでいるが,RSSリーダーで読めないサイトは非常に多い。特にターゲットを絞ったB2B系サイトは,RSS配信に踏み出していない。
2004年09月29日
ブログ特化の専門サイト,人気度は?
RSSリーダーのBloglinesから読まれている人気ブログの
登録数は,次の通り。
旧来型の新聞社や出版社のサイトに比べても,圧倒的な人気を誇る。
kuro5hin.org 5266
metafilter 3457
BoingBoing 10367
Gizmodo 8097
Slashdot 15723
Tecdirt 4888
2004.9.29現在
syndic8における
5 most viewed feeds:
Moreover - moreover... (57,666)
Slashdot (56,726)
Wired News (38,286)
Boing Boing Blog (24,761)
Le Monde : Aujourd'hui (21,547)
The Register (21,384)
MrSwing's Free Daily Swing and Day Trading Education (11,112)
Scitech Daily, Analysis and Opinions (10,819)
Yenra News (9,036)
kuro5hin.org (7,236)
登録数は,次の通り。
旧来型の新聞社や出版社のサイトに比べても,圧倒的な人気を誇る。
kuro5hin.org 5266
metafilter 3457
BoingBoing 10367
Gizmodo 8097
Slashdot 15723
Tecdirt 4888
2004.9.29現在
syndic8における
5 most viewed feeds:
Moreover - moreover... (57,666)
Slashdot (56,726)
Wired News (38,286)
Boing Boing Blog (24,761)
Le Monde : Aujourd'hui (21,547)
The Register (21,384)
MrSwing's Free Daily Swing and Day Trading Education (11,112)
Scitech Daily, Analysis and Opinions (10,819)
Yenra News (9,036)
kuro5hin.org (7,236)
2004年09月27日
Moreoverも330カテゴリ別ニュースをRSS配信,コンテンツ連動の広告も添えて
Moreover Technologies Announces Intelligent Delivery of Contextual Advertising In Free RSS News Feeds
Moreover Technologies はWeb上のニュースや情報を定期的に収集するニュースアグリゲータとして,先頭集団を走りそれなりの評判を得てきた会社である。企業向け及び個人向けに,カテゴリー分けしたニュースなどを提供してきた。
同社は,300以上のカテゴリー別のニュースを無料でメール配信するサービスなどは数年前からいち早く手がけており,個人的にも重宝にしてきた。10種類近いカテゴリーのニュースを別々のメールで受けていたのだが,しかし最近は,閲覧するにも整理するにも結構面倒になり使わなくなっていた。もっと便利なRSSフィード配信の出現により,RSSリーダーで閲覧し整理する方が圧倒的に効率が良いからである。
今回のRSSフィード・サービスも新しいニーズに応えるためであろう。これまでのメール配信と同じカテゴリー分けのニュースをRSS配信してくれる。このようなピンポイント的にカテゴリー分けした情報を提供するサービスが増えてきており,まさに個人向けのNanoーpublishingが実現できる。それが無料!で。非常に専門的でニッチな分野でも,それに関するニュースや,コラム,製品,ブログ,レポート,雑誌・書籍などの最新情報が,世界中のWebからほぼリアルタイムで閲覧できるから驚きである。RSSリーダーのフォルダー毎に,自分向けにカスタマイズしたNanoーpublishingを用意しており,今後,どのように進化していくかチェックしていきたい。
Moreoverのニュースは次の330種類に分けてRSS配信されている。
Free Moreover RSS News Feeds
ただ問題は,MoreoverのようなコンテンツアグリゲーターがRSS配信すると,メールアドレスが得られなくなり,利用者とのパイプがなくなることだ。それに,コンテンツを閲覧するとき,RSSリーダーからコンテンツサイトにダイレクトに飛ぶことになり,アグリゲータサイトが中抜きに終わることだ。そこで,Moreoverはニュース見出しと共に広告見出しもRSS配信し,広告売上に期待するわけだ。
実際に,RSSリーダーで"Online Search Engine news”を閲覧登録してみた。9月27日に43本のコンテンツ(見出しとニュースソース元)が送られてきたが,なんと21本が広告であった。広告をクリックすると,
We're Sorry...
The advertiser you clicked on has requested not to receive any visits from users outside of their market area
というメッセージが表示される始末。
正直なところ,RSSリーダーで必要な情報を探しているときに,adと示された広告をクリックする気にはなれない。
もう一つ気になったのは,15間隔で更新するとなっているが,CNNなどのニュースサイトにアップされたニュースが,Moreoverから配信されるまでに半日近く遅れている場合がみられること。Googleのように全て機械が作業しているのではないためか。確か,以前,人手を介することにより質の向上を図っていると,主張していたが。
Moreover Technologies はWeb上のニュースや情報を定期的に収集するニュースアグリゲータとして,先頭集団を走りそれなりの評判を得てきた会社である。企業向け及び個人向けに,カテゴリー分けしたニュースなどを提供してきた。
同社は,300以上のカテゴリー別のニュースを無料でメール配信するサービスなどは数年前からいち早く手がけており,個人的にも重宝にしてきた。10種類近いカテゴリーのニュースを別々のメールで受けていたのだが,しかし最近は,閲覧するにも整理するにも結構面倒になり使わなくなっていた。もっと便利なRSSフィード配信の出現により,RSSリーダーで閲覧し整理する方が圧倒的に効率が良いからである。
今回のRSSフィード・サービスも新しいニーズに応えるためであろう。これまでのメール配信と同じカテゴリー分けのニュースをRSS配信してくれる。このようなピンポイント的にカテゴリー分けした情報を提供するサービスが増えてきており,まさに個人向けのNanoーpublishingが実現できる。それが無料!で。非常に専門的でニッチな分野でも,それに関するニュースや,コラム,製品,ブログ,レポート,雑誌・書籍などの最新情報が,世界中のWebからほぼリアルタイムで閲覧できるから驚きである。RSSリーダーのフォルダー毎に,自分向けにカスタマイズしたNanoーpublishingを用意しており,今後,どのように進化していくかチェックしていきたい。
Moreoverのニュースは次の330種類に分けてRSS配信されている。
Free Moreover RSS News Feeds
ただ問題は,MoreoverのようなコンテンツアグリゲーターがRSS配信すると,メールアドレスが得られなくなり,利用者とのパイプがなくなることだ。それに,コンテンツを閲覧するとき,RSSリーダーからコンテンツサイトにダイレクトに飛ぶことになり,アグリゲータサイトが中抜きに終わることだ。そこで,Moreoverはニュース見出しと共に広告見出しもRSS配信し,広告売上に期待するわけだ。
実際に,RSSリーダーで"Online Search Engine news”を閲覧登録してみた。9月27日に43本のコンテンツ(見出しとニュースソース元)が送られてきたが,なんと21本が広告であった。広告をクリックすると,
We're Sorry...
The advertiser you clicked on has requested not to receive any visits from users outside of their market area
というメッセージが表示される始末。
正直なところ,RSSリーダーで必要な情報を探しているときに,adと示された広告をクリックする気にはなれない。
もう一つ気になったのは,15間隔で更新するとなっているが,CNNなどのニュースサイトにアップされたニュースが,Moreoverから配信されるまでに半日近く遅れている場合がみられること。Googleのように全て機械が作業しているのではないためか。確か,以前,人手を介することにより質の向上を図っていると,主張していたが。
2004年09月25日
Bloglinesにおける人気RSS配信サイトは?
マニアックなIT系に人気が集中
RSSのサーチエンジンといえばfeedster,RSSリーダーといえばBloglinesが台風の目だ。BloglinesはWebベースのRSSリーダーなので,どのパソコンからも作業を継続しながら使えて便利だ。日本語にも対応していて,特に困ることもない。
このBloglinesで,RSS配信しているニュースサイトやブログの人気度,つまり利用者が受信(subscribe)しているフィード数を調べてみると,おもしろい。
2004年9月25日20時半頃のsubscription数は以下の通り。
日本のIT系ニュースサイト。
・Cnet Japan:960
・IT Media:505
・スラッシュドット・ジャパン:486
・Wired News Japan:467
・日経BPーRSS:316
・Nikkei−IT:286
・@IT :248
ほかではasahi.comが608,週刊!木村剛が361であった。
米国でも,Slashdotが15515,Wired Newsが13815と,ややマニアックなサイトの人気が際だっている。人気ブログのBoingBoingは10247である。CNET Newsは6201。
ブログのアクセス数を増やすには,こうしたRSSリーダーにこまめに登録することも重要だ。また,RSS配信サービスをしていないサイトも,意に反して(見て見ぬふりをして)RSSリーダーからのアクセス数が増えている場合もある。日本では,例えばBulknewsが30分毎に国内の代表的なニュースサイトを巡回し,最新15本の見出しをRSS配信している。実は,BloglinesではBulknewsからRSS配信されるニュースサイトの多くををレコメンドしており,結果としてそれらのニュースサイトの閲覧数(subscription数)が膨らんでいる。
ちなみに,Bulknewsはライブドアのプログラマーが個人的に運用しているサービスで,意に反して?RSS配信されているニュースサイトも無視しているのだろうか。
RSSのサーチエンジンといえばfeedster,RSSリーダーといえばBloglinesが台風の目だ。BloglinesはWebベースのRSSリーダーなので,どのパソコンからも作業を継続しながら使えて便利だ。日本語にも対応していて,特に困ることもない。
このBloglinesで,RSS配信しているニュースサイトやブログの人気度,つまり利用者が受信(subscribe)しているフィード数を調べてみると,おもしろい。
2004年9月25日20時半頃のsubscription数は以下の通り。
日本のIT系ニュースサイト。
・Cnet Japan:960
・IT Media:505
・スラッシュドット・ジャパン:486
・Wired News Japan:467
・日経BPーRSS:316
・Nikkei−IT:286
・@IT :248
ほかではasahi.comが608,週刊!木村剛が361であった。
米国でも,Slashdotが15515,Wired Newsが13815と,ややマニアックなサイトの人気が際だっている。人気ブログのBoingBoingは10247である。CNET Newsは6201。
ブログのアクセス数を増やすには,こうしたRSSリーダーにこまめに登録することも重要だ。また,RSS配信サービスをしていないサイトも,意に反して(見て見ぬふりをして)RSSリーダーからのアクセス数が増えている場合もある。日本では,例えばBulknewsが30分毎に国内の代表的なニュースサイトを巡回し,最新15本の見出しをRSS配信している。実は,BloglinesではBulknewsからRSS配信されるニュースサイトの多くををレコメンドしており,結果としてそれらのニュースサイトの閲覧数(subscription数)が膨らんでいる。
ちなみに,Bulknewsはライブドアのプログラマーが個人的に運用しているサービスで,意に反して?RSS配信されているニュースサイトも無視しているのだろうか。
2004年08月31日
更新時のブログの見出しをIMでアラート
LiveMessage Blogger Edition Debuts
MessageCast, IncのLiveMessage
ブログ版のIM。ブログの更新の度に,見出しが,パソコンやPDA,あるいは携帯電話機に瞬時に伝わる。
MessageCast Tests RSS for Delivery(ClickZ)
MessageCast, IncのLiveMessage
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2004年08月30日
natureもRSS配信を開始
Nature Publishing Group もきめ細かいRSS配信を開始。RSS配信の詳細はこちら。


