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2008年07月12日

英国の伝統新聞Guardian,米国の有力ブログ“paidContent”を獲得

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GuardiancontentNext.jpg

 英国の伝統的な新聞社Guardian(Guardian News & Media)が,米国のメディア会社ContentNextを買収することになった。ContentNextの看板は,デジタル・コンテンツ・ビジネスをカバーする人気ブログpaidContentである。

 つまり,Guardianが有力ブログpaidContentを獲得したのである。買収額は3000万ドル(32億ドル円)くらいのようだ。paidContentを2002年に立ち上げ,現在も筆頭ブロガーであり編集長でもあるRafat Aliは,「paidContentがGuardianに買収された後も,今まで通り独立して運用していく」と彼のブログの中で述べている。

 Guardianはもともと,オンライン展開でも先進的な新聞社である。最近,技術開発を強化するためにYahooから Matt McAlisterを引き抜いた。オンラインでリベラルな声を世界に向けて発信していきたいようだ。そのためにまず,米国市場でのプレゼンスを高める必要に迫られており,ワシントン支局を拡大するとともに,昨年から米国市場向けのGuardian America を立ち上げた。

GuardianAmerica.jpg

 米メディア業界で人気の高いブログpaidContentを買収することは,米国での市場拡大に大きな力になりそう。また,Guardianはメディアニュース分野に力もを入れているだけに,paidContentは心強い味方にないそうだ。

MEDIAGUARDIAN.jpg


 また,paidContentも国際市場を目指しており,英国版ブログをすでに発行している。インド版も出している。

paidContentUK.jpg

◇参考
・Guardian News & Media buys PaidContent publisher(guardian.co.uk)
・ContentNext 2.0: Life With The Guardian Media Group(paidContent.org)
・Guardian Media Group Buys paidContent for $30 Million( BoomTown | AllThingsD)
・新聞社がブロガーに謝るとき(メディア・パブ)
・GNM hires Yahoo developer(guardian.co.uk)
・有力新聞社サイト,新興ブログ出版の記事を掲載へ(メディア・パブ)


タグ:新聞 ブログ

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posted by 田中善一郎 at 02:48 | Comment(2) | TrackBack(0) | RSS配信 ブログ
2008年05月17日

人気技術ブログArs Technica,Condé Nast/Wiredが買収へ

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 Condé Nast/Wiredが,人気ブログArs Technicaを買収する。これはTechCrunchのブレーキングニュースである。

 Ars Technicaは,Condé Nast傘下のWired Digital に組み込まれる。Ars Technicaは1998年設立の技術分野のネット出版社だが,今では従業員8人程度のブログ出版社となっている。ブログArs Technicaは,オリジナルニュースやレビュー,それに技術トレンドの分析が優れている。Comscoreの調査によると,月間ユニークユーザー数は150万人,月間ページビューは400万ページとなっている(TechCrunchではユニークユーザー数を450万人と見ている)

 Ars Technicaは,Wired Digital のが発行しているブログWired Newsと読者層が似通っている。買収によるバーティカル・メディア・ネットワーク(バーティカル・アドネットワークでもありうる)の構築と言えよう。

 以下に“Techmeme Leaderboard”を示す・これは,技術系ニュースアグリゲーターであるTechmemeにおけるブログやマスメディアの露出頻度ランキングである。ソーシャルメディア界隈での技術系メディアの人気指標として見ることができよう。先ほどのランキングでは,Ars Technicaは7位である。一方のWired Newsは58位である。

Techmeme080516.jpg

 最近,WashingtonPostはTechCrunch(1位)やPaidContent(20位)と提携を結んだ。またCBSはCNETを買収した。ソーシャルメディアも絡んだ形で,技術系メディアの再編成が活発だ。


◇参考
・Breaking: Condé Nast/Wired Acquires Ars Technica(TechCrunch)
タグ:雑誌 ブログ

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posted by 田中善一郎 at 08:30 | Comment(1) | TrackBack(0) | RSS配信 ブログ
2008年04月07日

リアルの友人とバーチャルのブロガー,どちらの評価をアテにする?

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 SNSの友人とか人気ブロガーのクチコミ影響力がスゴイと,ネット業界のコンサルタントやマーケターからいつも聞かされる。でも,ほんとうかな?

 カナダの調査会社Pollaraによると,ネット上のインフルエンサーは,マーケターが期待するほど大きな影響を及ぼしていないようだ。1,100人の大人を対象にしたアンケートによると,回答者の80%がリアルの友人や家族が薦める商品をよく購入すると答えた。一方,よく知られたブロガーが薦める商品をしばしば購入すると答えた人は23%であった。

 製品の購入において,バーチャル世界のブロガーよりもリアル世界の友人からのほうが,より多くの影響を受けるということである。バーチャルよりもリアルを重視するのは当然かもしれないが,なんとなく安心する結果である。でも,リアル世界の友人自身がバーチャル世界のブロガーから影響を受けている場合も多いので,間接的にもっとバーチャル(ネット)の影響を受けているのかも。

 Pollaraが実施した別の調査(1,800人の大人が回答)では,大半の人がブログとかSNS,コミュニティーフォーラムを介して,製品やサービスなどの情報を共有しているとのことである。特に18〜34歳の若い回答者の57%は,ソーシャルメディアにおける意見の共有が重要だと見ている。若い人には,やっぱりネットバーチャルは欠かせない。 


◇参考
・Study: 'Influencers' Possess Less Clout (MediaPost Publications)
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posted by 田中善一郎 at 07:59 | Comment(1) | TrackBack(6) | RSS配信 ブログ
2008年03月27日

米国の人気ブログ,1億円価値のブログがズラリと

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 有力ブログの価値はどれほどあるのか。24/7 Wall St.が米国の人気ブログの価値をはじいている。 

 24/7 Wall St. は,金融ニュースを扱った人気ブログである。そこのアナリストブロガーでもあるDoug McIntyreが,次のポイントをベースにブログ価値を計算した。
・トラフィック(ユニークユーザー,ページビュー)
・ユーザーの質,
・広告(内容,量)
・リスク(特定ブロガーに過度に依存)

 かなり粗っぽいやり方であるが,それなりに利用したデータなどは参考になる。以下のように,ブログ価値順のトップ25をリストアップした。自分の24/7 Wall St.を25位に置いたのは遠慮からか。


1. The Gawker Properties: $150 million.
2. MacRumors: $85 million
3. Huffington Post: $70 million
4. PerezHilton: $48 million
5. TechCrunch: $36 million
6. Ars Technica:$15 million
6. Seeking Alpha :$15 million
8. Drudge Report :$10 million
8. Mashable :$10 million
10. GigaOm: $8.4 million
11. Boing Boing: $8 million
12. Silicon Alley Insider: $5.4 million
13. ReadWriteWeb: $5 million
14. Paidcontent.org: $3.5 million
15. Search Engine Land: $2.7 million
15. Smashing Magazine: $2.7 million
17, DListed: $2 million
18.Daily Blog Tips: $1.8 million
19. Techdirt: $1.5 million
19. Neatorama: $1.5 million
21. BuddyTV :$1 million
21. The Superficial :$1 million
23. Talking Points Memo: $860,000
24. Travelpod :?
25. 24/7 Wall St. : ?

 トップ10に入るには,少なくとも1000万ドル(約10億円)の価値を評価されなければならないようだ。100万ドル(約1億円)の価値があれば,トップ20に入る。ところで日本から,100万ドル(約1億円)ブロガーが生まれるのだろうか。


◇参考
・The Twenty-Five Most Valuable Blogs(24/7 Wall St)
タグ:ブログ

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posted by 田中善一郎 at 11:10 | Comment(0) | TrackBack(1) | RSS配信 ブログ
2008年03月25日

Forbes,金融分野の400ブログを束ねた広告ネットを立ち上げ

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 Forbes.comは,ビジネス/金融分野の400ブログを束ねた広告ネットワーク(Business and Finance Blog Network)をまもなく立ち上げる。

 Forbesが選別した400以上のビジネス/金融分野ブログからなるブログネットワークである。bankingからhedge fund managementまでのトピックスをカバーしている。参加ブログ数はもっと増やしていくという。ブログ記事(エントリー)はForbes編集がチェックしていく。

 このネットワークはビジネス/金融分野にターゲットを絞った広告ネットワークでもある。投資家や実業家向けの広告を掲載する。

 それにしても,Forbesブランドを傷つけない良質のビジネス/金融分野ブログを400以上も集めるとは,大変だ。米国ではビジネス/金融分野においても伝統メディアが認めるブログが多いということか。


◇参考
・Forbes.com to Launch Business and Finance Blog Network (プレスリリース)
・Forbes Launches Business/Finance Blog Net
タグ:ブログ 広告

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posted by 田中善一郎 at 10:08 | Comment(0) | TrackBack(1) | RSS配信 ブログ
2008年03月04日

ジャーナリスト風ブロガー“jounablogger”(その3):新興ブログ出版社が活躍の場に

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 先週の記事で,マスメディアと個人ブログ(UGM:User Generated Media)との間にコマーシャルブログが台頭していることを紹介した。

 その検証のために,ニュースアグリゲーターTechmemeに登場するニュースサイト/ブログの掲載回数ランキングを見ることにした。Techmemeはネット業界のキーパーソンから高い評価を得ているサイトで,掲載回数の多いマスメディアサイトやブログのニュース系記事はネット業界の人たちに実際よく読まれている。そのランキングで選ばれる常連のニュースサイトやブログを,以下のように分類してみた。マスメディアには,新聞社系,雑誌社系,通信社系のサイトが中心で,最近ではPR系サイトのニュースリリースも掲載されだしている。

PublisherAggrigator11.JPG

 3〜4年前までは,ネット業界のニュース記事もマスメディアがオリジナルをほとんど発信していた。ブログがニュースを扱っていても,ソースとしてマスメディアのニュース記事を引用していた。それが最近では,オリジナルなニュース記事もブログがマスメディアを凌ぐ勢いである。量だけではなくて,質においてもだ。

 その勢いを増すブログは,Techmemeで上位にランクされているニュース系ブログである。その多くは,個人ブログではなくてコマーシャルブログである。代表的なコマーシャルブログの創刊年を以下に示す。

TechCrunch:2005年6月
Engadget:2004年3月
ReadWriteWeb :2003年4月
Silicon Alley Insider:2007年7月
GigaOM:2006年
VentureBeat:2006年9月
PaidContent.org:2002年
Gizmode:2002年

 マニアックなガジェット分野ブログであるGizmodeとEngadgetがいち早く浮上したが,コマーシャルブログが本格的に勢いづいたのは2006年頃からである。2006年末にTechCrunchがGoogleのYouTube買収をスクープし,それをNYTimesやWSJが引用し後追いしたのが一つの転機だったかもしれない。それ以降,メインストリームのマスメディアがブログ記事を引用することは珍しくなくなってきている。

 コマーシャル・ブログ・パブリシャーの代表格になってきたTechCrunchは,満3年にも達していないブログだが,Techmemeのランキングでトップの座に就いている。同サイトの月間ユニークビジター数は280万。広告売上は昨年4月に月間20万ドルと発言して以来明らかにしていないが,その後かなり増えているはず。さらに,最近では1〜2ヶ月置きに1000〜2000人規模のパーティーを開いており,この収入も多そう。海外数カ国の外国語版も出ている。M&A弁護士の創立者Michael Arringtonと元Business2.0の Erick Schonfeldが編集しており,フルタイムのスタッフ8〜9人を抱えた小さなパブリシャーである。

 こうした新興のブログパブリシャーの平均像は,カバー分野をターゲット化したニュース系グループブログ(ブロガーが複数人)を発行する小規模のオンラインパブリシャーといえよう。ブロガーも新しいタイプのジャーナリストなのかもしれない。ここでは“jounablogger”との呼び名を使わしてもらっているが,伝統マスメディアのジャーナリストとはかなり違う。その違いは次回で触れる。

 これらブログパブリシャーが発行しているコマーシャルブログの中には,Gizmode,Engadget,TechCrunchのように海外進出しているブログも少なくない。評価の高いブログが増えてきたのに合わせて,マスメディアサイトだけではなくてブログも収集対象にしたニュースアグリゲーターが幾つか出てきたわけだ。TechmemeやBlogRunnner,TrailRank,Sphereなどである。最初,マスメディアサイトしか対象にしていなかったTopix.comも有力ブログを対象に加えた。最近では,Google Newsも一部コマーシャルブログを掲載するようになってきた。

(つづく)

◇参考
・ ジャーナリスト風ブロガー“jounablogger”(その1):米国の技術分野メディアで台頭(メディア・パブ)
・ジャーナリスト風ブロガー“jounablogger”(その2):評価高まる(メディア・パブ)
・An Interview With Michael Arrington (Portfolio.com)
タグ:ブログ

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posted by 田中善一郎 at 10:11 | Comment(0) | TrackBack(1) | RSS配信 ブログ
2007年10月29日

有益ブログのトップ100,米カーネギーメロン大の研究論文より

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 読むべき有益なブログとは・・・。

 米カーネギーメロン大の研究者が,役立つブログを理論的に評価する手法を論文で発表し,その中でトップ100ブログを掲げていた。

 ここでは,そこからトップ20のブログを抜き出した。

1.Instapundit
2.Don Surber
3.Science & Politics
4.Watcher of Weasesls
5.Michelle Malkin
6.National Journal's Blogometer
7.The Modulator
8.BloggersBlog.com
9.Boing Boing
10.Atrios
11.A Blog for All
12.Gothamist
13.mparent777
14.TFS Magnum
15.Alliance of Free Blogs
16.anglican.tk
17.Micropersuasion
18.Pajamas Media
19.BlogHer
20.The Jawa Report

 この研究論文は,ACM SIGKDD International Conference on Knowledge Discovery and Data Miningでベスト学生論文賞に選ばれている。難しく手に負えそうもないので,解説はパス。

 論文の詳細を調べたければ,PDF,PowerPoint,ビデオで。

  

◇参考
・Cost-effective Outbreak Detection in Networks(SCHOOL OF COMPUTER SCIENCE, CARNEGIE MELLON UNIVERSITY)
・Carnegie Mellon Study Ranks Most Informative Blogs(Bloggers Blog)
 
タグ:ブログ

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posted by 田中善一郎 at 07:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | RSS配信 ブログ
2007年10月10日

Google,ミニブログのJaikuを買収

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JaikuGoogle.JPG

 GoogleがミニブログのJaikuを買収する。Jaikuの公式ブログで,上のイラスト付きで明らかにしている。

 JaikuはTwitterの対抗馬であるが,他サイトとの連携機能を数多く備えているのが売りである。FlickrやLast.fmを利用したり,JabberベースのIMサービスなども使える。



◇参考
・We’re joining Google(Jaikido Blog )
・Jaiku,Twitterの有力な対抗馬か(メディア・パブ)
タグ:google

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posted by 田中善一郎 at 09:08 | Comment(0) | TrackBack(3) | RSS配信 ブログ
2007年08月04日

米国のブロガーって,かなり稼いでいるそうな

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 上位5万のブログの年間収入は,合計で5億ドルにも達するとのこと。1ブログ当たり100万円を超えることになる。

 これは,Chitikaと米テキサス大学が共同で調査した結果(Blog Dollars Study )である。Chitikaは "blog dollars" companyと言われ,ブログのマネタイズを支援する会社のようだ。 Chitikaのブログ広告ネットワークを調査対象にし,ブログランキングはTechnorati のリンク数ランクを使った。結果の概要は次のグラフのようになっている。

chiticaBlog.JPG

 おそらく,上位5万のブログの間でもロングテール的傾向が見られるはず。そのトップ1%のブログ(つまり上位500ブログ)が1億ドル(5億ドルの20%)を稼いでいると仮定しよう。すると,トップ500クラスのブロガーだと年収1000万〜2000万円近くを稼いでいることになるのかな。これなら,職業ブロガーとして食っていける。

 で,上位500に入っている日本のブログを調べてみた。Technoratiによる日本のトップ100ブログから,上位ブログが世界ランキングの何位かを調べた。これは,technoratiの検索窓にブログurlを入力して検索をかければ,世界ランキングが表示される。世界500位以内には,日本のブログが次の5つ入っていた。

1. GIGAZINE
2.しょこたん☆ぶろぐ
3. Engadget Japanese
4. Gizmodo Japan
5. 眞鍋かをりのココだけの話

 しょこたんも眞鍋かをりもブログを看板にしたタレントだし,EngadgetもGizmodeも商業ブログ出版である。GIGAZINE も商業ブログ出版のようなものだろう。

 でも,Technoratiのブログランキングとブログ売上ランキングとが必ずしも比例するわけではない。調査そのものも大雑把なようだし。上の5ブロガー以外にも,がっぽり稼いでいる日本のブロガーもいるようだが・・・。


◇参考
・A Chitika “Blog Dollars” Study says 500 Million(The Chitika Blog)
・最新調査結果―2006年の上位5万ブログによる収入は$500M(TechCrunch Japanese)

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posted by 田中善一郎 at 19:53 | Comment(2) | TrackBack(4) | RSS配信 ブログ
2007年06月13日

スポーツ会場からのブログ生中継はダメ

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  大学バスケットボール試合をブログで生中継していた記者が,NCAA( National Collegiate Athletic)から抗議を受けた(washingtonpost.comより)。

  ライブブログを拒絶されたのはKentucky州の地方紙Louisville Courier-Journal の記者。マスメディアの記者ブログだから警告されたのだろう。でも,個人ブロガーへの警鐘も含まれているかも。


◇参考
・NCAA Ejects Reporter For Blogging at Game(washingtonpost.com)

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posted by 田中善一郎 at 09:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | RSS配信 ブログ
2007年04月29日

ブログの成長に陰り,踊り場説が浮上

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 ブログの世界もそろそろ踊り場にさしかかっているようだ。

 BusinessWeekサイトの記者ブログ(Heather Green氏がブロガー)などが指摘しているように,アクティブなブログ数の伸びが急に鈍化しており,ピークを迎えつつあるというのである。

 世界のブログ数の推移データとしては,Technoratiの調査データがよく引用されてきた。トラックしているブログ数を2003年から測定し,その結果を公表しているからだ。

 以下は,2007年3月までのブログ数をグラフ化した最新版である(クリックで拡大表示可能)。確かにブログ数は増え続けている。このグラフを見る限り,ブログの世界は拡大しているようだが・・・。

*ブログ数(Technoratiがトラックしているブログ数)
Blog Technorati.JPG
(ソース:Technorati)

 ところが,アクティブブログ数は,最近,急に伸び率が鈍化しているというのだ。ここでアクティブブログとは,過去90日間に更新のあったブログと定義している。06年5月,06年10月,そして07年3月のアクティブブログ数をプロットしたのが次のグラフである(クリックで拡大表示可能)。

*アクティブブログ数
Active Blog.JPG
(ソース:Technorati)

 アクティブブログ数と,アクティブ率を以下にまとめる。
2006年5月:13,720,748(36.71%)
2006年10月:15,297,100(27.42%)
2007年3月:15,534,430 (20.93%)

 ここで,注目したいのは,ブログ数が今も増え続けているが,アクティブブログの割合が急減していることだ。Technoratiがトラックしているブログ数は7000万を超えているが,そのうちアクティブブログ数は1553万である。アクティブ率は,約1年前の37%から今や20%に減っているのである。これは,多くのアクティブブロガーがブログに飽きてきたのかもしれないし,またSNSや最近のTwitterに鞍替えしたのかもしれない。ちょっと試しにブログをかじってみたものの,長続きしないブロガーも多いのであろう。


◇参考
・With 15.5 Million Active Blogs, New Technorati Data Shows that Blogging Growth Seems to be Peaking(BusinessWeek)
・Another bubble bursts: blogs(CNET News.com)
・The State of the Live Web, April 2007(Sifry's Alerts)
タグ:ブログ

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posted by 田中善一郎 at 22:42 | Comment(0) | TrackBack(5) | RSS配信 ブログ
2007年04月05日

日本語ブログ,投稿数で英語ブログを再びしのぐ

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 ブログ投稿数で日本語ブログが世界で最も多いという。

 四半期毎にブログ統計データを公表しているTechnorati(Technorati創業者のSifryのブログ)によると,2006年第4四半期の投稿ブログを言語別に計数した結果,日本語ブログが世界トップになったという。同社が世界中から収集したブログエントリーを言語別に分類すると,37%が日本語ブログで,36%が英語ブログであった。2006年第3四半期では39%が英語ブログで,33%が日本語ブログであったから,日本語ブログが急増したことになるが。日本語ブログが多いのは,短い日記風エントリーが大半のせいか。

 また,今回の言語別調査結果で興味深かったのは,ペルシャ語ブログが10位に入ったこと。

◇参考
・The State of the Live Web, April 2007(Sifry's Alerts)
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posted by 田中善一郎 at 23:39 | Comment(0) | TrackBack(1) | RSS配信 ブログ
2007年03月28日

Twitter騒動の余震,YouTube並のヒットサービスとの声も

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 シリコンバレーを襲ったTwitter騒動の余震が続いているようだ。

 英FT.com(Financial Timesのサイト)の記事に,次のような文が。
Silicon Valley is abuzz over a new mini-blogging service for mobile phones that some predict will be a mass-market hit with the reach of a YouTube or MySpace


 TwittyがYouTubeやMySpaceのような巨大市場を生み出す。このような大風呂敷を広げるホラ吹き?も現れているようだが。でもモバイルからでも使えるミニブログサービスと言われてみると,ひょっとしたらと思ったりもするのだが・・・。

 TwitterにぞっこんのJason Calacanis 氏( Weblogs創立者であるネット業界の有名人)も,ミニブログとしてTwitterを使っているようだ。ブログエントリーの9割はTwitterで済ませるという。長文のブログエントリーや分析記事とかは,従来のブログシステムを使うが,ほとんどのエントリーはTwitterで配信するとのことだ。

 このようにTwitter人気が高まってくると,当然,二番煎じが現れても不思議ではない。Twitterより優れたTumblerが出現したと,Lifehackerが詳しく伝えている。ビデオを組み込めるようだ。

 軽快なブログサービス市場が新たに台頭してくるのかもしれない。

tumblr.JPG


◇参考
・Mini-blog is the talk of Silicon Valley(FT.com)
・Jason Calacanis Says 90% of His Blogging Now on Twitter(Bloggers Blog)
・中毒ユーザー続出の“Twitter”,WSJまでも騒ぎに加わる(メディア・パブ)
・Geek to Live: Instant, no-overhead blog with Tumblr(Lifehacker)
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2007年03月05日

米ブログ“Blog Herald”の日本語版サイト,アイオイクスが立ち上げる

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Blog_Herald0703.JPG

米国の有力ブログが相次いで日本に上陸してきた。

 Engadget(Engadget Japanese)、Gizmodo(Gizmodo Japan),TechCrunch(TechCrunch Japanese)など,米国の有力ブログの日本語版サイトが登場している。そして,今日,The Blog Heraldの日本語版サイトが立ち上がった。これらはいずれも個人ブログの枠をはみ出ており,複数のブロガーを抱えた商業ブログである。

 Blog Heraldはブログ関連のニュース情報サイトである。4年前に生まれたブログであったが,個人的には癖が強過ぎて必見ブログではなかった。だが,半年くらい前から編集内容が大きく変わり,時々見るようになっていた。質が高くなったのは当然で,優秀なブロガーを仲間入りさせている(Blog Heraldの執筆ブロガーの紹介)。Publishing2.0のScott Karp氏やDigital InspirationのAmit Agarwal氏の人気ブロガーも入っている。

 Technoratiの世界ブログランキングで,Blog Heraldは444位である。ただ執筆スタッフが強力で内容も充実してきているので,ランキングを上げていきそうだ。ちなみにEngadgetは1位,Gizmodoは3位,Techcrunchは4位と,世界のトップ10に入るような超有力ブログである。

blog_herald.JPG

 今日,本番スタートしたBlog Herald日本語版サイトを覗いてみた。既に100件以上の過去エントリーが日本語に翻訳されアーカイブされており,閲覧できるのでありがたい。5日のエントリー「ブログの有料化ビジネスモデルは成り立つか?」を見る限り,質の高いコンテンツが多そうだ。

 この日本語版サイトは,SEO・RSS・ブログ・アフィリエイト等Webマーケティング関連会社のアイオイクスが運営している。今のところ,Blog Heraldの英語エントリーが1日以内に翻訳されて日本語サイトに掲載されている。



◇参考
・Irrasshaimase! The Blog Herald Japan Debuts!!(The Blog Herald)
・Splashpress Media Buys Blog Network Watch(Blog Network Watch)
・「ブログネットワーク」をウオッチするブログが再出発(メディア・パブ)
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2007年03月03日

Reuters,金融専門のSNSを計画中

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 Reutersは金融専門のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を近く立ち上げる。対象ユーザーはファンドマネージャー,トレーダー,アナリストである(英Guardian Unlimited より)。

 まず,メッセージングサービスの7万人を誘い込み,早急にコミュニティーWebサイトを軌道に乗せたいようだ。Reuters CEOのTom Glocer氏は,
"You will see us, later in the year, launch a version of MySpace for the financial services community,"
 と,金融版MySpaceが年内にも姿を現すと予告している。

 ちなみに,Reuters CEOは最近,ブログ“Tom Glocer's Blog”を始めたばかりだ。

Reuters_Blog.JPG

◇参考
・Reuters to start financial MySpace(Guardian Unlimited)
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2007年03月01日

職業ブロガーで生活できる人,6500万人中100人だって

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  ブログで食っていける人は,6500万人中100人くらいである(Toronto Starの記事より)。

  Technoratiのマーケティング担当副社長のDerek Gordon氏がそのように語る。職業ブロガーで生活できる人は,65万人に1人となる。世界の6500万のブログをインデクス化しているブログ検索会社の人が告げているのだから,そう間違っていないだろう。つまり,Technoratiのトップ100に入るくらいでないと,職業ブロガーとして食べていけないと言うことか。

 Toront Starの記事を受けて,Rogers Cadenhead氏のブログが面白い例を紹介をしている。TchnoSailor(Technology, Blogging and New Media)のブログを紹介している。このブログは世界ランキング2262位である。それでブログからの収入が月250ドルである。やっぱりブログ収入だけでは生活できない。

Technosailor.JPG

 そこで,おそるおそる,メディア・パブも調べてみた。その結果が次の通り。

070301.JPG

 世界ランキング2860位だから,200ドル(2.5万円)程度稼げそうだ。ボケ防止でやっているようなブログでも,本当に2万円の小遣いが入ってくるのなら嬉しいのだが・・・。世間の相場からすれば,5000円くらいか。

 でも,これだけでは夢がない。実は,ブログには身売りという手が米国で存在するようだ。ベンチャー企業が大手企業に売却して,ベンチャー創立者が億万長者になるように・・・。

 ブログなどのサイトを売却できるマーケットプレイスを利用するのである。SitePointのオークションサイトに出してみてはどうか。先のTchnoSailorも入札に出ており,何と2万3750ドルで応札中である。億万長者とまで行かなくても,かなりのボーナスである。でも,ブロガーあってのブログなので,売却した後は「さようなら」で済むのだろうか。もう少し調べてみる必要がありそう。

 メディア・パブはマーケットプレイスに出せるような代物ではないが,ブロガーに夢と希望を持たせてくれるサイトがある。かつて一部で話題になった“How Much Is My Blog Worth?”ページである。ブログのURLを入力すると,Technorati's API を用いてブログの価値を鑑定してくれる。メディア・パブの鑑定書は次の通り。

070301.JPG

 13万3796ドルということは約1600万円である。嬉しくなる。落ち込んだ時に,このサイトに行くと元気になる。でも,これを本気にして脱サラしないように。

 日本で職業ブロガーで優雅?に暮らしているのは,[N]ネタフルのコグレマサト氏くらい。でも65万人に1人が職業ブロガーとしてやっていけるなら,日本でも職業ブロガーが10人くらい現れてもいいのだが。

 そこで,期待したいのがアジャイルメディア・ネットワーク(AMN)である。第2のコグレマサト氏がAMNから育っていけばいいのだが。長い目で見ていきましょう。



◇参考
・Jury's still out on blogs - Only top 100 of 65 million make money, says tracker(TheStar.com)
・Toronto Star: Only 100 Blogs Make Money(Rogers Cadenhead,workbench)


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2007年02月21日

日本でも本格始動するFeedBurnerの現況

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feedburner.bmp

  米Feedburnerは前々から気になる存在であった。メディアサイトやブログネットワークとも関係が深そうに思えたからだ。それに,日本市場で本格的に展開するとのことだったので,GMOアドネットワークの村井説人・取締役に「教えてちょうだい」と頼んでいた。

 FeedBurnerのCOOが来日するので会わないかとの申し出を受け,同社COOのSteve Olechwski氏から,FeedBurnerのサービス状況や米国のRSS事情などを聞けたので,今日のエントリーで紹介しておく。

FeedBurner_coo1.JPG
*FeedBurner COOのSteve Olechwski氏



59万本のRSSフィードが2200万人にリーチ

 FeedBurnerはフィードの配信管理システムサービス。RSSフィードの発行をFeedBurnerで実施することにより,フィード読者数やクリック数などの統計データ(例)が得られると共に,RSS広告/ブログ広告の配信サービスも受けられる。

 現在,約34万のパブリッシャー(publisher)が,FeedBurnerのRSSフィード発行サービスを利用している。複数のRSSフィードを発行しているパブリッシャーもいるので,同社が扱っているRSSフィード総数は約59万となっている。FeedBurnerのRSSフィードをRSSリーダーなどで閲覧しているユーザー総数は,2200万人にも達しているという。

 パブリッシャーは次の4タイプに分類できる。
1.個人ブログ
2.ブログネットワーク
3.企業サイト(大半がメディアサイト)
4.Eコマースサイト

 FeedBurnerのRSSフィードの6割以上が個人ブロガーである。メディア・パブもかなり前に登録し,FeedBurner発のRSSフィードを配信してもらっている(いつ登録したのか思い出せないのだが)。今は,日本語のページから登録できる。

 その次に多いRSSフィードはブログネットワークである。Federated Media,Gawker Media,B5Media,Pajamas Media,B5 Mediaなど20以上の有力ブログネットワーク(ブログ出版社)がFeedBurnerサービスを利用している。3番目のパブリッシャーである企業サイトは,大半がメディアサイトである。Reuters , Dow Jones(WSJ) ,USATodayなどが利用している。国内でもasahi.comが最近,参加している。

 フィード数で見れば個人ブログが6割以上を占めるが,トラフィックで見ると全体の6割がブログネットワークのRSSフィード分となっている。ブログネットワークが一般の個人ブログに比べて,RSSフィード1本当たりのトラフィックが大きいはずだから,そうなるのは当然かもしれない。


ブログネットワーク向けRSS広告/ブログ広告を  

  FeedBurnerのパブリッシャーは,RSSフィードも広告メディアとして提供することにより,広告収益の機会が得られる。FeedBurnerの広告ネットワークを活用することになる。特に,同社が力を入れているのはブログネットワーク(ブログ出版社)向け広告事業である。TechCrunch(powered by FeedBurner)のサンプルを以下に示す。

RSS.JPG

 RSSフィード内広告を見かけることが多くなったが,個人的にはほとんどクリックしたことがない。そこで米国の状況を聞いてみた。Olechwski氏によると,RSS広告のクリックレートは0.2〜0.4%程度であるが,RSS広告は主にブランド認知の効果を期待しているという。検索連動型広告とは違うと言うことである。また,同社の調査では,RSSリーダーの利用者の9割が,フィードによるエントリー全文配信を希望していた。そこで,今後はフィードによる全文配信が増え,それに伴いフィード内広告のニーズも高まると見ているようだ。


RSSフィード購読者数が把握できる 

 先日,GoogleがGoogle Readerと Google Personalized Homepageの購読フィード数の公表を始めた。この結果,FeedBurnerを利用しているパブリッシャーは,RSSリーダー別のRSSフィード購読者数をかなり正確に把握できるようになるはずだ。 

 Federated Mediaの設立者でもあるJohnBattelles氏のブログ“John Battelle's Searchblog”
もFeedBurnerでフィード配信しているが,早速,以下のようにRSSリーダー別のRSSフィード購読者数を明らかにしてくれている。

Battelle FeedBurner070217.JPG

 興味深い結果である。GoogleがBloglinesやRojoを抑えてトップになっている。でも,HitWiseのつい最近の調査結果では,Bloglinesが断トツで独走していた。さらに驚いたのは,米国では圧倒的シェアを誇っていると見られているMy Yahooがわずか3%とは・・・。ブログの内容によって,RSSリーダーのシェア分布も変わることは分かるのだが・・・。


◇参考
・Twenty of the World's Top Blog Networks Engage FeedBurner for Advertising Services(プレスリリース)
・Dow Jones Debuts Burned, Ad-Ready Feeds and Blogs(Burning Questions)
・asahi.comがFeedBurnerを選ぶ!(村井説人の日記)
・Feedburner and Google(John Battelle's Searchblog)
・Google Now Reporting Subscribers(Burning Questions • Google Now Reporting Subscribers)
・米RSSリーダーのシェア,Bloglinesが依然トップに(メディア・パブ)
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posted by 田中善一郎 at 12:49 | Comment(0) | TrackBack(1) | RSS配信 ブログ
2007年02月19日

充実してきた米国の専門分野別RSSフィード

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  米国のバーティカルサイト(専門分野サイト)は充実している。そうしたサイトでは細分化したカテゴリー別のRSSフィード配信が進んでいるので,あちこちに専門情報が分散していても,効率よく収集できるのでありがたい。

  久々に,RSS SpecificationsのRSSフィード・ディレクトリーを覗いてみたのだが,使い勝手が以前に比べかなり良くなっていた。RSSフィード配信が浸透している分野といえば,個人ブログやニュースサイトを別にすれば,以前はITとかネット系分野に限られていたものだ。だが米国では,以下に示すように,金融,医療,法律,教育などの専門分野でもRSSフィードがかなり整っている。

*金融 
Financial Feeds -
http://www.finance-investing.com

*セキュリティー
Security Feeds -
http://www.security-protection.net

*医療
Medical Feeds -
http://www.medical-feeds.com
MedWorm -
http://www.medworm.com
HubMed -
http://www.hubmed.org
NHS -
http://www.library.nhs.uk/rss/directory/default.aspx
Health Career Net -
http://www.healthcareernet.com/feeds/feedsdirectory.aspx

* 不動産
Realty Feeds -
http://www.realty-feeds.net
ML Podcasts -
http://directory.mlpodcast.com/directory/directory.php

*自動車
Automotive Links -
http://automotive-links.mustangv8.com/RSS-directory/index.php

*法律
Legal Feeds: Blawg -
http://www.blawg.org

*スポーツ
Sports Feeds -
http://www.sports-feeds.com
Sports podcasts -
http://www.sportspodcasts.com

*教育
Educational Podcast network -
http://epnweb.org
Educational Feeds -
http://www.educational-feeds.com

*政治
Political Feeds -
http://www.political-humor.net

*政府 
Government Feeds -
http://www.government-central.com 

例として金融分野のディレクトリーページを追ってみよう。
次の16種の中分類項目が示されていた。
・Banking Feeds
・Bonds
   ・・・・・
・Venture Capital Feeds

同時に各中分類項目には幾つかの小分類項目が示されている。たとえばVenture Capital Feedsには,
Angel Investors キ Joint Ventures キ Private Equity キ Private Investing キ Raising Venture Capital キ Venture Capital Financing キ Venture Capital Wanted
7つの小分類項目があった。
最後のVenture Capital Financingをクリックすると,五つのRSSフィードが掲載されていた。
望みのRSSフィードをクリックすると,記事の見出しと要約(無い場合もある)が閲覧できる。RSSリーダーの代わりとしても使える。

 多くのRSSフィード内では,カテゴリーに関連した広告が掲載されている。

 

◇参考
・Vertical Marketing with RSS Feeds(RSS Specifications)

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posted by 田中善一郎 at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | RSS配信 ブログ
2007年02月07日

勢いづくブログ集団のFM,今年は5000万ドルの売上を目指す

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FM0702.JPG

  ブログネットワークのFM(Federated Media Publishing Inc)が勢いづいている。

  BusinessWeek Onlineの記事によると,昨年のFMは90サイト(主にブログ)を仲間入りさせ,広告売上高が1000万ドルに達したとのことだ。1ブログ当たり10万ドル以上の売上になる。

  FMの設立者であるBattelleは,さらに今年には売上と利益を昨年の5倍に膨らませると豪語しているようだ。ということは,5000万ドルもの売上を目指すことになる。

  なぜ,このような大風呂敷を広げることができるのか。それなりの一連の動きがあったからである。加入サイトの総ページビューが月間3億6500PVにも達した。昨年9月の2億PVに比べ2倍近い。有力なブログが加入したからだ。そのお陰で,第4四半期だけで,400万ドル以上の新たな広告を確保した。広告主にはCisco,Jameson, Microsoft, IBM, Nissan, Nike, MINI, Absolutと蒼々たる大企業がズラリと並ぶ。

 こうした大型広告を獲得していくためにも,FMは有力ブログを長期的なパートナーとして確保しておきたい。そこでDigg, Boing Boing, Metafilter, Dooce, Ars Technica, and Gear Live Mediaなどの加入ブログと長期契約を結んだ。

 また今月に入って,次に示す約20サイトの新加入を発表した。
Ask A Ninja – http://www.askaninja.com
Ars Technica - http://www.arstechnica.com
Baseball Reference - http://www.baseballreference.com
Breitbart.com - http://www.breitbart.com
CoasterBuzz - http://www.coasterbuzz.com
HockeyBuzz - http://www.hockeybuzz.com
Instructables - http://www.instructables.com
Laughing Squid - http://www.laughingsquid.com
LifeClever - http://www.lifeclever.com
RealTravel - http://www.realtravel.com
ResourceShelf & DocuTicker - http://www.resourceshelf.com and http://www.docuticker.com
PROTRADE - http://www.protrade.com
Sweetney - http://www.sweetney.com
Sweet Juniper! - http://sweetjuniper.blogspot.com
Textually - http://www.textually.org
Trend Hunter - http://www.trendhunter.com
Wikia - http://www.wikia.com
Wil Wheaton dot Net - http://wilwheaton.typepad.com
YTMND - http://www.ytmnd.com
 このほか,ビデオブログのRocketboomも加わる。

 以前のエントリーで,FMは米国ブログのドリームチームと紹介したが,その通りになってきた。加入しているブログやサイトは,Our Authorsに掲載されている。加入ブログがカバーしている分野も次のように幅広い。

Automotive
Business & Marketing
Media & Entertainment
Graphic Arts
Mobile
Momentum
Parenting
Sports
Technology
Travel & Leisure

 加入ブログの顔ぶれを見ていると,多くは単なる個人ブログではなさそうだ。大半のブログはミニベンチャー出版社のような存在である。こうしたブログが加入する大きな理由は,面倒な広告営業をFMに任せたいからである。

 だが,問題も浮上している。FMには現在18人の専任の営業スタッフを抱えている。そのため,広告売上の半分近くがFMの取り分になる。そこで,加入ブログの中には年間50万ドルの広告売上を見込めるようになると,FMから脱退しようとする動きが出てきているという。FMに頼るよりも,自ら広告営業スタッフを雇ったほうが,実入りが多いとみているのだろう。FMとしては,勝手に脱退されると営業がやりづらい。そこで,上で述べたように,ブロガーとパートナーの長期契約を結び始めているのである。

 それにしても,米国のブログビジネスはスケールが大きい。


◇参考
・Bigger Bucks For The Blogosphere(BusinessWeek online)
・FM Media Claims $10-Plus Million In 2006 Sales; Joins With ComScore In Metrics Test (paidContent.org)
・FM Announces New Authors, Comscore Relationship, Lots of Growth(FM Blog)
・ブログネットワークのFM,マスメディアに匹敵する勢力に(メディア・パブ)

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posted by 田中善一郎 at 00:44 | Comment(1) | TrackBack(0) | RSS配信 ブログ
2007年01月22日

米新聞社サイトのブログトラフィックが3倍に

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  米有力新聞社サイトのブログに訪れるユニークユーザー数が急増している。トップ10の新聞社サイトのブログには,この1年間に3倍以上のユーザーがアクセスするようになったのだ。Nielsen//NetRatingsのデータでは,2006年12月には約380万人と1年前の約3倍強にもなった(Reutersより)。新聞社サイトの読者も,ブログフォーマットに慣れてきたということか。

  トップ10の新聞社サイトのユニークユーザー総数は,2006年12月が2994万人と1年前に比べて9%しか増えていない。一方ブログページのユニークユーザーが210%増と3倍強にもなったのだ。新聞社のブログの大半は,記者やレポーターがブロガーとして,個人的な見解を書いたものである。 

  
◇参考
・Online Newspaper Blog Traffic Grows 210 Percent Year Over Year, according to Nielsen//NetRatings (プレスリリース)
・Web newspaper blog traffic triples in December: study(Reuters.com)
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posted by 田中善一郎 at 08:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | RSS配信 ブログ
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