2006年07月11日

Google,オンライン・ストレージ・サービスのテストを開始

 米Googleがオンライン・ストレージ・サービスGDrive(Google Drive)のテストを密かに始めている。コード名“Platypus”で進めているテストを,ハッカーが発見したようだ。このテストについて,Googleはまだ何も発表していない。

  Writely(Googleが買収したオンラインワープロ)サーバーから得たページのコピーが出回っている。ファイルのバックアップ,同期,共有などをサポートするようだ。
 
 GDriveについては,同社の3月の投資アナリスト向け会合で,提供することをほのめかしていた。

◇参考
Google testing GDrive (Codename Platypus)(Geekness - with fresh and clean air)
Google’s GDrive Slips Up
事実上無限のストレージをユーザーに,Googleがアナリスト向けスライド資料で明言(メディア・パブ)
MS Live Drive 対 Google GDrive,オンラインストレージ競争(メディア・パブ)
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2006年07月04日

Google,絶対優位の検索エンジン構築のため半導体設計に着手か

 Googleの検索エンジンの正体は謎に包まれている。公にされていないのでしかたないが,あまり根拠のない話が真実として出回っているのが現状である。でも,Googleの検索エンジン技術についてNew York Timesが解説したとなると,見ておかなければ・・。

 今までも,同社開発者の論文や特許などをベースにして,Googleの検索エンジンを解説した記事は多かった。NYTimes.comの記事も,大筋はこれまでの推測記事と重なる点が多いが,個人的には初めて目にする話も少なくなかった。Googleの開発者への直接取材で,注目すべき点が幾つか明らかになっている。

 大規模な分散コンピューティングのための技術として, MapReduceや the Google File System, the Google Work Queueを紹介しているが,既知の話である。また,YahooやMicrosoftの競合他社と違って,検索エンジンのハード(サーバーなど)を自前で設計しているのがGoogleの強さの秘密であることも,よく伝えられている話である。その結果,競合他社に比べて,安価で,高速で,そのうえスケーラビリティのある検索エンジンシステムを構築できたとしており,Alan Eustace(Google副社長)は2〜5年くらい他社をリードしていると豪語しているようだ。

 現在,高速レスポンスなど更なる性能向上を目指して,オレゴン州The Dallesに巨大なデータセンターを構築中である。これは,最近,明らかになった話。米CNETが現場写真を撮っている。省消費電力のために,サーバーCPUをIntelのチップからAMDのOpteronチップに切り替える。

 さらに,その先の一手も検討している。今回の記事で,最も興味深い話である。Urs Hölzle(senior vice president for operations at Google)から,半導体(チップ)設計を検討していることを聞き出している。そのために,DECで Alphaチップを開発していた技術者(複数)がGoogleに入社しているという。とことん高性能化を目指すとなると,半導体チップの設計まで首を突っ込むことになるのか。


◇参考
A Search Engine That's Becoming an Inventor (NYTimes.com)
フォトレポート:グーグル、巨大データセンターを建築中 - (CNET Japan)
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2006年06月28日

「大手ポータル企業は死滅する」とネットインフラ側の怒り爆発

 “Leo Hindery's death sentence for the portals”という物騒な見出しの記事を,Tech Confidential Blogというブログで見つけた。

 Convergence 2.0会議の基調演説で,Leo Hindery(Managing Partner, Intermedia Partners VII, LLP)が 喋った内容をまとめたブログエントリーである。Leo Hinderyはかつて米ケーブル会社TCIのCEOも務めた人物。“ポータル会社に死を”といった感じの基調演説をブツぐらいだから,ポータル会社のビジネスのやり方には我慢できないようである。

 彼の主張はこうだ。まずコンテンツ/流通に関わる業種を,次のように3種に分類した。
・Portals (AOL, eBay, Google, MSN, Yahoo),
・Content Providers (ABC, NBC, Disney, など) ,
・Non-Broadcast Distributors (Cable, RBOCs, Satellite, Wi-Fi など)

 この3グループの中で,Portals系企業だけが不当に荒稼ぎをしていると,ポータル事業者を糾弾する。Portals系大手5社は驚くべき株式時価総額を誇っている。だが,現在のポータル事業が成り立っているのは,Content Providers のコンテンツリソースやNon-Broadcast Distributorのネットワークリソースに全面的に頼ってこれたからだと言うのだ。

 これからは,そうはいかないぞと脅す。まずContent Providers がポータル事業の領域に進出していく。また,ネット中立性が崩れ,タダ乗りに近いネットワークインフラの利用も難しくなる。その結果,最終的に,上記の大手ポータル5社のうち4社は,店終いをするか買収されるというのだ。

 伝統的なメディア企業やテレコム企業が,GoogleやYahooなどの新興ネット企業の台頭を,日頃から苦々しく思っているのは確かだ。この基調演説も,業界の本音というか,願望を述べたに過ぎない。でも,無視できない動きも顕在化してきた。ネットの中立性を義務づける法案が米議会で否決されたりと,彼らのロビー活動パワーは無視できない。

 中でも見逃せない動きに,昔の電話会社がこぞって担ぎ出そうとしているNGN(Next Generation Network)がある。オールIPをベースにした次世代ネットワーク構想である。実は,ネットの中立性とも深く関わる。固定電話事業が落ち込んでいるテレコム事業者にとって,このNGNに全てを賭けるほかないのかも。これまでのインターネットでは,silly networkと称されるように,付加価値サービスはネットの外側(上位層)に任せていた。そのため,その美味しい部分を,Googleなどの新興ネット企業に食い荒らされたとする被害者意識を抱いているのだ。

 NGNでは,課金,認証,通信品質保証などの付加価値サービスをネットの内側に取り込む(こうしたサービスを実施する層のことを,業界内では「サービスストラタム」と言い出している)。特に日本では,テレコム事業者が,その「サービスストラタム」を独占的に実施することを企んでいるようだ。つまり,日本のケータイ事業と同じ垂直統合のビジネスモデルを願っているのである。

 日本のケータイ事業は,キャリア主導の垂直統合ビジネスのお陰で,移動体通信事業者は無茶苦茶潤ったわけだ。ケータイの通信料金が世界で最も高くても,日本発のサービスやケータイ端末が世界で通用しなくても,キャリアとしては国内市場で大成功を収めたことになる。次世代のインターネットでも夢をもう一度と,テレコム事業者や通信メーカーが,なりふり構わずにNGN実現に邁進し始めているのだ。

 この動きに警鐘を鳴らす声も,一部で出始めている。総務省(旧郵政省)の通信政策を後押ししてきた実力者までが,「サービスストラタム事業者の自由な参入を推進すべき」と発言。だが,米国でも日本でも,政治的なロビー活動となると,新興のネット事業者よりも,伝統的なテレコム事業者などのほうが上手である。基調演説の「ポータル会社に死を」は,単なる脅しではないかも・・・・。


◇参考
Leo Hindery's death sentence for the portals(Tech Confidential Blog)
インターネットの危機説,中立性が崩壊するかも(メディア・パブ)
Senate deals blow to Net neutrality(CNET News.com)
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2006年06月26日

YahooとMSがマイクロフォーマットに傾斜,ネットメディアの変化を加速させるかも

 YahooとMicrosoftがそれぞれ,先週のSupernova2006 で,マイクロフォーマット(microformats )への積極的な取り組みをアピールした。いよいよ,マイクロフォーマットが立ち上がるのかもしれない。

 マイクロフォーマットは,XHTMLにメタデータを持たせようとするもの。コンテンツを構造化する仕掛けで,セマンティクWebへのアプローチの一つとして期待されている。すでに,コンテンツの用途別に幾つかのマイクロフォーマットが作られている。カレンダー用のhCalendar,名刺用のhCard, レビュー用のhReview,ソーシャルネットワーキング用のXFNなどである。こうしたマイクロフォーマットを採用したコンテンツが普及すれば,これまで以上に高度な検索や情報加工が実現することになる。

 Yahooは,hCalendar, hCard, そしてhReviewのマイクロフォーマットを,Yahoo Localで採用することになった。Yahooはすでに,Yahoo! Techの製品レビューで hReviewを,Flickr のプロファイルページで XFN と hCardを,Upcoming.org (ソーシャル・イベント・カレンダー)でhCalendarを採り入れている。YahooのAndy Baioは“The technology will bring interoperabilty between the desktop and the Web”と説く。マイクロフォーマットによりデスクトップアプリケーションとWebアプリケーションの連携が深まるとのこと。 

 MicrosoftのAlex BarnettはSupernova2006の会場で,Webアプリケーション(Upcoming.org)とデスクトップアプリケーション(Microsoft Outlook)間でカレンダー情報を同期させるデモを披露した(screencastによる説明)。 RSS (SSE) + microformatsにより実現しているのだ。

 このように,YahooとMicrosoftがマイクロフォーマットを意欲的に採用していくとなると,次はGoogleがどうするのかが気になるところ。特に,Google Baseでマイクロフォーマットを採用するかに注目したい。

  RSSフィードに加えマイクロフォーマットも浸透していけば,これからのネットメディアの在り方にも,少なからぬ影響を及ぼしそう。コンテンツアグリゲーターがコンテンツ付加価値業者として,ますます勢力を増すことなろう。マイクロフォーマット化したコンテンツを収集するようになれば,これまで以上に,高度なコンテンツ加工が実現するからだ。GoogleやYahooは代表的なコンテンツアグリゲーターである。SNSやブログサイト,参加型ニュースサイト,動画共有サイト,比較サイト,音楽配信サイトなどなど,コンテンツアグリゲーターがこれからのネットビジネスの主役を演じるのは間違いない。

 検索エンジンも,webページやユーザー問い合わせデーターを収集するコンテンツアグリゲーターと言える。Technoratiは早くも,マイクロフォーマット検索を実験的に始めている。マイクロフォーマットを採用したブログやWebページをTechnoratiにpingすれば,検索インデックス化してもらえる。

 このように流れが変わってきているのに,自前コンテンツ至上主義を貫いていると,伝統的なメディア会社は勢いづくコンテンツアグリゲーターに主導権を握られてしまう。へたすれば,コンテンツアグリゲーターにコンテンツを提供する通信社的な立場に追いやられるかもしれない。米国のTribune, Gannett, Knight Ridderの3大手新聞社グループが,ニュースアグリゲーターTopix.netを傘下に置いたのも,コンテンツアグリゲーターの重要性を認識しているからだ。


◇参考
We Now Support Microformats(Yahoo! Local & Maps Blog)
Live Clipboard + microformats + RSS (SSE) + Microsoft Outlook screencast (Alex Barnett blog)
Yahoo Local joins the microformat revolution (ZDNet.com)
Yahoo and Microsoft support microformats - what chance Google? (ZDNet.com)
Structured Bloggingとは- at Syndicate(ITmedia オルタナティブ・ブログ)
Introducing Microformats Search and Pingerati(Technorati Blog)
米Yahoo LocalがMicroformatを採用。Microformatの真価。(kokepiの日記)
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2006年06月06日

GoogleがMS Officeに挑戦状,Excel対抗のWebベース表計算ソフトも無料で提供

  先ほどから米メディアが一斉に,GoogleがWebベース表計算ソフトをリリースする予定だと報じている。もちろん無料で提供する。Webベースなので,スプレッドシートをオンライン上で共有できる。  

  買収したWebベースワープロWritelyなどと合わせて,GoogleがWEB Officeを形成してきている。MSのデスクトップOffice市場をどこまで浸食していくのか興味深い。

  Googleの表計算ソフトはExcel互換ではないが,Excelのスプレッドシートが扱えるという。

  Googleが,今回の表計算ソフト,Writely,それにGoogle Baseのトリオで,MicrosoftのExcel,Word,Access に挑むことになる。有料のデスクトップソフトのMS Officeが色あせて見えるのは気のせいか。しかも集荷が来年に延びるし・・・。

◇参考
Webベースワープロ“ajaxWrite”,Wordからの乗り換えを狙う(メディア・パブ)
Google to Release Web-Based Spreadsheet (NYTimes.com)

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2006年06月05日

Ask.comのブログ検索,Bloglinesを武器にTechnoratiに挑む

  Ask.comの検索エンジンに,あらたにブログ検索メニューが加わった。注目したいのは,RSSリーダーBloglinesのRSSフィード収集リソースを取り込んでいることだ(Ask.comは昨年2月にBloglinesを買収している)。

  人気の高いブログ検索エンジンといえば,現時点ではTechnoratiがトップとなるのか。ブログエントリーの収集やインデクス化の更新周期が短いし,検索結果もまずまずである。私も,海外ブログの検索では,Technoratiを利用することが多い。ただ,機械的なクローラーにブログエントリーを収集させている限り,どうしても検索結果にノイズが多くなる。ブログそのものが玉石混淆であるため,しかたがないのだろう。

  そこで,Ask.comのブログ検索エンジンAsk Blog & Feed に,ノイズ削減を期待したくなる。インデクス化するブログエントリーの多くは,RSSリーダーBloglinesのユーザーが登録したRSSフィードのエントリーを対象としているからだ。つまり,RSSリーダーのユーザー,つまり人手で選んだコンテンツがインデクス化されているという訳だ。質の悪いコンテンツがかなりフィルタリングされているかもしれない。

 検索結果はいろんな角度から見ることができる。Posts(ブログエントリー),Feeds(フィード),News(ニュースサイトの記事)別に検索できる。また下の画面のように,検索結果のソートタブとして,Relevance, Most Recent, Popularityの3種も用意されている。Richard MacManusのブログによると, Relevanceはリンク構造を分析した結果であり,PopularityはBloglinesの登録数をベースに決めた順位という。

askblog1.JPG

  また,検索結果をRSSリーダーに登録したり,ソーシャルブックマーキングにポストできるようになっている。ここで立派なのは,Bloglinesだけを対象にしていない点だ。RSSリーダーには,競合しているGoogle Reader, Newsgator, Yahoo,と一般のRSSボタンを用意した。

askblog2.JPG

 ソーシャルブックマーキングには,Bloglines以外にdigg, del.icio.us ,newsvine も選べるようにした。

askblog3.JPG

 Ask.comのブログ検索エンジンの評価は,使いこなした後でないと何とも言えないが,意欲的なサービスであることは間違いない。


◇参考
New Ask.com Blog & Feed Search Makes the Blogosphere More Accessible and Useful(プレスリリース)
New Ask.com blog search and Bloglines upgrade (but no new UI)(Read/WriteWeb)
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2006年05月24日

MySpaceの検索サービス,GoogleかMSのどちらかと提携か

 FT.com(Financial Timesのサイト)によると,MySpaceがGoogleやMSNと検索エンジンの件で交渉中である。7500万人近い会員を抱えるMySpaceが,GoogleかMSNのどちらかの検索エンジンを採用することになりそうだ。 

 これからの検索市場の勢力図を塗りかねない。特に,検索広告のシェアも大きく変えることになる。MySpaceのようなソーシャル・ネットワーキング・サービスは,日本のmixiなどと違って,外にたいしてもオープンである。だから,コンテンツの多くが検索対象にもなる。

 ここで,気になるのは,Yahooが蚊帳の外であること。やはり,エンターテイメントポータルを目指すNews Corpにとって,Yahooは最大のコンペティターなのか。GoogleかMSと組む方が,まだましなのかも。


◇参考
MySpace seeks link with Google or Microsoft(FT.com)
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2006年05月20日

Google,非検索事業がまだまだの状況

 Googleと言えば,検索サービス会社である。収益も大半を検索関連広告に頼っている。

 だが,Googleが凄いのは,単なる検索会社でないからだとも聞かされる。確かに,検索以外のサービスを相次いで提供してきている。Google自身も,検索事業だけに依存していると成長鈍化が意外と早く訪れかねないことを懸念している。それだからこそ,非検索サービスに注力しているのだが・・・。

 でも現実は,Googleの非検索サービスの多くが,“まだまだ”の状況のようだ。Hitwiseの測定によると,Googleサイトに訪れるトラフィックの大半が検索サービスページで,非検索サービスページのトラフィックは期待するほど高くはないのだ。下図は,トラフィックの多い上位20位のGoogleドメインサービス名である。5月13日のデータである。
20Google Domain0605.JPG
(ソース:Hitwise)

 Googleサイトのトラフィックの約80%がGoogle searchページに集中していた。次いで,Google Image searchが9.5%である。Video serchも含めると, Googleサイトへのアクセスの9割が検索ページとなる。

 検索以外のサービスとしては,Mailが5.5%で,Newsが1.5%となっている。この1〜2年に打ち上げた非検索サービスページとなると,Mapsの0.8%がトップで,その他はいずれも0.5%以下であった。だがGoogle searchなどと比べると,相対的にトラフィック量が少なくなるのは当然である。重要なことは,最近始めたGoogleの非検索サービスが競争力を発揮しているかどうかだ。

 同じHitwiseが,分野別にYahoo,MSNのサービスとを比較してくれている。  
Google Yahoo MSN ranking0605.JPG
(ソース:Hitwise)

 米国の検索市場ではGoogleが独走しているが,非検索市場ではまだGoogleは並の会社にすぎない。まだまだYahooやMSNから大きく差を付けられているのだ。


◇参考
Google Properties - Understanding the Breakdown(
Bill Tancer - Hitwise US)
Google Health Announcement Set for Tomorrow - A Good Idea?(LeeAnn Prescott - Hitwise US)
Google, Yahoo! and MSN: Property Size-up(Bill Tancer - Hitwise US)
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2006年05月19日

米Yahoo,17日のアナリスト向けプレゼン資料を公開

 5月17日のYahoo Analyst Dayで,CEOのTerry Semelなどが使用したプレゼン資料2006AnalystDay.pdfが公開されている。188ページのpdfファイルである。

 このファイルをザッと眺めると,Yahooが何で稼いでいこうとしているかが理解できる。

 以下は,スライドの中で目に止まったデータ。

◇(スライドp7):世界のインターネット人口は,2005年が10億900万人で2010E年に17億5000万人に。地域別で見ると,2005年はアジアパシフィックが29%,日本が9%,北米が22%。2010年にはアジアパシフィックが36%,日本が6%,北米が16%と変わる。中国政府の検閲を認めてまで,YahooやGoogleが中国に橋頭堡を築いておきたいのは,これからのインターネット市場はアジアが中心になるからだ。

◇(スライドp8):米メディアの2005年から2009年までの成長率。
インターネットが+10%,雑誌が-3%,新聞が-10%。

◇(スライドp12):検索エンジンのトレンド
・検索クエリ時の語数:1998年が1.2語,2004年が2.5語,2006年が3.3語
・検索の技術進歩:垂直,パーソナライゼーション,デスクトップ,ソーシャル

◇(スライドp13):世界のインターネット広告市場
・2006年が313億ドル,2010年が549億ドル

◇(スライドp100):Yahoo Answersが急成長
・2006年4月の月間ユニークユーザー数が前月比84%増の720万人(5月は前月比64%増)。
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2006年05月18日

米Yahooのホームページ,久々のデザイン刷新へ

 米Yahooはホームページのデザイン刷新を進めているが,トップページのベータ版が公開された。 

 新しいYahooのトップページとこれまでのトップページ(新ページ左上の“switch to old page”をクリック)を見比べてみた。これまでの平板な作りに比べ,新ページではメリハリを効かせたすっきりしたデザインとなっている。インタラクティブ性も高めている。

 右上のPersonal Assistantでは,Yahoo! Mail,Yahoo! Messenger,天気,ラジオ, 交通,映画の最新状況が,Ajaxを採用することにより,クリックなしでチェックできるようにした。別のページに飛ばなくても,Yahoo! Mailの受信状況が分かるし,Yahoo! Messengerのオンライン中の友人リストも見ることができる。ページビューを稼ぐよりも,使い勝手を優先させた設計といえるのかも。また,ページの幅や背景色を,ユーザーの好みに合わせるようにした。

 下の画面は,wide layoutのホームページである(クリックで拡大)。
Yahoo新デザイン0605.JPG

 次はPersonal Assistantの画面。Ajaxの採用し,以下のようにクリックすることなしに,最新の映画プログラムなどをチェックできる。
Yahoo Ajax.JPG

 右端のPage Optionsで,ページ幅(wide/narrow)と背景色(5色)を選択できる。
Yahoo レイアウト0605.JPG


◇参考
Yahoo!'s New Home Page and the Future of Information(Yahoo! Search blog)
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2006年05月15日

Google Co-op,既存メディアを取り仕切るハブになるのか

 Google Co-op は,これからのメディアサイトの在り方に少なからず影響を及ぼしそうだ。

 先週末に発表のあったGoogle Co-opは,すでにあちこちで紹介されている話なので,その詳細はここではパスする。だが,メディアビジネスの視点から見ておきたい。以前Google Newsの出現で,メディアのニュースサイトが揺れ動いたように・・・。

 Google Co-opは,特定トピックを対象にした検索エンジンである。いわゆる垂直検索サービスであるが,特徴は,ユーザーの専門性や知識を取り込むソーシャル検索を採用したことだ。

 今では多くのユーザーにとって,情報収集の出発点が検索エンジンになっている。その検索エンジン市場では,GoogleとYahooの2強が抜きんでているのが現状。そこでベンチャー会社が検索市場に割り込むには,特定分野向けの検索サービスを狙うことになる。Googleなどが手を回せないであろうニッチな垂直検索エンジンを開発するのだ。

 メディアサイトも,プラットフォームとして検索エンジンは欠かせない。そこで米国では,GoogleやYahooの検索エンジンを採用しているメディアサイトも少なくない。一方で,メディア会社としても検索サービスを武器にしたいので,メディア向けに特化した検索エンジンを独自に装備しようとするサイトも出てきている。一つ前のエントリーで紹介した米新聞社Gannettは,その例である。メディアサイトはターゲットメディア化をより鮮明にしているので,垂直検索エンジンのニーズは高い。

 こうしたベンチャーやメディアが挑むニッチな垂直検索エンジンも,巨人Googleの出陣で押しつぶされるかもしれないのである。Googleが本格的に着手することになったCo-opはまさに,トピック別の垂直検索エンジンであるからだ。特定トピックに詳しい専門家や組織が“Contributors”として,Webページにタグ付けしたり,注釈を加えたり,リンクを指定することができる。これまでにない強力な垂直検索エンジンが生まれるかもしれないのだ。

 まず手始めに,次の6トピックから試みる。 
・Destination Guides
・Health
・Autos
・Computer & Video games
・Photo & Video equipment
・Stereo & Home theater

 既に,Health分野などで Significant Contributorsとして,幾つかの組織が既に加わっている。たとえば,Health分野のSignificant Contributorsには,National Library of Medicine やHarvard Medical School, Mayo Clinic などが名を連ねている。

 検索ユーザー(要登録,既存のGmailユーザーは登録不要)は,購読(subscribe)するContributorsを選んでおけば,検索結果の上部にContributorsが加えた注釈やリンクが掲載される。実際には,最上部には従来通りスポンサードリンク(つまり広告)が掲載され,その直後にContributorsの情報が掲示されるようだ。

 Google Co-opは,専門家の知識などを反映した,いわゆるソーシャル検索である。だが,ユーザー側がContributorsを選ぶことができるため,ソーシャル・ブックマーク・サービスよりはノイズが少なくできそうだ。

 ここで注目したいのは,メディアサイトがGoogle Co-opとどのように付き合うかだ。専門性を活かして,Significant Contributorsとして参画すべきなのだろうか。メディアが協力すれば,垂直検索の品質がグンと高まることになる。そうするとGoogle Co-opは,特定分野の情報収集時のハブとして,確固たる地位を築くことになるだろう。そして,相対的にメディアサイトの立場が弱くなるかもしれない。既存の大手メディアは,このように心配するはずだ。

 だが,National Geographic やDiggなどが,早くもSignificant Contributorsとして加わっている。ClickZのSearch Engine Watch も記事中で次のように述べている。
For example, say you are regularly searching for information about search engines and would like to know if Search Engine Watch specifically has any matching info along with searching the entire web for that topic. If we get our act together (and we'll try soon), you could make us one of your subscribed links. Then the next time you search for something where we have content, you might see our matches right at the top of Google.
 Googleの言い分はこうだろう。Contributorsとして協力すれば,Contributorsの情報が検索結果の上部に掲載されることになり,Contributors(たとえばメディアサイト)へのアクセスが増えることになると。言い方を変えれば,Googleに貢献すれば,見返りとして“無料のAdWordsスペース”を与えますよということか。やっぱりGoogleは並の会社じゃない。


◇参考
マイクロソフトも注目のソーシャル検索を(メディア・パブ)
How to Use Google Co-op(Google Blogoscoped)
Google Co-op Is a Vertical Search Killer(Publishing 2.0)
Google Co-op: Add Your Own Vertical Search To Google(SearchEngineWatch)
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2006年05月11日

MSがソフト会社からメディア会社に転身?

Microsoftが先週発表したMSN adCenterとMSN Originals。この二つの発表,どうも気になる。adCenterはGoogleのAdsense/Adwordsに対抗する広告サービスで,もう一つのMSN Originalsはハリウッドスタジオなどと組んで制作するオリジナルコンテンツである。

 先週,CEOの Steve BallmerがMSN Strategic Account Summitの場で,MSN adCenterの立ち上げを発表したのだが,彼の次のようなコメントが(プレスリリースに載っている。
“Ad-supported software services are an integral part of Microsoft’s plans to give consumers access to a broader variety of digital media, whenever they want and on whatever device they prefer,” said Ballmer. “Our close partnership with the ad community is extremely important to us as we evolve Microsoft from a software company into the world’s largest, most attractive provider of online media through MSN, Windows Live and adCenter.”

 最近の風潮を反映してか,ソフトウェア会社からメディア会社へ転身したいようだ。単なるソフトウェア会社だとWeb1.0風企業に見られるので,Web2.0風のメディアサービス会社としてやっていくというメッセージなのか。サービス事業を強化して,Googleのように広告売上を伸ばしていきたいのが本音だが。


◇参考
Seventh Annual MSN Strategic Account Summit Celebrates Advertisers' Role in Microsoft Media Network Vision(プレスリリース)
MSN Announces MSN Originals Content Initiative(プレスリリース)
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2006年05月02日

消費者向け技術サイト“Yahoo Tech”が開設,強力なメディアサイトに

   去年の4月に,次のようなエントリーを書いた。
メディアサイトとしてパワーアップしていく米Yahoo。そのYahooがCNET.com編集長Patrick Houstonを獲得し,パーソナル技術ページの強化に乗り出すことになった
 そして,1年後の昨日,米Yahooが,コンシューマー向けの技術サイトYahoo Techを立ち上げた。
yahoo tech.bmp

  パソコンやデジタル家電の製品を調べたり購入しよとする消費者を対象としたサイトである。競合サイトとしては,Patrick Houston(the general manager of Yahoo Tech)の古巣CNETが運用するCNET Reviewsとなるのだろう。だが,CNET Reviewsのユーザーの多くが技術に精通したgeekであるのに対し,Yahoo Techは技術に疎い一般の消費者でも利用できるサイトとして設計されている。

  まず,サイトの説明のために,動画のガイド(tour)を用意した。トップページの上段には,tag cloudもどきのproduct cloudを置いた。カバーしている製品カテゴリーと,人気の高いカテゴリーは一目で分かるようになっている。

*Product20cloud(クリックで拡大)
product cloud.JPG

  アドバイザーページにも,専任のアドバイザーを置き力を入れている。製品アドバイスのためのブログが売り物とする。

  このサイトは,最近の主要メディアサイトと同様,コンテンツは次の3種類からなる。
・ライセンスドコンテンツ
・オリジナルコンテンツ
・ユーザー生成コンテンツ
  Yahooはもともとコンテンツアグリゲーターであり,Yahooのサイトはライセンスドコンテンツが大半であった。だが,web2.0の流れに乗って,最近はユーザー生成コンテンツの比重を高めている。そして,昨年当たりから,オリジナルコンテンツにも手を伸ばしてきたのだ。このYahoo Techでは,専任アドバイザーのブログなどのオリジナルコンテンツが目立つ。単なるアグリゲーターサイトではないのだ。既存のメディアと真っ正面で競合する。おそらく強力な広告メディアとなるに違いない。

 Yahooの強みである,他サイトとの連携もおこたりない。Yahoo Answersを組み込み,製品に関するQ&Aに対応している。製品購入に関しては,Yahoo Shoppingと連携する。価格比較やユーザーレビューが提供される。複数の雑誌サイトの製品レビューも閲覧できる。その他のコーナーとして,iFilmとの共同ブランドのサイトHook Me Upが面白そうだ。

 ヘッドハンティングした優秀な編集プロに,潤沢なコンテンツをベースにしたメディアサイトを構築させ,そのサイトを集客力抜群のYahoo上で展開していく。他の分野でも,やっていくのだろう。で,既存メディアの打つ手は? 

◇参考
米Yahoo,CNET編集トップを獲得し,パーソナル技術サイト強化へ(メディア・パブ)
Yahoo,オリジナルコンテンツ編集にまい進(メディア・パブ)
米Yahooがメディア戦略を方向転換か,オリジナル路線にブレーキを(メディア・パブ)
Yahoo to Introduce New Technology Channel (AP)
Yahoo Introduces a Site on Consumer Technology (NYTimes.com)
In lieu of 'Lucy,' Yahoo launches Tech(Advertising Age)
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2006年04月27日

Technoratiが中国でブロックされている

  複数のブログ(Mad About ShanghaiTom Raftery’s I.T. views)によると,中国がブログ検索エンジンTechnoratiをブロックしているようだ。Great Firewall により,中国本土からTechnoratiがアクセスできなくなっているという。

  Google, MSN, Yahooの検索エンジンの場合のように検閲を受けるというレベルではない。完全にシャットアウトということか。統制が効きにくいブログの世界が,日本以上の勢いで拡大してきているだけに,中国政府が厳しく締め付け始めたのかも。

◇参考
中国でもWeb2.0旋風,中国のweb2.0企業100社リストが公表(メディア・パブ)
中国のブロガー人口は1600万人,日本の3倍以上に(メディア・パブ)
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2006年04月26日

“diggする”が,米国のgeekの間で定着

 “digg”することが,米国のgeekの間で流行っている。

  ブログやニュースサイトの記事でも,記事後部に,たとえば

 Add to Del.icio.us | Digg This | Yahoo! My Web

といった付け足しを,頻繁に見かける。ソーシャルブックマークサービスのDel.icio.usに,ワンクリックで該当記事をクリッピングできるようにしているのだ。上の例では,ソーシャルニュースサイトのDiggに対し,ワンクリックで該当記事を投票(つまりdigg)できるわけだ。

 geekお気に入りの記事を知るには,今やDiggのサイトを覗くことが定番になってきた。そこで,Googleマイホームページのユーザーも,Diggを登録したい人が増えているはず。

  Steve Rubelのブログによると,Googleのパーソナライズド・ホームページのオフィシャルモジュールにDiggが採用されたとのことだ。Homepage Content Directoryで,確かにDiggのロゴが用意されていた。そこをクリックすると私のGoogleパーソナライズド・ホームページに簡単にDiggが登録された。登録後の画面は以下の通り。

Google MyHP.JPG
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2006年04月22日

MS Live Drive 対 Google GDrive,オンラインストレージ競争

  オンラインストレージを好きなだけタダで提供します,というありがたいサービスを,Googleが先月の投資アナリスト向け会合で明らかにしていた。対抗上Microsoftも,同様のサービスを提供していくようだ。

  MicrosoftのCTO, Ray Ozzie(Lotus Notesの開発者としても有名)が,Fortuneのインタビューで,次のように答えている。
Microsoft is planning to use its server farms to offer anyone huge amounts of online storage of digital data. It even has a name for that future service: Live Drive. With Live Drive, all your information - movies, music, tax information, a high-definition videoconference you had with your grandmother, whatever - could be accessible from anywhere, on any device

  Microsoft Live Drive 対 Google GDriveの戦いが始まろうとしている。さて,どっちが先に仕掛けてくるのか。ひょっとしたらMSは,来年の年明けのVista出陣の時に提供するかも。でも,こちら側(Vistaマシン上の有料ソフト)で勝負したいMSとしては,Live Driveが置かれるあちら側を主戦場にしたくないのかな。 

◇参考
Microsoft's new brain (FORTUNE)
Microsoft Live Drive may launch before GDrive(TechCrunch)
事実上無限のストレージをユーザーに,Googleがアナリスト向けスライド資料で明言(メディア・パブ)
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2006年04月21日

SNS事業にゴールドラッシュ

  “Social Networking's Gold Rush”との見出しの記事がBusinessWeek online に。MySpaceに代表されるSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サイト)には,人が集まるだけではなくて,資金も集まってきているのだ。

  SNSには若者達がドッと集まっているが,少し前までは,つかの間のブームに終わるのではと見る向きが多かった。それが今や,巨大メディアから広告主,それに投資家までも一斉にSNSに寄り添っている。

  今週のニュースだけでも,Facebookが2500万ドル,Visible Pathが1700万ドル,ベンチャーキャピタルから資金調達することを発表している。どちらもターゲットを絞ったSNSである。Facebookは学生向け,Visible Pathは営業マン向けSNSとして,人気が高い。


◇参考
Social Networking's Gold Rush (BusinessWeek online)
Socializing for Dollars (BusinessWeek online)
The MySpace Wannabes Could the social networking bubble be ripe for a picking?(Red Herring)


続きを読む
posted by Kilimanjaro at 08:14 | Comment(0) | TrackBack(1) | ポータル サーチエンジン
2006年04月15日

マイクロソフトも注目のソーシャル検索を

 YahooやGoogleに続いて,MicrosoftもQ&A型ソーシャル検索に参入するようだ。BusinessWeek onlineの記事によると,MSはソーシャルネットワーク検索の専門会社Eurekster.comと交渉中で,買収するか提携する方向という。

 Eureksterは「検索+ソーシャルネットワーキング」サービスを提供している。ユーザーは友人達とグループを作ると,グループの人たちの有用度を反映した形で検索結果が出てくる。つまり,メンバーにとって有益と思われるサイトが結果の上位に現れる。

◇参考
Microsoft Gets Social(BusinessWeek online)
Eurekster Launches Personalized Social Search(SearchEngineWatch)
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2006年04月13日

Google,音声入力検索エンジンの準備を

 Ars Technicaによると,Googleの注目すべき特許がまた登録された。検索エンジンの音声インタフェースに関する特許United States Patent: 7,027,987である。

 Googleはかねてから音声入力検索エンジンのデモ“Google Voice Search Demo”を進めていた。現在は中断しているが。主な用途としては,ケータイでの検索サービスを考えているようだ。

Google Voice Search.JPG

 一般論で言えば,認識技術を使ったサービスに過度の期待は禁物だ。認識率や応答性,利用できる外部環境(騒音など),学習機能などが,どの程度進んでいるのかどうか。ストレスなく音声入力検索サービスが利用できれば,素晴らしいのだが。

◇参考
Coming soon: Google Voice Search( Ars Technica)
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2006年04月06日

巨大ポータルサイトが頭打ちで,ユーザー参加型サイトが急成長

 この1年間でユニークユーザー数を大きく伸ばしたサイトとなると,やはりユーザー参加型である。それに比べポータル系サイトは伸びが鈍化している。

 washintonpost.comが,ComScore Media Metrixのデータを基に, 代表的なWebサイトの月間訪問者数をレポートしていた。そのレポートによると,Yahoo,Google,MSNなどの巨大ポータルサイトは1億人前後のユニークユーザー数を誇るが,頭打ち傾向が見られる。2006年2月のユニークユーザー数は,Googleの前年同期比21%増を除けば,Yahooが5%増,MSNが1%増と,この1年間あまり変化がなかった。

  それとは対照的に,Blogger,MySpace,Wikipediaのようなユーザー参加型サイトは,ユニークユーザー数が前年同期比275%〜528%と爆発的な伸びを示した。たとえばGoogleに買収されているBlogger.comは今年2月のユニークユーザー数は1560万人と,1年前の250万から大幅に増えた。News.Corpに買収されたMySpaceの勢いも止まらない。毎月約500万人の会員を増やしており,現在の会員数はwikipediaによると6800万人に達した。CGM関連サイトが急成長していることは,以前のエントリーで伝えた。

  ページビューを増やしたければ,今なら,ユーザー参加型サービスを始めるか,急ぐならユーザー参加型サービスサイトを買収することか。今日の日経産業新聞のトップ記事で,MySpaceが日本に進出するとあるが。さてどこが?

◇表:代表的なポータル系サイトとユーザー参加型サイトのユニークユーザー数(ソース;washingtonpost.com)
*2006月2月の月間ユニークユーザー数(ソース:comScore)
Yahoo.com: 1億1500万人
Google.com: 9200万人
MSN.com: 8900万人
AOL.com: 6800万人
eBay.com: 5700万人

*2006月2月の月間ユニークユーザー数(前年同期比)
Yahoo.com: 5%
Google.com: 21%
MSN.com: 1%
AOL.com: 0%
eBay.com: -3%

*2006月2月の月間ユニークユーザー数(前年同期比)
Blogger.com: 528%
MySpace.com: 318%
Wikipedia.org: 275%
Citysearch.com: 185%


◇参考
New Trends In Online Traffic(washingtonpost.com)
Big Shifts In Internet Usage(GigaOM)
Web2.0を象徴するCGM関連サイト,人気爆発でトラフィックが急膨張(メディア・パブ)
posted by Kilimanjaro at 08:25 | Comment(1) | TrackBack(5) | ポータル サーチエンジン