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2005年04月08日

北米発売のソニーのPSP,2日間で50万台以上を販売

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 Sony Computer Entertainment America は,北米発売のPSPが最初の2日間で50万台を販売したと発表した。一部で出足不調と伝えられていたが,順調に滑り出しているようだ。


・Over 500,000 Sony PSPs Sold In First Two Days
http://www.webpronews.com/news/ebusinessnews/wpn-45-20050407Over500000SonyPSPsSoldInFirstTwoDays.html



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posted by 田中善一郎 at 07:30 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | ポータル サーチエンジン
2005年04月02日

GoogleのGmail,2GBへ拡大してYahooを突き放す

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 Googleの無料Webメールサービス“Gmail”の容量が,これまでの1GB(ギガバイト)から2GBへ倍増することになった。昨年Googleが無料メールサービスを発表したとき,1GBもの巨大なメールボックスを提供することで度肝を抜かれたが,ほぼ1年後にさらに倍増するから驚きだ。

 なぜ,急に。それは先週,好敵手のYahooが,無料Webメールサービスの容量を250MBから1GBに拡大すると公表したからだ。そこですかさず,Googleは追いすがるYahooを突き放しに出たわけだ。現在Yahoo Mailで2GBを利用する場合年間20ドルを払わなければならない。MSNのHotmailも同じく2GBの場合20ドルの有料である。

 これから,電子メールもテキストだけではなくて,写真,音楽,ビデオなども頻繁に添付するようになえば,1GBよりも2GBのほうが嬉しいし,さらに無料だから。

・Google one-ups Yahoo in e-mail war
http://www.mercurynews.com/mld/mercurynews/business/11284499.htm
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posted by 田中善一郎 at 00:04 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | ポータル サーチエンジン
2005年03月29日

個人コンテンツの流通に弾み,Yahooの新サーチが後押し

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 最近続いた一連のニュースが,新しい時代の到来を予感させる。

・「YahooのFlickr買収,正式に決定」
・「草の根マルチメディアOurMediaが発進,明日のTVネットを目指す」
・Yahoo! Search Adds Support for Creative Commons Content

 これら三つのニュースの共通項としては,パーソナルパブリッシング(パーソナルコンテンツ)がある。最初のニュースに出ているFlickrは,個人の写真コンテンツをベースにしたコミュニティサービスである。次のニュースのOurMediaは,個人のビデオ,オーディオ,写真,テキストなどのコンテンツを発信する草の根メディアである。ここで見逃せないのが,これら個人のコンテンツに対し,“クリエイティブ・コモンズ(Creative Commons )”のライセンス形式を積極的に採用するよう働きかけていることだ。

 そして最後のニュースが, クリエイティブ・コモンズ形式で登録したコンテンツを対象にした検索エンジンである。現在ベータ版を公開している。FlickrとOurMediaを含めて検索エンジンまでを,非営利団体のクリエイティブ・コモンズと連携してYahooが推進していることに注目したい。

 これまで,インターネット上のコンテンツは,著作権対応の点で多くの問題を抱えていた。最近急拡大している個人ブログとなると,写真,ロゴ,テキスト,中には映像コンテンツまで他サイトから無断でCut&Pasteするのが当たり前になっている。仕事に関わるブログでも同じである。出回ってるコンテンツは,著作者も判らないままに,時にはコピーした人が原作者として広まる場合もある。こうした背景に,非商用目的ならいいやと無断コピーしてしまうこともあるが,著作権者にわざわざ承諾を得るのが面倒だし,やり方が分からないこともある。

 クリエイティブ・コモンズは,そうした問題をかなり解決してくれる。個人の著作者自身でも手軽に,クリエイティブ・コモンズに基づく利用許諾条件などを設定できる。帰属(Attribution),非商用(Noncommercial),派生作品の禁止(No Derivative Works),同様に共有(Share Alike)について,著作者の要求を設定できる。でも,著作権者の権利を拡大させるのが狙いではない。逆に,第三者が,ある条件の下に,自由にコンテンツを再利用できる環境を整備しようとするのが本来の目的である。

 例えば,個人の素人写真の場合などは,帰属のクレジットをきっちり明示さえすれば,著作権者の許諾なしで,再利用(コピー)してもらって良い場合が多いだろう。中には,商用利用であっても,自分の作品が認められたことを誇りに思う場合もあるだろう。その例として,「ちどりあしあと」さんのブログが参考になる。Flickrにアップロードした写真が,権威のある英国の新聞The Guardianのサイトに掲載されていた件を報告している。写真のライセンスについては「私はこれをアトリビューション―シェアアライクというレベルに設定している。加工も商用利用も可、だけどクレジットは必ず付けてね」という条件にしたという。許諾なしに使える条件だが,掲載前に担当記者から、「クリエイティブ・コモンズによって認可されたあなたの写真を使用しました。」という連絡があったようだ。こういうことは,マスメディアとしての礼儀かも。

 こうしたコンテンツ,つまり条件さえ守れば自由に使えるクリエイティブ・コモンズ形式のコンテンツが,YahooのCreative Commons Searchで検索できるのだ。これは,すごいサービスに飛躍する可能性が秘められている。コンテンツもメディアも,消費者(市民)の役割がますます大きくなっていく。マスメディアも御利益がありそうだ。これまで記事中の写真を探す場合,社内になければ写真データベース業者の高額な写真を使わざる得なかった。だが,これからはCreative Commons Searchでさっと見つけて,中にはThe Guardianの例のように,許諾なしで無料で使える場合もあるだろう。オリジナルコンテンツを売り物にしていたマスメディアの地位は低下していくが・・・。


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posted by 田中善一郎 at 10:29 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(1) | ポータル サーチエンジン
2005年03月21日

米Interactive,Ask Jeeves を19億ドルで買収

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 NY Timesから大型買収の話が飛び込んできた。Ask Jeeves が買収されることになった。Interactive Corpが19億ドルでAsk Jeeves を買収することが決まったようだ。
 
 Ask Jeeves といえば,Google,Yahoo,MSNに次ぐ4番手のサーチエンジン会社で,先ほどBloglinesを買収したばかりであった。一方のInterActiveは, Expedia, Ticketmaster, Home Shopping Network, Match.com ,CitySearchといった強力なサイトを保有し,インターネット・ビジネスを手広く展開している企業だ。同社のサイトへの総訪問者数は月当たり4400万人。

◇ソース
・Ask Jeeves Inc. to Be Bought for $2 Billion
http://www.nytimes.com/2005/03/21/business/21deal.html?oref=login
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posted by 田中善一郎 at 17:27 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(2) | ポータル サーチエンジン

YahooのFlickr買収,正式に決定

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 うわさ通り,FlickrがYahooに買収されることになった。Flickrは,ブロガーの世界で圧倒的な人気を誇る写真共有サイト。Yahooは,ブログ+SNS+写真共有サービスを組み合わせたコミュニティー・サービスを開発中で,強力な武器を獲得したことになる。

◇ソース
・Yahoo actually does acquire Flickr
http://blog.flickr.com/flickrblog/2005/03/yahoo_actually_.html
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posted by 田中善一郎 at 12:00 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(1) | ポータル サーチエンジン
2005年02月26日

バーチカル・サーチ, ネット事業の打出の小槌に

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サーチエンジンを制する者がネットビジネスを制する・・・。確かに,Yahoo!やGoogleがネット業界を闊歩している。サーチエンジンを打出の小槌にしたのは,言うまでもなく検索連動型広告だ。jupiter Researchによると,米国の2004年検索連動広告費は26億ドルで,その広告費の79%が次の4業種に集中している。
* Retail
* Financial Services
* Media and Entertainment
* Travel
 強力な汎用サーチエンジンを擁するYahoo!(Overture)とGoogleは,今後も上記4業種の広告主からの売上アップに注力することになろう。

 検索連動広告市場は2009年には55億ドル規模に膨らむと,Jupiterは予測する。いつまでも,何でもかんでも2社に良い思いをさせたくない,と頭角を現してきたのがバーチカル・サーチ・サービス業者である。広告を見込める業種やサービスに絞った専用サーチエンジンが相次ぎ登場しているのだ。つい最近,Become Inc.が発表したBecome.com が一例である。ショッピングに絞ったバーチカル・サーチエンジンで,現在ベータ版を公開中。検索対象は22億Web pagesである。今年夏頃に正式オープンする。

 Yahoo!やGoogleが手を回せない分野を,バーチカル・サーチ・サービス業者が攻めるべきである。上の4業種以外でも美味しい市場はいくらでもありそう。特にB2B分野の特定業種が狙い所である。すでに,米国の出版社サイトや新聞社サイトなどのメディアサイトでは,バーチカル・サーチエンジンをよく見かける。メディアサイトからすれば,バーチカル・サーチエンジンの方が,検索連動型広告のクリック単価を高く設定できるし,また利用者のニーズに応えるサービスにもなる。また広告営業スタッフをほとんど抱えなくて済むし,自前の広告管理システムを構築しなくてもよい。

 バーチカル・サーチがネット事業の新たな打出の小槌になりそうだ。



◇参考
・「バーチカル検索エンジンの台頭」

・JUPITERRESEARCH PROJECTS VERTICAL SEARCH WILL DRIVE INDUSTRY GROWTH, WITH FOUR INDUSTRIES DOMINATING SEARCH SPENDING
http://www.jupitermedia.com/corporate/releases/05.02.23-newjupresearch.html

・Search Verticals Gain Traction
http://www.eweek.com/article2/0,1759,1769386,00.asp?kc=EWRSS03119TX1K0000594

・There Won’t be Vertical Search Engines!
http://blog.tomevslin.com/

・Paid Search Through 2009
http://www.jupiterresearch.com/bin/item.pl/research:vision/1091/id=95509/
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posted by 田中善一郎 at 16:50 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | ポータル サーチエンジン
2005年02月25日

FactivaとMoreover ,2大コンテンツ・アグリゲーターが提携

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 FactivaとMoreover Technologiesが提携した。今年の第一四半期までに,Moreover のコンテンツを取り込んだサービスを,Factivaが始める。ニッチなニュースしかもしれないが,B2B分野のコンテンツビジネス業界にとっては大きな出来事である。

 Factivaは,Dow JonesとReuters Companyによって設立されたデータベース・サービス会社。The Wall Street JournalやReuters newswires を始め,世界中の新聞,雑誌,通信社ニュース,調査資料など9000種以上のソースからコンテンツを集めている。主に法人向けにデータベース・サービスを有償で提供している。

 一方のMoreoverは,インターネット上の情報を,ほぼリアルタイムに収集・整理して提供する会社である。インターネット上の主要サイトをクローラで定期的に収集し,カテゴリー分けして情報を提供する。メディアサイト,企業サイト,政府サイトなど約1万Webサイトを15分毎に巡回する。さらに速報性を要求される情報サイトについては2分毎に回る。Yahoo!やMSNなどのポータルサイトを始め,政府機関や企業サイトに有償でデータベースを供与している。また一般個人向けにも無料でニュースサービスを提供している。(2004年09月27日付けエントリー「Moreoverも330カテゴリ別ニュースをRSS配信,コンテンツ連動の広告も添えて」を参照)。

 FactivaとMoreover は,法人向け情報提供サービス市場で競合する場面もあったが,お互いに補完できると見たのだろう。最近ではインターネット上にリアルタイムで流れるニュースや評価情報が,企業にとっては不可欠になってきた。そうしたコンテンツをカバーしているのがMoreoverで,Factivaにとってはノドから手が出るほど欲しいコンテンツであった。

 一方で,Yahoo!やGoogleなどのコンテンツ・アグリゲーターが,リスティング広告モデルの確立を背景に,無料の情報提供サービスを拡大させている。このままでは有償の情報提供サービスがじり貧になりかねない。有償サービスを維持していくには,FactivaとMoreover が手を組まざるえなくなったのだろう。


◇リリース
・Factiva Adds Critical Web Content From Moreover Technologies to Media Monitoring and Reputation Management Solutions
http://w.moreover.com/main_site/pressroom/presspages/02-17-05.html
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posted by 田中善一郎 at 07:20 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | ポータル サーチエンジン
2005年02月17日

B2B向けサーチエンジン"GlobalSpec",会員数が86%増の170万人に

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最近のネットビジネスは,サーチエンジンを起点にしているものが多い。だが,B2B市場では,GoogleやYahooが必ずしも主役を演じているわけではない。

 米国においては,B2Bの専門市場をターゲットにしたバーチカル・サーチ・エンジンが目白押しである。その中で,エレクトロニクスやメカニカルなどの技術分野で急成長しているのが,GlobalSpec(http://www.globalspec.com/)。2004年の登録会員数を170万人と前年比86%増と伸ばし,売上高も65%増と急成長している。 B2B市場で働く技術者や製品購入担当者が登録会員になっている。またベンダーや専門誌などとも手を組む。

 同社の売り物の一つが“The Engineering Search Engine"。世界中のWebサイトから技術関連に絞った2億ページが検索対象になっている。一方,Googleは ,今朝調べたところ,80億5804万4651ページを検索対象にしている。GlobalSpecのサーチエンジンの特徴は,Googleと違って,選び抜いた技術関連サイトを対象に奥深いページまでを検索できることである。

 もう一つの目玉サービスにSpecSearchがある。ベンダー数1万2500社の120万製品ファミリー/7800万パーツを蓄えた製品データベース・サービスである。ベンダーにはマーケット情報を提供する。

 同社は年内に,登録会員数を250万人に増やしていきたいと言う。

◇プレスリリース
http://home.businesswire.com/portal/site/google/index.jsp?ndmViewId=news_view&newsId=20050202005151&newsLang=en

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posted by 田中善一郎 at 09:46 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | ポータル サーチエンジン
2005年02月10日

BloglinesをAsk Jeevesが買収,続いてAbout.comをどこが買収?

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 うわさ通り,Ask JeevesがRSSリーダー提供会社Bloglinesを買収した。Ask Jeevesは,米国市場では,Google, Yahoo, MSN Search, AOL Searchに次ぐ大手のサーチエンジン会社である。サーチエンジン各社はRSSフィードの収集に力を入れている時だけに,世界で最もRSSリーダー・ユーザーを抱えるとされるBloglinesを獲得したことは重要だ。Ask Jeevesにとって強力な武器を得たことになる。ちなみに,昨年末にBloglinesは,ユーザー・インターフェイスを日本語にも対応させており,日本にもユーザーが多い。

 続いて, About.comが売却先を探しているというニュースが飛び込んできた。オークションで売却先を決める。買収に手を挙げているのは,Google, Yahoo, AOL,Ask Jeeves,それになんとNY Timesである。決定には少なくとも1ヶ月を要するという。最近のNY Timesの攻撃的なネット戦略には目を見張る。

 About.comと言えば,2000年にリクルートと合弁会社を設立しAll Aboutを運用していたが,昨年9月にYahoo! JAPANがオールアバウトの第2位株主であった米アバウト社の株式を全株取得した。この結果現在は社名が「株式会社オールアバウト」と変わり,出資比率もリクルートが56.1%,ヤフーが41.3%となっている。

◇リリース
・Ask Jeeves Acquires Bloglines
http://www.irconnect.com/askjinc/pages/news_releases.html?d=72257

◇参考
About.com, Primedia's Web Venture, Is for Sale(無料閲覧は期間限定のはず)
http://www.nytimes.com/2005/02/08/technology/08deal.html?ex=1265605200&en=00894fcaad94f631&ei=5088&partner=rssnyt




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posted by 田中善一郎 at 08:19 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(1) | ポータル サーチエンジン
2005年02月02日

ただ一つのサーチエンジンとなれば87%がGoogleを選択

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米NextSearchSurveyが,サーチエンジンのユーザー調査結果を発表した。約3500人の意見を聞いてまとめたもの。結論から言うと,協力者の79%が男性だし,先進のブロガーやエンジニアが多く加わっているようなので,かなり偏った結果が出ている。

調査結果:
NextSearchSurvey - Results(http://www.nextsearchsurvey.com/results/)

 最も驚いた結果は,主要サーチエンジンとして一つのサーチエンジンを選ぶとするとどれかとの問いに,Googleが87%,Yahoo! searchが8%,MSN searchが1%であった。一般のユーザーではこのような大差が付くとは思えない。好きなユーザーインタフェースのサーチエンジンとしては,8割近くがGoogleをあげた。

 利用目的としては,調査が29%,サイト探しが27%,ビジネスが19%,教育が16%である。検索するドキュメントのタイプとしては,ニュースが32%,イメージが28%,製品が20%,オーディオが11%,ビデオが9%であった。

 上のページには,計19項目の調査結果が出ている。これから開発するサーチエンジンのための調査であることを認識した上で,見た方が良さそうだ。







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posted by 田中善一郎 at 06:40 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | ポータル サーチエンジン
2005年02月01日

Yahoo 対 Google,社員ブログでオープン性を競う

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 WebProNews Newsの寄稿者であるOlivier Duffez氏が,Yahoo社員およびGoogle社員のブログ一覧を投稿してくれている。ブロガーはエンジニアが多い。最近のエントリーで紹介したがSan(サン)は社員が社外向けにブログ発信できる公認ページを用意した。ソラリスのオープンソース化に見られるように,同社のオープン性をアピールしたいのかも。

 ネットサービス会社にとっては,ユーザーの声を聞きながらサービスを開発するのが不可欠である。激しく競う YahooとGoogleの両社が,仕事に絡んだ内容の社員ブログを認めているのは,まさにオープン性を誇示する狙いもあろう。ちなみにGoogleに転職したFirefoxエンジニアもブロガーとして加わっている。GoogleがFirefoxを買収するのは間近との噂が飛び交っているが・・。

 以下は,Olivier Duffez氏がまとめた一覧表である。寄稿原稿のページには,社員ブログへのリンクが付いている。

◇Yahoo Employee Blogs(http://www.webpronews.com/news/ebusinessnews/wpn-45-20050131YahooEmployeeBlogs.html)
・Bill Turner
・Eric Burke
・Ernie: Web developer
・Jeremy Zawodny: Engineer (Yahoo Search)
・JR Conlin
・Michael J. Radwin: Software Engineer
・Naveen Jamal
・Ravi Dronamraju

◇Google Employee Blogs(http://www.webpronews.com/news/ebusinessnews/wpn-45-20050131GoogleEmployeeBlogs.html)
・Alma Whitten: general computer security, and usability and user centered design for computer security (HCISec)
・Ben Goodger: Firefox lead engineer
・Biz Stone: Blogger Senior Specialist (Blogger)
・Bo Cowgill
・Bret Taylor
・Chris DiBona: Open Source Program Manager
・Colin Smith
・Darin Fisher: Firefox lead engineer
・Dave Barr
・Devinoch: Adwords Representative (Adwords)
・Doe Mountain
・Douwe Osinga: Search Engineer (Google's European Engineering Office)
・Eric Case (Blogger)
・Graham Waldon (Blogger)
・Greg Rae: Log Analyzer
・Greg Stein: Engineering Manager (Blogger)
・Jason Shellen: Program Manager (Blogger)
・Jeremy Lilley: Software Engineer
・John Hawkins
・Joseph
・Josh MacDonald
・Kenny Smith
・Kevin Fox: User Interface Designer
・Kimbalina: Contractor-to-hire (Blogger)
・Mark Ayzenshtat
・Natala Menezes: Account Manager
・Nelson Minar: Web API Engineer
・Oliver Deighton
・Ovidiu Predescu
・Paul Haahr: Software Engineer
・Sanjay G. Mavinkurve
・Tan Chade-Meng: Software Engineer
・Wesley Chan: Product Manager/Staff photographer
・Will McNair

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posted by 田中善一郎 at 09:59 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(1) | ポータル サーチエンジン
2005年01月27日

サーチエンジンの世界シェア,Googleが57.2%と拡大続く

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 世界で最も使われているサーチエンジンはやはりGoogleで,シェアは57.2%と引き続きトップを維持している,とOneStat.comが発表した。過去8カ月でも56.4%から57.2%へとわずかであるがシェアを拡大している。以下,Yahooが21.3%,MSNが8.6%,AOLが3.5%である。

 ユーザー満足度調査で,GoogleとYahoo,MSNとの差が縮まっていると報告されたりしているが,欧州で圧倒的強さを誇るGoogleが世界市場で見ると独走している。日本でYahooが圧勝しているのは,例外なのか。 

Google's Global User Share Rises
http://www.dmnews.com/cgi-bin/artprevbot.cgi?article_id=31607

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posted by 田中善一郎 at 08:23 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | ポータル サーチエンジン
2005年01月26日

Googleの次の大技,無料電話サービスを密かに準備中?

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Googleが無料電話サービスを着手・・。24日にこのニュースが英国のいくつかのサイトで登場して以降,昨日はブロガーの間でこのニュースが飛び交った。

 火種は,次の同社の求人内容であった。
"negotiation and purchasing of IP transit services. . . negotiation of partnerships with Internet exchanges, regional peering providers, and paid peering arrangements with major carriers."
"Identification, selection, and negotiation of dark fiber contracts both in metropolitan areas and over long distances as part of development of a global backbone network; contracts and negotiation for managed metropolitan services and long haul wavelength services."

 かねてから噂されていたGoogleのテレコム進出がいよいよ動き出した,と大騒ぎになったのだ。しかしGoogle社は,「記事は推測であり,噂についてはコメントしない」,とのこと。

 サーチエンジン競争が激化するなか,Googleはテレコム分野に食指を伸ばすことは,大いにありうる。GoogleサーチとGoogle電話との組み合わせは,相乗効果を発揮しそうだ。例えば,検索して見つけたネットサービスについて問い合わせると,提供企業から電話で答えてくれる,といった具合だ。また同社は,音声認識ソフトを用いて電話によるサーチエンジンの開発をすでに進めている。

 電話サービスは当然,VoIPである。Skypeの成功からも分かるように,ソフトによる無料の電話サービスは実現可能である。ただし,消費者と企業とを電話で結びつけるビジネスでは,インターネット電話は通話品質の点で問題がある。同社の求人内容から推測すると,グローバルなIP電話網を自前で持つことも検討しているようだ。アクセス系にインターネット(the internet)を流用すれば,地球規模であってもバックボーンだけなら,今の同社の豊かな手持ちキャッシュなどの資産からすれば,実現不可能な話ではない。


Google gears up for a free-phone challenge to BT
http://www.timesonline.co.uk/article/0,,2-1454225,00.html

GOOGLE MULLS MOVE INTO 'NET PHONE SVC.
http://www.nypost.com/business/39259.htm


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posted by 田中善一郎 at 09:15 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | ポータル サーチエンジン
2005年01月25日

サーチエンジン・ユーザーの大半,検索連動広告を理解していない

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 検索結果と検索連動広告との違いを理解しているサーチエンジン・ユーザーは,6人中わずか1人である。これは,The Pew Internet and American Life Project が 米国のインターネットユーザー(大人)を対象に実施した調査結果である。

 インターネットユーザーはサーチエンジン・ユーザーとしては意外と保守的である。日常的に利用するサーチエンジンを簡単に決めてしまい,そのまま同じサーチエンジンを使い続ける場合が多いようだ。44%のユーザーは特定のサーチエンジンだけを使っており,48%のユーザーは2〜3種類のサーチエンジンを使い分けしている。

Survey: Users Confuse Search Results, Ads
http://story.news.yahoo.com/news?tmpl=story2&u=/ap/20050123/ap_on_hi_te/search_engine_trust

http://www.pewinternet.org/PPF/r/146/report_display.asp
http://www.pewinternet.org/PPF/r/146/report_display.asp

 36ページから成る調査結果のレポートをダウンロードできる。

 おおむね,サーチエンジンには満足しているようだ。インターネットユーザーの84%が利用したことがあり,日常的に56%の人がサーチエンジンを使っている。サーチエンジン・ユーザーの92%は検索能力に自信を持っている。ユーザーの68%はサーチエンジンの結果がフェアと見ており,信頼できないと答えたのは19%であった。

 男性の方が女性よりサービスエンジンを利用しており,また若い人ほど多く利用している。

その他多くの項目について,調査結果の詳細データが先のレポートに掲載されている。


この結果を別の見方をすれば,検索連動型で掲示するテキスト広告を意味のある検索結果としてユーザーは受け入れていることだ。それが告主からも歓迎されている点であろう。 


 
 
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posted by 田中善一郎 at 08:46 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(2) | ポータル サーチエンジン
2005年01月15日

米サーチエンジンのユーザー評価,Googleに迫るYahoo, MSN

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 ネットビジネスの主導権争いを大きく左右するのがサーチエンジンである。巨額を投じてのサーチエンジン開発が急ピッチで進められており,デスクトップ検索やビデオ検索,パーソナライズ検索など,開発途中のベータ版も相次いでユーザーに供されている。

 シェア争いを見ると,日本ではYahooが強いが,欧米ではGoogleが先頭を走っている。特に欧州ではGoogleの圧勝である。今後の展開を見ていくには,ユーザーの利用評価がどのように変わってきているかを知りたい。米Keynote.comは,2000人のユーザーに対して,サーチエンジンのブランド,将来性,満足度,ローヤリティなどの調査を行った。ユーザー評価の結果は,
1. Google
2. Yahoo!
3. MSN
4. Ask Jeeves
5. Lycos
であった。
 今年の結果で特徴的なことは,YahooやMSNが1年前に比べ評価が高まり,トータルスコアでGoogleに肉迫してきたことだ。また顧客満足度でGoogleがトップでないことは驚くべき結果だ。

 まだまだローカルサーチの品質に対する不満が高いが,その中でYahoo!の改善は高く評価されていた。MSNについては,スポンサーの検索結果がユーザーの評判が高かった。きっちりとWeb検索結果と分離されており,スポンサーの検索結果も利用しやすかったようだ。

 この一年で,サーチエンジンに対するユーザーの評価が高まるとともに,新しいサービスメニューも加わった。競争はこれからが本番である。Piper Jaffrayによると,サーチエンジン市場は 2003年の26億ドルから2007年には89億ドルに急成長するという。

プレスリリース:
Yahoo! Search and MSN Search Close the Gap with Google, Says Keynote
http://www.keynote.com/news_events/releases_2005/05jan13.html
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posted by 田中善一郎 at 12:34 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | ポータル サーチエンジン
2005年01月14日

ポータル・サイト,今まさに実りの季節へ

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 かつて,モノ作り全盛の時代に,
「メーカーよりも商社が儲かる」と言われてきた。
今,ネット時代においても,
「コンテンツ・メーカー(パブリッシャー)よりもコンテンツ商社(アグリゲータやサーチエンジン)が儲かる」ようだ。

 コンテンツ商社とも言えるポータル・サイトは快調である。eMarketerのPortal Update(Search Wars about to Begin :http://www.emarketer.com/Article.aspx?1003214)によると,2004年第1四半期〜第3四半期の4大ポータル・サイト(AOL,Yahoo!,Google,MSN)合計の全世界売上は,128億ドルで前年比29.9%増と上昇。中でも,Yahoo!は25億ドル(前年比159.8%増),Googleは21.6億ドル(前年比126%増)と絶好調。両社を勢いづけたのがサーチ広告(paid search ad)だ。昨年年間で約40億ドルの市場規模に膨れあがった。

 今年もポータルサイトはエンジン全開で飛ばしそうだ。サーチエンジンは,デスクトップ,ローカル,ビデオ,モバイル対応とメニューも増える。それに米国でもブロードバンド化が家庭の過半数に普及する見込みで,それに合わせたVODやリッチメディア広告などの売上げもも大きく伸びそう。海外進出では中国での戦いが激しさを増す。ともかく数年後に世界最大のインターネット人口となり,90%がブロードバンド化する市場だ。米系ポータル・サイトが力を入るのも当然か。その次はインド市場である。
 
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posted by 田中善一郎 at 08:41 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | ポータル サーチエンジン
2005年01月12日

仕事に役立つGuruNetサービス,無料化しキーワード連動広告モデルへ

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 米国のビジネスパーソンにとって定番サイトの一つであるGuruNetが,無料で利用できるようになった。仕事に役立つ情報を有料で提供していたGrunetが,サービス名をAnswers.com
http://www.answers.com/と変え,無料で提供し始めた。今後は,キーワード連動の広告モデルで運用していく。
プレスリリース:GuruNet Launches Answers.com
Ad-Driven Free Site Replaces Subscription-Based Service
http://www.gurunet.com/press010405.jsp

 Grunetはもともと,ビジネスパーソンにとって,Googleよりも仕事の情報を効率よく収集できることを売り物にしていた。検索結果がGoogleよりも絞られて得られ,更に深い情報を掘り起こせるのが特徴。

 Answers.comをざっと使ってみた。確かに使えそうである。ハイテク分野だとwikipediaのコンテンツが転載されていたりする。

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posted by 田中善一郎 at 09:55 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | ポータル サーチエンジン
2004年12月23日

Google 対 Yahoo,技術志向と実践志向

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 インターネット業界のスーパースター的存在の,GoogleとYahoo。サーチエンジンやリスティング広告などで,真っ正面から衝突するライバルである。だが,実際は,両社の目指す方向は違うのだ,とするレポート。
Google/Yahoo Rivalry Moves Into 2005(http://story.news.yahoo.com/news?tmpl=story2&u=/ap/20041221/ap_on_hi_te/ye_portal_wars)

 Googleは研究志向の企業に対し,Yahooは実践的なメディアサービス志向の企業である。研究開発費は,Googleがオペレーティング・キャシュフローの30%に相当する3億ドルを投入しているのに対し,Yahooは20%の2.15億ドルを費やしている。2005年はGoogleの研究開発費は4.50億ドルとYahooの倍近くになりそう。

 このようにGoogleは研究開発志向で,絶えず新しいアイデアを提供し続けるイノベーターの役割を演じる。同社が提供するe-mail,ショッピング,ニュースサービス,3次元マップなどからも頷ける。

 一方,Yahoo!は実践志向だ。インスタントメーセージ,音楽,ゲーム,スポーツ,転職,ブロードバンドサービスなど,Googleが手を付けていない領域をカバーしている。
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posted by 田中善一郎 at 10:10 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | ポータル サーチエンジン
2004年11月30日

米MSNBC,市民ジャーナリスト欄を定番に

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 米MSNBC,市民ジャーナリストを定番コーナーに格上げした。

 同社は,Microsoft と NBC News とが組んで設立した会社で,インターネットとケーブルテレビで24時間ニュースを流している。同社のWebは,CNN,Yahoo! Newsと並ぶ米国の3大ニュースサイトで,2000万人超の月間ユニークユーザー数を誇る。米MSNのニュース欄がそのまま,MSNBCのページとなっている。
 
 MSNBCは米大統領選挙投票直前の1週間,選挙にまつわるレポートを市民から募り,期間中に約4000人からのレポートが受けた。それらはサイト上に掲載されると共に,一部はケーブルTVにもオンエアで紹介された。サイトは50万ヒットを稼ぎ,いろんな角度からのレポートは高い評価を得たという。選挙当日の市民ジャーナリストのレポート(Citzen Journalists report)はこちら(http://www.msnbc.msn.com/id/6560285/)で見ることができる。

 この成功を機に,市民ジャーナリスト欄を常設することにした。各種のテーマに関するレポートを市民から求め,選挙をテーマにしたときと同じく,サイト上で掲示し,出来の良いレポートはTVでも流す。
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posted by 田中善一郎 at 23:06 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(2) | ポータル サーチエンジン
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