2013年05月20日
米ヤフーがTumblrを買収へ、でも危険な落とし穴も
米ヤフーがタンブラー(Tumblr)を11億ドルで買収することになったようだ。
ヤフーがタンブラー買収に向けて交渉に入っているとのスクープを、WSJ傘下のブログALLThingsDが報じたのは16日であった。Peter Kafka氏とKara Swisher氏の人気ブロガーの記事である。そして19日には、ヤフー取締役会がタンブラーを11億ドルで買収することを承認した。20日にも買収の正式発表がなされるようだ。
ビジュアルベースの簡易ブログサービスであるTum..
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2013年02月10日
話題のモバイルアプリ、気軽さが受けてSnapchatとVineが人気急上昇
SnapchatとVine。今、アメリカで最も話題になっているソーシャル系のモバイルアプリである。写真や動画を非常に気軽に発信/共有できるので、人気を集めているようだ。
Snapchatは友達同士で写真を共有できるアプリである。最近、動画も共有できるようになった。特徴は写真や動画のスナップを見る時間が最大10秒に制限されていることだ。あいさつ程度のスナップしか送れない。表示されたスナップはすぐに削除される。保存されないので、コンテンツをあまり気にしないで気..

posted by 田中善一郎 at 01:29
2012年04月09日
開花期の電子書籍と萌芽期の電子雑誌、共に米国では急成長
電子書籍も電子雑誌も、米国では勢いよく成長している。年末のホリデーシーズンにタブレットやeリーダーが売れに売れたこともあって、電子書籍や電子雑誌の市場が活性づいた。
特に電子書籍は開花宣言が出たと言ってよさそう。AAP(the Association of American Publishers)によると2012年1月には、電子書籍売上が全書籍売上の31.1%を占めると言う。1年前の24.8%から電子書籍のシェアを大きく拡大させている。(これは報告のあった出版社のデ..
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2011年10月21日
NYタイムズ、デジタル購読売上が黒字化に貢献
NYタイムスのデジタル有料購読者数は、今年第3四半期(7月〜9月)に約4万人も増え、32万4000人に達した。この結果、販売(circulation)売上高が前年同期比で3.4%増となったお陰で、次のように第3四半期の純利益は1569万ドルと黒字に転じた。
*NYT社(The New York Times Company)の
2011年7-9月期決算(単位:1000ドル)
今期は、景気の下振れで、広告売上高が落ち込むことを覚悟していた。新聞紙(NYT紙や..

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2011年04月10日
米雑誌に薄日、ビジネスウィーク誌が見事に復活
米雑誌業界に薄日がさしている。
リーマンショック以降、米国の雑誌は深刻な広告不況に見舞われた。プリントメディアの構造的な衰退も重なって、底なしの状況に陥っていた。「紙の雑誌にすがっていては先がない。iPadの出現に合わせて、電子雑誌に賭けよう」との切羽詰まった声までも出かけていた。
ところがしぶとく回復軌道に乗る雑誌が現れ始めている。同じプリントメディアでも新聞ほどひどくはなさそう。四半期別の全米雑誌の広告売上および出稿広告ページ数が、2010年の第2四半期..
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2011年01月06日
電子雑誌の出現で海外誌の価格破壊が起こるのか
高価であった海外雑誌が、電子版の出現でかなり安く読めるようになるかもしれない。既に一部の海外誌で価格破壊が起こりつつある。
英国の科学誌「NewScientist」を日本で購読しようとすると、ある国内のオンライン書店では購入価格が1冊1869円もかかる。年間の定期購読にしても9万円以上(1冊あたりは同じ1869円)と高価である。ところが先月オープンになったZinioのサイトで「NewScientist」の電子版を購入すれば、1冊が483円で購入できる。年間購読にする..
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2010年10月26日
WSJ以外の米新聞は総崩れか
米国の新聞の発行部数が下げ止まらない。ABC(the Audit Bureau of Circulations)によると、9月末までの半年間における1日の平均発行部数が、1年前に比べ5%減った。635紙の発行部数を計数した結果である。
トップ25の新聞の発行部数と増減率を以下に掲げる。部数を増やしたのはWSJだけである。その他の新聞は全敗だ。それでも全新聞の発行部数が今年3月時の8.7%減に比べれば、今回の9月時ではマイナス5%減と、出血量が減ったと一息付いているよ..
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2010年05月12日
破竹の勢いのZynga、仲良しだったFacebookとの関係が険悪に
Facebook向けのソーシャルゲーム・デベロッパーとして急成長を続けるZynga。そのZyagaの評価は高まる一方で、企業価値評価(バリュエーション)が50億ドルに相当すると、Second Sharesが先月に発表したほどだ。
米国のソーシャルゲーム・メーカーのランキングを以下に示す。メーカーの全ゲームタイトルの月間ユーザー数総計でランキングしている。ZyngaのMAU(monthly active users:月間アクティブユーザー数)は2億人を超え、断トツのト..
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2010年04月25日
米新聞社、底を打ったが鈍い回復
大手新聞社のNYタイムズ(NYT)社とMcClatchy社がそろって、2010年第1四半期(1-3月期)で黒字を達成した。昨年末あたりから底を打ったようにも見えるが、とても楽観視できる状況にはない。
総売上高はNYTが前年同期比3.2%減、McClatchyが同11.2%減とマイナスが続いている。黒字になったのは、大幅に営業経費を削ったためだ。NYTは前年同期比で18%も、またMcClatchyは23%も経費を削減した。
いつまでも厳しい経費節減に頼っ..
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2010年04月20日
ブルームバーグがサイト刷新、無料路線継続で打倒WSJを目指す
ブルームバーグ(Bloomberg)がサイトを刷新する。
これまでのサイト(www.bloomberg.com)は、以下のように、黒の背景にテキストが詰まったページで構成されていた。
刷新したサイトのデザインは以下の通り。まだ十分に見ていないので評価はできないが、すっきりしたデザインで、所望のニュースが探しやすい。
刷新サイトはこちら(preview.bloomberg.com/)でチェックできる。最初にホーム(HOME)ページを。
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2010年01月08日
「フリー」から「フリーミアム」へ,PoliticoやZyngaも成功
「フリーミアム」というキーワードが,新刊『フリー』(クリス・アンダーソン著,こばへんさんが監修)で紹介されたこともあって,最近やたらに耳にする。
ネット上のコンテンツやサービスを無料(フリー)で提供するビジネスが当たり前になっているが,多くが苦戦を強いられている。猛烈な不況風に見舞われたこともあって,アテにしていた広告収入が十分に得られなかったからだ。そこで有料課金の導入が急がれており,そこで注目されているのが「フリーミアム」モデルである。
今までフリーであ..
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2009年12月21日
2009年の北米の雑誌,428誌が休刊し275誌が創刊
米国およびカナダにおいて,今年は428誌の雑誌が休刊し,275誌の雑誌が創刊した。MediaFinder.comによるデータであるが,今年も毎日のように雑誌の死亡欄が賑わっていた。
BusinessWeek Small Biz, Conde Nast Portfolio, それに Fortune Small Businessといったビジネス誌が消えていったし,100万部近くも発行していた Gourmet Magazineが突然休刊になったのもショックであった。
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posted by 田中善一郎 at 08:09
2009年12月05日
BlommbergによるBusinessWeek誌買収が完了,同誌サイト編集長は独立してデジタル媒体の開発を

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2009年08月17日
紙メディアからネットメディアへ,ジャーナリストの大量移住が始まるのか
米新聞業界では今や,リストラや身売りの話が日常茶飯事になってきた。先週末にもAFP通信社が“112 jobs cut at San Diego newspaper”を伝えていたが,この程度の話だともうニュースにならない。
paper cutsマップによると,今年に入って1万3253人の従業員が,勤めていた新聞社のオフィスから追いやられたようだ。
米大手新聞社のMcClatchy(マクラッチー)が今年第2四半期に増益になったのも、大幅人員削減が利益を押..

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2009年07月25日
オンライン広告価格がリバウンドか,回復の期待膨らむ
ネット業界にも明るい兆しが見え始めている。
オンライン広告価格を調査しているいるPubMaticが,朗報を発表したのだ。以下のグラフのように,オンライン広告価格が今年1月を底にしてリバウンドしていると見ているのである。広告価格が年初の底値から毎月ジワジワと上昇し,6月までにプラス35%アップと急回復してきたというのだ。
今年1月前後には,ディスプレー広告の平均価格がそれまでの1年間で半値近くに急降下していた。それから反転して,その後の半年近くで35%..
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2009年07月19日
売りに出た経済誌"Business Week",1ドルの価値しかないとFTが評価
米McGraw- HillがBusinessWeek(BW)を手放すかもしれないという推測記事を,1ヵ月ほど前にNew York Postが伝えていた。名門ビジネス週刊誌のBusinessWeekが身売りされるなんて,単なる噂話に過ぎないと思っていたのだが・・・。
だが,噂ではなかった。先週末のBloomberg.comの記事でBW売却話が報道されると,すぐにBusinessWeekの記者ブログが追認したのだ。
BWは1929年創刊なので満80年の老舗誌..
posted by 田中善一郎 at 23:46
2009年06月02日
アマゾンが主導権を握ろうとする電子書籍市場,グーグルが年末に参入
Googleは電子書籍市場に参入するつもりのようだ。
NYTimes.comによると,先週末ニューヨーク市で開かれた年次 BookExpo会議で,Googleは電子書籍市場に参入する意向をほのめかした。パブリッシャー(出版社)がデジタル版書籍を,Googleを介して消費者に直接販売できるようにしたいという。
電子書籍市場は,Amazonが電子書籍端末Kindleを武器に主導権を握りつつある。そこでGoogleが待ったをかけたいのだろう。Amazonは攻撃的な..
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2009年05月24日
不況と新型インフルを追い風に急拡大するソーシャルゲーム市場
ソーシャル・ネットワーキング・サイト上で楽しむゲーム,いわゆるソーシャルゲームの市場が活況を呈している。
長期化する不況が,ソーシャルゲーム市場にとって追い風になっているようだ。こう不景気だと,出費が伴う外出を控えめにして,経費をあまりかけなくても気軽に楽しめるソーシャルゲームで過ごそうとする人が増えてくる。さらに最近の新型インフルエンザの流行も,内に閉じこもってオンラインゲームで遊ぶ人を増やしているのだろう。ソーシャルゲームユーザー数が,2008年の5000万人か..
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2009年05月08日
動画サイトHulu、マネタイジングではYouTubeをしのぐ勢い


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2009年05月05日
3大ビジネス誌のBW,Forbes,Fortuneも苦境に
構造的な不況業種となってきた新聞や雑誌の紙媒体業界。米国の3大ビジネス誌のBusinessWeek, Forbes, それに Fortuneも例外ではない。その3大雑誌がしのぎを削っていたビジネス雑誌市場に乗り込んできたCondé Nastのビジネス誌“Portfolio magazine”も、創刊2年にして敢え無く休刊することになった。
老舗の3大ビジネス誌の現況を24/7Wallstがまとめていたので、紹介する。
*BusinessWeek(19..
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2009年04月28日
鳴り物入りで創刊したCondé Nastのビジネス誌“Portfolio”、ついに息絶える
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2009年01月15日
米雑誌の広告売上,新聞と同じく急降下

posted by 田中善一郎 at 07:20
2008年12月01日
ライフハッカーのためのリスト集のリスト
Todd And = Marketing + Mediaは,気に入っているブログの一つ。そのブログに,マーケターにとって役立ちそうなツールや情報のリスト集の一覧が出ていた。ライフハッカーのためのリスト集のリストと言ったところか。
以下のように12種のリストがある。いつか暇な時にでも見てみるつもりだが・・・。
posted by 田中善一郎 at 00:39
2008年10月19日
金融危機の衝撃波,米ネットベンチャーにも直撃
金融危機による世界同時不況が迫る中,米国のネットベンチャーでは早くもレイオフの嵐が吹き始めている。
ベンチャーキャピタルの米セコイア・キャピタル(Sequoia Capital )は10日ほど前に,ベンチャー企業の経営者を集めて,これからの長い景気後退に備えてコストカットなどの対応策を早急に打つべきだと訴えた。 “RIP: Good Times”(安らかに眠れ:良き時代)とのタイトルの以下のスライドは,その時に示されたものだ。
posted by 田中善一郎 at 09:33
2008年08月20日
BBCやBusinessWeekもトピックスページを開設
New York TimesのTimes Topicsに続けとばかりに,BBCやBusinessWeekもトピックスページ・サービスを開設する(Times Topicsについてはこちらを)。
有力な新聞社や雑誌社のサイトが相次いでトピックスページに参入するのは,興味深い動きである。巨大なシステムを武器に水平展開するGoogleやYahooに潰されないための生き残り策なのかもしれない。編集面で差異化可能な分野で垂直(バーティカル)展開し,質の高いユーザーを集客し,単価..
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2008年07月16日
米雑誌広告市場も2008年上期は急降下
新聞や雑誌の広告市場は不況の影響をもろに受け,ますます厳しくなってきている。そうでなくても,伝統的なメディアの中でプリントメディアが最も,インターネットメディアに侵食されてきているのだ。
特に深刻さを増しているのが広告市場の落ち込みである。米国の新聞や雑誌は,広告売上の依存度が高いだけにきつい。雑誌も新聞ほどでもないけれど,ここしばらく我慢しなければならないようである。
Blommbergの記事によると,米雑誌の総広告ページ数が2008年第2四半期は前年同期..
posted by 田中善一郎 at 10:38
2008年05月26日
BW誌が選んだ世界の優良IT企業100社,勢い増すBRICsと影薄い日本
世界の優良IT企業100社(The InfoTech 100)を,米BusinessWeek誌が選出した。1998年から毎年,“ best-performing tech companies in the world”を選び,トップ100社を発表している。shareholder return, return on equity, total revenues, and revenue growthの4項目の総合点でランク付けしている。
トップ100社のうちの上位..
posted by 田中善一郎 at 07:14
2008年05月14日
米ビジネスウィーク,無料のオンライン講座を開始

posted by 田中善一郎 at 09:22
2008年05月12日
有力新聞社サイト,新興ブログ出版の記事を掲載へ
米新聞社ワシントンポストのサイト(washingtonpost.com)が,外部ブログの記事全文を掲載し始めている。今後,米国の新聞社サイトでは,外部の有力ブログ記事を掲載することが増えていきそうだ。
米新聞社サイトのソーシャルメディア化は一昨年あたりから始まってはいた。だがこれまで,RSSフィードとか社内ブログなどを採用して,外部ソーシャルメディアからの集客を増やすことに注力していた。つまり閲覧者が入ってくるインバウンドリンクは歓迎していたが,閲覧者が外に出て行く..
posted by 田中善一郎 at 07:07
2008年04月19日
イノベーティブ企業の世界ランキング,ビジネスウィーク誌が選出
posted by 田中善一郎 at 14:09
2008年03月26日
仕事の息抜きにゲームを,BW誌サイトが粋なゲームコーナを開設
posted by 田中善一郎 at 14:51
2008年01月29日
Google/YouTube,ダボス会議でも存在感をアピール
世界経済フォーラム(World Economic Forum )年次総会(ダボス会議)でも,YouTubeなどのネット企業の活躍が目立った。
中でも,YouTube(Google)の存在感が際だった。一つは,“the Davos Question”である。もう一つは,“the Davos debates”である。TechcrunchによるとGoogleは今会議における最大のパートナーの一つであるという。そのためであろう,YouTube上に特設のダボス会議コーナーを置..
posted by 田中善一郎 at 02:34
2008年01月07日
iフォンやKindleでデジタル版雑誌を購読
既存の雑誌コンテンツを,Appleのiフォン(iPhone)やAmazonの電子ブックKindleでも読めるようになってきた。
こればかりは,実際にiPhone/iPod touchやKindleで雑誌を読んでみないと,評価できそうもない。残念ながらどちらも手元にないので,しかたなく昨年に発表されたものをまとめておく。
最も使ってみたいのは,Zinio Mobileである。パソコン版のZinioでは,紙媒体と同じレイアウトのコンテンツを,実際の雑誌のようにペ..
posted by 田中善一郎 at 00:16
2007年12月26日
米国の有力新聞・雑誌が“クラウドコンピューティング”を連呼
posted by 田中善一郎 at 11:13
2007年12月20日
2007年創刊の米雑誌,注目誌をリストアップ
今年,米国で創刊された雑誌はこれまで647誌で,1992年以来最低となる見込みである(minがまとめたレビューより)。昨年は約900誌が創刊されていたので大幅に減っており,雑誌業界も元気がない。
以下に,今年創刊された注目雑誌の一覧である。
ビジネス分野で最も話題になった創刊誌が,Condé Nastの経済誌 Portfolio 。迎え撃つBusinessWeek,Forbes, Fortuneのライバル誌ががこぞって誌面を刷新し..
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2007年11月13日
多言語字幕対応の動画サイト“dotSUB”,ボランティアユーザーが字幕を投稿
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2007年10月31日
Google,SNS向け共通API“OpenSocial”を発表
一つ前のエントリーを投稿した直後に,TechCrunchやNYTimes.comのニュースが飛び込んできた。Googleが,SNS向けの共通API“OpenSocial”を明らかにしたのだ。John Battelle's Searchblogには,明日11月1日付のプレスリリースまでが掲載されている。
“OpenSocial”の共通APIを使えば,ソフトウエアデベロッパーがソーシャルネットワーク向けのアプリケーションを容易に開発できるようになる。こう,Googleは..
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2007年09月28日
最新の米ネット事情を俯瞰できるBusinessWeek特集
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2007年09月21日
ソーシャルニュースのDigg,SNS機能を取り込む
Digg.comから次のような書き出しのメールが届いた。
Lots of new changes coming to Digg! We're excited to introduce you to the new Digg Profiles.
ユーザーのプロフィールページを設け,FacebookやMySpaceのようなSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)機能を提供することになった。
そこで,プロフィールページに飛んでみた。以下は何も書き込..
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2007年09月03日
欧米のビジネス誌,カバーストーリーで「Googleなんか恐くない」と
*Economist誌2007年9月1日号
*BusinessWeek誌2007年4月9日号
英Economist誌の最新号( 2007年9月1日号)の表紙と,米BusinessWeekの2007年4月9日号の表紙である。
ともにカバーストーリーの見出しが,“Who's afraid of Google?”。裏返せば,やっぱりGoogleは恐い存在であると言うことか。
英Economist誌の記事は,おそらく日本語版エコノミスト誌で紹..

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2007年08月01日
英企業の7割がSNSを締め出し
英企業の3分の2以上は,SNSをブロックし,従業員がSNSを利用できないようにしているという。
Telegraphによると,The Metropolitan Police, British Gas ,Lloyds TSB などの主要企業は,インターネットフィルターによって,就業中に Facebook, MySpace, Bebo ,Hotmailなどを閲覧できないようにしている。
Business Week誌サイトの記者ブログは噛みついていた。企業がSNSを..
posted by 田中善一郎 at 07:25
2007年05月19日
起業するのに30歳では遅すぎる?
成功を収めたIT・ネット系ベンチャー企業の創業者は,何歳頃に起業していたのか。Valleywagが次のように,リストアップしてくれている。
(ソース:Valleywag)
大成功するには30歳では遅すぎるのかな。今までにない概念・仕組みの技術やサービスを生み出していくには20代の突破力が必要なのだろう。中には,最新の技術やサービスを組み合わせて(焼き直して),マネージングの巧さで成功した者もいる。でもやはり20代には,金儲けよりも,既成の技術やサービスを..
posted by 田中善一郎 at 09:19
2007年05月14日
スライドショーWidget,米国のSNS上で人気上昇
今,米国で人気沸騰しているサービスは何だろうか。セカンドライフやトゥイッター(Twitter)は,まだ一部マニアックな人たちで流行っている段階。幅広く若い人たちに受けているるサービスとなると,スライドショーではなかろうか。
その中で,新興のSlideとRockYouに注目したい。共にユーザーページやブログに貼り付け可能なWidgetを供給しているが,主要ターゲットはMySpaceなどSNSのプロフィールページである。スライドショーでは,写真の移り変わりにいろんな..
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2007年05月01日
Web2.0サイトの能動的な参加者,若者よりも中高年層が多い
Web 2.0 Expo(4月中旬に開催)のキーノートスピーチで,HitWiseがプレゼンした資料が面白い。その中から,二つの項目を紹介する。
一つは,Web2.0サイトのトラフィックについて。2年前はWebトラフィック全体の2%に過ぎなかったのが,今では12%も占めるようになったという。ユーザーが作り出したコンテンツが,かなり飛び交っているのだろう。
*Web2.0関連トラフィック
もう一つは,Web2.0サイトを特徴づけるキーワードである「参加..
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2007年04月29日
ブログの成長に陰り,踊り場説が浮上
ブログの世界もそろそろ踊り場にさしかかっているようだ。
BusinessWeekサイトの記者ブログ(Heather Green氏がブロガー)などが指摘しているように,アクティブなブログ数の伸びが急に鈍化しており,ピークを迎えつつあるというのである。
世界のブログ数の推移データとしては,Technoratiの調査データがよく引用されてきた。トラックしているブログ数を2003年から測定し,その結果を公表しているからだ。
以下は,2007年3月までのブログ..
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2007年04月23日
Second Lifeの長者番付が明らかに,コンサルタント/不動産/デザイナーが商売に
3次元仮想社会のSecond Lifeにも,金持ちが現れ始めているようだ。そうそう,昨年秋,中国生まれの教師が不動産で100万ドルを稼いだ話で盛り上がっていた。でも本気で信じてなかったのだが・・・。
米BusinessWeek Onlineの特集“Virtual Life”の中で,Second Lifeの長者リストが掲載されていたので,その概要だけをザッと紹介する。そのリストには10人の金持ちが掲載されている。トップ3人は次の3人。
・Ailin G..
posted by 田中善一郎 at 01:28
2007年03月25日
米国のビジネス誌,女性向けで活路を見いだせるか
元気な女性をターゲットにすれば,ビジネス(経済)誌も元気が出るのだろうか。
Condé Nast の経済誌 'Portfolio' が,予定通り4月24日(5月号)に創刊される。BusinessWeek, Fortune ,Forbesの3大誌で固められている米経済誌市場に,どこまで食い込めるかどうか。創刊号のレートベースは30万部。月刊化は9月号から。創刊号は計300ページで,その半分が広告ページで埋まるという。広告主数は95社で,最大の広告はトヨタ..
posted by 田中善一郎 at 07:51
2007年02月17日
米国のSNS,より“オープン”に変身を
米国のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)がより“オープン”に変身を図ろうとしている。
BusinessWeek.comの記事でも紹介されているように,SNSもいよいよオープン化時代に突入してきたようである。FacebookなどのSNSプロバイダーがAPIを公開し,サードパーティーがSNSアプリケーションを開発できるようになってきたのだ。米国のSNSも成熟期を迎えてきており,勢いを衰えさせないためにはサードパーティー開発者による魅力あるアプリケーションの..
posted by 田中善一郎 at 23:28
2007年02月07日
勢いづくブログ集団のFM,今年は5000万ドルの売上を目指す
posted by 田中善一郎 at 00:44
2006年12月21日
米国で最大規模のブログ賞,人気投票で43ブログを選出
“The 2006 Weblog Award Winners”で43分野のブログを,人気投票で選出した。ユーザー選出ブログ賞としては,おそらく最も規模の大きいコンテストである。12月上旬の8日間に,ノミネートされたブログを対象に人気投票を実施した。投票総数は52万6974票であった。
●人気投票で選出されたブログ(TTLB Ecosystemを除く)
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2006年11月07日
ロングテールのブログ vs ショートヘッドの主流メディア
ロングテールグラフで見れば,大手メディアがヘッド部分を,ブログがテール部分を占める。想定できる分布である。
ブログ検索エンジン企業のTechnoratiのデータでも,定量的にそのような結果を示していた。Technoratiの公式ブログの中で,Dave Sifryが次のようなグラフを提供してくれている。(クリックで拡大表示できるが,文字が読みづらい)。
これはメインストリーム・メディア(MM:大手メディアのことで,伝統的な新聞やテレビなど)サイ..
posted by 田中善一郎 at 09:38
2006年11月04日
韓国OhmyNews,今年は赤字転落か
韓国OhmyNewsが今年にも赤字に転落しそうだとBusinessWeekが伝えている。 OhmyNewsは市民参加型新聞のパイオニア的存在である。この数年,わずかながら利益を出してきていたが,今年は赤字が避けられないようだ。
OhmyNewsは2000年に生まれ,現在は90人の専任スタッフ(そのうち65人がジャーナリスト)と4万4000人の市民記者を擁している。今年の売上高は600万ドルの予定。
どうも市民参加型新聞が曲がり角を迎えているようだ。市民..
posted by 田中善一郎 at 01:39
2006年10月25日
ニッチSNSが次々と開設,ターゲット広告で高い収益性を狙う
久々に米Red Herring誌(10.02.06)を読んでいると,“Niche Networking:Small social networks for specific groups”の記事が目に止まった。特定グループ向けのニッチなSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を紹介した記事である。
その記事が取り上げていたニッチSNSは,次の7サイトである。開設年月も示す。
・Dogster:2004年1月
・Catster:2004年6月
・Boom..
posted by 田中善一郎 at 10:26
2006年10月20日
経済誌BusinessWeek,オンライン版の比重を高める
米国の新聞や雑誌は,オンライン版を年々強化している。紙媒体の読者数や広告売上が伸び悩んでいるからだ。有力経済誌のBusinessWeekも例外ではない。今や,WebサイトBusinessWeek.com)に頼らざるえない状況に入り込んだとも言える。
FT.comがBusinessWeek編集長を取材し,BusinessWeek.comの現況を伝えていたので,その一部を紹介する。
BusinessWeek誌が苦戦しているのに対し,BusinessWeek.co..
posted by 田中善一郎 at 07:08
2006年10月04日
BusinessWeekとTechcrunchに酷評されたPayPerPost,300万ドルの資金を獲得
TechCrunchにPayPerPost.com offers to sell your soul(「PayPerPost.com あなたは魂を売るか?」と,またBusinessWeekにPolluting The Blogosphere (「ブログ界が汚染される」と,3ヶ月前に徹底的にこき下ろされたPayPerPost。そのPayPerPostがこのほど,ベンチャーキャピタルから300万ドルを調達したものだから,またTechCrunchやBusinessWeekなどのメ..
posted by 田中善一郎 at 09:26
2006年09月29日
BusinessWeek読者が選んだブログとは,トップはやはりTechCrunch
BusinessWeek読者が選んだトップ12のブログが,BusinessWeek onlineに掲載されていた。トップは,今や破竹の勢いのTechCrunchである。同ブログの日本語版も,今年の夏から出ている。
トップ12のブログは次の通り。
1.TechCrunch
ブロガー: Michael Arrington, 36
開始時: June, 2005
内容 : Profiling, reviewing new companies and produ..
posted by 田中善一郎 at 08:00
2006年09月28日
クリック課金の品質標準確立へ,大手広告主や代理店が動く
成長続けるインターネット広告の足かせになりかねないクリック詐欺(Click Fraud)。最近,BusinessWeekやNew York Timesの有力マスメディアで大きく取り扱われたこともあって,クリック詐欺問題が再熱している。
こうした動きに呼応するかのように,Click ForensicsがClick Quality Council (CQC)の設立を発表した。VISA や LendingTreeなどの大手広告主や
Carat Fusion, Ag..
posted by 田中善一郎 at 09:18
2006年09月26日
米国のソーシャルネットワーキング,若者天下でなくなっていた
BusinessWeek onlineの記事で,こんな文章が。
Even sites typically associated with teens are playing to a wider audience. Who knew that 10% of MySpace (NWS) users are older than 55—and that the proportion of MySpace users in the 12 to 17 range ha..
posted by 田中善一郎 at 11:43
2006年09月25日
BusinessWeek誌が特集で“クリック詐欺”を取り上げる
posted by 田中善一郎 at 07:43
2006年09月22日
学生向けSNSの米Facebookを,Yahooが買収しそう
学生向けのSNSであるFacebookをどこが買収するのか。Yahoo, Microsoft、 Viacomなど多くのメディア企業と交渉に入っていたようだが,どうも米Yahooに固まりそうだ。21日付けWSJ.comの“Facebook Flirts With a Big-Money Deal”という見出し記事によると,
Social-networking site Facebook is in serious talks to sell itself to Yahoo ..
posted by 田中善一郎 at 12:41
2006年08月25日
BusinessWeek編集者が選んだWebやブログとは
今年も,BusinessWeekが“Best of the New Web”を選ぶことになった。昨年と同様,分野毎に同誌編集者が選ぶEditor's Picsと読者投票で選ぶReader's Pickを9月末に発表する予定である。読者投票の締め切りは9月8日である。
投票に先駆けて以下の23分野毎に,BusinessWeek編集者が5点のWebサイト/ブログをノミネートしている(Blogs分野でだけは10点)。読者投票はノミネート以外のWebやブログも投票できる。
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posted by 田中善一郎 at 11:25
2006年07月13日
NYTimes.comのパーソナライズドサービス,競合サイトのコンテンツを取り込める
NYTimes.comがパーソナライズド・ページ・サービス“My Times”の提供を限定ユーザーに向けて始めている。paidContent.orgによると,今回のベータ版サービスは,5000人の事前登録者に限るようだ。
NYTimes.comは今年4月にWebページを大幅に刷新したが,その時に“My Times”を近く開始することを明らかにしていた。だが,Web刷新時の売り物になるはずのサービスであるが,“My Times”のページにアクセスすると,いつも以下の画..
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2006年06月20日
謎のサイト“Top TV Bytes”,訪問者数が1ヶ月間で3倍の532万人に
comScore Media Metrixが発表したWebサイト・トラフィック調査を見ていたら,不思議なサイトに出くわした。Top TV Bytesというサイトである。
5月の訪問者数が前月比で最大の伸び率を示したサイトである。以下の表のように,ユニークユーザー数が前月比202%増の532万人と驚異的な伸びを示した。
でも,不思議なことに,comScoreのレポートで何の説明もない。Google Newsで“Top TV Bytes”のフレーズで検索..
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2006年06月08日
主要広告主のIBM ,BusinessWeek誌から撤退
米IBMは,有力ビジネス誌のBusinessWeekへの広告出稿を当分取りやめるようだ。WSJ.comが関係者の話として伝えている。
IBMはBusinessWeek誌にとってトップ広告主の一つ。IBMは同誌に2004年に1490万ドル,2005年に930万ドルも広告費を注ぎ込んでいた。それなのに一気に広告を取りやめたのは,IBMが要求していたディスカウントにBusinessWeekが応じなかったためとのことだ。
IBMは最近,2004年の4億2060..
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2006年06月06日
Condé Nastの新ビジネス誌/サイト,2007年4月にデビュー
米国の有力出版社Condé Nastが,開発中のビジネス媒体(月刊誌/Webサイト)の媒体名と創刊時期を発表した。
雑誌名はPortfolioで,創刊号は2007年5月号。ニューススタンドには2007年4月24日から並ぶ。2007年9月号から月刊化する。連携するWebサイト名はcnportfolio.com。そのデモサイトは既に立ち上がっている。
ビジネス出版で久々の大型プロジェクトとして注目されているが,はたして Business..
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2006年04月21日
SNS事業にゴールドラッシュ
“Social Networking's Gold Rush”との見出しの記事がBusinessWeek online に。MySpaceに代表されるSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サイト)には,人が集まるだけではなくて,資金も集まってきているのだ。
SNSには若者達がドッと集まっているが,少し前までは,つかの間のブームに終わるのではと見る向きが多かった。それが今や,巨大メディアから広告主,それに投資家までも一斉にSNSに寄り添っている。
今週の..
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2006年04月17日
ニュースアグリゲーターのTopix.net,この1年間で利用者が2.3倍に
ニュースアグリゲーターのTopix.netが,Tribune, Gannett, Knight Ridderの3大手新聞社グループの傘下に納まったのは昨年の3月。今年3月の月間ユニークユーザー数は650万人と,1年前と比べ2.3倍も急増した。過去2年間のユニークユーザー数の推移はこちらのグラフで。
36万種のトピック対応に最新ニュースを提供するニュースサイトで,根強いファンを抱えている。だが,Google Newsなどの強力なニュースアグリゲーターの台頭で,淘汰され..
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2006年04月15日
マイクロソフトも注目のソーシャル検索を
YahooやGoogleに続いて,MicrosoftもQ&A型ソーシャル検索に参入するようだ。BusinessWeek onlineの記事によると,MSはソーシャルネットワーク検索の専門会社Eurekster.comと交渉中で,買収するか提携する方向という。
Eureksterは「検索+ソーシャルネットワーキング」サービスを提供している。ユーザーは友人達とグループを作ると,グループの人たちの有用度を反映した形で検索結果が出てくる。つまり,メンバーにとって有益と思われ..
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2006年04月13日
メディア向けブログ配信サイトBlogBurst,大手新聞社も加入
2月のエントリーで,ブログをメディアサイトに仲介するBlogBurstを紹介したが,その後,大手新聞社も加入し滑り出しは順調のようだ。
ブログを転載するメディア側として,BlogBurstのトップページに掲示されているように,すでにWashington Post など7社が加入した。次の7社である。
Gannett Co., Washington Post Co., San Francisco Chronicle, Austin American-Statesma..
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2006年04月11日
MySpace Video,あのYouTubeを凌ぐ勢い
人気沸騰のYouTubeは,日本からのアクセスも殺到するほどの超人気サイトになっている。ビデオ共有サービス分野では独走かなと思いきや,YouTubeを凌ぐ勢いのサービスが突如現れてきた。
その名は,MySpace Videoである。MySpaceは会員数が7000万人にも届こうかとする世界最大のソーシャルネットワークサービスであるが,そのMySpaceが仕掛けたビデオサービスが訪問者数でYouTubeを追い抜いたというのだ。瞬間風速的な結果かもしれないが,MySp..
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2006年04月10日
Ziff Davisの製品ガイドサイト, white paperライブラリーを強化
米国の技術系出版社のWebサイトを久しぶりに覗いてみた。その中で, Ziff Davis Web Buyer's GuideのWhite Paper Libraryが目に止まった。
技術系出版社のWebサイトでは,導入事例や調査レポート,製品情報などをPDFファイルなどで提供するホワイトペーパー(white paper)が必須メニューとなっている。Ziff Davis Web Buyer's GuideのWhite Paper Libraryは2005年11月か..
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2006年03月27日
Googleの雑誌広告事業,ネット広告のようには上手くいかない
Googleの雑誌広告事業が苦戦している(BusinessWeek online,Techdirtより)。
Googleは,インターネット広告のノウハウを活かして雑誌広告事業にも着手している。検索広告AdWordsのように,雑誌にもロングテール広告を取り込めるのではとの狙いがある。雑誌の広告枠を広告主に競売しているのだが,広告料金となる落札価格が期待はずれで,広告主の食い付きが今一つのようである。
Techdirtは,Googleのインターネット広告事..
posted by 田中善一郎 at 07:02
2006年03月04日
著作権侵害で渦中のYouTube,今度は何とMTVと提携へ
ビデオ共有サイトYouTubeは今まさに,無断掲載(投稿)のTV番組を削除するよう,NBCやCBSから厳しく責められている最中である。一方で今度は,音楽エンターテインメント専門チャンネルのMTVと正式契約し,MTV2のビデオクリップをYouTubeサイトに掲載することになった。
人気急上昇のYouTubeと敵対するのではなくて,MTVはYouTubeと手を組む道を選んだ。番組やDVDソフトのプロモーションチャンネルとしてYouTubeを利用することにしたのだ。も..
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2006年02月23日
低迷気味のOhmyNew,復活するのか
韓国の市民参加型新聞OhmyNewにソフトバンクが資本・業務提携したようだが,興奮できないのはなぜだろうか。
2年くらい前だと,騒ぎたかったが。OhmyNewタイプの市民ジャーナリズムは一時の熱気は冷めているように思える。市民ジャーナリズムの伝道師Dan Gillmorが手がけていた市民メディアBayosphereも挫折したばかり。OhmyNew自身も下図のように,リーチもページビューもかつての勢いを失い,低迷気味である。韓国内では,ポータル系にニュースサイトの..
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2006年02月15日
RSS広告,当てが外れることも
検索広告は分かりやすいのだが,RSSフィード広告は今一つピンとこないでいた。そのRSS広告について,BusinessWeekの記者ブログ“blogspotting”で,FeedburnerのCEOから聞いた話が紹介されていた。
コンテンツに連動したRSS広告の経験談である。BlackBerryの広告をRSSフィードに組み込んだのだが,うまくいかなかったというのだ。BlackBerryをテーマにしたブログのRSSフィードにBlachBerry広告を挿入したのだが..
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2006年02月11日
MTVの「デジタル・マーシャル・プラン」,BusinessWeek誌が特集を
BusinessWeek誌の最新号カバーストーリー(特集)にMTVが登場している。見出しは,“Can MTV Stay Cool? ”。BusinessWeek onlineでも無料で閲覧できる。
MTVは世界規模の音楽エンターテインメント専門チャンネル。MTV JAPANのサイトによると, 世界164の国と地域に42チャンネルを提供し,4億2000万世帯以上をカバーしている(BusinessWeek誌の記事では169カ国で展開)。日本のMTVジャパンは550万..
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2006年01月21日
前GE CEOのJack Welch,BusinessWeekの定期コラムニストに
General Electricの前CEOであるJack Welchが米BusinessWeek誌の定期コラムニストになる。コラムは 1月30日号から始まり,隔週で掲載される。彼の妻Suzy Welch(前Harvard Business Reviewのeditor)との共同執筆となる。
そのコラム"The Welch Way"は,仕事や会社,キャリアについて読者からの質問に答える内容になる。
◇参考
Jack and Suzy Welch to Write..
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2006年01月18日
欧州メディア連合や米メディア連合,Google対抗に始動
GoogleやYahooの検索エンジンに対抗するめに,欧州や米国でメディア企業が手を組み始めている。
欧州では,マルチメディア検索エンジンプロジェクトQuaeroが本格的に動き始める。ドイツ側のプロジェクトリーダーとして欧州最大のメディア企業であるBertelsmannが加わる。フランスのプロジェクトリーダーとしては世界最大のDVDコンテンツ供給者であるThomson SAが入る。欧州の主要メディア企業が手を携えて打倒Googleに立ち上がる。
一..
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2006年01月13日
NYTimesやBusinessWeekのオンラインビデオ,無視できない品質だ
ブロードバンド時代を迎え,新聞社や雑誌社のサイトがTV化を試みている。1年ほど前に,この動きは何度か伝えたが,近況をブログLost Remoteが最新事例を簡単に紹介してくれている。
New York TimesとBusinessWeekのビデオコーナーを取り上げていたが,オリジナルが大半にもかかわらず,かなり高品質のコンテンツだ。Lost Remoteが述べているように,プリント屋さんが制作しているビデオだからといって,TV関係者にとってみてもバカにできない品質か..
posted by 田中善一郎 at 08:59
2006年01月13日
CNNとTime社が連携,ビジネス・金融の統合サイトを立ち上げ
米Time社のビジネス系4雑誌(Money,Fortune,FSB,Business2.0)の各Webサイトが,予定通り年初からCNNMoney.comへ統合された。各雑誌が独自に運営していたWebサイトが,CNNMoney.comのもとに集結することになったのだ。
昨年まで,Money,Fortune,FSB,Business2.0の4雑誌は,次のように独自ドメインのWebサイトを構えていた。
・CNNMoney.com,(http://money.cnn..
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2005年12月09日
BusinessWeek,アジア版と欧州版の雑誌を休刊し,代りにWebを立ち上げ
BusinessWeek誌のアジア版と欧州版が,12月30日号を最後に休刊することになった。代わりに,BusinessWeek Onlineのアジア版Webと欧州版Webがスタートする。
BusinessWeek Onlineへの海外からのアクセス数はこの1年間で倍増し,現在では来訪者の25%を海外ユーザーが占めるまでになった。 このように急増する海外ユーザーに向けて,カスタマイズしたWebサイトで対応していくことにしたのだ。アジア版Webと欧州版Webはそれぞれ..
posted by 田中善一郎 at 08:30
2005年12月08日
Googleの雑誌広告事業,広告主の評判は今ひとつ
Googleが売上の大半をオンライン広告事業に依存していることはよく知られている。最近では,オンライン分野に留まらず,雑誌,新聞,TVのメディア広告分野にも触手を伸ばそうとしており,その動向が注目の的だ。BusinessWeek Onlineが,同社の雑誌広告事業について,現況を報告していたので,その概要を。
現在,Google Publication Adsと呼ばれている雑誌広告プロジェクトを,PC Magazineや Budget Livingなどの雑誌の広告..
posted by 田中善一郎 at 09:20
2005年11月21日
Wall Street Journal記者のお気に入りブログとは
Wall Street Journal記者お薦めのブログが,WSJ.comに掲載されていた。これまでにも,Businessweek,Forbes,Cnetなどの編集記者が選んだブログを紹介してきたが,米国のメディア会社では仕事上でブログを参考する記者が多いだけに,質の高いブログが選別されている。WSJ記者も,金融からハリウッドまでの産業で影響力のあるブログを選んでいる。RSSリーダーにすぐにでも登録したくなるブログも多い。
◇Real Estate分野
・Cur..
posted by 田中善一郎 at 07:54
2005年11月10日
フランス暴動をけしかけたのはブログとケータイ,仏内相はGoogle AdWordで対抗
フランス全土に拡大した暴動。全仏に一気に飛び火したのは,ブログやケータイなどネットの影響が大きかったからだ,と公安の専門家が語る。不満を抱えた若者達が,ブログで刺激しあい,ケータイで連絡を取り合う。今や当然の成り行きだろう。
政府もネット戦略を練った。何と,検索連動型広告のAdWordを採用したのだ。強硬な取り締まりを指揮するサルコジ(Sarkozy)内相がAdWordキャンペーンを指示した。仏語版Google検索で,「暴動」とか「暴力」「炎上した車」などのワードで..
posted by 田中善一郎 at 11:27
2005年10月27日
“Google Base”が出現,何を企んでいるのか
2日前から,ネット上が急に騒がしくなってきた。Googleが突如,テストサイト“Google Base”打ち上げてきたからだ。名前からして,何か大きな事を企んでいそう。
データベースのホスティングサービスで,ユーザー自身がコンテンツを投入できる。たとえばサービスや売りたいモノなどの案内コンテンツをアップできる。Craigslistのようなクラシファイド広告(案内広告)を少なくともやりそうだ。Googleは,地球上のコンテンツを掻き集めて検索したり,分類したりするサー..
posted by 田中善一郎 at 09:39
2005年10月20日
ニュースメディア各社の国際影響力,Google Newsから俯瞰する
Private Radioが,Google Newsに関するレポートを公表した。ニュースメディア各社の国際影響力を垣間見できるデータが盛りだくさんで,ともかくおもしろい。Ponteronlineによると,Google's RSS feedsを解析した結果だという。今や,Googleとは赤の他人の第三者でも,こんなレポートが作れちゃうのだ。
Google Newsは,20カ国以上の国別サイトが設けられている。世界中のニュースサイトから膨大なニュースをかき集めて,Goo..
posted by 田中善一郎 at 07:14
2005年10月14日
ニュースリミックスの試み,Reuters News+Google Maps
「ニュース+地図情報」のニュースリミックスを,diggのサイトで発見。Ruters NewsとGoogle Mapのリミックスの試みである。
「Reuters News + Google Maps = News Map」の仕組みはシンプルだ。ロイターニュースの発生場所を,Google Map上でカテゴリー別に色分けしたピンで表示する。ピンをクリックすると,その場所で発生したロイターのニュースを閲覧できる。あくまで実験で,まだ粗い作りであるが,今後,ユーザーの声を..
posted by 田中善一郎 at 08:34
2005年10月08日
CNETのブログ100選
CNETのNews.comは,彼らが選んだ100ブログ(BLOG 100)を発表した。CNETの記者やレポーターが,以下の10分野に渡って100ブログを選んだ。米国には質の高いブログが多い。選ばれたブログを斜め読みして思うのだが,米国ではブログが情報の宝庫になっていることを,改めて実感する。
Cutting Edge
Science blog など
Digital lifestyle
Engadgetなど
Law, politics
Lawren..
posted by 田中善一郎 at 11:19
2005年10月06日
BusinessWeekのポッドキャスト,人気ブロガーが相次ぎ登場
米BusinessWeek onlineのポッドキャスト特番が,ブロガーの間で話題になっている。エリートブロガーとのインタビューが,毎週一人ずつ10週に渡ってポッドキャストで提供される。インタビュアーは,同サイトの記者ブログBlogspotting.netを執筆している Steve Bakerである。
すでに,Jeff Jarvis ,Arianna Huffington,Steve Rubel の著名ブロガー3人がポッドキャスト・インタビューに登場。米国では,..
posted by 田中善一郎 at 07:03
2005年10月03日
Yahooのブログ検索エンジン,まもなく公開へ
Yahooも,Googleの後を追うように,近くブログ(RSS)検索エンジンを公開する。7月に実験版をチラッと表に出し,すぐに引っ込めたことがあった。
BusinessWeek onlineの記者ブログBlogspottingによると,今週早くにも姿を現すとのことだ。いよいよ,ブログ検索も,Google vs Yahooの戦いが始まる。ブログ検索ではノイズが入りやすい。スパム的なリンクも氾濫している。いかに検索品質を高めてくれるかを,注目したい。
◇参考
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posted by 田中善一郎 at 09:30
2005年09月26日
米CNETのNews.comが刷新,読者主導コーナーを柱に
米CNETのNews.comがホープページを刷新した。
まず目立ったのは,コミュニティとパーソナライゼーションに力を入れていることだ。フロントページを見ると,上段のトップニュース見出しとスポットライトの下に,大きく3段組で“Editors' Picks”,“Readers' Choice”,それに“My News ”が配置されている。1段目は編集主導であるが,2段目,3段目は読者主役のコーナーとなるわけだ。News.comはCNETの総合ニュースサイトでブランド..
posted by 田中善一郎 at 07:56
2005年09月23日
解雇された新聞記者,新興ネットメディアに流れるのか
「解雇されたジャーナリストよ,Yahooがお呼びだ」(Unemployed journalists: Call Yahoo)といった刺激的な見出しのブログを発見。こともあろうに,BusinessWeek Onlineの人気ブログBlogspottingにおいてだ。
NY Times , International Herald Tribune,Boston Globe ,Philadelphia Inquirer ,Philadelphia Daily Newsなど..
posted by 田中善一郎 at 10:16
2005年09月21日
米BusinessWeekがお気に入りのWebサイトを発表
米国のビジネスパーソンが定番としているWebサイトやブログとは? 米国の代表的なビジネス週刊誌BusinessWeekが特選したWebやブログは,その答えになるかも。
BusinessWeekはこのたび,同誌編集者が選んだ“Best of the New Web”を発表した。そのEditor's Picsの一部を,以下に掲載する。また,読者投票で選んだ(Reader's Pick)も公表された。下の@ WorkのBlogsと@ HomeのBlogsの項目で,パーセン..
posted by 田中善一郎 at 06:54
2005年09月20日
BusinessWeekのサイト,読者参加型のMBAブログを開設
BusinessWeek Onlineでは,9月18日にMBA Blogs (BETA)を開設した。MBAの学生やリクルーターなどが,情報交換やネットワーク作りのためのブログを持つ場を設ける。同サイトでは以前から,MBA学生向けの情報提供サービス,"BusinessWeek MBA Insider"を 年間29.95ドルで提供している。
また,BusinessWeek Onlineは,18日からポッドキャスト番組も拡充させた。毎週,特定のニュースを取り上げて,そのニ..
posted by 田中善一郎 at 07:18
2005年09月13日
CNNマネーやFortuneなど,ビジネス誌の4サイトが2006年1月に統合
Time社系ビジネス雑誌(Money,Fortune,FSB,Business2.0)が独自に運営していた4Webサイトが,2006年1月にCNNMoney.comへ統合することになった。
各雑誌のWebサイトとは,CNNMoney.com, Fortune.com, FSB.com , それにBusiness2.comである。どのような形の統合に向かうのかは,今のところはっきりしない。ForbesやBusinessWeekとのWeb上での戦いも激化しており,統合で..
posted by 田中善一郎 at 08:19
2005年08月29日
Condé Nast,ビジネス誌とWebサイトを立ち上げ
Condé NastのCEOであるChuck Townsendが,先週,ビジネス誌(月刊)の創刊とWebサイトの立ち上げを明らかにした。9月半ばから開発に入る予定であるが,タイトルや創刊時期は未定。関係者によると,2007年に創刊とのこと。編集長には deputy managing editor of The Wall Street JournalのJoanne Lipman(女性)が就く。
ビジネス出版で久々の大型プロジェクトである。 Busines..
posted by 田中善一郎 at 06:55
2005年08月25日
インターネットトラフィック,爆発的な伸びにブレーキが
Telegraphyが,インターネットのトラフィック状況をこのほどまとめた。そのレポートによると,インターネットトラフィックは2005年は前年比49%増に留まり,2004年の103%増と比べて大きく減速することになりそうだ。世界各国のブロードバンド化に伴いトラフィック量が爆発的に増えていたが,ここに来て落ち着いてきたようだ。
インターネットの国際回線は光波長多重技術のお陰でかなり余裕ある状況が続いる。国際回線帯域幅の増設は2004年が前年比45%,2005年が42%増..
posted by 田中善一郎 at 07:19
2005年08月25日
中国人ブロガーの60%は女性,なぜ?
中国のブロガーの6割が女性・・・。中国のインターネットは男性が支配的と思っていたが。BusinesWeek Onlineの記事によると,ブログの世界では女性が圧倒しているのだ。
記事は,中国ブログ事情をブログサービス会社設立者とのインタビューで紹介していた。中国のブログサービスは政府の管理下に置かれている。ブログの内容も検閲を受ける。ブロードバンドサービス会社も自発的に,ブログに政治あるいは宗教に関する用語をシステムでチェックしているようだ。Falun Gong(法..
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2005年08月16日
ネット企業買収を宣言したマードック,まずビデオ検索のBlinkxと交渉
News Corporation CEOのマードック(Rupert Murdoch)は,10日の会見で,インターネット企業の買収に10億ドルを投入すると明言。すでに,ネット検索企業と買収交渉に入っていることを臭わせていた。
FT.comが,その交渉相手を明らかにした。ビデオ検索で台頭してきた米Blinkxである。狙いは悪くない。
◇参考
・News Corp 'in Blinkx talks'(FT.com via MSN Money)
・Blinkxの..
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2005年08月13日
人気ブログ,有力メディアの領域を浸食
インターネットの世界で,特に最近ではブログの世界(Blogosphere)で,どれくらい話題にされるかどうか。
そうしたネット上の口コミが,企業の商品売上を左右する時代になってきた。オンラインメディアも同じだ。オンラインメディアの記事が,ブログの世界で頻繁に話のネタとして取り上げられれば,サイトのページビュー数も増え,そして広告売上のアップにもつながる。
米Technorati CEOであるDavid Sifry氏のブログでは,定期的に,世界中のブログから各..
posted by 田中善一郎 at 11:01