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2008年09月24日

100以上のブログからリンクを張られているブログ,全体の1%以下

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  Technorati(テクノクラティ)の“State of the Blogosphere”は,ブログの世界を俯瞰するのに格好のレポートであった。1年半ほど前の同レポートで日本語ブログが世界で最も多いと報告された時は,ブロガー人口が世界最多と真に受けたのか,日本ではそのレポート結果がやたらにもてはやされていた。

  このレポートも,同社の創立者のDavid Sifryが退社してからは途絶えていたので,休止してしまったと思っていたのだが・・。それがこのたび復活して,State of the Blogosphere / 2008が公開された。

  ブログ検索サービス事業者のTechnoratiは,世界中の多くのブログをトラッキングし,検索のためにインデックス化している。そうした収集データと,それに世界66ヵ国のブロガー(米国ブロガー550人+欧州ブロガー350人+アジアブロガー173人+α)へのアンケート結果をもとに,今回のレポートをまとめている。アンケートは英語で実施したので,偏りがあるかもしれない。

 まず,世界全体のブロガーの年齢分布および性別は以下のグラフのようになっている。米国人ブロガーでは中高年層が多く,42%が18-34才で,58%が35才以上であった。一方アジア人のブロガーは若年層中心で,73%が18-34才で,わずか27%が35才以上となっていた。

Technorati2008AgeGender.jpg

 次は,ブログのTechnorati Authorityの分布である。被リンクを張っている外部ブログの数を Technorati Authorityと呼んでいる。たとえば,Technorati Authorityが50点のブログは,外部の50個のブログからリンクが張られていることになる。Technoratiでは今年の6月にトラッキンギした約500万ブログのTechnorati Authorityを測定した。その結果をグラフ化したのが以下の図である。Technorati Authorityが100点以上の権威あるブログは約3万3400個で,全体の約1%以下となる。

Technorati2008Authority.jpg

 このAuthorityは,Technoratiのブログ検索エンジンを利用する場合,フィルタリングに有効である。英語版Technorati(テクノラティ)のブログ検索サービスでは,検索対象ブログとして,オーソリティー別に次の4レベルから選べることができるようになっている。
・a lot of authority
・some authority
・a little authority
・any authority

“a lot of authority” のブログを対象にして“Android”を検索してみると,次のようになる。「玉」情報と「石」情報を振り分けるには,便利である(価値あるブログ情報を,authorityが低いがために見逃すこともあるが)。

TechnoratiAndroid080924.jpg


 今回の調査では,ブロガーを次の3タイプに分けている。
・Personal(個人ブロガー): blog about topics of personal interest not associated with your work
・Professional(プロブロガー): blog about your industry and profession but not in an official capacity for your company
・Corporate(企業ブロガー): blog for your company in an official capacity

 個人ブロガーや企業ブロガーはわかりやすい。ここでいうプロブロガーは,属している企業のためではなくて,個人の専門分野をテーマにしたブログを書いているブロガーである。ただし,きれいに区分できるわけではない。全体の46%がプロブロガーと名乗っているのは驚きであるが,そのプロブロガーのうち79%は個人ブロガーの立場で書いているようである。 

Technorati2008BloggerType.jpg


 次は,ブロガーが取り上げているトピックのランキングである。

TechnoratiTopics.jpg

 このレポートは,明日以降
Day 3: The How of Blogging
Day 4: Blogging For Profit
Day 5: Brands Enter The Blogosphere
と続く。


◇参考
・State of the Blogosphere / 2008
Introduction
Day 1: Who Are the Bloggers?
Day 2: The What and Why of Blogging
タグ:ブログ

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posted by 田中善一郎 at 09:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | RSS配信 ブログ
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