でも最近では、ツイッターやブログそれにニュースアグリゲーターなどでおもしろそうな記事の存在を知り、リンク先にアクセスして記事の全文を読むことが増えてきた。その時も、ソースがどの新聞かだけではなくて、どのブログか、また誰が書いているかで選ぶようになってきた。
テクノロジー分野でよく目にする記事に、NYTimes.comのBitsとWSJ.comのDigitsがある。どちらも、複数の記者たちがブロガーとして投稿するグループブログである。ブログの掲載ページにはいつも、ブロガーの名前と顔写真が掲示されており、いつのまにか覚えてしまう。
これらのブログ記事は、マスメディアの目線ではなくて、ソーシャルメディアの目線で書かれている場合が多い。つまり情報を与えるのではなくて、情報を共有しようとする姿勢が、読者に受けているのかもしれない。メインのニュース記事と違って、外部リンク張りなどの制約が少ないこともあってか、記事に活気がある。
技術系ニュースアグリゲーターのTechmemeは、同サイトで掲載回数の多いニュースソースのランキングを公表しているが、Bitsは8位、Digitsは18位にランクされていた。つまり、ソーシャルメディア界隈では、Bitsの記事はNYTの記事というよりも、Bitsブランドで通用しているわけだ。同じようにDigitsの記事も、新聞ブランドよりもブログブランドで広まっているのである。

ここで、先週のBits記事例とDigits記事例を紹介する。最初はBitsの記事で、BitsのブロガーNick Bilton氏が、ABC World NewsのカリスマアンカーのDiane Sawyerさんに、ソーシャルアプリのFarmvilleやFoursquareを説明している動画である。ABC Newsのサイトでも紹介されていた。
次はDigitsの記事例。Digitsでは先週から、ライブのオンラインニュース放送を立ち上げたが、その最初の番組で新興企業Bloom Energyが発表した燃料電池システム「Bloom Box」を取り上げている。
こうしたブログ記事がソーシャルメディアで広く伝播することにより、NYTimes.comやWSJ.comへのビジターを増やしているのかもしれない。
◇参考
・Bilton on ABC: Facebook, Farmville And Foursquare(Bits,NYTimes.com)
・Digits Live Show Debuts(Digit,WSJ.com)

