まず、CowenがまとめたGoogleのモバイル売上高の推移(昨年以降は予測)である。大半は検索広告売上となる。2016年には200億ドルほどに達すると見られている。
(ソース:Marin Software)
Googleの売上のほとんどはこれまで、パソコンの検索広告売上に依存してきた。パソコンユーザーからのクリック数が売上に反映していた。だが最近では、スマートフォンやタブレットが急激に普及するに伴い、検索広告のクリック数もモバイルユーザーからが増えてきた。
アメリカ市場において、Googleの検索広告クリック数のデバイス別シェアで、モバイルユーザーからのクリック数の割合が目立って増え始めた。Google検索広告の全クリック数のうち、モバイル端末ユーザーからのシェアは2012年1月の14.2%から12月の23.4%へと急拡大したのだ。
(ソース:Marin Software)
モバイル広告の課題は、パソコン広告に比べ収益性が低いことである。だが検索広告の平均クリックスルー率 (CTR) をデバイス別(パソコン、スマートフォン、タブレット)で見ると、スマートフォンが4.72%、タブレットが3.12%と、パソコンを上回った。でも、クリック単価はスマートフォンが0.48ドル、タブレットが0.62ドルで、パソコンの0.75ドルに比べまだ低い。それでも2012年において、クリック単価の上昇率が、スマートフォンが13%、タブレットが25%と、パソコンの9%より高い。今年中にも、タブレットのクリック単価がパソコンを追い抜くかもしれない。
(ソース:Marin Software)
アンドロイド搭載モバイルが出荷台数シェアでiOS搭載を大きく引き離している。それでもモバイルアプリの売り上げではiOS搭載モバイルがまだリードしていたが、Googleのモバイル検索広告に代表される広告市場ではアンドロイド搭載モバイルが優位に立っている。モバイル時代への進展が軌道に乗り始めていると市場がとらえたためか、Google株は先週初めて800ドルを突破し、最高値を更新した。
◇参考
・Australia leads the way in tablet and smartphone ad share(Econsultancy)
・MOBILE SEARCH ADVERTISING AROUND THE GLOBE(Marin Software)
・Google's Mobile Success Is Key Factor In Stock's 30% One-Year Gain(Forves)
・Google Buying Channel Intelligence to Help Boost Online Sales(eWeek)

