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2008年11月21日

インドでテストした新検索エンジン“Yahoo Glue”, 米国版が登場

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 Yahooがインドでテストを続けていた新検索エンジン“Yahoo Glue”の米国版(ベータ)が登場してきた。

 Yahoo Glueは,トピック検索エンジンである。トピックをキーワードとして検索窓に入力すると,そのトピックに関するニュースや解説, ビデオなどが表示される。コンテンツアグリゲーターともいえる。リソースはYahoo NewsやYahoo AnswersといたYahooサイト内コンテンツだけではなくて,WikipediaやYouTubeの外部コンテンツも用いている。

 開発途上ということであるが,いくつかのトピックで試してみた(日本からも利用できる)。 まず“Google”で検索してみた。検索結果のスクリーンショット(一部)は以下の通り。

YahooGlueGoogle.JPG

 googleの検索結果では,次のようなコンテンツ項目が表示された。カッコ内はリソース。ブログコンテンツはGoogle Blog Searchを用いていたので,ちょっと驚いた。

News: google(Yahoo News)
Wikipedia: google(wikipedia.org)
Google Blog Search: google (Google Blog Search)
Stock Charts: google( Yahoo Finance )
Finance Delayed Quotes: google(Yahoo Finance)
TheStreet.com: google( thestreet.com)


 次にハリウッドスターの“Angelina Jolie”を。Angelina Jolieの検索結果は,かなり充実している。でもYahoo IndiaのNewsやAnswerを利用していたのがご愛嬌。インドのテストをそのまま流用しているのかな。

India News: angelina jolie(Yahoo India News)
YouTube: angelina jolie videos(YouTube )
LastFM Top Tracks: angelina jolie(LastFM.com)
Actor-Quick Facts: angelina jolie (Yahoo Movies)
Images: angelina jolie (Yahoo Image Search)
India Answers: angelina jolie (Yahoo India Answers )
Biography: angelina jolie(Yahoo Movies )


 次に,“japan”で試みた。japanの検索結果のコンテンツは次の通り。旅行情報が中心で,あまり出来は良くない。

・Lonely Planet Destinations: Japan(lonelyplanet.com)
・Panoramio: japan(Panoramio.com )
・Hotel Deals: japan(Yahoo Travel)
・Flickr Places: japan(Flickr)
・Maps: Japan(Yahoo Maps)
・Wiki Travel: Japan(wikitravel.org)
・News: japan (Yahoo News)

 最後に“toyota motor”を。toyota motorの検索結果は次の通り。“japan”よりは充実している。

HowStuffWorks.com : toyota motor(HowStuffWorks.com)
News: toyota motor (Yahoo News )
YouTube: toyota motor videos(YouTube)
Answers: toyota motor (Yahoo! Answers)
Google Blog Search: toyota motor ( Google Blog Search)
Images: toyota motor (Yahoo Images )
Wikipedia: toyota motor(wikipedia.org)
Shopping Offers: toyota motor (Yahoo Shopping)

 Yahooの公式ブログで紹介されていたトピック例の“New York Giants”(プロフットボールチーム)で検索した結果(new york giants)は,さすがに充実している。いずれ他のトピックの検索結果も,このレベルの質になるのだろう。

 トピックの百科事典でもあるWikipediaや,NYTimes.comのTimes Topicsと競合しそう。トピックのコンテンツを,Wikipediaはすべて人手で作っているのに対し,Times Topicsは人手とシステムで作っている。一方,Yahoo Glueはすべてシステムが自動で作っている。

 Yahoo Glueの検索結果ページで目に付いたのは,ベータ版といいながらSponsored Linkが早くも付いていたことだ。


◇参考
・Gluing Together the Best Content on the Web(Yahoo! Search Blog)
・NYTimesサイトの目玉になってきたトピックス記事(メディア・パブ)
タグ:検索

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posted by 田中善一郎 at 07:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | ポータル サーチエンジン
2008年11月19日

LIFE誌の歴史的写真1000万点,Googleの支援でネット公開へ

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LifeGooglePhoto.jpg

 LIFE誌の膨大な歴史的写真のコレクションが,ネット上で公開され始めた。Googleと手を組んで写真アーカイブを構築しているが,約1000万点の写真のうち20%が現在公開されている。残りは数カ月以内に公開される予定だ。LIFE誌で登場していない初公開の写真も多く含まれており,楽しみだ。Googleのイメージ検索からも利用できる。

 “廃刊LIFE誌の膨大な写真,ネット上で無料開放に”と,昨年3月にReuterの記事を紹介したことがある。
Time will make Life's collection of 10 million images available online, with "the most important collection of imagery covering the events and people of the 20th century" available for free for personal use, it said.
 無料で個人利用できるとあったので,ブログにも貼り付けられるのかと密かに期待していたのだが,今回のGoogleの公式ブログの中で,次のような文章が。
So please take a look for yourself and experience these great photos. Your exploration will be limited only by your imagination and your desire to keep on clicking.

Today about 20 percent of the collection is online; during the next few months, we will be adding the entire LIFE archive — about 10 million photos.
  すべての写真を拡大表示して閲覧できるが,やっぱりcut&pasteはダメなようだ。

 だが,ともかく楽しめることは間違いない。1750年頃からの写真(絵画も含まれる)がたっぷり詰まったLIFEのアーカイブは素晴らしい。

 写真の探し方は簡単だ。Google image searchの検索窓に所望のキーワードに "source:life" を加えれば,結果が得られる。例えば,1860s US Civil War source:lifeとかcomputer source:lifeとか1900s japan source:lifeのように。始め出すとやめられなくなりそう。

 “1880年代Japan”(1800s japan source:life)で検索すると,次の2点が出てきた。

Life1800s japan.jpg

 こうしたアーカイブの写真を,額縁入りで販売している。右の写真(1860年に渡米したサムライの写真)の場合,最小サイズ(13"×16")を79.99ドルで購入できる。

LifePhotoBuy.jpg



◇参考
・LIFE Photo Archive available on Google Image Search(Official Google Blog)
・廃刊LIFE誌の膨大な写真,ネット上で無料開放に(メディア・パブ)
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posted by 田中善一郎 at 09:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | ポータル サーチエンジン
2008年09月13日

囲い込みは客を逃がす,米Yahooがホープページの完全開放へ

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OpenHackYahoo.jpg

 囲い込み路線は消費者から嫌われる・・・。と言うことで,米国のWebサイトは競って,開放路線を推進させている。

 Yahooも2年前あたりから開放路線への切り替えを進めていたが,12日〜13日に開かれた“OPEN HACK 2008”で,同社ホームページの開放を新たに徹底させることを明らかにした

 YahooホームページをユーザーがiGoogleのようにカスタマイズできるようにする。競合他社のwidget(ウィジェット)を貼り付けることができるのだろう。会場では,ビデオレンタルNetflixのwidgetをYahooホームページに張り付けて,ユーザーがアカウントや映画評価を更新できる様子をデモしていたという。Yahooの音楽セクションページに,iTunesとか Amazonのダウンロードストアを配することもできるのだろう。

 このYahooホームページの刷新時期は明らかになっていない。Scott Moore( head of Yahoo's media group)は, "This open approach is really in our DNA."と語る。いつのまにか,開放路線はYahooのDNAになったようだ。TechCrunchによると,同じようなポータルホームページの開放は,AOLが一足先に実施するようである。

 伝統メディアの殿堂とも言える保守的な新聞社サイトすらも開放路線を突っ走り始めたし,もちろんSNSもオープンプラットフォームが当たり前になってきたし,ケータイの世界も同じだ。DNAを持ち出さなくても,この流れは止まりそうもないが。

 一方で,地球の極東に位置すると見られている我が国は,180度逆の閉鎖路線がやっぱり好きなようだ。鎖国で独自文化を育むのも悪くないし,なんとなく安全なように思えるし。でも個人的には息苦しくて生理的にも嫌だ。



◇参考
・Yahoo Details Plans To Open Up Web Sites(WSJ.com)
・The hackers are back(Yahoo)
・hackday.blorg(Yahoo)
・AOL May Try to Bring RSS and Lifestreaming Mainstream(ReadWriteWeb)
タグ:yahoo

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posted by 田中善一郎 at 12:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | ポータル サーチエンジン
2008年08月07日

グーグルの新ツール“Insights for Search”,マーケッターが活用しそう

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GoogleInsightsForSearch.jpg

  Google Insights for Searchは,広告関係者や市場関係者にとって便利なツールになりそうだ。

  Google Trendsの拡張版である。特定のキーワードについて,地域別や期間別の検索件数の変化を見ることができる。地域別では国の指定や,さらに日本の場合は都道府県を選ぶことができる。期間別では,最近の30日間,90日間あるいは1年間とか,また2004年以降の年も指定できる。

  試しに,「ビール」,「焼酎」,「ワイン」,「カクテル」のキーワードで,検索問い合わせ件数を比較してみた。2004年から現在までの期間指定で,地域は東京,大阪,鹿児島,北海道の4地域を選んで上の4つのキーワードの検索件数を比べた。最初は日本全体を対象にした結果である。
GoogleInsightBeer01.JPG


 以下は,4地域別に調べた各キーワードの検索件数比を示している。なるほどと思える結果である。

GoogleInsightsBeerSyocyuWine.JPG

 商品とかタレントなどのような人気変動が激しいキーワードについて,地域別や時間別に検索件数どう変わっていくかを手軽に調べることができるのだ。それも無料である。



◇参考
・Announcing Google Insights for Search(Inside AdWords)
・新聞社/雑誌社サイトのトラフィック,Google Trendsの新機能で比べてみる(メディア・パブ)
タグ:google

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posted by 田中善一郎 at 01:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | ポータル サーチエンジン
2008年07月05日

GoogleのStreet View,ツール・ド・フランスを楽しめるが,英国ではプライバシー問題に直面か 

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 Google MapsのStreet Viewサービスは素晴らしい。米国の大都市から始まっており,街の指定した所で360度の眺めを楽しめる。実際にカメラ搭載の車で街中を回って撮影した画像を用いたサービスである。

 そのStreet Viewで,7月5日から始まった世界最大の自転車ロードレース Tour de France(ツール・ド・フランス)のコースを眺めることができるようになった。仏東部山岳地方の田舎町も360度の展望が楽しめるのだろう。以下は,ガイドビデオである。



 このStreet Viewプロジェクトは,現在,米国の50都市をカバーしており,更にカナダ,オーストラリア,ニュージランドでも展開するようだ。すでに,カメラ搭載の車がイタリアやスペインでも見つけられている。英国でも準備を始めたようで,その証拠写真がTechCrunch UK に掲載されている。

 Googleのサービスは素晴らしいサービスが多いのだが,プライバシー問題に抵触する場合が少なくない。このStreet Viewサービスも,人の顔や自動車のナンバープレートが画像に写ったりして,プライバシー侵害になる恐れがあると指摘されていた(ツール・ド・フランスでもナンバープレートはぼかしているようだ)。

 プライバシー侵害の写真サンプルを,英Telegraphが掲載している。自転車で転倒した少年,アダルトショップ前を通る男性(客と思われる),公園で日光浴している裸の女性,フェンスをよじ登る男性(不法侵入と思われる),自動車事故の現場写真などだ。これでは,プライバシー侵害と責められてもしかたがない。

 英国でのサービスが秒読みに入った。でもBBC Newsが伝えるように,英国でStreet Viewサービスのプライバシー問題が大きくなりそうだ。


◇参考
・Google faces 'Street View block' (BBC News)
・Google, privacy and Street View(BBC News)
・Google Street View: Private moments captured(Telegraph.co.uk)
・Tour the Tour de France with Street View(Google LatLong)
・Is Google Violating a California Privacy Law?(NYTimes.com)
タグ:google

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posted by 田中善一郎 at 23:40 | Comment(0) | TrackBack(2) | ポータル サーチエンジン
2008年06月18日

次のGoogleは“FriendFeed”なのか

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 米国のギークが今,最も話題にしている新サービスとなると,FriendFeedではなかろうか。

  カリスマブロガーのSteve Rubel も,FriendFeedにぞっこんである。AdvertisingAgeへの寄稿記事の見出しが,“Why FriendFeed Could Be the Next Google”ときている。FriendFeedをポストGoogleの期待の星とでも言いたいのだろうか。

  ここ数年,ユーザー参加型のソーシャルサイトブームが続いている。ブログに始まり,ポッドキャスティング,YouTube, Facebook, MySpace, Second Life そして最近ではTwitterと多彩だ。個人で複数のソーシャルサイトに参加している人も少なくない。そうした人たちのコンテンツは分散してしまっている。

 そこで,バラバラにあるソーシャルサイトのコンテンツをアグリゲートするサービスが生まれてきたのだ。その代表がFriendFeedである。各ソーシャルサイトが吐き出すフィードを,一箇所に束ねてくれるサービスである。複数のソーシャルサイトに存在する特定の人のコンテンツもまとめてくれる。

 確かにニーズがありそうだし人気も出てきているが,まだ発展途上のサービスといえる。competeの5月データでも,アクティブユーザー数が約30万人とまだまだ少ない。このFriendFeedで注目したいのが,少し前から始まっている検索エンジンである。代表的なソーシャルサイトが検索対象になる。検索を特定の人のコンテンツに絞ることも可能だ。分野によって,この人の意見なら信用できるという場合がよくある。下の“shared by one person”で特定の人を指定できる。

friendfeedAdvancedSearch1.jpg

 以下のソーシャルサイトから特定のサイトだけを検索対象に指定することも可能である。これまでのエンジンとは違ったタイプの検索ができるかもしれない。

friendfeedAdvancedSearch2.jpg

 ためしに「メディア・パブ」を検索してみた。一応,日本語にも対応している。日本人も利用しているソーシャルサイトであるdel.icio.usやTwitterで,メディア・パブを引用しているページが検索されていた。以下に,その時の検索結果(最初の2件)の例を示す。

friendfeedsearchResult.jpg

 日本のソーシャルサイトは未だほとんど検索対象になっていないと思われるが,はてなブックマークは検索されていた。米国の代表的なソーシャルサイトが検索対象になっているので,特殊な用途でおもしろい使い方ができるかもしれない。



◇参考
・Why FriendFeed (or Its Successor) Could Be the Next Google(AdvertisingAge)
・話題の“FriendFeed”,Twitterブームの再現か?(メディア・パブ)
タグ:google

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posted by 田中善一郎 at 07:51 | Comment(0) | TrackBack(0) | ポータル サーチエンジン
2008年03月01日

グーグル広告のクリック数が減少,曲がり角を迎えているのか

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 先日から米国の一部でGoogle後退説が浮上している。米調査会社comScoreが,Googleの検索広告のクリック数が減ってきていると発表したからだ。

 Googleは収益の大半を検索広告事業に頼っている。その検索広告売上高はクリック数にほぼ連動するだけに,クリック数が減り始めるとGoogleは大打撃を被りかねない。comScoreの統計データに株価も敏感に反応し,Google株が低落した。

 発表データに過剰反応し業界がややパニック状況に陥っていたので,comScoreが沈静化に動いた。comScore CEO のMagid AbrahamはJames Lamberti( SVP of Search and Media)と共に,同社ブログで今回の発表データについて解説を行っている。

 クリック数が減った大きな理由の一つとして,次のように説明している。
More specifically, the evidence suggests that the softness in Google’s paid click metrics is primarily a result of Google’s own quality initiatives that result in a reduction in the number of paid listings and, therefore, the opportunity for paid clicks to occur.

 “Google’s own quality initiatives”が何を意味しているのかが理解できていないのだが,TechCrunchによると誤ってクリックしないように広告方式を改良したようである。その結果,掲載広告が少なくなり,広告をクリックする機会も減ったようだ。

 もともと景気後退で,中小企業からの広告出稿そのものが減っていることも考えられる。さらに,サブプライム問題などでユーザーの消費意欲も減退しており,クリックする気にならないのかもしれない。

 いろんな理由があるにしろ,クリック総数が減ってきた。なのにGoogleの広告売上が伸びている。なぜならクリック単価が上がっているからのようだ。“Google’s own quality initiatives”が,クリックの質を高めクリック単価値上げに結びつくのかどうかは,つかめていない。

 ともかくcomScoreのデータでは,米国でのGoogleのペイドクリック(paid click)数が,2008年1月に前月から7%も減っている。同じ時期に,検索クエリ数が9%も増加しているにもかかわらずである。検索クエリ当たりのクリック数が16%も落ち込んでいることになる。市場の平均値と比べて,Googleのクリック数の減少率が際だって高いことが気になる。

 次に,検索結果ページに広告が掲載されている割合(Ad Coverage Index)も重要な指標である。GoogleのAd Coverage Indexが,以下のグラフのように,やはり年初にかけて低下している。クリック率(paid click rate)も低下傾向にある。

comScoreGoogleAd080229a.JPG

comScoreGoogleAd080229b.JPG
(ソース:comScore)

 このように,Googleにとって悪いデータが並んでいるが,米国での広告売上は減ってはいない。それどころか相変わらず増えている。先に述べたように,クリック単価が上がっているためで,クリック当たりの売上は21%もアップしたようだ。

 Googleの検索広告に変調が見られているのは確かなようだ。特にGoogleのペイドクリック数の減り方が際だっていたが,それは広告方式を改良したためとcomScoreは説明している。Googleの検索広告が曲がり角を迎えているかどうかは,もう少し見ていく必要がありそう。それにcomScoreデータの信憑性についても,ちょっと気掛かりであるが。 

◇参考
・Why Google's surprising paid click data are less surprising (comScore Voices)
・Comscore on Comscore Google Disaster: No Big Deal( Silicon Alley Insider)
・Question for Comscore: Did You Talk to Google About Report?( Silicon Alley Insider)
・グーグルのピークは終わるのか(メディア・パブ)
・グーグルのクリックスルー率が減ったのはクリックエリア変更の影響(TechCrunch Japanese )

タグ:google 広告

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posted by 田中善一郎 at 18:48 | Comment(3) | TrackBack(5) | ポータル サーチエンジン
2008年02月02日

「マイクロソフト+ヤフー」,はたして相乗効果を発揮できるのか

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  MicrosoftによるYahoo買収は,NYTimesのブログでも“An Offer Yahoo Can’t Refuse”と伝えているように,おそらく今年後半にも実現することになろう。

 もちろん,両社による連合軍結成に至るには,多くの難問が山積みである。MicrosoftとYahooは,ネット事業のあらゆる分野で激しく競い合う間柄であるだけに大変だ。istartedsomethingの Long Zhengが ,両社の分野別サービスの一覧表をまとめてくれていたので,以下に掲載する。

YahooMSM1.JPG
YahooMSM2.JPG

 特に,中核となる検索エンジン,広告事業,そしてこれからのモバイル事業で,連合軍が相乗効果を発揮し,Googleを脅かす対抗馬になりうるかどうかに注目したい。だが,istartedsomethingが言うように“Microsoft + Yahoo = Big Mess”となり,大混乱をもたらしかねない。各サービスを上手く統合できるのだろうか。嫌気をさして飛び出るエンジニアが増えるであろう。そうでなくても優秀なエンジニアや学生が,Googleや最近ではFacebookに流れ込んでいる。

 ユーザーからの反発も無視できない。写真共有サイトFlickr(Yahoo傘下)のユーザーは,フォーラム(FlickrCentral / Discuss )で反対運動を早くも起こしている。こんな写真も投稿されている。 

FlicrMicrosoftHate.JPG
 そしてコメントで,「"投稿写真を"Microsoft" flickrから Google's Picasaに移動させたい」と。

 こうした反対運動はいずれ終息するものだ。だが最近のサービスはユーザー主導のソーシャル系が増えているだけに,サービスの統合化でもユーザーの賛同が欠かせない。



◇参考
・Microsoft + Yahoo = Big Mess?(istartedsomething)
・Microsoft Is Building a Spaceship Out of Spare Parts(NYTimes.com,Bits)
・
タグ:Microsoft yahoo

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posted by 田中善一郎 at 12:40 | Comment(0) | TrackBack(8) | ポータル サーチエンジン
2008年01月21日

検索エンジンの信頼性低下:USCのデジタル未来レポートより

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 米国では検索エンジンの信頼性が低下しているようだ。USC(南カリフォルニア大)Annenberg Schoolが刊行しているDigital Future Reportによると,検索エンジンから得られる情報に対し,信頼していないユーザーが急増しているのだ。

 USCのDigital Future Report2008年版は,全米の2000人の個人(非インターネットユーザーも含む)を対象に,オンラインの利用状況を調査したレポートである。7年間に渡って,毎年刊行している。2008年版では以下のカテゴリーについて,総計で約100項目のアンケート結果をまとめた。今回は特に,子供のインターネット利用についても言及している。

・America on the Internet
・Internet Non-Users
・Media Use and Trust
・Consumer Behavior
・Communication Patterns
・Online Communities
・Children And The Internet


 この中で,“Media Use and Trust”を取り上げて,調査結果を簡単に紹介する。2007年実施の調査結果から見たトレンドは次のようになる。

・Television And The Internet: Importance As Sources Of Information And Entertainment --
 ユーザーはインターネットを,TVやラジオ,新聞,書籍よりも重要な情報源と見なしている。

・Information Online: Is It Reliable? --
 オンライン情報の大半を信用しているインターネットユーザーは46%で,非インターネットユーザーは43%であった。

・Online Information: Reliability And Accuracy Of Frequently-Visited Web Sites--
 インターネットユーザーの83%は,頻繁にアクセスするWebサイトの情報を信用している。2005年は81%であった。

・Media Web Pages: Reliability And Accuracy --
 既存メディアのWebサイトに対する信頼度は高い。80%のユーザーは信頼を置いていた。2006年は77%であったので,メディアサイトを信頼する人の割合が高まっている。

・Search Engines: Reliability And Accuracy--
 検索エンジンから得られる情報を信頼しているユーザーは51%であった。2006年の62%から大幅に低下している。つまり,検索エンジンに対するユーザーの信頼性が急落している。

・Time-Shifting Of TV Viewing --
 回答者の29%が,録画したTV番組をタイムシフトで視聴している。

・Media Online: New Users And Very Experienced Users --
 インターネットの新規ユーザーはオンラインゲームに熱心な者が多い。一方のベテランユーザーは,オンライン新聞/ブック/雑誌/ラジオを新規ユーザーよりも頻繁に利用している。

・Would You Miss The Print Edition Of Your Newspaper? --
 新聞紙を購読している回答者の52%は読み損じることがあり得ると答え,そんなことはあり得ないと答えたのは27%である。

・Does Online Content Lead To Cancelled Print Subscriptions? --
 インターネットユーザーの21%は新聞や雑誌の購読を止めた。理由は同じようなコンテンツがオンラインで得られるから。

・Posting Information Online --
 UGC(ユーザー生成コンテンツ)は増え続ける。インターネットユーザーの41%は,オンラインに写真をポストしている。4年間で4倍も増えた。また個人のWebサイトやブログを持つ人はまだ少ないが,着実に増えている。

 2008 Digital Future Reportのフルレポート(143ページ)は次のように有料である。
Individual Use - $500
Corporate Use - $1,500

 ただし,ハイライト編は無料で閲覧できる。


◇参考
・2008 Annual Internet Survey by the Center for the Digital Future(University of Southern California,Center for the Digital Future)
タグ:検索

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posted by 田中善一郎 at 00:07 | Comment(0) | TrackBack(1) | ポータル サーチエンジン
2008年01月20日

米国の検索シェアで異変?,GoogleがダウンでMSNがアップ

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 2007年12月の米検索市場で,Googleは当然のようにトップを突っ走している。Nielsen Onlineが発表した2007年12月の検索シェアランキング結果でも,Googleの検索問い合わせ数は約43億回と,56.3%ものシェアを占めている。

 NielsenOnline080119.JPG

 Googleの独走は間違いないのだが,以下の11月データと比較してみると,思わぬ展開が見られた。 

NielsenSearch0712.JPG

 11月から12月までの1ヶ月間で,Googleが1.4%もシェアを減らし,逆にMicrosoftが1.8%も増やしている。Googleのシェアが拡大するのは当たり前のように見られていただけに,ちょっと驚きでもある。

 一時的な異変なのか,それともGoogleのピークが終わりつつあるのか。
 

◇参考
・Nielsen Online Announces December U.S. Search Share Rankings(ニュースリリース)
・Nielsen: Google, Yahoo, Losing Search Share To MSN. (Not A Typo)(Silicon Alley Insider)
タグ:検索

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posted by 田中善一郎 at 01:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | ポータル サーチエンジン
2007年12月24日

Firefoxも“クラウドコンピューティング”へ

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 先週末(米時間21日)にMozilla Labs が 発表したWeaveは,これからの“クラウドコンピューティング”の流れを加速化させそう。

 Weaveについては,日本語のサイトでも数多く紹介されているはずなのでそちらに任せるが,Mozilla が示してくれている下図を見れば概要はつかめる。

FirefoxWeaver.JPG

 要するに,ブラウザーで利用するデータ(ブックマーク,履歴,カスタマイズ情報,パスワードなど)をクラウド(あちら側)に置き,どこからでも利用できるようにする。もちろん,ケータイからも。また,TechCrunchが述べているように,ソーシャルグラフもクラウドに置けるようになるのかもしれない。このプロジェクトは大きな話に発展しそうだ。

 21日に公開したWeave 0.1に続いて,2008年の早い時期に Weave 0.2 を出していく。Weaveを試したい人はこちらから。


◇参考
・Introducing Weave(Mozilla Labs)
・Mozilla Labs の Weave ファーストインプレッション (Mozilla Links 日本語版)
・Mozilla、Weaveサービスでさらに世界を広げる(TechCrunch Japanese)
タグ:クラウドコンピューティング

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posted by 田中善一郎 at 11:16 | Comment(0) | TrackBack(2) | ポータル サーチエンジン
2007年10月25日

Washington PostやForbesのサイト,GoogleのPage Rankが格下げ

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 Googleが,有力な一部メディアサイトやブログのPage Rankを,一気に2〜4ランクも格下げした。Washington PostやForbes, Engadgetなどが含まれる。経費をかけて無意味なリンクを張ったことに対するペナルティーのようだ。

 以下は,格下げされたメディアサイトやブログの一覧である。ソースはSearch Engine Landより。

・http://www.washingtonpost.com/ PR7 to PR5
· http://www.forbes.com/ PR7 to PR5
· http://www.suntimes.com/ PR7 to PR5
· http://www.sfgate.com/ PR7 to PR5
· http://www.statcounter.com/ PR10 to PR6
· http://www.masternewmedia.org/ PR7 to PR4
· http://www.autoblog.com/ PR6 to PR4
· http://www.engadget.com/ PR7 to PR5
· http://www.problogger.net/ PR6 to PR4
· http://www.copyblogger.com/ PR6 to PR4
· http://www.joystiq.com/ PR6 to PR4
· http://www.tuaw.com/ PR6 to PR4
· http://www.searchengineguide.com/ PR7 to PR4
· http://www.searchenginejournal.com/ PR7 to PR4
· http://www.johnchow.com/ PR6 to PR4
· http://www.quickonlinetips.com/ PR6 to PR3
· http://weblogtoolscollection.com/ PR6 to PR4
· http://andybeard.eu/ PR5 to PR3
· http://www.seroundtable.com/ PR7 to PR4
· http://www.blogherald.com/ PR6 to PR4


◇参考
・Google's PageRank Update Goes After Paid Links?(Search Engine Land)
・Official: Selling Paid Links Can Hurt Your PageRank Or Rankings On Google(Search Engine Land)
・Major Sites Taking PageRank Hits( WebProNews)


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posted by 田中善一郎 at 09:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | ポータル サーチエンジン
2007年10月19日

Googleなどの検索要求がBaiduへ,ダライ・ラマの件で中国が反発

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 中国内でGoogle,Yahoo,Microsoftの米国系検索エンジンに検索要求を出すと,強制的に中国最大の検索エンジンBaiduへ。

 米連邦議会がチベット仏教のダライ・ラマ14世に最高勲章を授与したことに中国が猛反発しており,ついにネットの世界にもその影響が波及したようだ。

 このエントリーを執筆している段階では,TechCrunchをはじめとするブログが騒いでいるだけで,まだメインストリームメディアのサイトでは報じていない。

 中国内からあるいは中国のISP経由で,GoogleやYahoo,Microsoftの検索エンジンに検索問い合わせをすると,ブロックされてBaiduにリダイレクトされているという。

 米大統領までが出席しているダライ・ラマ14世への授与式の動画ニュースが,以下のようにロイターサイトから発信されている。この動画ニュースも中国ではブロックされているのだろう。でも,最近ではこのエントリーのように,個人のブログにも貼り付けられている。気に入らないコンテンツ全てをブロックするのは不可能では・・。
 


 今年5月に,ロシアとの関係が悪化していたエストニアに対して,組織的なサイバー攻撃があったのを思い出す。これからは,サイバー上での国家間の小競り合いが増えそうだ。

◇参考
・Cyberwar: China Declares War On Western Search Sites(TechCrunch) 
・China Netcom Redirecting Google, Yahoo, MSN Traffic to Baidu(Search Engine Journal)
・China Blocks Everything But Baidu? (WebProNews)



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2007年08月06日

Google仕様のgPhone,通信料タダのケータイが来年にも登場か

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 Google仕様携帯電話機のプロトタイプを米Googleが開発し,携帯電話機メーカーやオペレーター(移動通信キャリア)に披露したという(WSJ.comより)。

 俗にgフォーン(gPhone)と呼ばれるケータイである。Googleの検索エンジンやメール,Webブラウザなどのアプリケーションを組み込んだケータイで,広告をバンドルすることにより通信料をタダにしていきたいようだ。

 Googleは以前からモバイル市場に執着しているのは,モバイル広告がこれから急激に成長すると見ているから。世界のモバイル広告市場は昨年が15億ドルであったが,2011年には140億ドル規模に膨張すると,eMarketerは予測している。

 先進国のオペレーターにとっても,通話サービス売上が頭打ちになっているだけに,データ通信(インターネット)関連事業に大きな期待を抱いている。それだけに,モバイルインターネット事業を巡って,オペレーターの中にはGoogleを警戒する動きも出ている。広告事業の主導権をGoogleに握られたくない。

 一方Googleが,無料通信サービスを提供してまで自社仕様ケータイに固執するのは,優位なモバイル広告を展開したいからだろう。自社仕様ケータイのユーザーだと,特定ユーザーの行動を細かく追跡できる。無線LANの無料接続サービスを試みているのもそのためである。また最近では,米連邦通信委員会(FCC)の700MHz帯周波数割り当てオークションに参加する意向を表明している。

 ケータイの部外者であったAppleがiPhoneで成功したので,次はGoogleがgPhoneで二匹目のドジョウを狙っているのでは・・・。だがgPhoneのプロトタイプを手にした関係者によると,gPhoneはiPhoneのように革命的なケータイではないとか。gPhoneが市場に現れるのは来年以降になりそう。


◇参考
・Google Pushes Tailored Phones To Win Lucrative Ad Market(wsj.com)
・Report: Google shows phone prototype to vendors(Computerworld)
タグ:google モバイル

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posted by 田中善一郎 at 00:12 | Comment(0) | TrackBack(1) | ポータル サーチエンジン
2007年07月07日

グーグル帝国の全貌,全製品を相関図で俯瞰する

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smallsizeGoogle.JPG

 上は,フランスのGoogleブログに掲載されていたGoogle全製品(サービス)の相関図である。労作だ。

 Websearch,Answers,Zeitgeist,Docs&Spreadsheets,YouTube,Blogger,Picasa,Reader,Finance,News,Double Click,AdSence,Trends,Gmail,iGoogle,Maps,FeedBurner,Analytics・・・・。その他,膨大な各種API。こうした100種を越える製品(サービス)同士が密接に関連している姿を鳥瞰できる相関図である。その一部を抜き出した図を以下に示す。

GoogleEmpire.JPG

 Google帝国の総合パワーは末恐ろしいということか。それにしても,いつのまにか,Googleサービス中毒から抜け出せなくなっている自分自身が恐ろしい。
 


◇参考
・Carte des services Google(Zorgloob Logciels)
タグ:google

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posted by 田中善一郎 at 09:42 | Comment(0) | TrackBack(4) | ポータル サーチエンジン
2007年06月27日

Yahooのイメージ検索,Flickrの写真も対象に

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 写真共有サイトFlickrに投稿されたイメージが,Yahoo Image Searchの検索対象に加わった。3億点以上のFlickrのイメージが,Yahooのイメージ検索のためにインデックス化されたのである。

 ブログネットワークFM(Federated Media)PublishingのFounder/Chairman/CEOであるJohn Battelle氏が,Yahoo Image Searchで彼の名前を入力し検索結果を見て,次のように皮肉っている。
If flickr results weren't there, my ugly mug wouldn't have shown up(Flickrに投稿されてなければ,私の醜い顔が出なかったのに)。
 検索結果の上位は,確かにFlickrに投稿されている写真ばかりである。

 ただし,John Battelleのようなネット業界の有名人は例外のようだ。業界の会議で写真を撮りあってFlickrによく投稿しているから,どうしても多くなるのでは。そこでタレント(Johnny Depp)でもイメージ検索を試みた。その検索結果の上位にはFlickrの写真は出てこなかった。

 Yahoo Image SearchでFlickrのイメージ(写真など)を検索対象に追加できたのは,Flickrが買収されてYahooの傘下に入っているからである。 

 これからは,ブログだけではなくて,SNSのマイページ,写真共有サイトの写真などのUGC(ユーザー作成コンテンツ)も,次々と検索エンジンの対象になっていく。検索結果に雑音が増えなければ良いが。


◇参考
・Flickr Part of Yahoo Image Search(John Battelle's Searchblog)
タグ:yahoo

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posted by 田中善一郎 at 22:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | ポータル サーチエンジン
2007年06月21日

驚異の女性サイト“Glam”,訪問者数が1年間で37倍に増え一躍トップに

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Glam top.JPG


 一昨年から昨年は,YouTubeなどのWeb2.0銘柄サイトが爆発的に伸びた。そして今年は,もっと桁違いに急伸したサイトが現れてきた。上に示した女性サイトGlamである。

 今年5月の月間ユニークビジター数が1730万人と,1年前の46万人から何と37倍も急伸したから驚きだ(comScoreのデータより)。ついに,女性のコミュニティーサイトの定番で独走していたiVillage(NBCに買収されている)を一気に追い抜いた。

 次は,女性サイトのユニークビジター数ランキングである。女性向けコミュニティーサイトも激戦区である。1年前のGlamは,現在の10位のサイトの約10分の1くらいのユニークビジター数しかなかったのが,ゴボウ抜きしてナンバー1に上り詰めたのである。先行優位と言われるネットビジネスに置いて,今でもこのような奇跡が起こりうるのだ。
 
*女性サイトのトップ10(07年5月の月間ユニークビジター数)
comScore MediaMetrix Top 10 Women's Web Properties

1. Glam Media :17,299
2. iVillage.com,The Womens Network :17,116
3. Everyday Health :8,413
4. CondeNast Publications - CondeNet Network: 6,935
5. Womensforum Sites :5,831
6. Disney Family Network: 4,447
7. Sheknows: 4,386
8. BabyCenter Network :4,183
9. The Knot: 3,881
10. Better Home & Gardens (BHG.com): 3,673


 この1年間で,高成長率サイトのランキングは次の通りである。

*年間成長率のランキング
glam growth.JPG
(comScore調査)

 ともかく,Glamの年間伸び率が抜きんでている。先に述べたように,女性コミュニティーサイトは激戦区で,これからも有望な市場である。iVilageやCondeNastも力をいれている。今年に入ってのユニークビジター数の伸びもめざましく,5ヶ月間でiVillageが10%増,CondeNastが29%増と急成長している。でも,Glamが146%増なので,一気に追い抜かれたのだ。

 なぜ,こんな凄い現象が起きたのか。次のエントリーで探ってみたい。


◇参考
・Glam Media Ranked as Number One Women's Web Property by comScore(プレスリリース)
・Glam surges to No. 1 women’s property, overtakes iVillage(VentureBeat)
タグ:雑誌

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posted by 田中善一郎 at 09:23 | Comment(0) | TrackBack(1) | ポータル サーチエンジン
2007年06月20日

トップ交代の米Yahoo,業界再編成の火種になるのか

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 米YahooがCEO交代を機に,業界再編成を仕掛けてきそうである(MSNBCの記事より)。

 Microsoftとの提携やFacebookの買収などが実現しなかったように,同社の業績不振を打破すべき積極戦略が打ち出せないでいた。Googleとの差がドンドン開く一方なだけに,新トップのJerry Yangは相当思い切った手を打つことになろう。

 まず,大型提携とか大型買収を仕掛けなければ。相手としては,News Corp., AT&T, AOL, Microsoft,Comcastなどの超大物である。MSNBCの記事では,News Corpとのうわさ話を次のように紹介している。

 News Corp傘下のMySpaceを,Yahooが獲得する。買収するとなると100億ドルぐらいの巨額が必要となる。そこで,News CorpがYahoo株の25%を取得するとか。
 
追記:
Yahooが,自社株と交換にMySpaceを獲得するという話は,続報が次々と出てきた。TimesOnlineによると,Yahoo株30%で交換すると報じている。

◇参考
・Is a Yahoo deal in the works?(MSNBC.com)
タグ:yahoo

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posted by 田中善一郎 at 08:41 | Comment(2) | TrackBack(2) | ポータル サーチエンジン
2007年06月18日

朝日新聞とヤフーが連携,asahi.comの高校野球記事がYahoo!スポーツに

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AsahiYahoo.JPG

 朝日新聞社のasahi.com(アサヒ・コム)とヤフーのYahoo!スポーツが,今夏の高校野球(第89回全国高校野球選手権大会)の特設ページで連携することになった。

 ヤフーはこれまでも,サイトの信用力/求心力を高めるためにも,ブランドのあるサイトとの連携に力を入れてきている。たとえばYahoo!ニュースでは,全国紙の新聞社との提携実現を悲願としてきた。その結果,今では読売新聞,毎日新聞,産経新聞からニュース提供を受けYahoo!ニュース内で閲覧できるようになっている。だが未だに朝日新聞や日本経済新聞と手を結べていないのが,ヤフーの課題となっていた。

 それだけに,夏の高校野球大会関連記事に限定しているが,asahi.comの記事がYahoo! JAPANのドメイン内で閲覧できるようになったことは,ちょっと驚きでもある。新しい動きへの予兆かもしれない。

 朝日新聞社のプレスリリースに,ヤフー取締役COO喜多埜氏の次のようなコメントが載っていた。「朝日新聞社様の強みとYahoo! JAPANの強みを双方で活かし,コンテンツを展開する事は,両社にとって非常に意義の深いものです。今後も朝日新聞社様との関係および連携を強化し,お客様に最良のインターネット環境を提供したいと思います。」

Yahoo sports.JPG


 実際に,どのような連携を実施しているかを見てみよう。Yahoo!スポーツ内には既に特集ページ「Yahoo!スポーツ - 2007 夏の高校野球」が立ち上がっている。asahi.comとの関係では,新着ニュースとコラムが用意されている。また地方大会のニュース・試合結果をまとめたページを地域別に設けている。asahi.comから提供されたニュースを全文,Yahoo!スポーツ内で閲覧できる。ただし,コラムについてはYahoo!スポーツ内では見出しだけを掲載し,asahi.comに飛んで本文を読ませるようにしている。

 Yahoo!スポーツのトップページには,以下のような特集ページの案内枠を設けていた。ここでも,asahi.comのコラム記事に直接アクセスするためのテキストリンクを置いていた。

Yahoosportsasahi.JPG

 今回の連携は,ヤフーやasahi.comの今後の展開を占う意味でも興味深い。まず,ヤフーにとっては,念願の朝日新聞のコンテンツをYahoo!サイト内に取り込めたことは意義深いだろう。さらに,夏の高校野球大会の主催新聞社のコンテンツだけに,特設ページへの集客効果も期待できる。

 また,ヤフーが推し進めているオープン化路線に沿っていることにも注目したい(「Yahoo!ニュースが断トツなのに更なる強化へ,読者参加と外部リンク機能を本格導入(1)(2)(3)」で紹介)。商域やサービス提供範囲をYahoo!サイトだけにこだわるのではなくて,パートナーサイトにも拡大させていこうとしているのだ。パートナーのメディアサイトと「Yahoo!メディアネットワーク」を組み,パートナーサイトへのトラフィック誘導と広告配信を狙う。

 asahi.comも旨みがありそうだ。まずニュースコンテンツを提供することより,情報提供料を受け取ることができる。さらに,コラム記事などの閲覧のために,Yahoo!スポーツからのトラフィックをかなり期待できる。それに,広告までも付いてきそうである。asahi.com内だけで特集ページ「高校野球」を閉じて展開するよりも,圧倒的な集客力を誇るYahoo!サイトと提携した方が,収益に貢献するはずだ。

 確かに,ヤフーとメディアサイトとの間でwin-winの関係を構築できるだろう。ヤフーサイトはますます強力になり求心力を高めることになるはず。一方で,メディアサイトはヤフーへの依存をますます強めることになるのだろう。


◇参考
・Yahoo!ニュースが断トツなのに更なる強化へ,読者参加と外部リンク機能を本格導入(1)(メディア・パブ)
・Yahoo!ニュースが断トツなのに更なる強化へ,読者参加と外部リンク機能を本格導入(2)(メディア・パブ)
・Yahoo!ニュースが断トツなのに更なる強化へ,読者参加と外部リンク機能を本格導入(3)(メディア・パブ)
・2006年度第4四半期 および通期決算説明会のプレゼンテーション資料(2007年4月24日発表) (Yahoo! JAPAN )
タグ:yahoo

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posted by 田中善一郎 at 07:47 | Comment(0) | TrackBack(2) | ポータル サーチエンジン
2007年05月29日

Googleイメージ検索,ちょっと便利な小技が使える

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 ブログGoogle Blogoscopedに,Googleイメージ検索の新機能を紹介している。

 2つの新機能が提供される。一つは,検索対象イメージのサイズを,大中小の3種類から指定できるサービスである。日本語版の画像検索でも対応していた。

Google image.JPG



 このサイズ指定のイメージ検索は公式サポートであるのに対し,もう一つのface(顔)とnews(ニュース)に限定したイメージ検索は,非公式サポートである。今は,iGoogle(パーソナライズドホームページ)のGadget(Widget)として提供されている。Multi Search Lightと称するGadgetで,Image(faces)やImages(news)を選んで検索する。以下に,このGadgetをiGoogleに貼り付けた例を示す。

Google Image face.JPG

 このImage(faces)やImages(news)の検索を試したければ,Google Blogoscopedの最後の方に掲げられている検索窓を使えばよい。


 サイズやface/news指定のイメージ検索は,小技であるが,結構,便利で使い勝手がありそう。


◇参考
・New: Google Image Search Categories(Google Blogoscoped)
・
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posted by 田中善一郎 at 11:10 | Comment(0) | TrackBack(1) | ポータル サーチエンジン
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